縫製業界が下火になったので、活気が薄くなりました。

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縫製は人件費の安い地域に移動しています。

 「東京ファッション産業機器展」、略して「FISMA」に出掛けてきました。この見本市は51回目であり、東京オリンピックよりも前から続いた歴史のあるものです。ファッションに関連するということは、つまり、洋服を縫う機械関連のメーカーが出店し、工業用ミシン、裁断機などが関連した見本市です。ご承知のように、縫製関連の業界はほとんどが中国、東南アジアに工場を移転し、国内での洋服の製造は激減しました。このため、この見本市も以前に比べると出店者、来場者が減ってます。この見本市を最初に開催した50年前では、日本の縫製業界の最盛期であり、その頃は今では信じられないほど活気があったのではないでしょうか。
 それでも、国内で洋服を生産しているメーカーは残っているため、二段目の写真にあるように、各種の工業用ミシンが展示されてました。国内でも、特殊なものや高級品の洋服の注文はあるため、細々ですが縫製工場が残っているからです。
 三段目の写真は、強力な縫製力のある工業用ミシンで、厚いジーンズの裾上げを一発で行うことができる能力がありました。こんなミシンがジーンズ販売店の裏側に設置され、顧客の裾上げをただちに行っているのです。
2013年10月11日