宗教用具業界にも変化があります。

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意外にも変化が大きい業界でした。


 宗教業界にも合理化の波が押し寄せているようで、省力化やIT化が増えてました。一段目の写真は位牌なのですが、以前は手書きでした。現在は二段目の写真にあるように、コンピューターで動作するプリンターで自動的に印字されます。これなら文字を間違うこともなく、正確に印字できるでしょうが味気ないものです。しかし、位牌に刷られた戒名はとても機械で印字されたものとは思えないほどの出来具合でした。
 三段目の写真は、蓮の花の造花です。葬儀や仏事には菊の花を飾ることが多いのですが、蓮の花を飾ることは滅多にありません。菊の生花は年中栽培できるのですが、蓮の生花は一時期しか入手できないからでしょう。また、蓮を飾る慣習が少なかったためではないかと思われます。私は造花を販売している会社は把握していますが、蓮の造花を見たのは始めてでした。造花を販売していたこの会社の社長は、「日本国内で蓮の造花を扱っているのはわが社だけだ」と自慢してみえました。
2010年4月16日