2010年08月09日
●飾りのケーキには根強い人気があるようです。


披露宴ではお馴染みのケーキカットに用いられる偽物のケーキです。これらはポリウレタンで制作されていて、遠くから見たら本物と間違うほどの出来ばえです。ケーキカットは以前は流行ったのですが、一時下火になったそうですが最近は復活してきたそうです。このようなケーキカット用の模造品を制作する会社は国内でも3社も無いようで、式場からの引き合いが多いとのことでした。このようなケーキは他に使い道がないため、隙間商品にならざるを得なかったのでしょう。
2010年8月9日
●この展示には驚かされました。



和服の概念を変えてしまうような想像力です。
この日のブライダルショーで私が感動したのはこのブースでした。この出店者の本業はヘアーデザインであり、結婚式場に美容師を派遣しています。昨今では、「特盛り」とか称して髪を頭の上に大きく持ち上げた奇抜なデザインが流行ってます。主に、水商売の若いホステスが主流ですが。そのような最新鋭のヘアーデザインと和服を組み合わせて、今までにない式服を提案しようとしていました。和服は花魁や歌舞伎役者が着るような派手で非実用的なものばかりで、こんな花嫁の姿を披露宴で見たら参列者ばびっくりするでしょう。しかし、これも時代の変化なのかもしれません。徐々にではあるが、こんな衣装、ヘアーデザインの結婚式も珍しくなくなるかもしれません。結婚式は伝統のある儀式ではなく、時代時代によって変わっていくもので、常に最先端のデザインを取り入れています。もしかしたら、十年後の結婚式では主流になる可能性があります。
2010年8月9日
●顔の部分が精巧にできていました。


価格が高いだけのことはありますが。
新郎新婦が抱いているのは、本人に似た顔形の人形です。本人の顔のコピーをした頭部にその日の衣装を組み合わせてソックリの人形をプレゼントしましょうというものです。この人形の顔は精巧にできていて、立体形に三次元で撮影し、そのデーターを元にして立体成形して制作するものです。その顔形の上に本人の写真をインクジェットプリンターで書きつけるのです。従来からある似顔絵風の人形では、2、3種類の頭部に顔写真をシールのようにして貼りつけるだけなので、輪郭などはどれも同じでした。この人形では、顔の膨らみ、しわなどが正確に表現できていて本物にソックリでした。一体が10万円とのこと、果してどの程度の需要があるか問題です。なお、花嫁さんの本人の目尻にはしわが多かったのに気づきました。
2010年8月9日
●輝くタツーといったところでしょうか



花嫁が輝いてくれたらいいのでは。
とあるブースでは化粧品を販売しているような雰囲気でしたが、ここで宣伝しているのは二段目にあるような薄い金箔でした。あらかじめ腕(腕でなくとも顔でもどこでもいいのでしょうが)に接着剤で模様を描き、この袋にある金箔を貼って剥がすと、接着剤の部分にだけ金箔が残るというものです。腕や背中がキラキラと光るため、目立つでしょう。いわば、金色のタツーでしょう。結婚式よりもイベントなどに向いているのではないでしょうか。
2010年8月9日
●今年も新商品でまきかえそう。





一生に一度が殺し文句なのでしょう。
この見本市では手を変え品を変え、あらゆる新商品が展示されるのが特徴です。結婚式という一生に一回の儀式をネタにして、新郎新婦から金を引き出させるのが目的なのでしょう。「思い出に残る結婚式をしましょう」という美名のもとに、少しだけ汎用品を変えただけの商品を高額な価格で売ろうという魂胆がみえみえです。
一段目の写真はバームークーヘンを販売するブースで、従来のケーキカットの代わりにバームークーヘンをそのままカットしてみようという提案です。ケーキカットの儀式そのものは日本の歴史では浅いのですが、そのケーキを縦ではなく横にしてカットさせようというものです。
二段目の写真はカーペットの業者で、独自にプリントしたカーペットをバージンロードに敷いて使い、式が終わったら小さく切って自宅で敷物に再利用しませんか、という提案でした。一回だけではなく、式が終わってからも使用できるので便利かもしれませんが、新郎新婦の名前をプリントした甘い内容の文字が出たカーペットを何年使うのでしょうか。
三段目の写真は和傘のブースで、披露宴で新郎新婦の氏名を印刷した和傘を使いませんかということでした。これも、式が終わってから持ちかえって実用品にはなりますが、名前の入った傘をさしているのは少し気恥ずかしくなるのでは。
四段目、五段目の写真は披露宴で煙を出す小槌を販売してました。温水を入れた容器の上からドライアイスを仕込んだ小槌を振ると、ドライアイスが温水に落下して煙が出る、という物です。その昔のバブルの頃の結婚式では、ドライアイスを使ったスモークショーが流行っていました。そのミニ版といったところでしょう。
2010年8月9日
2010年08月05日
●他業種からの殴り込みです。


農業業界にも有力メーカーの参入が激しいようです。
どこかで見かけたような社名だな、と思っていたらタキゲンという金物製造会社でした。この会社はドアーのヒンジや鍵、把手などの金具を製造する比較的大きな企業です。その会社が出品しているのは二段目にある接ぎ木のアダプターです。プラスチックでできた小さなパイプに元木と接ぎ木を嵌め込み、そのまま栽培できるようにしたものです。金具メーカーが全くの異業種の分野に進出してきた例です。昨今は在来のマーケットだけでは販売量が望めないため、異業種にも進出している企業も増えてきました。自由競争なので当然のことでしょうが、今あるマーケットで営業していた企業はうかうかできなくなりました。
2010年8月5日
●トマトの種類が増えてます。


高価格、高品質のトマトが流通するようになりました。
このブースはトマトの種を販売している会社が実物を展示していました。トマトの種類は昔に比べると多くなり、味、食感、大きさなどで色々とあるようです。そういえば、昔のトマトは大きなものばかりだったような記憶があります。
2010年8月5日
●昔は大きかったようでしたが。


この栽培方法は以前から有名でした。
会場内ではハイポイドトマトの実物を発見しました。一本のトマトの苗から無数のトマトを栽培させる技術なのだそうで、40年前から有名な栽培技術です。水耕栽培の施肥を工夫してあるのだそうですが、どの程度まで普及したのでしょうか。以前に見たハイポイドトマトの実証実験では、この写真の3倍は大きかったと記憶しているのですが。今回は小さな栽培実証を展示されたのでしょうか。
2010年8月5日
2010年08月04日
●居酒屋の裏側ではこんなことになってるかもしれません。



味は板前の腕では無くなりました。
シーフードショーでは寿司飯を展示しているブースが多かったのですが、一段目、二段目の写真は、なんと「パック入り寿司飯」を展示しているブースです。酢で加工した一人前の寿司飯を真空パックにして販売しているのです。家庭向けではなく、業者向けの商品で、一般には出回っていません。例えば、居酒屋などで毎晩の注文数は少ないのですが、メニューに寿司を掲載しているような場合に便利なのです。居酒屋では冷凍の刺し身があるため、寿司を注文されたならこのパックから寿司飯を取り出し、刺し身を載せるだけでできあがります。パック詰めした寿司飯は常温で45日の保存が可能とのこと、居酒屋の裏側ではこのような商品が保管されているようです。
三段目の写真は、板状にした岩塩を焼き板にした商品です。この焼き板の上に魚を載せ、下から加熱すると塩味の付いた焼き魚が出来上がるのです。味付けをしなくとも岩塩から滲み出た塩で味付けでき、調理が簡単になるのだそうです。なかなか面白いことを考えるものです。使い終わった岩塩の焼き板は漬物に利用することができ、最後まで有効活用できます、と係員が力説していました。
2010年8月4日
●魚にも上下があるのです。




安いから悪いとは言いませんが、味が違うのでしょう。
魚介類の取引を主な目的とする見本市なのですが、ここでは「大衆魚」と「高級魚」に別れてました。一段目の写真はタイ国によるブースで、養殖えびと魚の展示をしていました。当然、冷凍なのでスーパーや弁当屋に向けた大衆魚です。二段目の写真はメキシコ国によるブースで、ここでも養殖した魚の切り身を展示していました。
三段目の写真は若狭湾の漁業組合からの出店で、四段目の写真にあるように近海物が展示されてました。当然、冷凍ではなくて保冷により運搬するもので、高級料理店やデパート向けの商品です。近海物であるため新鮮で美味しいのですが、価格が高いので一般大衆には回りません。シーフードショーでも格差社会ができあがってきています。
2010年8月4日
●後進国にも売れる商品を開発してます。





ハイテクではなくてローテクです。
電子関連の最先端技術を展示しているテクノフロンティアの見本市なのですが、会場の隅にはどういうわけか「BOP プロダクツ」というコーナーがありました。BOPとは、BASE OF PYLAMID の略であり、世界の後進国に焦点をあて、この発展途上国にも販売できる商品を開発しよう、という運動なんだそうです。全世界には40億人の貧困層があり、この人達を新しいマーケットとして考えていこう、というものです。年収300ドル以下の人達でも購入できるような安価な商品を開発すればそれだけ販売量が増える、ということです。このブースには過去に商品化された実物が並べられていました。
二段目の写真は、太陽熱で料理できる集光器であり、インドの奥地で実際に使用されているそうです。三段目の写真は、飲み水を濾過させるための器具で、素焼きの壺を入れたプラスチックの容器です。汚水をこの容器に入れると、浄化されて飲料に使えるのだそうです。40年前の日本でもこの器具と同じような濾過装置が使われてましたが、それのリバイバルでしょうか。五段目、六段目の写真は、100ドルパソコンです。数年前にアメリカの企業が、アフリカの貧困層でもインターネットが使えるようにするために開発したものです。私も雑誌でこのパソコンがあることを知ってましたが、実物を見たのは初めてです。8ビットの白黒画面であり、無線LANによりネットに接続できるようになってます。USBコネクターなどもあり、一応は最低限の機能を持っているようですが、現在の技術水準からするとかなり低レベルです。現在、安価なパソコンが流通していて、同じ金額ではもっと高機能のものが購入できるのではないかと思われました。
2010年8月4日
2010年07月14日
●核家族化の現れでしょうか。




遺骨を身近に置くことが日常的になってきたようです。
一段目の写真は各種のペンダントですが、これはアクセサリーではなく遺骨を入れるためのものです。二段目の写真にあるように、ペンダントには穴が開けてあり、ここに遺骨を入れてネジ止めして収納するのです。数百種類のデザインがあるそうで、こうなると葬祭用品の展示ではなく、アクセサリーの展示場のようです。今年の特徴として、「手元供養」を表示するブースが目立ってました。三段目の写真は雑貨店ではなく、全て遺骨を収めるための道具なのです。小さなガラス瓶であったり、指輪だったりします。手元供養が増えてきたのは、墓地を買わずに身近においておく習慣が増えてきたのではないかと思われます。葬儀が家単位であったのが家族単位となり、お別れの儀式が縮小化していったからではないでしょうか。四段目の写真はスワロスキーを貼った骨壺です。ピカピカと輝くものであり、机の上に置いていたなら骨壺とは判らないでしょう。子供の遺骨用に製造されているのですが、結構人気があるとのことでした。これからは葬祭用品も大きく変わってくるのではないでしょうか。
2010年7月14日
●この業界にもIT化が始まりました。


アメリカのアップル社からiPadが販売されましたが、早速このiPadを使った葬儀業界向けの商品が開発されました。葬儀社と遺族が葬儀の打合せする際に、作業を迅速に進めるためのものです。iPadで祭壇や返礼品をその場で見せたり、葬儀費用の見積もりを行うことができるものです。タッチパネルでページをめくるように操作すると、値段によって変わってくる祭壇の見本が見れました。
二段目の写真はデジタル仏壇です。お堂の扉を開くと、中には液晶画面があって、位牌や戒名、遺影などが表示されるようになってます。無線Lanにより、外部から画面を変更することもできるようで、応用は広いみたいです。しかし、このような電子機器では進化が早いため、データーが対応できなくなるのではと危惧しました。その時は新型に切り換えて、新規ご購入を勧めることになるでしょうか。
2010年7月14日
●全て”無”となっていきます。


プラスチックの石塔かと思ったら、これは生分解型の樹脂を使った骨壺でした。この中に遺骨を入れ墓石に収めると、時間の経過により形が無くなるのだそうです。箱の中に仕切られた部分に、頭から足までの遺骨を入れるようにしてありました。骨壺は陶器製という概念を覆すような商品ですが、宗教や習慣によっては採用されないこともあるでしょう。しかし、樹木葬などには最適のため、用途を限定すれば受けるかもしれません。
2010年7月14日
●モダンな棺桶でした。


新型の棺桶であり、藤で編んであります。前側の小さなものが子供用で、奥の大きいのが大人用です。日本では始めてなのですが、ヨーロッパでは既に多用されているとのことです。素材が木材ではなく植物であることばミソなのです。成長が早いので木材よりも天然資源を浪費しない、というのがうたい文句でした。ただ、昔からの習慣を変えることになるため、少しマニアチックな世界の商品になりそうです。
2010年7月14日
2010年07月09日
●声もなく聴視されてました。


とあるブースの前にはモニターが設置してあり、映像を流してました。人だかりがして皆様関心をもって見ていました。通常、見本市に設置してあるモニターにはそれほど人だかりがしないのですが、何故かこのモニターでは人が動かず、映像を注視してました。では内容は、と言うと、二段目の写真にあるように屠殺場にある豚の移動装置でした。屠殺場では豚を一列に並べて、順番に屠殺しなければならないのですが、豚も危険を察知して嫌がります。そんな嫌がる豚をうまく誘導して、一頭づつ次の部屋にまで案内する機械の説明でした。屠殺場での作業が撮影された映像で、私も始めて拝見しました。屠殺場の内部が映像になって公開されるのは滅多にありません。このため、来場した食品工業関係者にも珍しい映像なので、足を止めて注視していたのです。屠殺場の豚を見ると何だか哀れになってきましたが、毎日の食事に使われる豚肉はこのようにして加工されているのだ、という現実がありました。
2010年7月9日
●新型の皮むき機です。


売れるかどうかはお客様次第です。
熱心に機械を説明しているブースがありました。ジャガイモ、人参などの、水を使わない皮むき機なんだそうです。従来の皮むき作業では大量の水を使用していたので、排水の処理に結構費用がかかっていたとのことです。この機械では水を使わずに皮を削ぐことができるのだそうです。構造は二段目の写真にあるように簡単なもので、ローラーでジャガイモなどの表面をこすっていく方法でした。要するに、おろし金でジャガイモの表面を剥がしていくことと同じです。面白い機械なので人だかりがしてました。今後の売れ行きを期待してます。
2010年7月9日
●細かい仕事が自動的に終わります。


お菓子屋で見かけるものですが。
何やら小さな機械が置いてありましたが、最初はその使用目的が判りませんでした。この機械は、袋物のキャンデーを包装するための専用機です。二段目の写真にあるように、棒付きキャンデーでは衛生のため袋に入れてリボンで結んであります。今までは、この袋詰めは内職により手作業で行われていたのだそうです。それをこの機械が代行してくれるようにしたのだそうです。飴に袋をかぶせて機械に入れると、空気圧で袋の口を締め、リボンを結んでくれます。町の駄菓子屋で売っているキャンデーはこんな風にして包装しているのかと始めて発見しました。
2010年7月9日
●これは便利だ。


逆転の発想でした。
三角形になったポリエチレン袋に野菜を入れて封緘しているコーナーがありました。野菜を販売しているのではなく、この三角袋を販売する会社なのです。もともとは農園ですが、野菜を効率良く販売するためにこのような袋を開発したのだそうです。
従来から、スーパーなどでは野菜を袋詰めして販売していましたが、それらは平らな袋でした。このため、袋が押されると野菜も押し曲げられてしまい、野菜独特の腰が無くなります。この三角袋では、野菜を封入した後で空気を入れ、膨らませた状態で封緘できるようにしました。袋が立体形なので野菜が痛むことがありません。その上、真ん中を左右に引き裂くと二段目の写真にあるように、袋が舟形となってお皿の代わりになるのです。コンビニなどで販売すれば、会社で昼食を摂る時に皿代わりになり、そのままゴミとして廃棄できます。これからヒットするでしょう。
2010年7月9日
2010年06月27日
●イベントを盛り上げる商品群です。




毎年新製品がでています。
今年のイベント博では出店者が少なかったので新規な商品は少なかったのですが、それでも工夫した新商品を見つけられました。一段目の写真は架設のスケートリンクであり、どこでもスケートリンクを設置できるということです。従来の架設のスケートリンクでは、滑りやすい素材のプラスチック板を敷きつめた乾式のものがでしたが、この架設リンクは本物の氷でリンクを作ってしまうのです。二段目の写真にあるように、後方には巨大なコンプレッサーがあり、この機械で床面を冷却させるのです。床面に防水のシートをはわせ、その上に冷媒管を設置し、水を凍結させるのです。理論的には可能なのですが、このコンプレッサーが相当に電力を食うようです。架設リンクを設営すると電気代が相当にかかると言ってました。
三段目の写真は、鉄道模型のレンタルです。要望があればこのようなジオラマと模型の線路を敷き、模型の列車を運行させるのです。右側にあるコントローラーで電車を運転させることができ、運転手になった気分にさせるのだそうです。最近は鉄道ファンが増えてきたため、デパートの催物では引き合いが多いそうです。
四段目の写真は軽いフープ(軽量プラスチック製のリボン)を放出する実演をしているブースです。天井に設けた機械からフープが雪のように舞い降りてきました。コンサート会場や結婚式場など活用されているのでご覧になった方もお見えになるかと思います。
2010年6月27日
2010年06月11日
●規制は商機です。



規制緩和か規制強化かによってマーケットが違ってくるようです。
環境展に併設して「地球温暖化防止展」が開催されてました。要するに天然資源である石油、石炭の消費を少なくし、自然界にある風力、太陽光などの再生エネルギーを利用を進めて温暖化を防止しようという趣旨です。
この見本市での特色に、ビルなどの建物を冷却するための設備が多く展示されてました。特に、都会での冷房使用によるエネルギー利用を減少させ、都市の熱帯化を防ごうというものです。東京都ではビル緑化を義務付けているため、屋上緑化、壁面緑化では各種の企業が進出しています。
一段目の写真は苔(モス)を壁面に固定することを提案していて、二段目、三段目の写真では壁面に花や樹木を植生させることを提案していました。数年前まではこのような緑化の会社には見向きもされませんでしたが、条例の改正によって新たな商圏となってきました。それぞれの会社は大々的に宣伝しています。法律、条例が変わるだけでマーケットが大きくなる事例でしょう。
2010年6月11日
●少ないけれど新商品もありました。



業界全体が活発ではないのですが商品開発を期待してます。
今年の環境展では出店者が少なかったことから、新商品はあまり見かけられませんでした。どうも、業界自体が縮小しているらしく、新商品を開発するような雰囲気ではなさそうです。それでも何点かは面白い商品と出会いました。
一段目の写真は割れたガラス屑から色選別する機械です。ガラス瓶には着色してあるものが多く、色が混じったガラス屑はそのままでは再利用できません。従来は産業廃棄物として埋めるか道路の舗装材料の一部に利用されていた程度です。この会社では、ガラス屑を色選別して有用な色(無色と青色らしい)の屑を選別する機械を発表していました。要するに、ガラス屑を飛ばしてその色を瞬時に判別して着地点を変えることで選別しようとするものです。機構的にはプラスチックの選別などに従来から用いられていたものであり、新鮮なものではありません。この機械を開発したのは大手ガラス瓶メーカーであり、自社での使用が可能だったからでしょう。廃棄物も選別してからの用途が無ければ機械などを開発する会社は成り立たなかったのです。
二段目の写真は排水の浄化装置です。家庭などから出る生活排水を浄化してそのまま放流させるものです。写真の左側にあるブラシのような回転体に微生物を付着させ、細菌による分解作用で排水を浄化させようとするものです。要するに、従来から使用されている浄化槽の回転版であり、これ一台で数十軒の家庭の生活排水を浄化できるのだそうです。以前から発表されていた商品なのですが、海外では設置の実績があるそうですが、日本での利用例は極めて少ないとのこと。その原因は国内の法規制にあるようで、下水道の設置にはお役所の許可が多数必要となり、民間会社が道路を掘って下水道を整備してはいけないらしい。新製品を普及させるために、根本的なところで規制緩和して欲しいものです。
三段目の写真は、家庭ゴミの処分場で使用するゴミ袋の解体装置なのです。家庭から出る生ゴミはビニール袋や手提げ袋に入れられて回収されます。ゴミ処分場では、まずこのビニール袋などを切り開いて生ゴミを取り出さなければなりません。写真の左にあるホッパーから生ゴミ入りビニール袋を投入し、内部の刃物でビニール袋を破いています(これは従来の構造)。しかし、全てのビニール袋が破かれる訳ではなく、小さなビニール袋は破けないのだそうです。従来は作業員がナイフを持っていて、開かれなかったビニール袋をナイフで破いていたのですが効率が悪いものでした。それで、写真の右側にある小さなホッパーに入れて再度ビニール袋を破くのだそうです。中央にあるコンベアーから破かれなかったビニール袋を取り上げて、小さなホッパーに投入するのは人力なのです。なんと原始的なことでしょうか。形が千差万別な家庭ゴミでは自動化するのは困難なようで、これからも人海戦術に頼らなければならないようです。
2010年6月11日
2010年05月24日
●今まで眼を付けられなかったジャンルでした。


マンガのテーマとしては異色なのです。
今まで誰も注意してみなかった業界をテーマにしたのです。
溶接機器が展示されている会場内にはマンガ本が販売され、作者のサイン会が行われていました。「とろける鉄工所」というタイトルのマンガであり、マンガ雑誌に連載されているのだそうです。鉄工所という、どちらかと言えば灰色がかった職場をテーマにしたもので、マンガとしては異色なものでしょう。筆者の野村宗弘氏は、自らの鉄工所の溶接工の体験をマンガにしたのでした。
今までのマンガでは、「課長島」のようにホワイトカラーの職場を舞台にしたものが多かったのですが、地味な鉄工所をテーマにしたのが珍しいのでしょう。私は知らなかったのですが、このマンガは溶接業界では有名なようで、この日はサインを求める人達の行列が続いていました。
2010年5月24日
●日本製が強いと思ったのですが、意外にも。


外国製でもユニークな商品は強いみたいです。
溶接機器のほとんどは国産が利用されています。しかし、数は少ないのですが輸入された溶接機器も見かけられました。多くの国産品に対抗して輸入され、販売の実績があるのですから高性能かつユニークな商品ばかりです。これはノルウエー製の高周波加熱機であり、小さな部分だけを加熱させることができるものです。2センチ径の鉄棒も10秒位でこのように加熱できます。二段目の写真の上にある三角形の装置が高周波発生機ですが、このように小さいものでした。世界に輸出している装置であるため、機能的にもデザイン的にもこなれた商品でした。
2010年5月24日
2010年04月16日
●宗教用具業界にも変化があります。



意外にも変化が大きい業界でした。
宗教業界にも合理化の波が押し寄せているようで、省力化やIT化が増えてました。一段目の写真は位牌なのですが、以前は手書きでした。現在は二段目の写真にあるように、コンピューターで動作するプリンターで自動的に印字されます。これなら文字を間違うこともなく、正確に印字できるでしょうが味気ないものです。しかし、位牌に刷られた戒名はとても機械で印字されたものとは思えないほどの出来具合でした。
三段目の写真は、蓮の花の造花です。葬儀や仏事には菊の花を飾ることが多いのですが、蓮の花を飾ることは滅多にありません。菊の生花は年中栽培できるのですが、蓮の生花は一時期しか入手できないからでしょう。また、蓮を飾る慣習が少なかったためではないかと思われます。私は造花を販売している会社は把握していますが、蓮の造花を見たのは始めてでした。造花を販売していたこの会社の社長は、「日本国内で蓮の造花を扱っているのはわが社だけだ」と自慢してみえました。
2010年4月16日
●特殊な職人集団です。


宗教用具にはそれぞれ専門家がいるのです。
仏壇に関係する仏具は多種多様なものがあり、それぞれに専門家がいます。一段目に写真は掛軸などを専門とする書家であり、仏事に関する書や仏絵を専門にしていました。ただし、単なる書家ではなく、僧籍を持たれた宗教界の人でした。
二段目の写真は今は珍しい絵ろうそくを製造している人です。その昔(明治時代まで)は和ろうそくという商品がありました。樹木から採取した木蝋からろうそくを製造していて極めて高価なものだったようです。現在は石油からの生産物であるパラフィンを素材としたろうそくが主流となっています。横に立っている人は坊さんではなく、この和ろうそくに絵柄を書く職人です。手作業なので、当然絵ろうそくは高価となります。灯を点けて消滅するような絵ろうそくを購入する信者はどんな人か想像できません。
2010年4月16日
2010年03月04日
●新型の無煙ロースターです。


よく研究してあります。
これからヒット
焼き肉店などでは、煙が出ると客が嫌がることが多いようです。煙が服に染みつくと臭いが移るからです。このため、焼き肉店では「無煙ロースター」といって煙を吸引して外部に出さない工夫をしている所が多くなっています。
さて、このロースターも同じ目的で焼き肉を焼いても煙が出ないことを売り物にしてました。しかし、ロースターの下側にはダクトや排気装置が見当たらなく非常に小さなものでした。二段目の写真にあるように、肉を焼いても煙が出てません。どうも、肉を載せる網(この場合は棒となる)に特徴があるようで、この棒を冷却していて、油脂が棒に付着しないようにしているようでした。つまり、肉には棒の間からガスの熱風を当て、肉を保持している棒からは肉を焼かないようにしているのです。熱風で溶けだした肉油脂はそのまま下部に落下させ、棒に付かなければ煙は出ないことになります。良く研究してあるようですが、加熱しながら冷却するので、ランニングコストがどの程度かかるか問題です。
2010年3月3日
●出刃包丁も高いのです。


通常は2万円以下の商品なのですが。
これだけの価値を理解してくれるお客さんと出会いたいものです。
このブースでは、刃物で有名な三木市から包丁のメーカーだけが出店していました。三木市商工会議所が音頭をとって、地元の有力な包丁専業メーカーを勧誘したようでした。さすが一流の包丁ばかりが並んでましたが、近寄ってみると二段目の写真のような値段になってました。一本31万円。
これは日本刀と同じ材質を使い、柄は黒炭を使ったものであり、切れ味は抜群なんだそうです。それよりも、客に見せるための包丁のようで、厨房が見える料理店や目の前で料理する寿司屋などが客の目の前で使って見るためのものだそうです。いわば、料理人のショー的な要素があって、こんな凄い包丁をつかっているんだぞ、というアッピールが大切なんだそうです。
2010年3月3日
●これでお客が長居するでしょうか。


お酒を飲んで身体が暖かくなると同時に足も暖かくなります。
一段目の写真ではブースの中にカウンターを設えているので、何を販売したいのかよく分かりません。酒類を売りたいのか、料理を提供したいのか一見しただけでは理解できないのです。よくよく観察すると、二段目の写真にあるように、カウンターの側面に何やら張り付けてあります。これが新商品で、遠赤外線を発生する発熱体なのです。つまり、カウンターに腰かけた飲み客の足元に遠赤外線の熱線を照射した、足元を暖めることができるのです。私も椅子に座って試したところ、ほんのりと暖かくなってきました。
これは面白い商品で、例えば駅前の立ち食いうどん店のように足元が寒い店舗では有効かと思われます。ついでに冷房装置も付けると、夏冬のいずれの季節も使えて便利かな。
2010年3月3日
●国産の割り箸も使ってください。


日本の山林を保護するには重要です。
このブースでは奈良県の吉野から来た割り箸業者が出店していました。割り箸というと木材を無駄に使うので資源保護にはならない、と考えられますが、この業者は間伐材を使って割り箸を製造している、と強調していました。森林を育てる時には小さな木を間引かなければ日光の照射が悪くなり、山林全体の育成ができなくなるのです。この間引きの作業のときに発生するのが間伐材であり、本来ならば廃棄される素材です。どうも、山林業者では間伐材の廃棄に困っているようで、廃棄物を割り箸にして有効活用しようとしているのです。中国などから安い割り箸が入ってくると、間伐材を利用した割り箸が売れなくなり、巡りめぐって山林が荒廃することになります。
そこで、二段目の写真にあるように、箸袋に広告を入れ、広告料で割り箸を安く提供し、国内の山林を育成していこうという運動をしていました。広告入りの割り箸であれば、一膳何と50銭なんだそうです。この運動が国内に広まっていくには、どこかの公共団体や援助団体からの支援がないと上手くいかないでしょう。小さな活動なのですが、今後の発展を期待しています。
2010年3月3日