落第発明その1

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新商品なのですが、習字をするに不便ではないでしょうか。


 「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。この女性が手にしている黒い網のようなシートがそれで、プラスチックでできた薄い網を9枚程重ねて一辺を固定して冊子のようにしてあります。習字をするときの道具だそうで、1枚の紙をこの網シートに載せて習字を書き、生乾きとなったその表面にその上の網シートを被せて次の1枚の紙を載せて習字をするのだそうです。つまり、網シートの間に生乾きの習字紙をサンドイッチのように重ねていけば習字紙が重ならず、書いた文字がべとつかずに乾かせるといことだそうです。狭い机の上でも沢山の習字を練習することができるという効果を力説していました。価格は数百円で売り出す計画だそうです。
 しかし、こんな思いつきのような商品を使ってくれる人はいるのでしょうか。なるほど、網のシートの間に習字紙を差し込めば乾燥するのは早いし、複数枚の習字紙を同時に乾燥させることはできます。ごわごわした網シートの上に習字紙を置いて文字を墨書きすることはないでしょう。
2008年2月10日