魚離れが高まったのでしょうか、少し寂しくなりました。






日本人は魚を食べなくなったのでしょうか。

 魚介類を主体とする「シーフードショー」に出掛けました。毎日の国民の食卓に載る鮮魚や飲食店で料理する冷凍魚などを商談する見本市です。この見本市では、「インターナショナル」と看板に出ていて、魚介類が国際化していることを明記しています。国内で消費される魚介類の多くは輸入物なのです。二段目の写真では国内の漁港から出店したブースが見かけられるのですが、全体とした外国からのブースが多いのです。外国のブースではなくとも、輸入商社が出店しているケースも多く、80%は輸入物という感じがします。
 さて、今年のシーフードショーでは、会場のあちこちに裏通路が設けられていました。通常の見本市では、ブースとブースは背中合わせになっていて、壁一つで裏は他社のブースです。今回のショーでは、三段目の写真にあるように、ブースとブースの間には通路が設けられていて、椅子、机が配置されて、休憩所となってました。どうも、出店者が少なくて、全会場をブースで埋められなかったため、ブースの裏を通路にしたようです。魚介類の消費が少なくなって、このような見本市に出店する企業が少なくなったのか、不況のために企業が出店するだけの予算が無くなったのかは不明です。少し寂しいものでした。
 シーフードショーのお楽しみは試食です。四段目、五段目の写真ではマグロの握り寿司の試食です。回転寿司のように、刺し身が薄いようなものではなく、マグロが分厚く切られていて、シャリの上に載ってます。どのブースでも本格的なマグロが食べ放題でした。ただし、マグロは蓄養で、天然物ではありません。天然物を出したなら、出店者の会社は倒産してしまいます。
2012年8月30日