私の体験談。

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私も見本市に出店しました。
間借りの出店なのですが面白い体験でした。

今回、「産業交流展」に私も出品してみました。或る団体の一部を又借りし、私自身の商品を展示してみました。今まで三百回以上の見本市にでかけ、出店者のブースに立ち寄って商品について質問したことは数多くありましたが、逆の立場にたったのは今回が始めてです。何時もとは違う体験をしてきましたので報告します。
私が展示したのは壁の上部に貼ってある写真です。私がパノラマ写真を撮影しており、注文により撮影を受注しよう、という企みでした。私のパノラマ写真は特殊な撮影方法であり、複数枚の写真をパソコンでつなぎ合わせて細長く加工したものではなく、カメラ自体を回転させて360度撮影できるものです。この撮影方法はあまり一般的ではないのですが、全周を撮影するにはこの方法が一番ベストなのです。見本市の来場者との間で商談が成立したならば、このパノラマ撮影をサイドビジネスにしようか、ともくろんでいました。
しかし、2日間ブースに立っていて、来場者と対応すると最初の期待は脆くも崩れてしまいました。商談は成立せず、全くの空振りに終わってしまいました。2日間の体験から、見本市に出店することはどういうことであるか、をまとめてみます。
1、来場者が反応してくれない。
ブースの前を通る来場者に、「お早う御座います」「今日は」などと声をかけても全く返答してくれません。声をかけてこちらに関心を持たせ、話のキッカケを作ろうとするのですが、それができません。声をかけられた来場者の殆どは眼をそむけ、私の眼を合わせないようにしているのです。来場者の立場からすれば、下手に私の挨拶に返答してクダクダと商品の説明をさせられるのが時間が無駄と考えてみえるのでしょうか。考えてみると、私も見本市会場では関心の無いブースでは眼をそむけていました。反対の立場に立ってみると、挨拶に返答しないことは侮辱なことだと痛感しました。
2、立っていると疲れる。
ブースで来場者を待っている間は椅子に腰掛けてはいけません。常に立っていないといけません。これは、ブースの前で出店者が椅子に座っていると、来場者が心理的に嫌がってブースの中に入ってくれないからです。このため、一日中立ちっぱなしでした。これが疲れるのです。コンクリートの床では固さが足から回ってくるので、午後5時になると足がガクガクしました。
3、暇つぶしに困った。
来場者が次から次ぎにブースに立ち寄ってくれて、一日中商談になるかと思ってたら、私の話を聞いてくれる人が一日に数人以下なのです。その説明する時間も一人数分で終わってしまいました。すると、午前10時の開会から午後5時の閉会までの間にすることがないのです。ただ、じっとブースに立ち寄ってくれる来場者を待つのみでした。いわば、釣で魚がかかってくるのを待っているのと同じ状況です。この待ちの時間にすることがないのです。本でも読むか、携帯ゲームでもしていたのでは熱心な出店者とは思われず、来場者はブースに振り向いてもくれません。こうなると持久戦となり、ただただ誰かブースに立ち寄ってくれるのを待つばかりでした。かって、見本市のブースに私が立ち寄ると、営業部員が熱心にかつ丁寧に商品やサービスの説明をしてくれた理由が判りました。一日待っていてもそんなにブースには立ち寄ってくれないのです。立ち寄ってくれた来場者には待ってました、とばかりくそ丁寧に準備していた説明をしたかったのでしょう。
4、出店者と仲良くなれた。
ブースに来場者が入らず、暇つぶしに困るとなると、隣近所のブースにいる営業部員達と無駄話をすることになります。暇にまかせて左右と前後にあるブースの人達を話をしていると、相手の会社の事情も分かり、仲良くなります。美人の社員や派遣のモデルがいたら楽しいのですが、生憎と私のブースの左右前後はほとんど男だらけでした。

ということで、私の2日間の出店の初体験は終わりました。疲れた~。
2006年10月29日