葬儀の見本市でみた霊柩車

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霊柩車も新製品が出てます。
デパートさながらの品数を揃えて会葬御礼が待ってます。


 斎場から火葬場まで棺桶を運ぶのは霊柩車です。霊柩車は全て特注であり、棺桶を水平に積み込むために車体が長いのが特徴です。この霊柩車は、日産のシーマを1.5メートル延長したロングボディーのものです。今までの霊柩車はリンカーンなどの外車を改装したものが多かったのですが、最近では国産車を改装したものが多くなってきました。また、今までは御神輿のような宮型が多かったのですが、現在は洋風の霊柩車が増えているそうです。なお、この改造シーマのお値段は1500万円でした。
 下の写真は御中元の会場ではありません。会葬者への返礼の品を葬儀屋に提供する専門の問屋です。都会での会葬御礼は極めて簡素になってきていますが、地方では会葬御礼を派手にするところも、まだ多く残っているようです。果物籠のような容器に、各種の食料品を山盛りにした御礼の盛りつけを見たことがあります。一人当たりの会葬御礼がン万円となる習慣のある地方もあるそうです。この問屋では、各種の商品見本を用意して葬儀屋に提供しています。葬儀屋では、これらの見本の内で価格と嗜好のあった商品を選んで、葬儀会場で会葬者に手渡すことになります。最終的には喪主が返礼品の費用を払うことになるのですが、葬儀屋のコミッションが上乗せされるため、相当高い金額になることは必須です。そろそろ、会葬返礼の習慣は止めてもいいのではないでしょうか。
2005年6月15日