下町の信用金庫の合同商談会です。

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昨年に比べて会場は広くなり、来場者も増えていました。

例年、8月の第一週に錦糸町駅近くのホテルで開催される「シグマバンクグループビジネス商談会」にでかけてきました。シグマバンクグループとは、隅田川から東で営業展開している、足立成和信用金庫、亀有信用金庫、小松川信用金庫、東栄信用金庫の四行が提携しているグループの総称です。夏の暑い盛りに商談会を開催するか、と言えば、単純にホテルのホールの貸出料が安いからでしょう。例年はホテルの1ホールを借りるのですが今年は2ホールを借り、ブースは4割増しでした。出展者は270社、来場者は600名となり、ローカルの駅での開催ではまあまあの盛況でした。
受付では、信金の職員がそろいの法被を着て対応してくれましたが、この辺が下町なのでしょうか。ビッグサイトでの開催と違って、少々泥臭いところが江戸川、墨田、葛飾の特徴なのです。
各ブースでは下町の中小企業が出店していました。三段目の写真はデザイン会社のブースですが、並んでいる3人が全社員でした。地域の企業や商店のポスター、パフレット、ガイドブックなどをデザインして印刷するのが主な業務です。この種のデザイン会社は全国のどこにでも見かけられ、地元密着型の企業のため、その地域では何とか仕事は掘り起こせるようです。しかし、商圏が限られるため、地元の企業から仕事を受諾するとそれ以上は業績が伸びないのが宿命のようです。四段目の写真は、金属加工をする企業のブースで、親父さんが既に手掛けた加工見本を並べて商談していました。
この商談会では「ビジネスマッチング」を重点的に行っていました。予め信金の顧客などに出席を呼びかけておき、出店者と見合いをさせるのです。30分間隔で時間割を作成しておき、予約者が来場したなら出店者と別室の商談室に案内するのです。六段目の写真が商談室です。商談では何方も中小企業であり、今年後半の受発注のためにそれぞれ汗を流していました。
2015年8月21日