都会の中にあるホテルです。

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2年ぶりに訪れてみました。
出展者がだいぶ入れ代わってました。


 ラブホテルとか連れ込み旅館とか呼ばれることもある、「レジャーホテルフェア」に行ってきました。私は昨年には訪問しなかったので2年ぶりであり、会場も変わったことなので覗いてきました。会場内は二段目の写真にあるように、明るい雰囲気のものです。ラブホテルというと、入口が目立たなくて、アベック(現在はカップルと呼ぶらしいのですが)が入り込むには少し躊躇するようなものです。最近の都会のラブホテルでは、看板や広告も大きく目立ち、昼間からアベックが堂々と入店するようになってきています。時々、地方都市にでかけると昔ながらの「いかにも連れ込みです」といった煤けたようなラブホテルも見られますが、このような昔気質のラブホテルは化石のようになってきました。このような昔風の連れ込み旅館を見つけると、「うん、これは珍しいな」と懐古趣味に陥ってしまいます。現在、廃墟や廃屋などを探索する趣味の人が多くなり、廃墟を見学するツアーも募集されてます。また、廃墟だけを集めた写真集やビデオも販売されてます。その内に、「昭和30年代そのままの連れ込み旅館」とか「昔行ったことのある懐かしのラブホテル」というような写真集も出てくるかもしれません。
 さて、会場内の雰囲気なのですが、以前に比べると出店者数が減っていて、少し寂しい感じがします。また、エロのフェロモンを発散しているような怪しい?雰囲気のブースも無くなり、健全な業者が目立つようになりました。以前はポルノ女優を出演させたブースや大人の玩具を並べたブースが立ち並び、それはそれは楽しいものでした。今年の出店者では、ビデオ会社、通信会社、設備会社などが目立ち、ビジネスライクな雰囲気となっていて、少しお固いものでした。それはそれでいいのですが、やっぱりレジャーホテルフェアでは、他の見本市では見ることのできない「怪しくて」「男心をくすぐる」ようなブースが並んでいて欲しいものです。
 レジャーホテルフェアが少し沈滞化している理由には、一つにはホテル開店の法規制が強くなって新規の開店ができにくくなっていることがあります。警察からの締めつけが厳しくなっているようで、業界では悲惨な状況に置かれているそうです。また、同業者間の競争が激しくなり、値段の値引きや設備投資が大きな負担なり、昔ほどは儲からなくなったことも一因のようです。ホテル経営者側としては、なるべく投資せずに収益率を向上させることに一番の関心があるため、このような見本市への関心が薄くなってきたことが大きな要因でしょう。
 三段目の写真は、レジャーホテル専門の設計事務所で、最先端のデザインと設備のあるホテルを設計しています。レジャーホテル専門の設計事務所は国内には数社あるようで、それぞれが独特のデザインで設計しています。専門家によるデザインは集客に大きな影響があるようで、それなりのノウハウなどを駆使しているようです。
2008年8月7日