葬儀業界には新しいサービスが供給されています。

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葬儀屋とタイアップしたサービスがありました。

今年のフューネラルフェアには、葬儀屋向けの新しいサービスが提案されていました。これらは喪主に向けられたものではなく、葬儀屋の業務に直接関連したものです。一段目、二段目の写真は信託に関した業者のブースで、葬儀の費用を事前に信託しておき、実際に依頼主が死亡して葬儀を執り行われてからその費用が信託から支払われるというシステムです。一種の葬儀の予約であり、その費用を信託銀行に預けておき、執行されたなら必ず費用が葬儀屋に支払われるというものです。昨今では独居老人が増えていて、葬儀をどのように行うかなどを事前に信託するしれいるようです。
三段目の写真は終活のセミナーを行う団体のブースです。最近は死というものに恐怖を抱くのではなく、必ず起こる人生の終末と考える人が増えています。そういった人達に向けて、終活をどのように迎えるかを葬儀屋が指導するためのセミナーを開催しているのです。葬儀屋も人の死を待っているのではなく、顧客に終活の準備をどのようにするか事前に教育する時代になったのです。
四段目の写真は墓地の分譲を委託する業者です。葬儀を依頼した喪主に向けて葬儀屋が墓地の販売代理をするものです。葬儀が行われるとその情報があちこちに伝達され、仏壇屋、数珠屋などの業者が喪主に営業の電話をかけてきます。それと同じで、葬儀を依頼した葬儀屋が喪主に直接墓地の分譲代理することになります。
五段目の写真は投資マンションのスカイコートのブースです。葬儀の見本市に不動産屋が出店するのは不思議なことですが、生前に購入を持ちかけ、遺産相続のときに相続税の評価を下げるために利用しませんか、という提案でした。不動産業者の出店は今年初めて発見しました。
六段目の写真は榊などの神事に使う草木や仏花を展示しているブースです。どこの企業か、と観察すると、七段目の写真のように「紀文産業」とありました。あの蒲鉾で有名な「紀文」の子会社でした。蒲鉾などの練り物だけではなく、このような分野にも進出していたのです。
2015年6月30日