段ボール箱を活用した簡易トイレ。

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簡単に製造できる商品は、もう誰かがすでに販売しているはずです。

防災用品の見本市や震災対策の啓蒙展などに必ず出品されるのが、段ボール箱を利用した簡易トイレである。災害が発生した時の対策には、乾パン、飲料水ボトルと共に簡易トイレがセットになっているようだ。阪神大震災、東日本大震災では、災害後にトイレが使えず、被災者が大変困ったことは広く知られている。トイレは日常生活の必需品であるためである。
段ボール箱を利用した簡易トイレは、スケッチで示すような構造がほとんどである。上部が開口した段ボール箱の本体内に、水が漏れないようなビニール袋を広げて入れ、ビニール袋の中には粉末状になった凝固剤を入れておく。口を広げたビニール袋の上部は本体の外側に折り返し、その上から段ボール製の蓋を被せることで、本体と蓋で立体形をした簡易トイレが組み立てることができる。蓋の上面には楕円形をした穴が開口してあり、蓋の上に尻を載せ、この穴から大小便を排泄することになる。排泄された大小便はビニール袋に収納され、凝固剤によりただちにゲル状に固められるので後の処理が簡単になる効果がある。
このような段ボール箱の簡易トイレは災害には便利なように思われるのだが、販売には問題が多い。毎年、中小の段ボール箱メーカーが簡易トイレの分野に新規参入してくるのだが、それらの中小メーカーは防災用品の業界を周知していないようだ。

この続きは拙著「くたばれベンチャー」をお読み下さい。

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タイトル 「くたばれベンチャー!モノづくりニッチで起業」

出版社  株式会社秀和システム
定価   1500円(税別)

内容の詳細とご注文は下記のホームページをご参照下さい。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798045934?ie=UTF8&tag=shuwa01-22&linkCode=as2
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/4593.html

2014年8月3日