今年の葬祭用品には新技術、新アイデアがありました。

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葬儀業界にも新商品でトライしている業者がいます。

今年の会場には初めて見るような葬祭用品が有りました。沢山見つけたのですが、全てをお見せできません。今年は初めてこの見本市に出店する業者が多いので、目新しい商品も多いのでした。
一段目、二段目の写真は籘製の棺桶です。出店者は中国の業者であり、この棺桶だけを製造し、フランス、イギリスなどのヨーロッパに輸出しているそうです。数年前にここの会場で見かけた籘製の棺桶は、どうもこの企業の製品を日本の業者が輸入していたようです。この種の棺桶はヨーロッパでは人気があるとのこですが、はたして日本で販売できるかどうか問題のようです。火葬場で焼却したときに籘の燃えかすが多量に残るからです。実際に使用した事例があれば知りたいところです。なお、中国人の社長に、この棺桶が中国本土で販売しているか、を聞いたところ、中国本土では全く売れていないとのことでした。宗教を信じない中国共産党では葬儀そのものが行われていないようで、遺体は専用の袋やカーペットのような布で梱包して火葬場に運ばれるのだそうです。
三段目、四段目の写真にある石のようにものは遺骨を固めたものです。遺骨を粉砕して高温で溶解して固化して成形したものです。遺骨をダイヤモンドに加工する技術は良く知られていますが、遺骨を石化するのは初めて見ました。骨壺で供養するのではなく、このような固体に加工すれば永久に供養できる、という事例です。
五段目、六段目の写真は骨壺を抱き抱える縫いぐるみです。若くして亡くなった幼児や子供の遺骨を収納し、母親のような縫いぐるみで抱き抱えているというイメージです。母性本能をくすぐるような商品です。仏壇にこのようにして骨壺を置くことで、亡くなった子供を偲ぶことができるのではないでしょうか。
2015年6月30日