知的財産立国を目指すには少し寒い感じがしました。

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開催のテーマがぼやけてるので活気の無い見本市でした。


 「パテントソリューションフェア」という見本市に出掛けてきました。直訳すると「特許の諸問題の解決の見本市」といったことなのでしょうが、何だか内容がハッキリしていません。要するに、日本が知的財産国家となるように、中小企業のために特許などを啓蒙していくための見本市のようです。主催者は、特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部であり、これからは知財立国に転換していかなければならない、と内閣が声を高くして叫んでいる目標達成のための先兵のようなものでしょうか。このため、見本市の内容は自社の特許技術を開示して世間に知らしめたり、自社開発の特許製品を展示していくものが主なものです。
 出店者は大小さまざまな企業で個人での参加も多いようです。内容はというと、これが玉石混合なのです。大企業は最先端の特許技術を展示しているのですが、隣のブースでは個人発明家が思いつきのようなアイデアを展示しているのです。上場している大企業の出店では何となく「お付き合い」といった感じで、それらのブースではあまりやる気がありません。それはそうでしょう。わざわざ東京ビッグサイトまで大企業の新技術や新商品を見に来る人はいないからです。大企業の商品や技術は雑誌や新聞で簡単に見ることができ、全国どこでも入手できやすいからです。大企業に比べ個人発明家のブースは非常に熱心です。個人の力ではアイデアを発表する場所がなく、こんな見本市では自慢?の発明品を展示して熱心に説明していました。アイデアを売り込みたいので必死ですが、そんなアイデアは売れないでしょう。
 この見本市では目的や技術分野が特定されていないため、全体の内容がぼやけてしまっていました。そのため来場者も少なく、活気がありませんでし。出店者を中小企業だけに絞るとか、技術分野を特定するとかの工夫が必要でしょう。来年も同じように開催するのは無駄だと思うのですが。
 二段目の写真は、十大発明家を紹介するパネル展示なのですが、少し役所臭い展示であり、理解するのがイマイチです。もう少し展示の方法を工夫すべきです。三段目の写真は各種の官庁が相談コーナーを設けていました。しかし、ここまで来て相談する人は稀でしょう。このような相談コーナーを設けるのなら、足の便の良い有楽町の交通会館などで開催すべきではないかと感じました。しかし、こうして見ると役所(実際には独立行政法人ですが)の人達は暇つぶしに困っているのがよく分かりました。
2008年2月10日