葬儀業界での必需品を提供しています。







葬儀に使うハードが展示されてます。

 フューネラルビジネスフェアでは、葬儀屋や斎場が使う商品が展示されています。一般的には全く使用されることのないものですが、葬儀には欠かせないものばかりです。
 一段目の写真は、ご存じの霊柩車であり、メーカーはあの有名な光岡自動車です。改造自動車専門の光岡ですので、この程度の改造はお手の物です。他にもベンツを改造した霊柩車を出品しているブースもありました。今年の目玉は二段目の写真です。霊柩車が何と298万円から販売している業者です。国産のバンタイプの中古車を改造したのでこの価格が達成できたそうです。今までの霊柩車は高級車が多く、1台が2000万円近くするのも珍しいことではありませんでした。すると、葬儀での費用が高くなり、どの遺族でも利用できるものではありません。この会社は、安価な霊柩車を提供し、葬儀にかかる費用を安くすることで広い市場に販路を見つけているとのことです。この霊柩車で充分だ、と考える遺族も多いでしょう。
 三段目、四段目の写真は、LEDを利用した葬祭用の照明装置を出品していました。LEDによりほのかな灯りをつける照明器具は数多くありますが、この会社ではペンシルのように細長い棒を種火として表現し、棒をボンボリに接近させることで灯りを点灯させる工夫をしていました。
 五段目の写真は、越前竹人形を展示しているブースです。水上勉の小説で有名になった人形なのですが、展示してある人形を売るのではなく、六段目の写真にあるよう簡素な竹人形を販売したいとのことです。この人形の内部空洞に願文や思い出などを挿入し、人形を棺桶に納めるのだそうです。葬儀の演出に利用するためのものです。
2013年6月20日