食品に絵を描けるようになりました。







ニンニクの皮は手作業で剥いていたようです。

 「国際食品工業展」では、毎年新しい食品加工機械が見かけられます。一段目と二段目の写真は、チョコレートを散布する機械で、タンクに入ったチョコレートを空気圧で噴出させ、図柄や文字を描くことができます。この会社は、元々塗装用のスプレーを製造していて、食品用に改造したものでした。
 三段目、四段目、五段目の写真は、ニンニクの皮剥き機です。小さなニンニクの皮を手で剥くのは大変です。この機械では、後ろのテーブルにニンニクを載せて、穴に投入すると薄皮が剥かれ、裸になったニンニクが前から落ちてくる構造になってました。有りそうで無さそうな機械で、ジャガイモや人参などの皮剥き機は従来からあったのですが、ニンニクのような小さな食品を加工する機械は珍しいものです。
 六段目の写真は、焼き芋ならぬ焼きジャガイモを製造する機械で、イギリス製でした。ヨーロッパではサツマイモが無いので、ジャガイモを焼いて店頭で販売しているようです。なお、イギリス製なので装置の板金加工には粗さが目立ち、筐体には曲がりや歪みがありました。
2013年6月19日