誇らしげな判決文

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こんなパネルは初めて見た。


 『NEW環境展』という見本市に出掛けました。産業廃棄物の処理装置やリサイクルなどの機器、廃品回収の装置が主な出展です。
 そんな見本市会場で、ブースの壁に訴訟の判決文を大きく掲載している出展者を見かけました。出展者は産業廃棄物処理業者、つまり、廃棄物を処理して山の中に埋めるのが仕事です。裁判は宮崎県で提訴されたもので、地元の住人が処理場の設置に反対したものでした。住民の近くに処分場が出来るのは嫌がるものであり、どこの処分場でも住民による反対運動が起こされているようです。この裁判は6年位続き、業者の勝訴となりました。裁判中は処分場の操業を行うことができず、業者は困ってたのでしょう。
 業者としては長年の裁判に勝ってその結末を来場者に告知したいのと、裁判所のお墨付きが出たので堂々と営業できます、という意思表示ではないかと思われます。或いは、操業を中止された反対運動の連中への当てこすりかもしれません。莫大な裁判費用と操業中止による損害があったので、社長としてはこのくらいしないと腹の虫が納まらないのでしょう。
 見本市でこのような判決文を掲示するのは、私は初めて見ました。しかし、ここまでやるかね。
2005年5月25日