高速道路用の隙間商品です。

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今まで見たことの無い商品でした。


 高速道路の保守という閉鎖された業界であるため、逆に言えば高速道路の保守、点検でしか使われることのないような隙間商品が沢山見られる見本市です。通常の建設業や整備業であっては使われる可能性が低いが、高速道路での作業では活用される特殊な工具や機械があります。この見本市では隙間商品の展示会ともいえ、面白いものでした。
 一段目の写真は、まとわりつかない旗でした。道路の保守や事故現場での対処のために、現場付近で旗を振って交通規制をしていることが多いものです。雨の日などはこの旗の布がまとわりついて、旗を振ることができないことがあります。この改良された旗は必ず布が広がるように工夫されてました。布の中央に骨のようにワイヤーを縫い込んであるのです。ワイヤーの強度により布が振り棒にからまなくなります。簡単な工夫なのですが実用的でした。
 二段目の写真は、ガードレールを支える支柱を地面から引き抜くための工具です。支柱は径年変化で腐食したりするので時々交換する必要があります。この工具では、支柱を挟んでおいてジャッキで持ち上げるようにして引き抜くことができます。人力で行うのですが、軽くてどこにでも持っていけるところがミソなのです。
 三段目の写真は、太陽電池を利用した案内板です。日中の太陽光で発電した電力を蓄電し、夜間になると丸い胴体の周囲を発光させようとするものです。一体化になっていて、太陽電池のパネルを自由に回転させることができ、太陽光の方向に設定できるところが面白い工夫でした。
2007年11月16日