国際物流総合展にでかけました。

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あまり表にでない産業分野ですが、重要な産業です。
物流が止まると一般市民の生活もできなくなります。


 2年に一度開催されるのが「国際物流総合展」であり、形のある物を移動させるための見本市である。物を移動させることから、「物流」とはトラックなどの運送機器を連想しやすいが、この見本市では、倉庫での商品の保管や搬出、商品の梱包や保護などの装置や道具を展示しており、極めてすそ野の広い産業分野といえる。トラックで運ぶための梱包や、大型倉庫内での分別作業のために用いられる用品が殆どであり、一般には目にすることが出来ないものが多い。しかし、海外から国内の工場への搬送、或いは、工場で生産された商品が量販店まで搬送する際に必ず介在している分野であるため重要な産業と言える。物流業の一部にでも支障が生じたら、産業全体が停止してしまうこともありえる。例えば、トヨタ自動車ではカンバン方式で外注先から部品を導入しているが、自動車の一部の部品の供給が止まってしまうと自動車の生産ラインは止まってしまう。すると、部品が供給されなかった間は自動車を組み立てることができず、工場全体が停止するような事態になってしまうのである。
 二段目の写真は電気式のフォークリフト車の実演で、狭い面積でも旋回が自由にできるものである。
 三段目の写真は、駅の構内で時々見かけることのできる階段荷揚げ装置である。重量のある商品などを積んで、階段を昇り降りすることができる。この機械が出来る前は、重量がある商品でも全て人力で持ち上げていたのであった。
 四段目の写真は各種のコンテナーである。用途に別けて素材を変えてあり、どんな形状の商品、部品であっても壊さずに運搬できるようになっている。一部のコンテナーはスーパーなどで見かけることもできるはず。
 五段目の写真は液体を運搬する専用の容器である。化学薬品ばかりでなく、醤油や食用油などの運搬にも利用されているらしい。
2006年9月21日