少々危ない不動産投資も見かけられます。








投資先があるのは日本にはまだ資金の余力があるからでしょうか。

今年の賃貸住宅フェアでは投資を求める企業のブースが目立ってました。来場者は地主、大家、金持ちなので、これらの人達からの投資を期待しているのです。しかし、その投資先がいささか従来の常識から離れているのです。
 一段目、二段目の写真は、太陽光発電に投資を誘い込んでいるブースです。どこかの遊休地に太陽光発電パネルを設置し、その売電による収益で投資を回収しませんか、と説明してました。要するに、太陽光発電装置の付いた土地を分譲しているので、土地と発電装置をセットで買ってくれませんか、というものです。賃貸住宅と違って、入居者を呼び込む必要もなく、太陽光発電装置が自動的に利益をあげてくれる、というものです。この商売は、何だか昔はやった原野商法に似ているのではないか、と感じられました。
 その他に目立つのは、海外の不動産に投資しませんか、という企業が目立ってました。しかも、投資の対象はマレーシアの不動産なのです。三段目、四段目、五段目、六段目の写真はそれぞれマレーシアにあるマンションを買いませんか、と説明してました。どうしてマレーシアが投資の対象になるのか理解不能ですが、売れるものなら何でも売ってしまえ、ということでしょうか。さらに、七段目の写真はモンゴルにあるマンションを買いませんか、と勧めていました。人口が少なく、草原ばかりの国なのに、それほど不動産が値上がりするとは思われないのですが。
2013年8月8日