大震災は商機となったようです。

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 今年のオフィス総合展で目立つのは「防災」「省エネ」「災害予防」というキーワードで繋がる商品でした。3月に東日本大震災が発生して原子力発電所が被災したため、今年の夏は計画停電となることが想定されていて、そのための対策も考えておかなければなりません。計画停電による対策はクーラーが使用できなくなる、ということで、ビル屋上での断熱装置が多数出品されてました。屋上断熱や屋上緑化は以前から商品化されていて珍しいものではないのですが、それがオフィス関係の見本市に出品されるのが今年の特徴かもしれません。一段目の写真は苔を屋上に敷きつめて太陽熱を発散させる装置であり、二段目の写真は屋上に太陽光を反射させる布を張りめぐらせて断熱させようとする装置です。各企業には夏の電力消費が減少させられることになっているため、これは商機と考えてブースの営業員の声にも力が入っていました。
 また、東京では今回の大地震で帰宅難民が発生して、都心から千葉、埼玉、神奈川に歩いて帰宅せざるを得なかった人達が沢山みえました。そうした被害にあっているため、防災用品や災害復旧商品を展示したブースはあちこちに見かけられました。企業としては社員の安全と無事を確保するため必要不可欠な商品となったようです。三段目の写真は防災用品のキットを販売しているブースで、バッグやリュックに飲料水、食料、こまごまとした用品を詰合せて企業向けに販売していました。一般に市販されている商品を選び、一般に市販されているバッグに詰めるだけの企画型商品なので誰でもが販売できます。このため、個人経営の企業から一流デパートまで企業の大小を問わずにあちこちのブースで展示して営業してました。しかし、こんなチャチな防災キットで命が助かるでしょうか。「有れば便利そうだ」程度の商品であって、実際に地震が発生したら何の役にも立たないでしょう。
 四段目の写真は、ご存じ簡易トイレです。今回の見本市では今まで見たことのないような簡易トイレが出品されてました。しかし、内容は似たようなもので、便を収納するビニール袋と便を固形化する薬剤を組み合わせたものです。まあ、これも有れば便利ではないか、というささやかな期待をした商品でしょう。
 五段目の写真は原子力発電所の事故現場で作業員が着用している防災服で、合成繊維でできてます。テレビのニュースでは良く見かけるのですが実物は始めて見ました。タイペックスという合成繊維で一体となって縫い合わせてあるもので、一般には販売しないようです。この3Mのブースでは災害対策用品が数多く展示されてましたが、防災マスクがこんなに種類があるということを始めて知りました。
2011年5月22日