古い技術でも光るものもありました。

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日本に残った技術でこれからも継続して製造していくでしょう。

 彩の国ビジネスアリーナには、意外にも古い技術で製品を製造している企業も見かけられました。一段目の写真は時計のバンドを製造しているメーカーです。二段目の写真にあるように、チタン、ステンレスの素材を切断し、バンドのコマに加工していました。かっては国内には多くのバンドメーカーがあったのですが、中国で製造するようになってからはメーカーが激減し、現在は2社だけだそうです。
 三段目、四段目の写真は、ヘラ絞り加工のメーカーです。ヘラ絞りは珍しいものではないのですが、四段目の写真ではアルミの40ミリの加工品です。これだけの厚みのある素材を丸めるには大変な力が必要になるのではないかと想像されました。
 会場内には先端技術を啓蒙するコーナーもありました。五段目の写真は宇宙・航空産業関連のブースで、ロケットやジェットエンジンの見本が展示されてました。これからの産業は宇宙に向けられるのではないか、という意思表示のようです。しかし、中小企業が高度な先端技術に挑戦、或いは、開拓するのは無理なところがあります。このコーナーの反対側には、六段目の写真にあるように、航空宇宙工業会のブースが開設されてましたが、中小企業主にとっては縁遠いもので、閑散としていました。
2018年2月2日