文化を伝えるブックフェアなのですが。 ①

書籍、雑誌の見本市であるブックフェアは年々下火になってきたようです。
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 出版社、印刷会社、編集プロダクションが出店するのが「ブックフェア」なのですが、最近の活字離れにより書籍、雑誌の売れ行きが年々減少しています。このため、この見本市も年々規模と出店数が減少しています。10年程前に、幕張メッセで開催したときは盛大なもので、幕張メッセの施設をぶち抜きで借り上げていました。その頃は出版社も勢いがあったのでしょう。大小の出版社、編集プロダクションがそれぞれ趣向を凝らしたブースを設置していました。それに比べると、今年の会場は昨年の半分程度、幕張メッセで開催した時の五分の一程度でした。こうなると日本の出版文化、いや、将来の日本の知識産業が衰退してしまうのではないか、と少なからず心配してしまいます。
 そんな中で、「農漁山村文化協会」のブースは人目を引くほど広いブースを借り上げていました。この出版社は食品、料理などが得意な出版社であり、昨今の食育ブームにあやかって多数の商品を展示していました。そのブースの角でゴザを敷いて何やら手作業をしている叔母さんがいました。これは各地にある昔ながらの手作りの玩具の実演でした。こんな演出も面白いものではないでしょうか。
2006年7月9日