街のはんこ屋さんの集まる見本市に行ってきました。

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素材が小さいため、見本市も小さな規模でした。


 日常使用する印鑑、判子の業者だけを対象にした「印章21世紀展」という見本市に出掛けてきました。物が小さいだけに、見本市の会場も小さなものでした。来場者は街で開業しているはんこ屋さんばかりです。この見本市が少し変わっているのは、会場内で印鑑の素材や付属品などが売買されていることです。見本市というよりは街のはんこ屋さんの仕入れに近い交易会のような性格があります。このような、街のはんこ屋さんを相手にした商品を売買する商談会は全国の各県で開催されているようです。はんこ屋さんはどちらかと言えば零細な店舗が多く、家族で経営しているところが大半なのです。このため、遠くの見本市にまで出掛けて仕入れることはできません。全国のあちこちでこのような印章の見本市が開催されているのでしょう。
 さて、街のはんこ屋さんは職人が手作業でコツコツと印鑑を彫っているようなイメージがありますが、実際は変わってきました。二段目の写真は印鑑を自動的に彫る機械で、殆どのはんこ屋さんに導入されてます。しかし、機械で刻印するといっても、同じ印影を彫ったのでは印鑑の使命がありません。コンピューターでおおよその印影をデザインし、ついで手作業で修正することで世界に二つと無い印鑑を彫るのです。古めかしいはんこ屋さんの裏側ではこのような近代化が行われてます。
 三段目は印鑑の素材を即売しているブースです。無造作に並べられた柘植の素材が実印や社印になるのです。四段目の写真はモダンな印材の展示です。アクリルの透明な素材の中にキャラクターなどが封入されていて、楽しくなるようなデザインでした。若い女性に人気があるようで、これからの印鑑の一分野になりそうです。五段目の写真は年賀状などの印刷の受注業者です。どこのはんこ屋さんでも、年末になると年賀状や喪中案内の印刷を受け付けていますが、そのはんこ屋さんで印刷している訳ではありません。はんこ屋さんはお客から印刷の依頼を受けるだけで、実際の印刷はこのような専門の業者に渡しています。印刷業者からは宅急便で年賀状などがはんこ屋さんに届けられることになります。電子メールが普及していなかった時期には、印刷業者は2ヵ月で一年分の大半の売り上げがあったとのことです。しかし、昨今はパソコンによって自作し、プリンターで年賀状を印刷する人が増えてきたので、この業界も厳しいようです。
2006年9月26日