どら焼はこうして製造するのです。

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店頭ではなく工場ではこのようなラインで製造されてます。
清潔で近代的なのですが、何か風情がありませんが。


 「製パン製菓関連産業展」では普段は見かけることのできない機械が出品されてました。この会社は連続して「どら焼」を製造できる巨大なラインを展示していました。小麦粉を投入すると全自動でどら焼が生産されます。このラインでは1時間に1600個のどら焼が製造できるそうです。この機械は未だ中規模なもので、1時間に8000個を製造できる巨大なラインもあるそうです。スーパーやコンビニなどで透明なビニールに包まれたどら焼はこのような機械で生産されているのです。国内で消費されるどら焼は年間数十億個になるのですから、このようなラインが数十台あっても足らないでしょう。以前は、小売店の店頭などで、一個一個叔父さんが焼き上げていたものですが、実際にはこのような機械化で生産しているのです。どら焼を食べている人は、このようなラインで無機質に製造されているとはよもや想像できないことでしょうが。
 一段目の写真は小麦粉とイーストを溶いた液をコンベアのように移動する鉄板で焼き上げている行程です。4列にホットケーキ状に丸い皮を焼き上げていきます。二段目の写真は餡を盛っているところで、餡を一方の皮に盛ると反転させた他方の皮を載せている行程です。4列に焼き上げられた皮が2列のどら焼になって移動しています。三段目の写真は出来上がったどら焼を袋詰めしている行程です。実際の工場では、包装も自動化されていて女性が手作業で行っていないそうです。
2007年3月5日