「ニッチ本ができるまで」の解説

 平成14年(2002年)にウエッジ社より『下請けやめてニッチをめざせ』(以下、ニッチ本と省略する)を出版しました。この書籍は私にとって最初の出版であり、思い出深いものです。ニッチというジャンルでは類書が無く、多分、私がこのジャンルを最初にまとめたのではないかと思います。ニッチの先駆者と自負しております。今回は、ニッチ本が刊行されるまでの経緯とその間の出来事について連載させて戴きます。この連載で使用する単語は次のように定義します。私の個人的な定義ですが、これを先ず理解されてから連載をお読み下さい。
 『ニッチ企業』 隙間商品を製造或いは販売する企業のことであって、従業員数は0から20名程度の企業です。国内には10万人を越す大企業も多くありますが、ニッチ企業は新聞の記事になることもなく、町の片隅でヒッソリと活動していることが殆どです。しかし、国内にある企業の中で一番数が多いタイプでしょう。なお、中小企業庁による中小零細企業の定義は、『従業員が500名以下』ということになっています。しかし、現実的に従業員が300名、400名の企業が中小企業といえるでしょうか。実感からする中小企業とは、従業員は数十名でしょう。すると、私が定義するニッチ企業とは、世間で言われる『零細企業』の範疇に入ります。
 『隙間商品』 大企業では製造していない商品のことで、世間では殆ど知られていない商品を指します。しかし、特定の業界では知る人ぞ知る、とい商品のことです。どちらかといえば、一般家庭などで使われるものではなく、業務用のことが多い商品といえます。広告もしないので、一般市民が知ることはありませんが、知名度が低いからといって売れない商品ではなく、必ず販売されていく商品のことです。
2005年2月6日