美の殿堂、ビューティーワールドに行ってきました④

美というものへの飽くなき欲求でしょうか。
私では怖くて試せませんが。
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 この出店者は肌の老化を防止して若返る道具と美容液を販売していました。中段の写真はその美容方法のために用いる道具で、ドラムの回りに細い針を飛び出させたものです。この道具を使って下段の写真のように肌の表面をこすると、皮膚の表面には無数の細かい穴が開けられます。こうして出来た穴に美容液を擦り込むと、穴を通過して肌の下の細胞に老化防止の美容液をしみ込ませることができるとのことです。要するに、細い針でメスのように皮膚に傷を付け、傷口から何らかの若返りのホルモンが混じった薬液を細胞の奥深く注入するのです。
 こうなると、美容ではなくて、簡単な手術といえます。美を追求するために恐ろしいことを考えるものです。この出店者は韓国の企業であり、韓国と米国では美容器具としての認可を得ているそうですが、日本では薬事法、医師法などの制限で実施できるかどうか不明です。なお、この道具では針の長さにより処理方法が違っているようで、針が短い場合は家庭で使うことができるようです。だが、針が長くて皮膚に深い穴を開ける場合には、韓国でも医師の立ち会いで施療しているとのこと。
 あまり知られていませんが、韓国は美容や整形手術では先進国であり、業務用の美容器具、化粧品などでは多数の企業が出店していました。日本と比べると女性の美に対する期待が大きいこと(どうも、結婚相手を見つけるのに重要な要素となっている)と、顔や皮膚に傷をつけて整形手術することにあまり違和感を持たない国情があるようです。この企業の他にも、日本ではお目に掛かれないような優れた(命懸けか?)美容機械を出店している韓国企業を見かけました。
2006年5月27日