2008年12月13日
●国内の縫製業界は不況です。



衣類の製造は後進国に移ってしまいました。
国内の縫製機械産業も縮小しています。
アパレル業者が来場する「ファッション産業機器展」に出掛けてきました。この見本市は東京都ミシン商工業協同組合が主催して、衣服を製造する業者(要するに縫製業者)を対象としたもので、今年で47年目となる長い歴史のあるものです。
だが、会場は狭く、活気がありません。他の見本市ではコンパニオンがいたり、派手な飾りつけなどがあるのですが、そんなものはなく、沈滞した雰囲気なのです。来場者の方もそれほど積極的な人は少なく、高齢者が目立ってます。その原因は国内でのアパレル産業が衰退していったことが大きな要因にあるようです。洋服などの衣類の製造は中国、ベトナムなどに殆ど移転してしまい、国内の縫製業界は青息吐息の状態となっているのです。新しく設備投資して縫製の生産ラインを更新しようという業者は少ないようです。また、会場内に展示された機械類についても変わったものが少ないのです。縫製業界は、どちらかと言えば人海戦術の世界であり、オートメーション化やIT化には程遠い業界なのです。衣類の製造では大きく分けて、原反をパターン通りに切断する自動切断機、布切れを縫い合わせるミシン、完成した衣類のしわを取り除くアイロンがあれば成立するのです。新規な商品や機械を新しく提示するような余裕はなさそうです。
そんなことで、会場内をぐるっと回ってきたのですが、隙間商品に該当するような機械は見つけられませんでした。特にミシンについては2、3の大手企業が独占しており、ミシンの業界に新規に参入する企業はありえないでしょう(ミシン会社を買収すれば別ですが)。比較的業界内が固定化された産業といえると考えられます。
三段目の写真はベルトや靴を縫製する専用のミシンです。革を縫い合わせるためにこのような特殊なデザインとなってました。私も初めて見ました。しかし、このような業務用のミシンでは世界的にも特定の企業が業界を押さえていて、新規に参入するのは無理でしょう。また、中国で日本製のミシンなどのコピー商品が出回っていて、相当安価に販売されているようです。こんなことから、アパレル関連の機械を製造するメーカーは売り上げが伸び悩んでいるみたいです。
2008年12月13日
2008年12月08日
●全国から集まった中小企業です。



中小企業の考えた新商品が並びます。
中小企業基盤整備機構が主催する「中小企業総合展」に出掛けてきました。年一回、全国の元気のいい中小企業が揃って出店し、新商品や新サービスをお披露目するものです。しかし、毎年この総合展が産業総合展とほぼ同じ時期に開催されるのは困りものです。今年も同じ週に、二つの似たような性格の見本市が開催されました。遠方からの来場者にとってはダブっていることから、一日で二つの見本市を見学できるメリットがあるのですが、以外と不便なのです。産業総合展はビッグサイトの西館で、中小企業総合展はビッグサイトの東館で開催されるので、早足で見学すれば一日で見渡せます。しかし、丁寧にそれぞれのブースを見ていると一つの見本市で一日が潰れてしまいます。私は二日間かけてそれぞれの見本市を見学することになりました。二日連続してビッグサイトまで出掛けるのは大変なのです。中小企業向けのどちらかの見本市を春に開催して頂けないでしょうか。そうすれば、春と秋でそれぞれ同じ性格の見本市が楽しめるのですが。同じ時期に二つの見本市が開催されるのは予算の関係かと思われます。毎年4月に予算が決定され、見本市の開催が決められてから半年後の秋に開催するように計画されているからではないかと推測されます。官公庁の主催者も見学する人のために時期をずらして欲しいものです。
さて、この中小企業総合展では、530社が出店していましたが、それぞれの出店者に平等になるようにブースの大きさが均一となっています。二段目の写真はブースの配列を示したものですが、会場内が細かく整然と区画割されてます。これだけ細かに分けられたブースを端から端まで一つずつ見ていくと大変な労力です。私は午前11時から休まずに歩いて、最後のブースに到着したのは午後5時でした。それだけ面白いブースがあったことなのですが、一日がかりの見学では疲れました。
三段目の写真は会場内を前後に分ける通路なのですが、今年は来場者が少ないように思われました。各地から来られた出店者の方は少し手持ちぶたさのようでした。
2008年12月8日
2008年12月03日
●産業交流展に出かけました。



中小企業のための総合展示会です。
玉石混合ですが新商品を見るのは楽しいものです。
今年も秋となり、首都圏の中小企業を出店対象とした「産業交流展」が開催されました。今年は例年に比べて遅く、11月下旬の開催となりました。この見本市は東京都の主催なのですが、関東近県の埼玉、千葉、神奈川にある中小企業もエントリーできるようで、他県からの出店者も目立ってました。
この見本市の特徴は、自社商品を販売する、という実質的な商品展示よりもむしろ試作品や新商品を公表していることでしょうか。中小企業で新商品を開発したのですが、お披露目する場所が無いため、このような見本市に出品しているようです。主催者による出店企業の選定も、「売れる商品」よりはむしろ「目新しい商品」を製作した企業を優先しているような気がします。
中小企業による新商品の発表の場を設けることはいいことなのですが、どう見ても売れそうにない試作品も目立っています。しかし、物は考えようで、他人が開発した駄作を見学してこのような商品を開発しない方が良いのではないか、という考察の場であればこのような展示もまた有益でしょうか。他人の振り見て我が振りなおせ、ではないのですが、これから自社で商品を開発する際に開発してはならない商品を観察する場としては最適かもしれません。だが、そんな中にもひかる新商品があり、そのようなこれから芽が出る商品を探すのみ楽しみです。
会場内では学生服の一群を見かけました。都立の高校で「産業科」という特殊な学科を持つ学校の生徒の実習でした。進学校というよりは卒業後は現場で働くことを目的とした学校のため、進路を決めるために会場を見学してました。一日であらゆる中小企業を見ることができるので、実習としてはこのような見本市は最適でしょうか。若いうちから見本市を見学することは良いことでしょう。大学生にも見本市の見学を義務にすれば、社会を理解するために便利ではないかと思います。
2008年12月2日
2008年11月07日
●中小企業の見本市です。





今年も秋になって東京ビジネスサミットの季節になりました。
ベンチャーリンク社が主催する「東京ビジネスサミット」に出掛けてきました。今年で22回目となり、中小企業向けの見本市としてはロングランとなりました。第一回の見本市は幕張メッセで開催したと記憶しています。ベンチャーリンク社の会員が出店するのですが、会員は全国に散らばっているため、会場内には全国からさまざまな企業が出ていました。毎年盛り上がっているいたのですが、今年は出店者が20%減少して682社となり、来場者は10%減少して2万7千人となっていました。どうも不況の影響で、地方から東京にまで営業に出掛けられなくなった企業が増えたようです。なんとも寂しいことですが。
この見本市の特徴は、何といってもゴチャゴチャしていてどんな商品、どんな会社が出ているか行ってみなけれわからないことです。出店者数は700社弱なのですが、会場が狭いためにブースが密集しています。二段目、三段目の写真は会場風景ですが、通常のブースの三分の一の面積のブースもあります。こうすればブースの貸し出し料が安くなるから、主催する方は多くの企業を集めることができ、出店する方は気楽に参加できるというメリットがあります。
地方の会社の出店が多いので、勢い農産物の展示が多くなります。三段目の写真は無農薬野菜を販売する問屋のブースです。以前の東京ビジネスサミットでは半分近くのブースが農産物、畜産物、海産物の出品で占められたいましたが、昨今は一次産品を出品するブースは少なくなってきています。どうも、一次産品を展示してもそれほど期待した以上の商談は成立しないことが判ってきたからでしょう。このため、今年は二次産品の工業製品や手工業製品が目立って多くなってました。
五段目の写真は青森県の信用金庫のブースです。実は、全国の銀行、信金、信組などの金融機関には「地元の産業の支援、育成」という課題が財務省から課せられているのです。金融機関が地場産業の育成を行い、地元の経済を活性化するように通達がなされていて、その実施内容は毎年財務省に報告する義務があります。このため、地方の信金では単独で見本市や交流会を開催して実績を作り上げているのが実情です。このブースではその実績を作るための作業のようで、一つのブースを借りて信金の融資先のカタログを並べていました。一応は東京で出店したという事実を残しておかなければ財務省に報告できませんので、仕方なくブースでカタログ出品となったようです。職員が一人だけ店番をしていましたが、なんだかやる気もなくて活気がありませんでした。
2008年11月7日
2008年10月19日
●町のそば屋さんの見本市です。





小さな町のそば屋さんが頼りにしている唯一の見本市なのです。
都内の某所で開催された「めん産業展」に出掛けてきました。規模としてはビッグサイトの見本市と比べて小さく、出展者も少ないのですが、都内での麺業者(主にそば屋であり、うどん屋も少数は含まれる)が頼りにしているものです。この見本市以外にはそば屋を対象とした見本市が無いのです。食品機械展や食材見本市はあるのですが、それらはどちらかと言えば給食センターやチェーン店に向けた大量供給、大量消費の料理店を相手にしたものなのです。夫婦二人で営業していたり、家族だけで営業しているような町のそば屋には向いていません。
この見本市では、町のそば屋、うどん屋の経営者が来場するのです。ただ、困ったことに、町のそば屋は高齢化しているため、来場される方にはおじいさん、おばあさんが目立つのです。若い人も来場されているのですが、影が薄いようです。しかし、潜在的には若い(中年か)がそば屋業界に参入しているのも事実であり、これから来場者の年代が若くなることを期待しています。新規参入者はこの見本市ではなく、個別に道具や材料を仕入れているようです。
二段目の写真は玄そばをそば粉にひくための自動製粉機を出品しているブースです。昨今の高級そば屋では、自家製粉、自家製麺が主流となっていて、玄そばを仕入れて製粉し、手打ちでそば麺を製造するのが主流となっています。そば屋の裏側にはこのような機械が設置されているのです。製粉機を出品しているブースはこの他にも多数あり、大きいのから机の上におけるような小さなものまで多数種類がありました。それぞれ特色があるようで、そば屋は好みにあった製麺機を購入しているようです。
三段目の写真はそば屋が使う各種の道具を出品しているブースです。最近は素人のそば打ちが流行っていて、このようなプロが使う道具を趣味の人達も求めているようです。実を言うと、そば屋の業界には素人からの参入が多くなっているのです。趣味でそば打ちをしている内に本格的にそば屋を開業してみたくなった人や、脱サラしてそば屋を開業する人が増えているのです。従来からあるそば屋の多くは、伝統のあるそば屋で修行して暖簾分けして独立するタイプが大半でした。しかし、最近の傾向では、そば屋で修行もせずに独学でそばの調理方法を研究し、そのまま開業する人が多いのです。このようなタイプの人達は、「美味いそばはなんであるか」をひたすら追求していく性格の人がほとんどなんだそうです。従来の町のそば屋では、「どうした沢山儲かるか」を追求するタイプが多いようで、旧態依然(とまでは言わないが)の営業方針を守っているのだそうです。だが、趣味から始まった新規参入組のそば屋は、儲けることも目的なのですが、他店よりも美味いそばで頭角を表そうという意識があるようです。いわば、そば屋の業界に殴り込みをかけてきたようなものですが、このような研究家タイプが増えていけば業界の活性化になると思うのですが。
四段目の写真はオーダーメードの暖簾屋のブースです。どのそば屋もそうですが、店の入口には暖簾がかけてあり、それには店名が入れてあります。この暖簾屋は注文を受けてから名入りの暖簾を製造しています。結構高いのですが、そば屋にとっては必要品のため必ず注文があるようです。この他にも、そば屋専用の容器、お土産用袋などのブースが出店していて、この見本市を一回りするだけでそば屋に必要な機械、商品を入手することができます。お金を持ってでかければ、誰でもそば屋を開店することができます(そばが美味いか不味いかは別として)。
五段目の写真は、そば屋で出される「種物」の素材を冷凍食品として供給している会社のブースです。そばの上にかけるネタ(けんちん汁、かも南蛮など)が冷凍されてそば屋に供給されています。つまり、そば屋の台所では、ビニール袋に入ったネタを湯せんで温め、丼の上からかけるだけで料理ができあがってしまうのです。これは別に珍しいことではありませんが、このブースの上の方を注意して見ていただくと、料理のビラが垂れ下がってます。この食品会社では、冷凍食品を買ったそば屋にはこのビラをおまけで付けているのです。ビラの下には「 円」という白地の部分があり、この白地の部分にそれぞれのそば屋が定価を書き込むようになっています。こうしてみると、全国のそば屋で出されるネタとビラは同じものとなり、どこのそば屋に入っても同じビラを見て注文し、同じ冷凍食品のネタを食べることになります。寂しいと言えば寂しいのですが、これも流通の変化で致し方ないことでしょう。
2008年10月19日
2008年10月01日
●部品メーカーの進出もめざましいようです。


介護用品も組立キットのようになりつつあります。
今年の「国際福祉機器展」で感じたのは、部品メーカー、部材メーカーからの出店が目立つことです。従来は完成品の出品ばかりであり、介護のための製品ばかりでした。しかし、今年はその完成品に使用するための部品や部材のメーカーも多数参加していました。一段目の写真は電動ベッドのスライダーを出品しているブースであり、二段目の写真は電動ベッドや電動車椅子などに使用するための電動アクチュエーターを出品しているブースです。電動ベッドや電動車椅子などの製造では、プラモデルのようになってきていて、部品を集めてくるだけで組み立てることができる社会となっているようです。つまり、誰でも(組立てる能力のある技術があることが条件ですが)が、介護機器を製造できるのです。だからと言って、部品を集めてきて組み立てた電動ベッドや電動車椅子が売れるという保証はありません。しかし、豊富な部品メーカーが素材を供給していることから、自分仕様の介護機器を組み立てるとが容易となってきていることは確かです。将来は、自宅の車庫を改造して特注品の介護機器を組み立てるガレージメーカーも出現するかもしれません。ただし、同じような業者も増えるために利益が上がるとは考えられませんが。
2008年10月1日
●毎年参加企業、来場者が増えている見本市です。





特殊な商品なので、ここまでこないと新製品を見ることができないようです。
障害者や高齢者のための機械、器具、消耗品などを展示する「国際福祉機器展」に出掛けてきました。この見本市が他の見本市と雰囲気が違うのは、二段目の写真にあるように車椅子の来場者が目立つことでしょう。この見本市の来場者は、老人ホームや介護施設の職員が多いのですが、それらと同数位の障害者や高齢者が来場しています。福祉用品、介護用品は一般的ではなく、特に展示している店舗も少ないために、実際にそれらの用品を使っているエンドユーザーも新商品を品定めするために来場しているのです。会場には来場者が溢れるように歩いていて、盛況でした。最近の見本市では来場者が減少しているところもありますが、この見本市だけは毎年来場者数が増えているようです。
この福祉機器展は毎年盛大になっていき、出展者も増えています。高齢化社会がもうきていて、実際に福祉機器を必要とする家庭や施設が増えているからでしょう。また、介護保険や障害者向けの給付金が増額となっていて、これらの保険金、給付金を目当てにして多数の企業が参入しているからでもあります。福祉機器と言っても実は生活のための用具や器具であり、生活全体に関わるためにありとあらゆる業界が加担しています。例えば、高齢者や障害者向けの衣類や日用雑貨などの軽産業から始まって、障害者用の自家用車などの重工業までの業界がそれぞれ特殊仕様の商品を出品しています。つまり、健常者が日常使う商品と同じ種類だけの福祉用の商品が開発され、販売されていると考えればいいでしょう。
三段目の写真はベッドでの排泄補助装置です。実演をして説明していましたが、介護施設の現場ではこんな風景となっているのでしょう。四段目の写真は、ゴーグルにより映像を見せているもので、徘徊老人がどのような行動をするのかをバーチャルリアリティーの画面で体験させようというコーナーです。痴呆症の出た老人が見ている世界を画像によって体験させていました。五段目の写真は、老人介護向けの食器を展示しているブースです。身体の不自由さに合わせて、使いやすいデザインの食器が出品されてました。このブースの他にも生活に必要な商品、雑貨が出品されていて、これからもあらゆる商品が介護用、障害者用に開発されていると感じられました。
あらゆる業界から参入している原因としては、介護保険の総額が巨大であることが考えられます。他の産業と違って、景気不景気にかかわらず、必ず保険から代金が回収できるという甘さがあるからです。介護用品に指定されると、それなりの利益が確実に確保できるからでしょう。こんなに多くの介護用品が出回ると、介護保険の支払いが多くなり、次の社会問題となりそうです。
2008年10月1日
2008年09月18日
●日本初の居酒屋専門の見本市でした。




有りそうでなかった見本市なのです。
居酒屋のおやじ連中が集まっていました。
繁華街や駅前のどこでも見かける居酒屋の経営者を対象とした「居酒屋産業展」に出掛けてきました。居酒屋というと別名が「赤提灯」「縄暖簾」などとも呼ばれ、サラリーマンのお父さん達が、ちょいと一杯、のために入る店です。どちらかと言えば和風の料理を出して日本酒を飲ませる店、というのがイメージではないでしょうか。しかし、居酒屋の定義は特に無く、何を基準にして居酒屋と判断するかは非常に難しいものでしょう。多分、洋風のスナックでもなければ、ホステスが待機するバーでもなければ、居酒屋という大まかな定義に入るのではないでしょうか。まあ、要するに、手頃な金額で酒が飲めて、自宅や会社の近くにあって、服装などを気にしなくとも気楽に入店できる店といったところでしょうか。
さて、この居酒屋の実態は把握するのが困難で、全国には数万店があるとも、二十万店があるとも言われていて、マーケットがハッキリしません。また、経営の内容についても千差万別であり、経営主体からすれば、夫婦二人でこじんまりと経営している店から、直営店だけで数百店もある居酒屋チェーン本部まであります。また、店の規模からすると、数人が入ったら一杯になる極めて小さな店から、三百人以上が一度に入ることのできる大規模店まであり、業態は変化に飛んでいます。経営規模、内容の差に関係なく、それぞれの店が酔客を呼び込んでいるのでしょう。なお、全国の居酒屋の70%程度が実はフランチャイズ店かチェーン店となっていて、独立系の居酒屋は少なくなっていく傾向にあります。
居酒屋の業界はこのようなものですが、全国の独立系の居酒屋向けの見本市は今までになく、今回の見本市が初めてなのです。従来からホテルやレストラン、そば屋、弁当屋向けの見本市はあったのですが、居酒屋にターゲットを絞ったものはなかったのです。そういった面から考えると、この居酒屋展は有りそうで無さそうな見本市ということになります。
会場では、居酒屋に向けた企業がブースを展開していました。居酒屋であることから、主な出展者は当然のように、酒類関係会社、食材関係会社が大半でした。特に目を引くのは地方の酒造メーカー、地方の食品会社です。地方の会社は、独立系の飲食店と商談を結び、問屋を通さずに直接取り引きすることがこの見本市への出店の目的としているようです。地方の会社では全国への販路が少ないため、売上げ利益が伸びず、困っているようです。このため、この見本市で販路を開拓しようと一生懸命でした。とりわけ、産業が少ない沖縄からは各種の焼酎メーカー、泡盛メーカーの出店が目立ちました。また、来場した居酒屋の店主は、この見本市で珍しい酒や食材を見つけて、店のメニューに加えていきたいようでした。居酒屋の店舗間でも競争が激しく、他店にはない食材を入手して顧客に目新しさをアッピールしていかなければ生き残れません。ブースの出店者も居酒屋の親父さんも真剣に商談していました。
二段目の写真は酒造メーカーの菊正宗が出店したブースで、赤提灯風のデザインにしていました。暖簾をくぐってカウンターに入るのは、日頃はカウンターの中で仕事をしている居酒屋の親父連中です。立場がちがっているので、どんな心境でしょうか。
三段目の写真は日本酒の問屋のブースで、地方にある美味しい酒を選んで出品していました。埋もれた名酒を一度に並べてあるり、新しい味に出会うこともできるのでしょうか。
四段目の写真はサントリーのブースで、やはり、立ち飲み屋風のブースにしていました。
2008年9月17日
2008年08月07日
●都会の中にあるホテルです。



2年ぶりに訪れてみました。
出展者がだいぶ入れ代わってました。
ラブホテルとか連れ込み旅館とか呼ばれることもある、「レジャーホテルフェア」に行ってきました。私は昨年には訪問しなかったので2年ぶりであり、会場も変わったことなので覗いてきました。会場内は二段目の写真にあるように、明るい雰囲気のものです。ラブホテルというと、入口が目立たなくて、アベック(現在はカップルと呼ぶらしいのですが)が入り込むには少し躊躇するようなものです。最近の都会のラブホテルでは、看板や広告も大きく目立ち、昼間からアベックが堂々と入店するようになってきています。時々、地方都市にでかけると昔ながらの「いかにも連れ込みです」といった煤けたようなラブホテルも見られますが、このような昔気質のラブホテルは化石のようになってきました。このような昔風の連れ込み旅館を見つけると、「うん、これは珍しいな」と懐古趣味に陥ってしまいます。現在、廃墟や廃屋などを探索する趣味の人が多くなり、廃墟を見学するツアーも募集されてます。また、廃墟だけを集めた写真集やビデオも販売されてます。その内に、「昭和30年代そのままの連れ込み旅館」とか「昔行ったことのある懐かしのラブホテル」というような写真集も出てくるかもしれません。
さて、会場内の雰囲気なのですが、以前に比べると出店者数が減っていて、少し寂しい感じがします。また、エロのフェロモンを発散しているような怪しい?雰囲気のブースも無くなり、健全な業者が目立つようになりました。以前はポルノ女優を出演させたブースや大人の玩具を並べたブースが立ち並び、それはそれは楽しいものでした。今年の出店者では、ビデオ会社、通信会社、設備会社などが目立ち、ビジネスライクな雰囲気となっていて、少しお固いものでした。それはそれでいいのですが、やっぱりレジャーホテルフェアでは、他の見本市では見ることのできない「怪しくて」「男心をくすぐる」ようなブースが並んでいて欲しいものです。
レジャーホテルフェアが少し沈滞化している理由には、一つにはホテル開店の法規制が強くなって新規の開店ができにくくなっていることがあります。警察からの締めつけが厳しくなっているようで、業界では悲惨な状況に置かれているそうです。また、同業者間の競争が激しくなり、値段の値引きや設備投資が大きな負担なり、昔ほどは儲からなくなったことも一因のようです。ホテル経営者側としては、なるべく投資せずに収益率を向上させることに一番の関心があるため、このような見本市への関心が薄くなってきたことが大きな要因でしょう。
三段目の写真は、レジャーホテル専門の設計事務所で、最先端のデザインと設備のあるホテルを設計しています。レジャーホテル専門の設計事務所は国内には数社あるようで、それぞれが独特のデザインで設計しています。専門家によるデザインは集客に大きな影響があるようで、それなりのノウハウなどを駆使しているようです。
2008年8月7日
2008年07月08日
●葬儀社の唯一の見本市です。




お世話になりたくないのですが、
それでも一生に一度はお世話にならざるを得ません。
「フューネラルビジネスショー」に行ってきました。要するに、葬儀関係者のための見本市であり、日頃は見かけないような商品、道具などが展示されていました。一般にはこのような道具や商品のお世話にはなりたくない、のが本音なのですが、人間何時かは一度はお世話にならざるを得ない業界です。出店者は新聞広告もせず、一般には全くしられない企業ばかりであり、来場者は当然のように葬儀社や斎場関係者ばかりです。
この見本市は続けて観察しているのですが、出店者はかなり変わってきているようです。以前は会葬御礼の商品を販売する問屋が多かったのですが、年々少なくなってきています。これは葬儀の方法が変わってきたからだと言われます。家族葬が増えて、親戚などの少人数で行う葬儀が主流となったので、会葬御礼の必要性が少なくなってきたからです。その代わり、思いも掛けないような商品が出品されていました。個人と遺族を結び付けるような思い出を作るための商品が増えてきています。
また、社葬や組合葬のような大がかりな葬儀が格段に減ってきていて、葬儀社の売り上げも減っているそうです。しかし、年間の死者数が108万人もいて、社会で必ず必要とされる産業であることから、根強い指示があるようです。これから高齢化社会になり、葬儀の数も増えていくため、業界でもその対応を考えているようです。この業界も社会情勢により業態を変えているようです。
下の3つの写真は祭壇の種類で、仏教、キリスト教、無宗教のそれぞれの特徴を持たせた祭壇が展示されていました。葬儀社、斎場ではこれらの祭壇を購入し、葬儀の際に遺族にレンタルすることになります。以前はこの祭壇のレンタルが利益率が高く、葬儀社の大きな収入源であったそうです。
2008年7月7日
2008年04月27日
●ここでレストランを開業する設備が全て揃います。






会場が広いので全てのブースを見ることができません。
コックさん、板前さんの姿が目立ちました。
レストラン、ホテル、飲食業者向けの「ホテル・レストランショー」「フード・毛ー他リングショー」「厨房機械器具展」に行ってきました。3つの見本市が同時に開催されるのですが、会場は一緒の場所で同時期に開催されてます。いずれの見本市も料理という内容で共通しているため、主催者は別々なのですが同じような内容のために統合されています。数年前は各主催者が個別に開催していたのですが、最近は合同で開催しています。来場者は、ホテルのレストラン部門、喫茶部門、飲食店、ドライブイン、レストランチェーン店などの経営者が殆どです。この見本市では調理場、食堂で使用する機械、道具、食器などのハードの商品が展示されていて、料理する食材などは展示されてません。いわば、プロの料理人のための設備の見本市と考えていいでしょう。このため、一般家庭ではみかけることのできないような調理器具などが多数展示されてました。また、この見本市を一周すれば、レストラン、料理店を開業するための備品の全てを揃えることができます。
二段目の写真は、レストランの裏側にある設備機械を一同に設置してあり、最新型の調理装置を展示してありました。冷蔵庫、レンジはピカピカで(当然なのだが)、綺麗なものでした。こんな設備であれば働くのも楽しいでしょう。
三段目の写真は、新型のジューサーを展示しているブースであり、四段目の写真は従業員が使用するユニホーム専門店のブースです。
五段目の写真は、コーヒーカップを展示しているブースです。同じ大きさのコーヒーカップなのですが、どんな色彩にでも焼き上げることができる、というデモンストレーションです。それぞれのカップの色は微妙に違っていて、これだけ多数種類の色彩を並べると壮観でした。
六段目の写真は、さぬきうどんの調理器具を展示するブースで、うどんの実演試食をしていました。このブースに限らず、あちこちで試食をしていて、会場を回るだけでお腹が一杯になります。この日は昼食を食べる必要がなく、有り難い見本市でした。
2008年4月26日
2008年04月15日
●店舗などの内外装の新技術が出品されてました。





建築関係の技術は毎年進歩しています。
「JAPAN SHOP」に併設されている「建築建材展」では、店舗や飲食店の内外装の新商品、新技術を展示していました。毎年のように新規な技術が公表されていて、建築業界の技術革新が見られます。その中の一部を紹介します。
二段目の写真は木製のドアーなのですが、内部に発光装置が仕込まれていて、表面は木材を薄く剥いだ素材で覆ってあります。つまり、ドアーの内部は空洞であって、その中の一部に発光ダイオードが組み込まれていて、ドアーの表面は普通の木材のように覆われているのです。普段は通常のドアーと同じように、表面は木質の素材そのものが見えます。内部の発光ダイオードを発光させると、内部から光が出て模様などを表出させることができるようになっています。例えば、「会議中」とか「使用中」といった文字を表出させることができるものです。しかし、このドアーは一枚が百万円もするものです。現状では製造数量が少ないためこのように高価格となりますが、量産しても二十万円以下になることはなさそうです。すると、単に表示させるだけの木製ドアーだけが二十万円となるのは少し高額なような気がします。徳島県から出店した業者でしたが、工夫してある点には敬意を表しますが、はたして売れ行きがいいかどうかは疑問です。
三段目の写真は愛犬家のための家造りを提案する会社です。犬を同居するために各種の工夫がある家を設計するのだそうです。これから多くなると予想される個性的な住居を設計するにはそれなりの工夫とアイデアが必要でしょう。このように特色のある提案であれば大きなマーケットにはなりませんが、それなりの需要があると思われます。
四段目、五段目の写真は、主に旅館のリフォームを提案しているブースです。和室の客室風のモデルルームを展示してあり、左半分がリフォーム前の客室、右半分がリフォームした後の客室を表現しています。このリフォームでは、木材を薄くはぎ取り、裏側に接着剤を塗布した模造素材を用います。模造素材の裏紙を剥がして、接着剤の付いた面を柱や梁、天井に貼り付けてリフォームするものです。見た目からは模造素材を貼り付けただけのものとは思われない程に良く出来ていました。この方法でリフォームでは、安く早く工事が完了するのだそうです。汚れた和室を新品に近く再生することができるとのことです。昨今は温泉旅館も経営が苦しいようなので、このようなリフォーム素材が利用されることが増えるでしょう。
2008年4月15日
2008年03月31日
●体にいいことを全てするとどうなるのかな。





健康は金の次に大切です。
大切なものにはいくらでも支払ってくれるかもしれないのですが。
「健康博覧会」という見本市に出掛けてきました。この見本市は「健康」という文字に関連するのであれば何でもあり、というのがスタンスのものです。主要な出店者は健康食品なのですが、健康用器具、美容器具、化粧用品などの業者も出店していました。生活に余裕がでてくると次に目指すのは健康です。ありとあらゆる健康を提案する企業がこの産業に進出しているのが実情です。中には、「こんな商品が健康と関連性があるのか」と疑問になるようなものまで見本として出されていました。
二段目の写真は、乳酸菌とレンコンによる健康食品なのですが、レンコンが健康に良いという説明が理解できません。三段目の写真は、ぬかと玄米の健康食品で、四段目の写真は、水素を含ませた水を販売していました。どの原料も健康にいいのかもしれませんが、それで健康になるのなら問題はないのです。問題は価格であり、食品材料で健康になるのであれば、食品の素材を料理すればいいのではないか、と疑ってしまいたくなります。
五段目の写真は何だか良く判らないブースでした。東南アジアの屋台風の飾りでしたが、東南アジアの食品を販売しているのではなく、単に人目につくようなデコレーションをしたかっただけのようでした。販売している商品は「癒し」に関連するものをあれこれと並べていました。ここまで装飾をすると人目を引いて、「何だろな」と来場者が寄ってくるようで、人だかりがしていました。
2008年3月31日
2008年03月09日
●不思議な出店者でした。


中小企業は中小企業なんですがね。
「ベンチャーフェア2008」は中小企業基盤整備機構が主催しており、出店料金は格安に抑えられています。そのため、出店には各種の条件があり、書類を提出して審査を通過しなければ出店の許可が下りません。しかし、なんだか不思議な商品を出店している企業も見かけられました。
一段目の写真は沖縄から来た企業で、地元沖縄のトウガンを食べてダイエットしよう、という趣旨でした。トウガンを食べるとダイエットできる、という理由は判るのですが、食品でもなく、ダイエットという副次的な商品を販売する企業が出店する理由が判りません。まあ、沖縄の地場産業の振興のために必要なのかもしれません。
二段目の写真はもっと判らないブースでした。美容成形の病院(研究所となっているのですが、実質的に病院なのです)が出店していて、美容のためのクリームや手術例などを展示してました。女性にとって美容は必要なのかもしれませんが、税金で開催している中小企業の見本市に、産業とは無関係な美容成形の病院が出店するのはどうでしょうか。なんだか、このブースだけにオーラが光っているようでした。
2008年3月9日
●今年は講師の招待がありませんでした。



昨年までは講師だったのですが、今年は一般の来場者になりました。
東京国際フォーラムで開催された「ベンチャーフェア2008」に出掛けてきました。この見本市には昨年まで私はセミナーの講師で参加していましたが、今年はセミナーの統一内容が変わったため敢えなく指定されませんでした。過去3年間、連続して講師で参加していたのですが、今年早々に失業ということになりました。ガッカリ。
この見本市の特色は、有楽町の駅前にある東京国際フォーラムで開催されることで、足の便が極めてよろしいのです。電車で小一時間もかかるビッグサイトではないため、仕事の途中でも気楽に見学できるのです。こんなに便利なのだから、他の見本市もここで開催して頂けないでしょうか。その反面、会場が狭いのでブースが小さく、通路が狭いという欠点があります。しかし、アメ横のようなごった返した雰囲気があって、活気が出てそれはそれなりに面白いものです。
都心にあるということで、会場には大企業の社員らしい背広姿の来場者が多いのも特色です。彼らは商談をするというよりは、新奇の商品やアイデアを見つけて自社で開発するヒントにするようです。中には「上司から、真似することができるような商品を見つけてこい、と言われたのでこの見本市にやってきました」と堂々と述べる人もいました。こうなると、中小企業が新商品を展示して販路を開拓するというのではなく、中小企業のアイデアを大企業が食い潰すための会場ということになります。主催者の中小企業基盤整備機構の方、このような大企業による横着な偵察を排除する対策を考えて下さい。
この見本市では、一応は中小企業がこれから販売する新商品や世のなかに埋もれている商品を公表して販路を拡大させることが目的です。そのため、資本力の弱い中小企業や開発途上にある企業を出店の条件としています。しかし、出店者の中にはもう成功してしまった企業も出店していて、何が審査基準になっているのかがよく分かりません。この辺をもう少し明確にして欲しいものです。
2008年3月9日
2008年03月04日
●楽しみにしていた見本市だったのですが。




イベントなどが奇抜で面白かったのですが。
大人になった見本市は少し気が抜けたような・・・・・・・・・。
「レジャー&サービス産業展」という、第3次産業を主な出店者にした見本市に出掛けてきました。この見本市は昨年までは楽しいものでした。出店者の半分位はレジャーホテル(いわゆるラブホテル、或いは連れ込み旅館とも呼ばれてる)の関連産業やAVビデオ関連の企業でした。過去の出店者の内容については私の昨年よりも前のブログを参照してください。
以前のこの見本市では、結構刺激的なイベントをする出店者がいたり、滅多にお目に掛かれないような商品(いわゆる、大人の玩具など)が展示されていました。それはそれは刺激のあるブースが多く、密かに楽しみにしていました。しかし、ことしの同じ見本市ではぐっとおとなしくなり、健全?な内容の出店者ばかりでした。誠に残念。
今回の出店者の多くは、繁華街にあるゲームセンターやネットカフェ、エアロビクスなどを経営している人達のための商品が目立ちました。明日から直ぐに売上につながるような商品が多いようでした。それはそれで研究の対象にはなります。
二段目の写真はゲームセンター向けの運転シュミレーション装置で、同じ装置が実際の自動車練習場に設置されているそうです。三段目の写真はゴルフ練習装置で、同じような機械は他にも多数出品されてました。このゴルフ練習装置は色々な種類があり、数年前の機械に比べると格段に進歩していました。四段目の写真はフィットネスクラブ向けの道具であり、比較的安価な練習道具を提供していました。最近のフィットネスクラブの傾向は、月謝が安くて手軽に練習でき、主婦を対象とした施設が増えてきたような気がします。本格的なフィットネスクラブには通えないが、月三千円程度なら加入してもいい、という顧客を対象にしているようです。
2008年3月4日
2008年02月24日
●ペットボトルはこうして造るのです



日頃見かけるものなのですが、こんな経緯で製造するのでした。
「アジア国際飲料産業展」でみかけた装置で、ペットボトルを自動的に製造するものです。ペットボトルは軽くてかさが張るので、新品の空のペットボトルをボトル製造会社から飲料水を封入する食品会社に運んでいたのでは運送費が高くなります。そのため、この装置は注入装置のすぐそばでペットボトルに成形することができるものです。つまり、飲料水を注入する食品会社の生産ラインの近くにこの機械を設置し、成形したペットボトルをそのまま生産ラインに移動させることで運送費が高くなるのを防いでいます。別に珍しい機械ではありませんが、私が実物を見るのは始めてでした。
二段目の写真はペットボトルになる前の半製品の素材です。試験管のような形になっていて、専門のメーカーから運ばれてきます。この容量であれば小さいのでかさばりません。この半製品を一段目の写真の装置に投入すると、口金部分を除いて加熱し、内部に空気を注入すると三段目のようなペットボトルに成形されます。なるほど、こんな風にしてペットボトルが成形されるのか、と感心してきました。
2008年2月24日
●飲料、食品の企業がお客様の見本市でした。



飲料水、流動食品をパッキングするための機械、装置が展示されてました。
飲料、流動食物についての「アジア国際飲料産業展」という見本市に出掛けてきました。「飲料」というタイトルなのですが、食品会社や飲料水会社が出店しているのではなく、飲料や流動食物をビンやボトルに封入するための機械についての見本市です。すると、出店者は機械会社や機械輸入商社ばかりで、来場者は飲料水メーカー、食品メーカー、薬品メーカーといことになります。少し特殊な見本市であり、商品(ペットボトル、缶、ビンなど)は日常で見かけるのですが、それらを製造する装置を製造しているメーカーは少なく、使用する顧客も限定された狭い業界のようです。このため、この見本市も2年に1回の割合で開催されています。
二段目の写真はペットボトルの素材を供給する会社のブースで、各種デザインのボトルが展示されてました。会場は全般に地味であり、供給量が多い割りには知られていない業界のようです。三段目の写真は飲料水を浄化するメーカーのブースで、これは展示用の模型であり、実物は巨大な装置だそうです。どちらかと言えば化学プラントのような装置、機械が多く、私の目指す隙間商品にはお目に掛かれませんでした。
2008年2月24日
2008年02月10日
●知的財産立国を目指すには少し寒い感じがしました。



開催のテーマがぼやけてるので活気の無い見本市でした。
「パテントソリューションフェア」という見本市に出掛けてきました。直訳すると「特許の諸問題の解決の見本市」といったことなのでしょうが、何だか内容がハッキリしていません。要するに、日本が知的財産国家となるように、中小企業のために特許などを啓蒙していくための見本市のようです。主催者は、特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部であり、これからは知財立国に転換していかなければならない、と内閣が声を高くして叫んでいる目標達成のための先兵のようなものでしょうか。このため、見本市の内容は自社の特許技術を開示して世間に知らしめたり、自社開発の特許製品を展示していくものが主なものです。
出店者は大小さまざまな企業で個人での参加も多いようです。内容はというと、これが玉石混合なのです。大企業は最先端の特許技術を展示しているのですが、隣のブースでは個人発明家が思いつきのようなアイデアを展示しているのです。上場している大企業の出店では何となく「お付き合い」といった感じで、それらのブースではあまりやる気がありません。それはそうでしょう。わざわざ東京ビッグサイトまで大企業の新技術や新商品を見に来る人はいないからです。大企業の商品や技術は雑誌や新聞で簡単に見ることができ、全国どこでも入手できやすいからです。大企業に比べ個人発明家のブースは非常に熱心です。個人の力ではアイデアを発表する場所がなく、こんな見本市では自慢?の発明品を展示して熱心に説明していました。アイデアを売り込みたいので必死ですが、そんなアイデアは売れないでしょう。
この見本市では目的や技術分野が特定されていないため、全体の内容がぼやけてしまっていました。そのため来場者も少なく、活気がありませんでし。出店者を中小企業だけに絞るとか、技術分野を特定するとかの工夫が必要でしょう。来年も同じように開催するのは無駄だと思うのですが。
二段目の写真は、十大発明家を紹介するパネル展示なのですが、少し役所臭い展示であり、理解するのがイマイチです。もう少し展示の方法を工夫すべきです。三段目の写真は各種の官庁が相談コーナーを設けていました。しかし、ここまで来て相談する人は稀でしょう。このような相談コーナーを設けるのなら、足の便の良い有楽町の交通会館などで開催すべきではないかと感じました。しかし、こうして見ると役所(実際には独立行政法人ですが)の人達は暇つぶしに困っているのがよく分かりました。
2008年2月10日
2008年02月03日
●呆れた見本市。





テーマが明瞭でないので来場者も来ません。
もう少し税金の有効な使い方をして欲しいものです。
「インキュベーションフォーラム」というのと「クラスタージャパン」という2つの見本市が同時に開催されていました。「インキュベーションフォーラム」は中小企業基盤整備機構が主催しており、その名の通りベンチャービジネスを支援したり育成する団体が出店する見本市でした。「クラスタージャパン」は文部科学省と経済産業省が主催しており、大学の研究室が開発した新技術や公的支援団体により成果のあった新技術を発表するものです。いずれも内容は似たようなものなので、1つの団体が2つの見本市にそれぞれブースを出店しているケースも見られました。
何だか見本市のタイトルでは理解できにくいものですが、要するに、全国にある公的な支援団体が一同に集まってこれまでの成果を発表するのが目的のようでした。しかし、大義名分はともかく、これらの見本市は摩訶不思議なものでした。出店者は、全国の各都道府県にあるベンチャービジネス支援団体であり、例えば、「○○県テクノプラザ」とか、「○○県産業振興財団」とか、「○○県産業支援センター」というような名称を使用した団体ばかりです。出店者は全て税金で活動している団体ばかりなのです。さらに、その上部団体の公的機関が東京ビッグサイトを借りてこれらの公的団体の見本市を開催しているのです。つまり、主催者も税金で開催し、税金で活動している団体が出店するというおかしなものなのです。
日頃、地方で活動している公的中小企業支援団体がその成果を発表する場である、と解釈すればいいかもしれませんが、そのような発表であればわざわざビッグサイトを使ってまでする必要性があるかどうか疑問です。税金の無駄遣いと言えるかもしれません。そのため、出店している各ブースでの内容がてんでんばらばらでした。特定の開発テーマがあるのなら、その関連技術の企業や団体が見学に来ることも予想されます。だが、「地方のベンチャービジネスを支援している」というテーマだけでは誰が見学に来るでしょうか。来場者が誰かと考えたら、他県の支援団体はどのような活動をしているか、を研究する公的支援団体の職員や県庁職員などの役人ではないでしょうか。すると、来場者もやっぱり税金で働いている人達となります。こうして、テーマが曖昧のため、出店者も来場者も主催者も何をしたらいいのか判らないうちに見本市を出発させたのではないかと思われます。
二段目、三段目の写真は各ブースの風景ですが、だれも来ないため担当者も時間を持て余し気味です。四段目の写真は、大学の研究成果の発表なのですが、こちらもパネルを展示するだけで受け付けの人もやる気がありません。多分、大学の研究室に出店依頼があったのでしょうが、見本市での反響が薄いことを承知しているので、適当にパネルを出した程度でお茶を濁したのでしょう。補助金を貰っているので付き合いで出店したような雰囲気が伝わってきます。
五段目の写真は会場内で敷地が余ってしまったところです。多分、最初は多数の団体に出店依頼をして、会場を埋めるつもりだったのでしょうが、それほど成果が無いと見越した団体は出店協力をしなかったのでしょう。会場のスペースが余ってました。
私は一応は全会場を回ってみましたが、活気もなくやる気もない雰囲気の見本市でした。そろそろ、こんな税金の無駄遣いは止めて欲しいものです。
2008年2月3日
2007年12月23日
●不動産オーナー向けの見本市





特殊な見本市なのですが、少し寂しくなってきました。
地主やビルオーナーを対象とした『不動産ソリューションフェア』に出掛けてきました。これから不動産を取得しようとする人達ではなく、既に土地やビルを所有する人達を対象とし、それらの活用法や運用法を提案する見本市です。土地やビルを保有していても、新しく建物を建てたり、ビルに入居する対象者を選定するには時流に合わせて計画を立てたり立案しなければなりません。その計画が誤ると賃借人が入らず、不動産収入が格段におちることになります。地主やビルオーナーにとっては死活問題となった頭のいたい問題です。このため、この見本市では、土地やビルの活用について各出店企業が企画したり、立案をプレゼンしていました。二段目の写真は屋上緑化による省エネを勧めるブースであり、三段目の写真は新型の空調機を提案するブースでした。この見本市は毎年行われているのですが、今年は出店者が少なく、来場者も減少していてい寂しい雰囲気でした。四段目の写真は会場内風景で、来場者がパラパラといて、出店者の説明員も手持ちぶたさでした。また、不思議なことに会場には高級品を即売するブースがありました。三越が床面を借りて、衣類や装飾品などを販売していたのですが、五段目のような風景でした。何となくバーゲーンセールのような感じです。来場する地主やビルオーナーは余裕があるのだから、気まぐれで購入してくれるのではないか、という観測で出店したのでしょうか。それとも、ブースが埋まらなかったので、即売会場に変更し、会場内を少しでも賑わせるようにしたのでしょうか。何れにしても、この見本市はその内容を再考する必要があるのではないかと感じられました。
2007年12月23日
2007年12月15日
●家具と木材の見本市



昔からある形の変えようが無い商品がほとんどです。
その中で売れるデザインを創りあげるのですから大変です。
家具や室内調度品を出品する『東京国際家具見本市』に出掛けてきました。家庭で生活していくためには各種の家具が必要となります。このため、家具は日常生活の必需品となり、それこそ平安時代から続く歴史のある産業です。従って、商品そのものは机、椅子、タンスなどが主流であまり変わりばえのしない展示品が多いと言えます。二段目の写真は机、椅子の見本を集めた展示で、三段目の写真は素材としての銘木を展示しています。こうしてみると変化が無いようなのですが、各社ともデザインに工夫をして出品していました。この業界も中国などに浸食され、国内メーカーはメタメタの状況ですが、各社とも高級品を狙っているようです。このため、会場内に展示された家具は、安売り店に向けた規格品はほとんど見かけられません。どのメーカーも小量生産、高価格を狙っているようでした。ここで展示されている家具は、一般家庭向けの価格ではなく、ビックリするような数字でした。
2007年12月15日
2007年12月03日
●家の内側に使用する商品の見本市でした。




比較的規模の大きな企業のブースが並んでました。
横文字で『JAPNTEX(ジャパンテック)』という見本市で、内容はカーテン、壁紙、カーペットなどの家屋の内側で使用する商品が主体のものです。織物や紙製品が多く、どちらかと言えば大企業が多くて隙間商品は見かけられない見本市でした。私には関心が無い見本市なのですが、一応は回ってきました。
二段目の写真は絨毯を販売するブースで、絨毯をひいた家庭をイメージして設定されていました。こんなに絨毯をひいておくと暖かいのでしょうが、縦断代が幾らになるか想像できません。相当に高額になるのでしょう。
三段目の写真は実際に竣工した9坪の家と同じ建物を骨組みだけで展示していました。この家屋に使用するボードを展示するためです。しかし、二階建ての本物と同じ建物を再現して組み立てるとは驚きです。組み立て、分解には労力がかかるかと思うのですが、ここまでして展示するのは立派なものです。
四段目の写真はパッチワークの演習コーナーです。後ろの壁に飾ってあるのが作家の作品で、それぞれの作家によって指導を受けることができていました。パッチワークを趣味とする女性が順番に作品を制作していました。このブースは、