2008年04月27日
●神社専門の商社ですが、競争相手が皆無のようです。


一般には全く売れない商品ばかりですが、需要はあるのです。
ホテル・レストランショーで見かけました。見本市の会場に突如鳥居が現れ、このブースだけが回りとは違った雰囲気となっていました。この会社は神社関係の商品を専門に販売していて、神主や巫女の装束、その他神道に関連した全ての商品を販売しています。ホテル関係の見本市に出店するのは不思議と思われるかもしれませんが、ホテル内で神式の結婚式を行うため、このような神道関係の商品はホテルが大きなマーケットとなっているようです。ここに出品しているプラスチックの鳥居も商品であり、このままホテルの乾坤式場に納品するのだそうです。
仏式の用品を販売している会社は数が多いのですが、神式の用品を販売する会社は全国でも珍しいそうで、1、2社しかないようです。宗教的な儀式に使うものであるため、色々と制約があり、新しく参入する企業は無いようです。販売先が限定されていて、しかも消耗品は毎年一定の割合で必ず売れていく商品であるためあまりアクセクしていません。ここの社長はノンビリと客待ちしていました。販路が決まっているのですから必死になって呼び込みをする必要はなく、問い合わせがあれば返答すればいいだけのことですから。世のなかには十年一日の如く、ゆったりと営業する企業もあるのだと感心させられました。
2008年4月27日
●お犬様のホテル(小屋)です。

立派な犬小屋で、人間様も泊まれるのでは。
ホテル・レストランショーで見かけました。何のための小屋かと思ったら、愛犬用のホテルなのだそうです。愛犬をホテル・旅館に連れてくるお客が増えているそうですが、愛犬を客室にまで連れていくことは衛生上できないことです。そこで、ホテル・旅館の敷地にこのお犬様用客室を設置し、お客は客室に愛犬はこのプレハブ犬小屋に入って宿泊してもらうという商品です。
愛犬と共にお客をホテル・旅館に誘導するにはいい商品かもしれません。実際にこの犬小屋に似たような商品は他社からも販売されていて、全国的には需要があるみたいです。犬小屋には冷暖房設備、空気清浄機、トイレなどが完備していて、人間が宿泊してもいいような設備が完備してありました。
2008年4月27日
●割り箸なのですがプラスチック製です。


これから普及するか、それとも丸箸に移行するかが問題です。
ホテル・レストランショーで見かけました。一段目の写真を一見すると普通のプラスチックの箸なのですが、これは「割り箸」なのです。二段目の右側にあるように、箸の頭の部分がつながっていて、それを割ることで二つに分離して箸として使うのです。それだけでは単なるプラ製の箸なのですが、この会社では使いおわった割り箸を飲食店から回収し、再度溶解して新商品に再生しています。つまり、この会社はプラ製割り箸の製造と回収、再利用を一貫して行い、循環社会を行っているのです。山梨県の一部の飲食店では既に実施していて、これから東京で普及させようと考えているそうです。しかし、普通のプラ製箸を飲食店で使用し、洗ってから客に出してもいいように思われるのですが。客の立場からすれば、新品の割り箸を使うことで清潔感が得られるものと考えているのかもしれません。中国製の割り箸の輸入が減少していくようなので、これからはこんなプラ製割り箸も見かけられることになるかもしれません。
2008年4月27日
●イタリア人が使っている道具です。


イタリア式手打ちスパゲッティーはこうしてできるのです。
ホテル・レストランショーで見かけました。木製の椅子のようなのですが、真鍮でできた細い筒のような部品が付いています。最初は何のための道具か判らなかったのですが、スパゲッティーを製造するための道具なんだそうです。真鍮製の筒の中に練った小麦粉を入れ、ハンドルを回すことで下の穴からスパゲッティーが押し出されるようになっていました。昔からイタリアでは使用されている道具だそうで、家庭や小さなレストランで腰の強いスパゲッティーを少量だけ製造する時に使われているそうです。日本でも、マニアや家庭で手打ちソバを少量だけ作るのと同じことのようです。日本のスパゲッティーマニアが導入するかもしれない道具です。
2008年4月27日
2008年04月15日
●照明の分野はこれから大きく変わります。だが。




「光もの」には中小企業が出る幕はありません。
今年から「JAPAN SHOP」ではLEDの照明器具、発光素材だけを展示する「LED NEXT STAGE」が開設されていました。昨今は地球温暖化防止のため、照明装置には消費電力が少ないLEDが使われるようになりました。オーストラリアでは従来の白熱電球の製造を禁止する法律が出ています。日本でも、近いうちに白熱電球の製造販売が禁止されることが予想されます。このような世情の変化により、このようなLED専門の見本市が開催されることになったようです。
この会場には、ありとあらゆるLEDを使用した照明器具、照明装置など出品されていて、こんな商品までLEDが使われるのか、と驚かされます。発光素子の展示もあり、これから巨大な市場に向けて各社が準備している様子が窺われます。
さて、このようにLEDの市場は広がっていき、実際に企業や家庭にはLEDを使用した商品が入り込んでいます。だが、中小企業がこのようなLEDの分野に関心を持ち、新しく参入するのは止めた方がいいでしょう。すでに大企業が各種の商品にLED化した商品を投入しており、これから激戦になることが予測されるからです。また、このような商品は、素人からすると派手であって人目につきやすいことから商品開発の対象として食指をのばしやすい特徴があります。私はこのような素人受けするような商品を「光もの」と呼んでいるのですが、安易に考えて参入すべきものではありません。過去に多くの見本市では「光もの」に参入した中小企業を見ていますが、いずれも成功した例は有りませんでした。光が出ることで派手なのですが、マーケットは大きすぎて中小企業が参入すべき分野ではありません。これが私の経験則です。
2008年4月15日
2008年04月12日
●こんなブースもありました。


素人臭いところがなんとも味わいがあります。
「JAPAN SHOP」で見かけた変わったブースです。小売店、飲食店の店内に飾る装飾品を販売する会社なのですが、自作したブースであることが外観から直ぐに判ります。ブースの飾りつけは通常は見本市主催者が指定した施工業者に依頼するのですが、これが結構高いのです。それで、この出店者は安くするために自作したのでしょうか。いかにも泥臭いところが目を引きます。
それよりももっと珍しいのは、ブースに立てられた材木の柱には「商品は全てオーダーメイドです。」と落書きされてました。出店者が自棄くそになって書き込んだのか、それとも自社製品を強調するために書き込んだのかは不明です。しかし、如何にも手作りの風情があって面白いものです。業者によって綺麗にデザインしたブースに比べ、どことなく暖かみが感じられます。こんな個性的なブースがもっとあってもいいでしょう。
2008年4月12日
●こんなサービスは便利でしょう。


ありそうで無かったサービスです。
国際見本市なら常設していいのでは。
「JAPAN SHOP」の入口で見かけた通訳のサービスです。このブースには英語、中国語、韓国語の通訳者が待機していて、来場者に通訳のサービスをしていました。他の見本市では見かけられない、外国人にとって便利なサービスです。
このブースで対面して外国語で案内を受けるのは無料ですが、会場内に連れて行ってもらい、通訳のサービスを受けると有料になります。30分で5000円の料金となっていました。このサービスは他の見本市でも実行して欲しいものです。
2008年4月12日
●小売店、飲食店向けの見本市です。






ここに来れば、小売店、飲食店の内装、什器の全てが揃います。
日本経済新聞社が主催する「JAPAN SHOP」に出掛けてきました。この見本市は、店舗に関する業者なら誰でもが参加して可、というのが開催の主旨なのです。従って、店舗の内装、デザイン、什器、広告、看板などのありとあらゆる関連業界の企業が出店しています。この見本市に来場すれば、店舗に関する問題の全てを解消することができ、というのがうたい文句でしょう。また、日本経済新聞社は同時に「建築・建材展」、「リテールテック」、「ICカード総合展」なども併設して主催しています。「建築・建材展」は店舗の内外装の素材を展示しており、「リテールテック」ではレジスターやPOSシステムなどの電子機器を展示しており、「ICカード総合展」では商品に付けたICタグや支払い用のICカードなどが展示していて、同日に小売店の情報機器、什器、内外装などの全ての業界に接することができるものです。
と言うと小売店の店主にとっては至極便利であり、有益なように聞こえるのですが、私の感触からすると少し違ってます。「広い会場に小売店に関する全ての産業界がある」というのですが、分野が広すぎて、何でもある代わりに一つの業界からの出店者数が少ないという欠点があります。このため、「浅く、広く」という言葉が適合するようです。看板だけを考えると、専門のサインデスプレーショーの方が出店者も多く、レベルも高いものです。店舗内の什器だけを考えると、スーパーマーケットショーが一番参加者が多い見本市です。ということなのですが、まあ、小売店の店主にとっては一日で全ての業界の出店者と商談することができるので、地方から来場する店主には便利かもしれません。
二段目の写真は、ディスプレーの見本を掲げたブースで、古木を巧みに造形化しています。この他にも最新のディスプレーが飾られていて、新鮮な感じがします。
三段目の写真は、店内の飾りですがどこかでみたようなものです。それもそのはず、この出店者の専門はパチンコ屋の店内ディスプレーが専門であり、一般の小売店にも販路を広げるために出店しているのです。しかし、派手な飾りなのでどのような小売店にこれらのディスプレーが適合するのか判りません。
四段目の写真は、鉄製の室内装飾品であり、写真にあるのは帽子や小物掛けの商品です。この会社は鉄を素材とした装飾品を専門に製造し、通信販売していました。デザインは結構凝ったものが多く、鉄製の装飾品でもこのように飾ることができるのか、と意表をつかれました。
五段目と六段目の写真は八百屋などで野菜などを展示するための籠を製造している会社です。藤蔓製の籠のように見えますが、実はプラスチックの細い紐で編んだ籠なのです。この籠の利点は水で丸洗いできて衛生的なことです。自動洗浄器により丸洗いできるので、人手がかからない利点があるそうです。そういえば、スーパーなどで良く見かける籠でした。
2008年4月12日
2008年03月31日
●スポーツにもデザインが必要となったようです。


女性はスポーツにも彩りがなければならないようです。
運動する時や骨盤を矯正する時などには腰にサポーターを巻きます。今までは白色が主流だったのですが、この会社ではサポーターにデザイン性を入れ、各種の色彩のサポーターを提供していました。色とりどりのサポーターが展示されてました。このようなサポーターであれば運動するのも楽しくなるでしょう。なお、サポーターの大半は女性用でした。
2008年3月31日
●スポーツに科学的な測定器がありました。


スポーツをする前に測定し、体力に一番合ったスポーツができます。
スクリーンの前で変な格好をしているのですが、これは身体のバランス、柔軟性などをコンピューターで測定しようという装置です。四角い格子が描かれたスクリーンの前で色々なポーズを取ります。それを全面にあるデジタルカメラで撮影し、身体がどのような形になるかを撮影します。そして、決まられた数種類のポーズをとることで、被測定者の骨格がどのようになっているか、筋肉の柔軟性がどの程度であるかをパソコンのソフトで計数し、数値化することができます。
従来は測定者が視覚により経験で測定値を算出していたのですが、測定者によりバラツキがありました。この装置は客観的に測定値を算出し、各被測定者の身体の状態を数値化することができます。例えば、スポーツジムやエアロビクス教室などで、これからスポーツをする人の身体の状態を計数化し、その人に適合した運動の種類と運動量を提案することができます。
今まではインストラクターの勘により、それぞれの運動者に合った運動を指示してきたのですが、これなら運動者に納得できる提案ができそうです。しかし、開発したばかりで価格が1セット400万円と高価なことが欠点です。これからあちこちのスポーツジム屋エアロビクス教室で活用してもらい、単価が安くなることを願ってます。
2008年3月31日
●足湯ならぬ足粒です。


これなら足が濡れることなくいつでも使えます。
ここ数年はどこの温泉地でも「足湯」が盛んになってきました。このため、家庭でもつかえる足湯装置が出てきました。湯を入れる容器の下に加熱装置を組み込み、電気で一定の温度に維持して足湯ができるものです。しかし、このような足湯装置では、容器に入れた足に水が付着して使用後は拭かなければなりません。面倒と言えば面倒なことです。
このため、この商品は水を使わずに足湯ができる装置を開発しました。箱の底に加熱装置をいれ、容器の中にはセラミックの小粒を多数いれてあります。電気で加熱するとセラミックの小粒が遠赤外線で発熱し、足を温めることができます。「足湯」というより「足粒」のようなもので、鹿児島にある温泉のように砂で体を温めるのと同じ原理です。
足を温めてから水気を拭き取る作業が無くなるので便利でしょう。仕事の合間に足を温めてヒーリングするには最適です。
2008年3月31日
●健康やダイエットには最適です。


健康を考えて料理するお母さんにピッタリ。
今年の「健康博覧会」では面白い弁当箱を見つけました。名付けて「3・1・2弁当箱法」なんだそうです。食事では、主食が3、肉魚が1、野菜が2の割合で食べると健康にいいそうで、その健康法を実践できるのがこの弁当箱でした。弁当箱は年齢、体重によって大きさが違っていて、必要な量の食事を取ることができます。弁当箱には箱の表面に密着させることができる目盛り付きの透明板が付いています。この目盛りの板を弁当箱に合わせると、主食、肉魚、野菜がどれだけの比率で入れたかを計ることができます。こうして目盛りを合わせることで、弁当箱にいれた食品の比率をチェックできるのです。
幼児や小学生に健康的な弁当を持たせるには便利です。昨今流行っている食育のための道具としてはピッタリでしょう。また、健康的に痩せたいOLなどにもいいでしょう。ただ、問題は価格です。2500円前後するので、一般的な弁当箱に比べると数倍の価格です。この点を改善すれば売れ行きが伸びるでしょう。
2008年3月31日
●中国も健康食品に進出か。


中国三千年の歴史から得られた健康でしょうか。
今年の「健康博覧会」では中国からの出店者が集まるブースがありました。中国の健康食品を宣伝していました。写真のブースでは、中国古来の秘薬で、滋養壮健の素材を展示していました。説明を聞いたのですが、日本語がほとんど通じず、断片的にしか判りませんでしたが、どうやら精力減退に効き目があるそうで、夜の秘薬だそうです。
昨今は中国製品が問題となっているのでどの程度信用されるか疑問なのですが。
2008年3月31日
2008年03月10日
●個性のあるブースばかりでした。



全国から集まった会社なので個性派だらけです。
面白い企業が多いのですが、全部を紹介できないのが残念。
「ベンチャーフェア2008」では変わった(努力している、と言った方が正しいか)会社が出店してました。沢山あったのですが、その中で印象に残った出店者を掲載してみます。
一段目の写真に出ている人はフーテンの寅さん風の服装で、一見するとテキ屋みたいですがれっきとした社長です。昭和レトロをテーマとした駄菓子屋、飲食店などを複数展開する会社です。お台場のデッキにあるレトロ村はこの人が仕掛けたものです。現在、あちこちに見かけられる昭和レトロに店舗内を内装した飲食店やテーマパークの最初の開拓者だそうです。元々はイベント屋でしたが、昭和時代に特化した雰囲気の店舗を開業して成功しました。本人のスタイルも昭和時代を象徴するようなものにしてみたかったのでしょう。しかし、もうすでに成功してしまった会社なので、ベンチャーフェアに出店しなくともいいのではないかと思うのはやっかみでしょうか。
二段目の写真は、ソーラー電池によって発電した電力で動く看板を製造する会社です。ブース上にある木挽きの人形がノコギリを動かしていました。本業は大工さんなんだそうですが、自社の宣伝のために開発したそうです。ソーラー電池で動く看板はもうすでにあちこちに見られますが、このように素人が描いたようなデザインが注目を集めるのです。これが若いデザイナーによって洗練されたデザインとなったら面白みが無くなります。こんな素朴な図柄がいいのです。
三段目の写真は合成樹脂でできた半畳の畳です。学校などの床にこの畳を敷くと、座りながら学習ができるというものです。礼儀作法などを勉強するには都合がいいでしょう。社長は災害対策のために、公民館などにも売り込みたいと説明していました。しかし、価格が半畳1枚が1万円もするので高価なのです。せめて半額にはならないでしょうか。なお、会社は北海道であって、畳の生産地の中国地方ではありません。
2008年3月9日
●今年の夏には見かけることもあるかな。


いつも見かける無料配付のウチワですが、格好が変わってます。
「ベンチャーフェア2008」で見た商品です。夏になるとどこかのイベントや町内会などで無料で配られる広告付きウチワですが、このウチワには柄が無いのです。二つ開けてある穴に人指し指と中指を入れ、親指で後ろ側を押さえることでウチワを持ちます。柄が無いだけに100円と安価です(印刷代も含めて)。ウチワを持っている人が社長で、本業は印刷業でした。このウチワを生産するラインを特設し、今年の夏には大量に販売する、と意気込んでいました。
夏になると駅前では宣伝のために広告付きウチワが配られています。今までは同じような形のものばかりでしたが、こんなハート型のデザインなら目新しくて新鮮味があるでしょう。広島県からやって来たこの社長、愛嬌があって面白い人でした。
2008年3月9日
●携帯電話を利用したシステムです。


どこでもできて、だれでも入手できるのがウリでした。
「ベンチャーフェア2008」で見た、新しいサービスです。商品が展示されていなので分かりにくいのですが、これは携帯電話の待ち受け画面やインターネットのSNSなどで使用する似顔絵を制作するサービスです。携帯電話で撮影した顔写真をメールに添付して送ると、一週間ほどで似顔絵を制作して返送してくれます。似顔絵の専門家を多人数用意して、どんなパターンの似顔絵でもお受けできます、といっていました。
携帯電話に顔写真を出すよりは、似顔絵の方が判りやすくて個性的です。しかも、携帯電話のカメラで撮影した顔写真をこの会社に送るだけの操作で手数が簡単です。支払いはコンビニなどで決裁するだけなので、全国どこでも似顔絵を入手できます。このシステムは良く考えてあるものと感心しました。
2008年3月9日
●いつも見本市で見かける新商品です。


よくできてるのですが、マーケッティングは大丈夫なのですか。
「ベンチャーフェア2008」で見た、地方発の失敗商品です。東京で開催される見本市には、必ずといっていいほど地方の中小企業から独自に開発した新商品が発表されてます。それらは比較的一般に利用されるもので、これから発展されるのではないかと予想(開発者の思い込みですが)されている商品です。そして、それほど高度な技術を必要としないものであり、在来の技術で組み立てることができるものです。その一つの商品の種類が、「車椅子」なのです。これからの高齢化社会に必要で、需要が増えると見込まれ、町工場の技術でも開発できるような商品なのです。そのため、地方の中小企業が必ずといっていいほど手を染めたがる分野なのです。しかし、車椅子の業界は競争が激しいものであり、中国製の安価な車椅子はディスカウントストアでは数千円で売られているのが実情です。また、この道数十年という専業メーカーも存在しており、競合メーカーは多数あります。そんな中で地方の中小企業が車椅子の新商品を開発するのは大変なことです。
写真の車椅子は「竹材」で組み立てたことが特色で、地方の中小企業から出品されたものです。竹材を薄く切断して合板とし、曲げ加工して組み立ててあります。スポーク部分を除いて全て竹材を使っているので、弾力があってクッション性が良いというのがうたい文句なのです。相当に工夫はしているのですが、問題は価格です。三十数万円という金額なのですが、これだけの金額でも購入するだけの利用者がどれだけいるかマーケットが読めません。全て手作りであることからこの金額になるので仕方がないのですが、老齢者にとっては高額なものです。商品の品質が高いことと売れ行きが良いこととは別ではないでしょうか。
2008年3月9日
2008年03月09日
●これなら何時でも広告を付け替えできます。


最近は柱を広告に使うことが多くなってきました。
広告を取り付ける手間を簡単にしています。
「ベンチャーフェア2008」で見た面白い商品です。ビルの中、地下鉄、デパートの中にある柱を広告塔にしてしまう商品です。ポリウレタンでできた帯を腹巻のようにして柱に巻き付け、その表面に広告文を印刷するのです。帯の両端には二段目の写真にあるように、コルセットのようなハトメがあり、このハトメに紐を通して縛りつけるのです。現在、柱に使われている広告ではフィルムを接着しているのですが、この方法であれば着脱が簡単にできます。広告業界の隙間を狙っていました。
注意深くこのポリウレタンの帯を観察したのですが、結構工夫してあり、帯の両端が重ならないように仕掛けがしてありました。類似品が出ないうちに販路が確定できれば嬉しいのではないでしょうか。
2008年3月9日
●用途は狭いのですが女性うけするでしょう。


これならネイルで化粧した女性でも使うでしょう。
万一の場合には痴漢に対抗できるかもしれません。
「ベンチャーフェア2008」で見た面白い商品です。二段目の写真にあるように、巨大な安全ピンのような形をしている「カッター」です。安全ピンのような端はコイル状に巻かれていて、その中に他方の端が挿入されているものです。最初見たとき、これは何に使うものか、と考えてしましました。使い方は、一段目の写真にあるように、安全ピンの二つの軸を片手で握るとコイルの中から他方の端が飛び出すものです。飛び出した他方の端は鋭い刃が付いていて、この刃で各種の商品を切断することができるのです。例えば、ペットボトルの包装フィルムを剥がしたり、ミカンなどを剥くとき、菓子袋を開くとき、などに使うのだそうです。では、誰が使うかとなると、付け爪をした若い女性なんだそうです。なるほど、付け爪をしていたのでは鋏などは持てず、細かい作業はできません。この道具なら握るだけで刃が出てくるので便利です。
しかし、長い付け爪をしている女性だけがマーケットとなると販路は狭いものになります。「長い付け爪をしている女性」で連想するのはキャバクラに勤めている素人ホステスになるのかな。すると、歌舞伎町のキャバクラで行商すると売れるのでしょうか。
極めて特殊な道具なのですが、販路を確定すれば定常的に売れるかもしれません。
2008年3月9日
2008年03月05日
●こんな商品なら盛り上がります。



初対面では話が弾みません。
こんな機械があれば、気持ちがマッチングするでしょう。
「レジャー&サービス産業展」では不思議な光景を見かけました。一段目の写真では楕円形のテーブルを囲んで十人ほどの人達が何やら考えています。会場で遠くからこの風景を見たとき、彼らは何をしてるのか不思議でした。
二段目の写真はテーブルを少し上からみたものです。テーブルの中央にはガラスの板があり、中に液晶モニターが組まれてます。このモニターに色々な文字や写真がでてくることになっています。その内容は、最近の出来事や芸能界の噂などで、一般的に共通の話題になるようなものです。このテーブルは、合コンやサークルなどで初対面者同士が座るためのものです。初対面者では最初は会話が出なく、場が白々しくなりやすいものです。そこで、このテーブルでは参加者に共通するような話題や写真を表示させ、話のキッカケを作っていくことができるものです。例えば、飲み屋に置いて、酒席が始まる前の待ち時間の間にモニターに各種の話題を表示させ、参加者同士で会話のキッカケを作りだしていこうとするものです。このモニターによって会場が盛り上がれば、飲み屋での売上げも増加することでしょう。
三段目の写真では、ブースの上の方に小さく「合コン用」と書いてありました。これだけでは何をするものかサッパリ判りません。やっぱり、このようなテーブルは使ってみなければ判りません。
2008年3月5日
2008年02月10日
●落第発明その4

機能が多くなると便利になるわけではありません。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。介護者用の自動で動作するベッドです。ベッドがくの字に折れ曲がり、身体を動かせない介護者を座らせることができ、同時に掛け布団を上に引き上げることができるのだそうです。曲がるベッドは沢山ありますが、掛け布団を持ち上げるベッドは無いとのことです。
一見すると便利なようですが、あれこれと機能を付けるとベッド自体が重くなり、一般住宅での使用が難しくなります。また、介護している者から見ると、余計な付帯機構がついてくので実際の介護をするときには邪魔となります。掛け布団程度のものなら介護する人が簡単に取り除きます。わざわざ複雑な機構をしなくとも介護の作業には便利にはなりません。
この商品が売れないか、と言えば、全く売れないということは無いでしょう。このような機構を必要とする介護者が全国にはどこかにいるかもしれません。しかし、その台数は知れてます。開発費を回収する程には多くは売れないでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その3

こんな商品ありそうで、実はないのですが。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。夏や梅雨の時期には窟の中に湿気がこもり、足が蒸れます。この発明では、靴底に小さなファンを仕込んでおき、電池でファンを回転させて湿気を逃がすのだそうです。足首に電池の入った袋を固定し、マジックテープで巻き付け、手前にある赤外線コントローラーで電源を入り切りさせるのだそうです。
マンガにあるような商品ですが、この発明者の凄いところは実際に商品を製作してしまったことです。相当な金額の開発費をかけたのでしょうが、マンガにあるような商品を作ってしまった努力には驚かされました。
このような商品は話題性はありますが、実用性は全く有りません。小さなファンで水虫が直るほど甘いものではありません。それよりも、こんな装置を付けることで靴自体の価格が高くなってしまいます。わざわざ重たくなるような靴を履いて歩く人はいないでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その2


何時も見る防災商品なのですが、これでいいのかな。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。いずれもご存じ防災商品です。個人発明家の展示では必ず出てくるのが防災商品です。地震などを想定した商品なのですが、いつも誰かが開発しているお馴染みの商品です。
一段目の写真は防災用の簡易トイレで、ペルー缶を利用したものです。ペルー缶の開口部に半円形の便座を設けて便器の代わりに使うのだそうです。この便器が3800円だそうですが、このような商品を購入する人はいるのでしょうか。また、いつ発生するか判らない地震のためにこの容積のある商品を保管するのは場所を占めることになり、不経済なことです。購入する立場で考えていない商品ではないでしょうか。
二段目の写真は被災地での体育館や講堂などの避難所で使用する間仕切りだそうです。周囲を四角くスチロール板で仕切り、その上面を覆うようにシートが開閉自在に載せてあります。左の隅にある立体形の箱は脱衣室に使うのだそうです。地方の工務店の社長が考えたそうですが、似たような商品は既に開発されています。また、わざわざこのような商品を購入しなくとも、ありあわせの段ボール箱を利用すればすぐに組み立てられます。地震が発生するまで、このような商品を数十年も保管するでしょうか。また、避難所での生活は短期間なのです。便利かもしれませんが、数日、数週間しか退避しない場所でこのような間仕切りを使う必要性は薄いでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その1


新商品なのですが、習字をするに不便ではないでしょうか。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。この女性が手にしている黒い網のようなシートがそれで、プラスチックでできた薄い網を9枚程重ねて一辺を固定して冊子のようにしてあります。習字をするときの道具だそうで、1枚の紙をこの網シートに載せて習字を書き、生乾きとなったその表面にその上の網シートを被せて次の1枚の紙を載せて習字をするのだそうです。つまり、網シートの間に生乾きの習字紙をサンドイッチのように重ねていけば習字紙が重ならず、書いた文字がべとつかずに乾かせるといことだそうです。狭い机の上でも沢山の習字を練習することができるという効果を力説していました。価格は数百円で売り出す計画だそうです。
しかし、こんな思いつきのような商品を使ってくれる人はいるのでしょうか。なるほど、網のシートの間に習字紙を差し込めば乾燥するのは早いし、複数枚の習字紙を同時に乾燥させることはできます。ごわごわした網シートの上に習字紙を置いて文字を墨書きすることはないでしょう。
2008年2月10日
2007年12月15日
●小物なのですがマーケットが違います。



ありそうで無い商品群でした。
マーケットを絞るのがこれからの傾向でしょうか。
東京国際家具見本市で見かけた小物です。木製の靴入れ、ブーツ立て、傘立て、靴べらなどです。なんともか弱いようなデザインなのですが、これらは独り暮らしの女性をターゲットとした商品群なんだそうです。
女性がワンルームマンションで独り暮らしするとき、各種の小物が必要となります。それらを統一したデザインで制作したものです。なる程、ワンルームマンションは何も無く、そこで生活するためには各種の小物が必要となります。個々の商品はどこでも入手できるのですが、デザインがイマイチで統一されてません。そこを狙った商品群であり、極めて狭いターゲットが消費者となっています。価格は全て数千円以下となっていて、女性でも購入しやすい価格に設定してあるようです。
国内の家具メーカーもあれこれと商品の販路を工夫されてみえますが、このように狭いマーケットだけを狙うのも一つの方法かもしれません。
2007年12月15日
●引退した男の趣味になるでしょうか。




モダンではないところがいいのです。
渋い、中高年の男性の趣味に合うでしょう。
東京国際家具見本市では、男性のための小屋が展示されてました。写真でもわかるように、板壁、トタン屋根、板敷の懐かしいようなデザインです。この小屋は取り壊しになった小学校の材木を使い、随所に古い時代を表現した小物で飾られています。中高年の男性の離れや書斎のために販売していきたいということでした。すでに、温泉旅館の露天風呂の脱衣場として使用されているそうです。定年になったらこんな小屋を持ち、晴耕雨読といきたいところです。
この小屋の敷地面積は3坪で、建築基準法の規制対象外となっており、どこにでも設置できます。このままの形でトレーラーに搭載し、土台に置けばすぐに利用できます。この種の3坪以下の小屋は良く見かけられますが、このように凝ったデザインのものは珍しいでしょう。
2007年12月15日
2007年12月03日
●面白い用途を考えたものです。

日本と中近東の文化の融合でしょうか。
これからの商品でしょう。
JAPANTEXの見本市会場で面白い商品を見つけました。商品は『仏間用ペルシャ絨毯』です。比較的裕福な家には大きな仏壇を設置した仏間があります。その仏壇の前に敷いて、お勤めをするときに使用するというものです。通常は仏間にはお勤めするための専用の大きな座布団が置かれていますが、この座布団の代わりに絨毯を使用しませんか、というのがトークです。イスラム教では、礼拝のときに絨毯を敷いてお祈りを捧げます。仏教であってもお経を唱えるときには絨毯を使用してもおかしなことではありません。
仏間で使用するために、形は正方形であって仏教独特の模様や梵字が織り込まれています。ペルシャの絨毯工場にこれらの模様や文字を特注して製造させているそうです。なるほど、仏教独特の模様や梵字を織り込んでいることから、これが仏間専用であることが判ります。イスラム教徒がこの絨毯を使用するとは思われません。日本向けに製造された世界でも特殊な絨毯と言えます。
従来では長方形の絨毯は販売されていましたが、正方形の絨毯はありません。また、仏教の模様や梵字が織られた絨毯もありません。だから、この商品は仏間でしか使えない特殊な商品といえます。だが、価格が30万円弱ということなのですが、この金額が高いか安いかは購入する人の主観によるでしょう。
それほど多く売れるものではありませんが、これも隙間商品ではないでしょうか。
2007年12月2日
2007年11月17日
●高速道路用の隙間商品です。



今まで見たことの無い商品でした。
高速道路の保守という閉鎖された業界であるため、逆に言えば高速道路の保守、点検でしか使われることのないような隙間商品が沢山見られる見本市です。通常の建設業や整備業であっては使われる可能性が低いが、高速道路での作業では活用される特殊な工具や機械があります。この見本市では隙間商品の展示会ともいえ、面白いものでした。
一段目の写真は、まとわりつかない旗でした。道路の保守や事故現場での対処のために、現場付近で旗を振って交通規制をしていることが多いものです。雨の日などはこの旗の布がまとわりついて、旗を振ることができないことがあります。この改良された旗は必ず布が広がるように工夫されてました。布の中央に骨のようにワイヤーを縫い込んであるのです。ワイヤーの強度により布が振り棒にからまなくなります。簡単な工夫なのですが実用的でした。
二段目の写真は、ガードレールを支える支柱を地面から引き抜くための工具です。支柱は径年変化で腐食したりするので時々交換する必要があります。この工具では、支柱を挟んでおいてジャッキで持ち上げるようにして引き抜くことができます。人力で行うのですが、軽くてどこにでも持っていけるところがミソなのです。
三段目の写真は、太陽電池を利用した案内板です。日中の太陽光で発電した電力を蓄電し、夜間になると丸い胴体の周囲を発光させようとするものです。一体化になっていて、太陽電池のパネルを自由に回転させることができ、太陽光の方向に設定できるところが面白い工夫でした。
2007年11月16日
2007年11月03日
●何だか不思議な機械です。

地震があった後で活躍する機械でした。
どのような利用方法があるか考えてみましたが。
中小企業総合展で見つけた商品で珍商品です。写真の左側にある液晶のついたのがその機械で、『地震測定器』なんだそうです。地震が発生したならば、その揺れを検知し、震度や発生時刻を液晶に表示できる機能があります。
地震予知装置や地震予報装置は結構みかけるのですが、地震が発生した後でその地震の大きさと時刻を表示するという機械は始めて見ました。大震災が発生して家屋が倒壊した後で、この機械が震度と時刻を表示しても人命救助にはならないと思うのですが。なんだかブラックユーモアのような機械でした。
まあ、良い方に解釈すれば、学校などに設置して、地震が発生したならその震度を体感させるための訓練に用いることができるかもしれませんが。
2007年11月3日
●入れ歯のある人には便利な機械です。


今まで有りそうで無かった商品です。
中小企業総合展で見つけた商品で、『入れ歯を自動的に洗浄する機械』だそうです。入れ歯は毎夜寝る前に洗浄しておかなければ臭くなります。今まではコップの中に洗浄薬剤を入れて洗っていたのですが、歯に付いた食品が落ちなかったそうです。この機械は二つの薬剤で入れ歯を洗浄し、乾燥させることができるそうです。歯科技工士が開発したもので、実用性は高いみたです。
欠点は価格が約30万円となり、家庭での購入が難しいところです。出店社では、介護施設で使用することを目的としている、とのことでした。しかし、数万円程度で簡易型のものを製造して頂ければ数多く販売できると思うのですが。
2007年11月3日
2007年10月28日
●とても売れそうにありませんが。

金融機関が採用してくれるでしょうか。
まじめに試作品を作るのは立派ですが。
東京ビジネスサミットで見つけた珍商品です。この商品は金融機関などでの強盗を排除するための装置なんだそうですが、全く実用性が無いように思われました。門のようになっている空間が銀行の窓口となっていて、万一強盗などが襲ってきたときにスイッチを押すと金属の網が上から落下する動作をするものです。写真では金網が落下した状態を写したものです。こうすれば、強盗などが銀行の窓口で凶器を出しても金網で銀行員が隔離され、怪我などが発生しなくなる、と開発者が効能を説明していました。
だが、銀行などの窓口でこんな無骨な補助器具を導入するでしょうか。それよりも強化ガラスで仕切りをしたり、建物の構造自体を設計変更するのではないでしょうか。強盗からの防犯対策には色々ありますが、金融機関では顧客には無骨に見せないでスマートに防犯できる装置や方法を考えているはずです。このような機械はあっても不思議ではないのですが、採用する金融機関はまずあり得ないでしょう。
開発した会社は金網を加工しているところのようで、会社内にある金網の応用を考えたようでした。漫画や映画の世界ではこのような装置も考えられますが、実際に使用する立場を考えずに開発してしまったようです。商品開発では、売る相手がどのような商品を必要としているか、を先ず考慮しなければいけません。売れない商品を開発しても、それは開発費の無駄に終わってしまうからです。
2007年10月28日
●大量には売れませんが利益率は高そうです。


五本指の靴下はありますが、サンダルは初めて見ました。
小回りのきく中小企業向けの商品でしょう。
東京ビジネスサミットで見つけたサンダルです。このサンダルは4本の鼻緒が付いていて、足の指のそれぞれの間に鼻緒が入るのです。水虫防止、外反足の矯正に利用できる健康サンダルです。このサンダルは、驚くことに厚生省の医療品の認可を取得しているれっきとした医療器具なのです。開発には相当の時間をかけたようで、それなりの効果があるようです。価格も高く、通常のサンダルの二倍近くしていました。中小企業ではこのような他社が手掛けないような商品を開発すべきではないでしょうか。
2007年10月28日
2007年10月27日
●伝統のあるそば業界にも新しい風があるようです。


モダンなそば屋も増えてきました。
そんな店舗にぴったりかもしれません。
めん産業展で見つけた新型の製粉機です。石臼でそばを挽いてそば粉に加工するのですが、極めてハイテクなデザインと構造を持っています。石臼は上が回るのではなく、下側が廻り、その圧力はレバーに設けた錘の位置で調整できるようになってます。機械加工の会社が新しく開発したそうで、従来の石臼の概念を破ったデザインになってます。店頭でそば粉を挽いているのを実演させるにはピッタリのデザインです。実は、新しく開業したそば屋は、趣味が嵩じて脱サラして開業する店舗が増えていて、今までの常識にないそば屋を経営しているところが多くなってます。そんなそば屋にピッタリの商品でしょう。この製粉機は今年になって開発されたとのことで、街ではまだ見かけませんが、いずれあちこちのそば屋で見かけるようになるでしょう。
2007年10月26日