時間を消費することを援助する見本市でした。

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レジャー&サービス産業展にでかけてきました。
時間を消費するには色々な方法があるようです。


 「レジャー&サービス」というタイトルでは内容がイマイチ不明ですが、要するに娯楽に関する業界の見本市です。生産や加工などの工業でもなく、飲食・喫茶などの日常生活に不可欠なものでもなく、農水産業のような生産業でもない、その他の分野に属する業界と言えます。つまり、無くても毎日の生活には支障はないが、あれば生活に潤いを与える業界といえます。
 昨年はラブホテル関連の業者の出店が多かったのですが、今年の出店者は多様な分野の業者が出店していました。カラオケ関係の業者、マンガ喫茶関連の業者、癒し関連の業者の出店が目立っていました。日本人の生活パターンが、「時間を潰すための消費」の比重が大きくなってきており、娯楽、遊びについても一つの産業として認識されてきたのでしょう。会場には、カラオケ業者、スパ業者、アミューズメント業者、フットサルなどの運動競技業者などが出店していました。娯楽産業といっても、パチンコ業者の出店はなく、また、リゾート産業の出店もありません。来場者の多くは自前の建物などを持った街の自営業者が大半で、出店されているレジャーやサービスの中で取り込むことができる新事業を探しにきた人です。娯楽といっても、パチンコやゴルフのような投下資本が大きいものではなく、街の中で手軽に遊べる小さなものを目指してきているのです。どこの駅前にも見かけられる小さな娯楽事業なんです。この見本市から導入した新規事業が全国の駅前、ロードサイドで開業することになるでしょう。
 二段目の写真は公園や遊園地の遊具を施工する業者であり、テーマパークのように大きなものではないが、どこの地方都市にでもある小さな公園に設置するための遊具です。三段目の写真は、子供向けの写真スタジオを販売する業者です。子供服をレンタルし、デジタルカメラで撮影するとその子供だけのアルバムを製作することができるものです。スタジオに新規参入してみたい自営業者は、カメラ機材とノウハウの一式を購入し、スタジオを経営することができるのです。
2006年10月14日