自然の再生可能なエネルギーはまだこれからです。






理論的には可能でも、まだ行政が啓蒙している段階です。

 この日、「太陽光発電フェア」に隣接して、「自然再生可能エネルギーのフェア」が開催されてました。「自然再生可能エネルギー」には、風力、バイオマス、波動、地熱、水力などのもろもろの天然エネルギー源が対象となり、それらのエネルギーを使って発電しよう、という理想的な話です。
 会場内にはそれぞれの天然エネルギーをどのように回収しているか、を説明するブースが並んでます。一段目の写真は風力発電をアッピールする協会のブースで、二段目は風力発電機を自宅に設置し、電力を自給自足しましょうという企業のブースです。風力発電は太陽光発電に次いで人気のある発電方法なのですが、このような小さな風車で発電しても、どの程度の効果があるか不明です。
 三段目の写真は資源エネルギー省のブースであり、この見本市を取り仕切っている主催者です。四段目の写真は、小型水力発電に関する企業だけを集めたブースであり、五段目の写真は太陽熱を集光する反射鏡を展示するブースです。この他に、地熱エネルギーを回収して発電するシステムや、木材チップを燃やすバイオマス発電などを展示するブースが並んでました。あらゆる天然エネルギーを利用した発電することができる、という説明なのですが、それらの大半は実用性が見られないものばかりでした。この見本市では、自然由来のエネルギーが利用できる、という啓蒙活動が主なもので、官庁や振興協会の出店が目立っていました。原子力発電にとって変わる発電方法は当面の間は難しいのではないかと思われます。
2013年8月5日