ビルなどの管工事に関する見本市でした。

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少しまとまりが無いような会場でした。


「管工機材・設備総合展」という、何だか展示物の内容が良く理解できない見本市に初めてでかけてきました。この見本市は今年初めてではなく、今年で43回目となる歴史のあるもののようです。それで、見本市の性格というか出品する商品の分野は、と考えたら、「マンション、ビル、住宅ならびに主に上水・排水にからんだ管工事に使用する用品、機械、工具などのもろもろの商品」が対称となっているようです。要するに、上水・排水にからんだ業界なのだけど、それに関連するものは何でも含まれる見本市ということになるようです。
 すると、関連する分野、業種はかなり広くなるはずです。実際、会場内には大型ポンプの会社から小さな修理工具の会社まで種々雑多な企業が出店していて、何だかまとまりがつかないような感じがしました。また、出店者も業界の全てが参加したような形跡はなく、自由意思で参加したい企業だけが何となく出店しているような感じであり、少し活気が無いような雰囲気でした。
 これは上水・排水の業界はすそ野が極めて広いようで、参入している企業を全て集めたならばビッグサイトの会場内には納まりきれないほどの企業数になるようです。このため、今回の出店者は今までの付き合いから出店しているだけで、本格的に営業しようとするのは別の見本市に決めているのではないでしょうか。出店者は、どちらかと言えば、町の水道工事屋を相手にしたい企業が多かったような気がしました。
 すると出品している商品は、ビル、マンションなどで上水、排水の現場工事を担当している工務店が使用する消耗品が目立ってました。二段目の写真は、ビル、マンションの天井や壁に配管を固定するための専用の金具を販売している会社で、三段目の写真は下水パイプを連結するためのジョイントを販売している会社で、四段目の写真はビニールコーティングした配管を販売している会社のブースです。いずれの商品もありふれたものであり、かつ、大量に使用される性格があるため、零細企業が製造できる範疇にありません。このため、会場内の出店企業は大中の規模であり、小企業、零細企業は出るまくがなさそうです。
 この見本市では、工務店などの職人の来場が目立っていて、現場で直ぐに役立つ商品、技術を集めていました。しかし、会場全体での統一したテーマが薄く、何でもあるが何がメインなのかハッキリしません。次回からは特定の技術だけに絞って出店者を集めた方が参考になると思います。
2011年8月14日