少児化のためか無残なことになりました。

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 幼児と老人を対象にした「ベビー&シルバーショー」に出掛けてきました。この見本市は、元々はベビーカー、三輪車などの幼児向け用品を展示するものでしたが、昨今の小子化のためマーケットが小さくなったため、介助車や手押し車も同じ産業であることから老人向けの用品も展示するようになった経過があります。車輪の付いた商品であることからメーカーが同じであることが理由でしょう。
 会場内には幼児、乳児の業界では大手のコンビのブースが大きく設定されてました。だが、会場のコンビ以外のエリアでは、四段目の写真にあるように出店者のブースが激減し、閑散としていました。幼児と老人の両方の分野に手を広げたので盛況になるかと思ったら、会場内はガラガラで寂しいものでした。その理由として、老人向けの商品については10月に開催される福祉機器展に多数展示されていて、ターゲットが全く合致合うからです。わざわざこの見本市に出店する必要もないのです。また、三段目の写真にあるように、ベビーカーに幼児を乗せた一般客も入場させるようになってしまい、業者間の商談ではなく一般小売りの形態に変わっていったからでしょう。本来はメーカーと小売店だけが集まって商談するのですが、このように一般消費者までもが入場してくるとなれば小売店が商談しにくくなってきます。
 このため、主催者は一番目の写真にあるように「イクフェス2011」と称して、育メンに関連する産業の紹介も行おうと企画したようですが、出店者がサッパリでした。どのような意図でこの「イクフェス2011」を主催したのか不明ですが、会場にはそれらしきブースが見あたりませんでした。
 この見本市は、そろそろ企画を変えるか撤退するか、の瀬戸際にきていると判断されました。
2011年11月25日