江戸の技と最新の技術を同時に発表する見本市です。

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地元東京の職人技が必ず展示されています。

有楽町駅近くの東京国際フォーラムで開催された「技とテクノの融合展」に出掛けてきました。この見本市の主催者は東京信用保証協会で、信用金庫などが融資して保証した中小企業を出店対象としているようです。毎年、東京国際フォーラムを会場としているのですが、この場所が絶好なのです。有楽町駅から徒歩2分という駅近なのです。来場者にとって交通の便が良いことは有り難いことです。
 この見本市の特徴は、地元である東京の伝統工芸品を必ず出店させていることです。日頃は馴染みの薄い、江戸簾や手拭い、扇子などの職人により製造された商品が並べられています。衰退する傾向にある伝統技術を一般に告知し、廃れないように配慮しているのでしょう。
 今年の会場の正面には、二段目の写真にあるように、満開の桜木を設置して華やかな雰囲気を出していました。この桜木や庭木などの一式はレンタルで、5日間の貸し出しで2百万円程度かかるそうです。宴会場や催事に利用されているそうですが、春先の2ケ月程度しか利用されないためレンタル料が高いのでしょう。
 通路の最初は、江戸職人の技による商品が展示されたブースが開設されていました。その中でも、四段目の写真では手作りの傘が出品されていました。お値段は8万6千4百円となっていました。正絹を素材とし、手書きで染め付けてあるためこの値段となったそうですが、このような高級品は誰が購入するのでしょうか。
 この日は特別に講演会が開催されてました。講師は作家の林真理子氏と評論家の山田五郎氏でした。講演内容は会場の商品とは無関係の文化についてでしたが、会場は満席でした。
2018年11月3日