見たことの無い商品ですが、実は毎日見かけることがあります。

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一般の消費者には縁がないのですが、社会インフラには重要なのです。

 一段目の写真は模型なので理解できにくいのですが、実際にはもっと巨大なものです。二段目の写真はその模型の切断面を拡大したものです。最初、私も何の目的に使われるのか判らなかったのですが、これは地下鉄などのコンクリートの箱体を接続し、防水するためのゴム製のパッキングなのです。地下鉄のトンネルは連続したコンクリートのチューブではなく、所定の長さに区切ってあり、チューブとチューブの間にはこのようなパッキングを介在させてあります。地震などによりチューブが曲がった場合などにその歪みを吸収させるためです。ですから、実物は10メートル以上の大きなものなのだそうです。この会社のパッキングは、トルコのボスポラス海峡に建設した地下トンネルのチューブにも使用されているのだそうです。
 三段目の写真は漏水のある鉄管を応急処置で止水できる部品を販売していました。四段目の写真のように、水漏れのあるパイプ(漏水はパイプの継ぎ目に発生している)に断面が半円形のアダプターを上下から密着させ、両者をネジで固定して水を止めるのだそうです。これで10年は持つそうで、国内では2社しか製造していないとのことです。
2015年8月13日