コロナ禍の中でも、中小企業は新商品を開発していました。

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企業はどんな状況でも前を向いていかなければなりません。

 コロナ禍で社会が沈滞化していますが、企業が生き残るためには常に新商品を開発していかなければなりません。油断していると脱落してしまいます。今回の見本市でもユニークな商品が見つかりました。
1段目の写真は鉄筋の結束ロボットで、床に配置した鉄筋の上をロボットが自走し、交差している鉄筋を針金で結束していくものです。従来は作業員が腰を屈めて人力で結束していたのですが、腰を傷める原因となっていました。このロボットでは、鉄筋の上に載置するだけで自動的に鉄筋を検知し、結束していくことができます。
 2段目と3段目の写真は厚紙製の食器で、一枚の紙を筋通りに折り曲げていくと、食器皿とスプーン、フォークを形成できるものです。災害時の非常用食器として利用することを目的としているようで、保管時は平らになることから容積を小さくできるのだそうです。
 4段目、5段目の写真はリチウム電池を製造・販売する会社のブースです。銀紙のような包装で組み立てられたのが電池です。リチウム電池は既に多くの企業で製品化されているため、この企業が製造する必要は無いのではと考えました。しかし、殆どのリチウム電池製造会社は、自動車会社、電話会社などの大量に購入する企業にしか販売しておらず、数個、或いは数百個程度では販売していないのだそうです。そこで、少量でも販売してくれるこのような中小企業が成り立つのだそうです。まさにニッチな企業でした。
 6段目の写真は汚物を吸引する掃除機で、汚物を途中にある袋に収納させることができます。例えば、タクシー内で乗客が嘔吐物を吐いたような場合、手を汚さずに嘔吐物を清掃することができます。このような需要は結構あるらしく、人気が出ているそうです。
2022年12月27日