どうしてこんなに多くの企業が研究するのでしょうか。

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いつも思うのですが、マーケットを理解していないのでは。
他社が研究しているからといって、同じ商品を開発する必要はないのです。


 「中小企業総合展」の会場では同じような新商品が多数展示されてました。たとえば、風力発電装置で、私が発見しただけで4社ありました。この会場だけで4社も風力発電装置を開発しているのですか、全国には数十社以上もこのマーケットに参加している企業ガ存在しているのではないかと推測されます。
 しかし、こんなに風力発電装置が必要でしょうか。なるほど、風力発電では炭酸ガスを発生せず、公害の原因とならずにこれからの循環型社会にはピッタリの商品かもしれません。だが、百万円以上する装置を購入しても、せいぜい数百ワットの発電量しかありません。電気代で換算して投資金額を回収するには百年はかかるのではないでしょうか。そもそも、このような小型の風力発電を必要とするのは、絶海の孤島や送電線を架設できない山奥でしかありません。そのような地域は日本国内でも極く限られた場所となります。そんなに多くはありません。このように多くの企業が参入してもマーケットが狭いために売れないはずです。これから風力発電装置を開発して参入するのは考えた方がいいのではないでしょうか。
2006年12月9日