日本から進出する企業はまだ未定のようです。

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マーケットはあるのですが、本格的な進出は未だ無いようです。

 台湾での介護・福祉の歴史は未だ浅く、日本よりは10年は遅れているのではないかと思われます。また、今年から台湾では介護保健制度が発足するので、日本の企業からすれば大きなマーケットなのですが、本格的に台湾に進出しようとする企業は見当たりませんでした。一段目の写真では、日本のアロン化成が現地代理店の佳美貿易のブースに共同出店していました。アロン化成は建築資材のメーカーですが、「安寿」というブランドで介護用品の販売も行っている総合商社です。アロン化成は今年初めての台湾出店となりましたが、担当者からの話では、本格的に台湾に上陸するのではなく、マーケットの状況を判断するための出店です、とのことでした。
 台湾に限らず、東南アジアの国、特に中国では日本製品に対する信頼は極めて高いものです。日本製品の品質や機能性などが優れているためです。このため、会場では日本製であることを強調したブースが極めて目立っています。二段目の写真は現地の輸入商社であり、特に日本の企業と代理権を結んでいるのではなく、単に商品を日本で買いつけて台湾で販売している企業です。そのブースのパナペット(ブースの上部で横方向に掛け渡された表示板)には日本語によるキャッチコピーが貼られていました。来場者の殆どは台湾人なので日本語の表記は不要と思われるのですが、こうした表示で日本製品であることをアッピールしているのです。
 四段目の写真は、車輪付き買い物袋ですが、日本語のタグがそのまま吊り下げられていました。四国にあるスワニー社のものと思われます。五段目の写真は杖ですか、これらについても日本製であることを強調したプレートが飾られていました。
2017年7月27日