手作業の部分がまだ多い業界です。

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職人技が生きています。


 溶接の業界では自動化ばかりではなく、手作業によるものも多いのです。一品物の製作や細かな部品の溶接では大部分が職工による手作業で加工されています。このため、会場内には背広姿の人は少なく、作業着姿の人が目立っています。町の鉄工所や現場の人達が新しい技術を入手しようと来場されているのです。 
 一段目と二段目の写真はレザーによる溶接を実演しているブースです。また、電気溶接やレザー溶接が普及しているといえ、昔ながらのアーク溶接もまだ主流なのです。三段目の写真はアーク溶接を実演しているブースで、町工場の親父さんたちが熱心に観察していました。技能工により溶接された作品は四段目の写真にあるように、参考品として展示されていました。業界では有名な職工なのでしょう。来場者はその技を熱心に観察していました。溶接の技術は職工個人の技能であり、教科書などでは理解できるものではありません。若い職工達が腕をあげようとこれらの作品を何度も見ていました。
2010年5月24日