2011年11月26日
●健康を保つための商品が並べられていました。







オーガニックとは有機栽培のことで、健康指向の人達のために有機栽培した商品を紹介しようというのが「オーガニックEXPO」で、主催会社はオランダです。有機栽培は厳密に審査されるようで、3年間は農薬・化学肥料を使わない土壌で、遺伝子組み換え種子は使わずに育成しなければ認定されません。また、オーガニックでは、食品ばかりか家庭生活に必要な商品も各種含まれていて、衣類、家具、化粧品などなど広範囲の分野に渡っているようです。このため、この見本市でも意外と思えるような商品が出品されてました。
オーガニックの商品は何れも手間隙かけて栽培、製造されるので、一般商品と比べると価格は高くなります。それでも天然素材とか自然材料であって健康に良い、となると金銭を惜しまないで購入してくれる人達がいるようです。昨今のシックハウス症候群などにより、金額より命を優先する人が増えてきたからでもあるのでしょう。
二段目、三段目の写真は、オーガニックの衣類、日用雑貨で、有機栽培された綿から製造されたものばかりが並べられていました。素材は有機の綿ですが、染料に化学薬品を使うとオーガニックにならないので、どれも同じようなモノトーンの色彩になってしまうのが欠点です。草木染した衣類もあるのですが、化学染料のように明るい色にはならないようです。
四段目、五段目の写真は、有機栽培した農産物を販売するブースで、米、野菜、お茶などなんでも有ります。有機栽培している農家は結構多いようで、それらを取りまとめる問屋、通販会社なども出店してました。
六段目の写真は、会場内で開設された屋台ですが、当然のようにこれらの屋台で提供される食事は有機食品でしかありません。七段目の写真は昼食の一つの例で、弁当が出ていました。値段はそれほど高いものではなかったのですが、これは各屋台の出店企業が宣伝のために安価にしたのか、それとも常時この価格で販売しているのかは不明です。ホカ弁と比べても同じ程度の価格で身体に安全な食品が食べられるのであれば嬉しいことですが。
2011年11月26日
2011年11月25日
●少児化のためか無残なことになりました。




幼児と老人を対象にした「ベビー&シルバーショー」に出掛けてきました。この見本市は、元々はベビーカー、三輪車などの幼児向け用品を展示するものでしたが、昨今の小子化のためマーケットが小さくなったため、介助車や手押し車も同じ産業であることから老人向けの用品も展示するようになった経過があります。車輪の付いた商品であることからメーカーが同じであることが理由でしょう。
会場内には幼児、乳児の業界では大手のコンビのブースが大きく設定されてました。だが、会場のコンビ以外のエリアでは、四段目の写真にあるように出店者のブースが激減し、閑散としていました。幼児と老人の両方の分野に手を広げたので盛況になるかと思ったら、会場内はガラガラで寂しいものでした。その理由として、老人向けの商品については10月に開催される福祉機器展に多数展示されていて、ターゲットが全く合致合うからです。わざわざこの見本市に出店する必要もないのです。また、三段目の写真にあるように、ベビーカーに幼児を乗せた一般客も入場させるようになってしまい、業者間の商談ではなく一般小売りの形態に変わっていったからでしょう。本来はメーカーと小売店だけが集まって商談するのですが、このように一般消費者までもが入場してくるとなれば小売店が商談しにくくなってきます。
このため、主催者は一番目の写真にあるように「イクフェス2011」と称して、育メンに関連する産業の紹介も行おうと企画したようですが、出店者がサッパリでした。どのような意図でこの「イクフェス2011」を主催したのか不明ですが、会場にはそれらしきブースが見あたりませんでした。
この見本市は、そろそろ企画を変えるか撤退するか、の瀬戸際にきていると判断されました。
2011年11月25日
2011年10月14日
●毎年盛況になる福祉機器展です。








年に一度の「国際福祉機器展」に出掛けてきました。この見本市は、介護を必要とする老人、障害者のため、介護の世話をする病院・老人ホームなどに勤める人達のための商品、サービスを提供しようというものです。二段目の写真にあるように、東京ビッグサイトの東館1から6ホールの全てを使用しています。最近の不況により、見本市があっても展示場のスペースを減少したりして規模を小さくしているのが実情です。また、見本市を開催しても来場者が年々減っている傾向にあります。しかし、この福祉機器展では会場の広さは減少せず、出店者も増加しています。ブースには全国、全世界の企業が隙間無く出店していて、空いているスペースなどありません。また、三段目の写真にあるように、会場内には来場者があふれていて、どこも見学者で混んでいました。
今の不況とは無関係な別世界の見本市ですが、それもこれも高齢者が増え、老人介護の必要性が出てきたからです。また、介護保険による給付もあるため、それを期待して数多くの企業が福祉産業に参入してきているのです。この業界では取りっぱぐれがなく、確実に売り上げが望めるからでしょう。そうなると一部上場の企業であれば大きなマーケットとして判断し、進出するのは当然のこととなります。四段目はトヨタ、五段目はホンダの出店ブースです。この他にも各自動車メーカーが介護用や車椅子用の自動車を展示していて、あたかも国内の自動車ショーのようになりました。さらに、六段目の写真にあるように、スポーツ衣料のaddidasまでもが出店していました。このブースではスポーツウエアを展示するのではなく、介護施設で働く人達のユニフォームを提供しようというものでした。国内の多くの企業は、福祉の業界を最後に残された大きなマーケットと考えて、必死になって売り込みをかけているのでした。
今回、会場内を歩いて気がついたのですが、総合カタログが増えてきたのです。七段目の写真は主立った総合カタログで私が入手しただけでこれだけありました。チラシとかバンフレットなどは含まず、厚くなったカタログ集なのです。どの企業の総合カタログを見ても、ありとあらゆる介護用品が掲載されていて、これだけで介護に必要な道具を全て揃えることができるのです。ただ、どの総合カタログに掲載されている商品も同じようなもの、いや、全く同じ商品であり、販売している商社が違うだけなのです。つまり、一つの介護用品・福祉用品の製造元は同じメーカーなのです。あらゆる介護用品・福祉用品メーカーの商品が羅列されるように掲載されていると言えます。これには業界特有の事情があって、介護を必要とする人達の症状が一人一人違うことが原因のようです。障害の程度、障害の部位などにより、その障害者・被介護者が必要とされる介護用品・福祉用品の機能が少しづつ違っているのです。このため、介護用品・福祉用品のメーカーでは少量多品種を製造しなければならず、それで採算を取るためには複数の商社に依頼して全国に販売してもらうしかないのです。また、介護用品・福祉用品のメーカーが中小企業であることから、全国に製品を販売してもらうためにはこのような商社を介在しなければならないようです。ただ、このように流通ルートが複雑になっていることから、消費者には価格が高くなってしまう欠点があるようです。その内に、「介護福祉用品の価格破壊」と称して、安売りをする業者も出てくるかもしれません。それを期待してますが。
2011年10月14日
●高級コーヒーの商談です。







久しぶりに「スペシャルティーコーヒー・カンファレンス・アンド・エキシビジョン」略して、SCAJ、に出掛けてきました。この見本市は、世界のコーヒーを生産する国が出店し、コーヒー豆焙煎業者や高級喫茶店主などが来場するもので、比較的高品質のコーヒー豆を売買することを目的としています。コーヒーを安い価格で提供するハンバーガー店などのバイヤーは来場しておらず、大量消費するチェーン店はこれとは別の専門商社などから購入しているようです。
二段目の写真にあるように、会場に入ると街角でお馴染みの有名コーヒー業者の看板が見えます。場内には至る所にコーヒーの匂いが充満していて、喫茶店にいるような感じです。三段目の写真は、アフリカの某国からの出店で、黒人美人が対応してくれました。こう見えても某国の国家公務員であり、公用出張です。場内には四段目の写真にあるように、その国で採れた生豆を展示し、業者との商談を行っていました。プロは生豆を見ただけで、種類、相場、採取国が判るそうですが、素人の私にとってはどれも同じに見えました。
場内はどこでもコーヒーの試飲があり、希望する豆で抽出してくれます。中には七段目の写真あるように、カフェテラに顔の絵を描いてサービスしてくれるブースもありました。しかし、2、3杯も飲めば胃の中はコーヒーで満杯となり、「どうぞ」と差し出されても「もう、いいよ」と言わざるを得ないものでした。
2011年10月14日
2011年10月04日
●一般住宅関係の見本市なのですが不景気なのでしょうか。





メインのタイトルは「Japan Home and Building Show」と長いものですが、省略して「ジャパンホームショー」と呼ばれます。併設して「サステナブル建築技術展」「ふるさと建材・家具見本市」などもあって何かと賑やかな見本市ですが、要するに住宅建築関連の業界の見本市であり、来場者は主に街の工務店主や建築職人が多いものです。住宅建築は土台、躯体、外壁、屋根、内装、設備などの多数種類の技術・商品が絡み合った総合的な産業であり、参入企業の多い分野です。このため、この日も建築関係の技術者、経営者などが二段目の写真にあるように、多数参加されてました。
しかしながら、今年のこの見本市では少し様子が違っていて、以前ならば3ホールで開催していたのが今回は2ホールと縮小しています。出店者も最高時には650社であったのが今回は500社と減少していて、昔のような賑やかさはなくなっていました。東日本大震災の影響と、昨今の新築住宅の減少による影響かもしれません。それと、国内の企業の出店が少なく、米国、カナダ、中国などの海外の企業や大使館商務部のブースが目立って多くなっていました。海外の企業が日本に資材を販売したがっているようです。また、日本の企業の出店者では、今回が初めてという企業が目立ってました。昔からの出店者は費用対効果を考えて出店を見合わせたのでしょうか。
この会場で目立つのは住宅のシステム化です。注文住宅は大工さんによる古来の技法で建築されているのかと思ったら、意外にも見えないところで進化しているのでした。三段目の写真は巨大なダクトであり、送風機と熱交換機を介して外気と室内を連結するものです。昨今の住宅は気密性が高く、木造住宅といっても空気を強制的に入れ換えなければならなくなっています。同時に、室内の温度を外気と交換することで省エネを図っています。新築住宅の床にはこのような大がかりな換気装置が設置してあるのです。
四段目の写真は給排水のラインで、中央にある冷温水供給器から各部屋にはプラスチック製のパイプで系統的に配管されてます。こうなるとプラモデルのような組み立て方ですが、故障したときの交換や修理が簡単になるのでしょう。
しかしながら、従来の技術の伝承は必要であり、会場内では飛騨高山の職人による柱材の加工が披露されてました。
平成23年10月4日
●眩しいばかりの会場でした。





屋外の広告や宣伝をする業者向けの「サイン・アンド・ディスプレーショー」にでかけてきました。屋外での広告が主たるものであることから、いわゆる看板屋の人達が参加しています。屋外での広告では遠くからでも目立つことが必要となり、自ずと照明が関連してきます。すると、昨今の省エネ、高効率をうたったLED照明が目玉となってきます。このため、会場内にはあちこちにLEDランプや照明器具を展示するブースが並び、場内は煌々としていました。LEDの光は極端に強すぎて、見学していると眩しいくらいです。
二段目、三段目の写真はLEDランプ、LED照明器具を展示していましたが、どの会社も同じような商品ばかりで差別化ができないようです。製造元は中国、韓国ばかりで、同じ製造元から輸入されるので値段で勝負ということになります。これからはLEDの照明器具を販売する業者は淘汰されていくでしょう。
四段目、五段目の写真はLEDランプを利用した大型ディスプレーで、以前に比べると安くなってきました。プロジェクターで画像を投影しているのではなく、面発光しているので見やすいものです。社内のプレゼンテーションや学校の黒板などにも使われるようになるのではないでしょうか。
平成23年10月3日
2011年08月31日
●居酒屋さんだけが対象のはずでしたが。









全国のどこの町にでもある居酒屋さんが見学する「居酒屋産業展」にでかけてきました。一段目の写真にあるように、一番上に居酒屋産業展の看板が掲げられているのですが、その下段からは「飲食店開業支援展」「アミューズメントサービスEXPO」「フランチャイズ・独立開業支援展」「販促・店舗装飾EXPO」の看板が出ていて、何だかよくわからない見本市となってます。居酒屋関係者だけが来場対象者かというとそうでもなく、これから居酒屋を始めようとする初心者も含まれるみたいであり、この見本市の焦点がハッキリとしません。ただ、飲食に関連する人達にとっては関心があるようで、場内は久しぶりに賑わっていました。
居酒屋の経営者を主な対象とすることから、二段目、三段目の写真にあるように、居酒屋で調理される食材や食品のブースが並び、新しいオツマミを提案しています。これれの食材や食品は居酒屋経営者に買って頂かなければならないため、四段目の写真にあるように試食は当然です。会場のどこに行っても試食だらけで、口の中が油でギトギトしてくるようになりました。
居酒屋であるため、お酒は出すのが当たり前のことで、五段目、六段目の写真にあるようにお酒のメーカーが多数出店していました。ここでも試飲ができて、グラスに一杯程度は飲ませてくれます。しかし、あちこちのブースで少量づつでも飲んでいくと、最後には酔っぱらう程になります。
居酒屋の調理場では、包丁や鍋を使うので、七段目の写真にあるように新潟県からは調理器具のメーカーの出店もあります。鍋釜は居酒屋には必需品なので、ここで新しく包丁などを購入している人も見かけました。
しかし、会場内を歩いていると、突如八段目の写真にあるようなフランチャイズのブースが出てきます。この写真は学習塾の加盟店を募集するフランチャイズ本部の出店です。九段目は貴金属やブランド品の買い取り店を募集する本部です。お酒や食事に関連するブースの横ではこんなフランチャイズのブースが出ているのでした。学習塾と居酒屋とがどんな関連性があるのか全く理解できません。私だけでなく、他の来場者も目を回すほどに驚かされたのではないでしょうか。何でもかんでも出店させようとする主催者の意図は分かりますが、いくらなんでも場違いな企業ではないでしょうか。こんなに場違いな見本市は私も初めてでした。
平成23年8月31日
2011年08月14日
●ビルなどの管工事に関する見本市でした。




少しまとまりが無いような会場でした。
「管工機材・設備総合展」という、何だか展示物の内容が良く理解できない見本市に初めてでかけてきました。この見本市は今年初めてではなく、今年で43回目となる歴史のあるもののようです。それで、見本市の性格というか出品する商品の分野は、と考えたら、「マンション、ビル、住宅ならびに主に上水・排水にからんだ管工事に使用する用品、機械、工具などのもろもろの商品」が対称となっているようです。要するに、上水・排水にからんだ業界なのだけど、それに関連するものは何でも含まれる見本市ということになるようです。
すると、関連する分野、業種はかなり広くなるはずです。実際、会場内には大型ポンプの会社から小さな修理工具の会社まで種々雑多な企業が出店していて、何だかまとまりがつかないような感じがしました。また、出店者も業界の全てが参加したような形跡はなく、自由意思で参加したい企業だけが何となく出店しているような感じであり、少し活気が無いような雰囲気でした。
これは上水・排水の業界はすそ野が極めて広いようで、参入している企業を全て集めたならばビッグサイトの会場内には納まりきれないほどの企業数になるようです。このため、今回の出店者は今までの付き合いから出店しているだけで、本格的に営業しようとするのは別の見本市に決めているのではないでしょうか。出店者は、どちらかと言えば、町の水道工事屋を相手にしたい企業が多かったような気がしました。
すると出品している商品は、ビル、マンションなどで上水、排水の現場工事を担当している工務店が使用する消耗品が目立ってました。二段目の写真は、ビル、マンションの天井や壁に配管を固定するための専用の金具を販売している会社で、三段目の写真は下水パイプを連結するためのジョイントを販売している会社で、四段目の写真はビニールコーティングした配管を販売している会社のブースです。いずれの商品もありふれたものであり、かつ、大量に使用される性格があるため、零細企業が製造できる範疇にありません。このため、会場内の出店企業は大中の規模であり、小企業、零細企業は出るまくがなさそうです。
この見本市では、工務店などの職人の来場が目立っていて、現場で直ぐに役立つ商品、技術を集めていました。しかし、会場全体での統一したテーマが薄く、何でもあるが何がメインなのかハッキリしません。次回からは特定の技術だけに絞って出店者を集めた方が参考になると思います。
2011年8月14日
2011年07月18日
●大家と仲介業者だけの世界です。





貸しアパート、貸しマンションを軸にした見本市の「賃貸住宅フェア」に出掛けてきました。この見本市の少々ややこしいことは、アパート、マンションの建設には関係しておらず、既に不動産を保有している大家か、これから建物を建てようとする地主か、賃貸物件を紹介する不動産業者が対象なのです。大家と言ってもワンルームマンションを1、2室ていど保有しているサラリーマン大家ではなく、賃貸物件だけで生活しているような専従型大家なのです。マーケットが狭いためか、見本市としての規模は小さいものであり、出店者も特殊な業務に限定されているようです。
二段目のブースは不動産業界では超有名なリクルートです。リクルートはここでは賃貸物件を紹介するのではなく、情報掲載誌や情報伝達のシステムを説明していました。三段目の写真は賃貸している物件の管理ソフトを出品するブースで、四段目の写真は賃貸住宅の仲介をするためのソフトを出品するブースであり、不動産管理会社に向けて特化した商品を展示していました。五段目の写真は会場内の風景で、地主や家主が来場者の主力であるためか、年齢層は高く五十歳は越えていると思われます。また、背広姿は少なく、地味な普段着のような恰好の人が目立ちました。白髪の混じった方が大半なのですが、少々くたびれたような洋服をまとってみえて、一見したところ金持ちには見えません。しかし、来場者の中には資産が数億円以上の人も珍しいことではなく、それを知っている説明員はそれなりの対応で説明してました。日用雑貨品を展示する見本市とは説明員の接客態度が全く違ってました。
2011年7月18日
2011年07月17日
●婚活は盛んですが、結婚式場はそうでもなさそう。





元気がなくなりそうな業界です。
結婚式場、披露宴会場などの結婚産業に関連する企業が集まる「ブライダル産業フェア」に出掛けてきました。結婚するためには相手を見つけなければなりません。結婚をする前には相手を見つけなければならないはずで、それが婚活なります。ただ、婚活の見本市は未だ見たことがありません。ここらで「婚活産業見本市」というのを作ってみてはいかがでしょうか。
会場の入口では二段目の写真にあるように、芸者さんがお迎えしてくれました。近寄って良く見ると、これがオカマなのです。見本市に入場するしょっぱなから驚かされました。結婚式場に関する業界のため、会場内には四段目の写真にあるようにウエディングドレスを着飾った女性があちこちに立ち並んでいました。日頃は会場内で、ミニスカートでパンフレットを配っているコンパニオン達は全てウエディングドレスを着用して接客することになりました。皆様、極めて若く、若いだけに美しいものです。
しかし、この見本市は年々出店者が減少していき、以前のような賑やかさは無くなりました。五段目の写真にあるように、広い会場の中央にはテーブルウエアの展示がなされていて、披露宴で使われるテーブルの飾りつけのコンクールが行われていました。テーブルウエアの美しさを競うのはイベントとしておかしなものではないのですが、出店者の減少によるコマを埋めるための苦肉の策でしょう。
2011年7月17日
2011年07月03日
●今年も盛況でした。






来場者は多かったのですが、出展社は少し減ってました。
お葬式業界の唯一の見本市「フューネラルビジネスフェア」に出掛けてきました。生きている人は何時か必ず亡くなり、亡くなるとお葬式を出さなければならず、死亡者の数が増えると業界は拡大していきます。昨年まではこの見本市は毎年盛大となり、出店者数が増えていたのですが、今年は出店者が減少し、以前は出店していた企業を見かけなくなっています。しかし、来場者は増えているようで、混雑していました。葬儀社の社員研修の一環ではないかと思われます。若い人が多く、この業界にも新卒者が就職しているようです。
二段目、三段目の写真はお骨をいれる骨壺ですが、実にカラフルとなってきています。人生最後の住処となるのですから、豪華で華やかな入れ物にしたいと願っているのでしょうか。最近は作家による制作もあるようで、絵柄に特色がある壺もありました。四段目の写真は、打ち掛けではなく仏衣です。遠目に見ると友禅染のように見えますが、レーヨンやポリエステルなどの燃えやすい素材でできてます。最後の衣装も華麗なものを選びたいのでしょうか。五段目の写真はiPadを使用して葬儀の営業を補助するデモンストレーションをしている出店者でした。これから葬儀を執り行いたい喪主と営業部員がiPadを介して商談を進めることができるソフトを展示してました。六段目の写真にあるように、画面にはこれから行う葬儀の祭壇の見本が表示され、価格などもその場で見積もることができるようになってます。紙のカタログよりも見やすく、説明が簡単になるのですが、この業界にもIT化が否応なしに浸透してきているようです。昨年も同じiPadで商談の補助をするソフトを展示していた出店者がいましたが、今年のものはさらに進化していました。
2011年7月2日
2011年07月02日
●震災の影響で会場は少し寂しいものでした。





建物の増改築、修理などで利用する資材、施工を提供する「リフォーム産業フェア」に出掛けてきました。要するに、町の工務店店主を相手に、リフォームする際に使用する資材の新商品を紹介する見本市です。会場内には背広ではなく、作業着を来た工務店主や職人の姿が見かけられました。今年は大震災の影響か、来場者が少なくなっているような気がしました。
二段目の写真はシャワーユニットで、賃貸アパートの老朽化したシャワーユニットを交換するための資材です。何れも中国製ですが、数年前の商品に比べると技術的には進歩していました。このユニットにガス湯沸器を接続すれば快適なシャワーを使用することができます。三段目の写真は屋根板材で、瓦屋根を葺き替えてこの屋根板材を載せるのだそうです。一見するとスレート板材のように見えるのですが、実はトタン板に砂粒を接着したもので非常に軽いものです。生産しているのがニュージーランドなのだそうで、世界的に販売しているものだそうです。四段目の写真は壁材などに使うボードですが、何と麦わらを圧縮して固めてあるのでした。大量の麦わらは日本国内で入手できず、当然、中国製でした。これから国内で販売する予定なのだそうですが、石膏ボードなどにとって変わるかもしれません。五段目の写真は木質のブロックを使って組み立てた国会議事堂の模型を展示したブースです。或る工務店が開発したもので、材木を薄板に切り、組み合わせることのできる溝を刻んだブロックを素材として各種の模型を組み立てることができるようにしました。レゴのようなもので、開発した工務店では「高齢者の趣味のために提供しようと考えた」と申してました。しかし、単価が安いので儲かりそうにない、と嘆いていましたが。
2011年7月2日
2011年06月30日
●健康になりたい人達のための見本市なのですが。




ケバめのお姉さんが目立ちます。
東京ビッグサイトで開催された「健康博覧会」に出掛けてきました。看板には「健康博」と表示されてますが、同じものです。本来ならば3月16日に開催されるはずでしたが、東日本大震災の影響で中止となり、今年は休止となるかと思われたのですが6月に日程を変えて開催されることになりました。会場が狭くなったために、ブースが少し窮屈となりましたが例年のように盛況でした。この博覧会は30周年で、この種の見本市としては長命なものです。
さて、「健康」と称しているのですが、会場内では「健康器具」と「健康食品」の2つの大きな区分けがあります。それぞれ健康に良いものを展示する、という主旨なのですが、「健康器具」の方は何方かと言えば「美容器具」とか「きわもの」というような雰囲気があります。健康と美容は紙一重の関係ではないでしょうか。
二段目の写真はU字形となった本体の両端に金属のローラーを取り付けてあり、ローラーを肌に密着して回転させることで皮膚が若返るとかの効能があるのだそうです。三段目、四段目のの写真はY字形となった両側にローラーを取り付けて、回転させることで肩凝りや血行が良くなるのだそうです。何れも新聞や雑誌の広告で見かけられるものですが、効能の方はどうかな?と感じますが。効果は使った人の心理的なものによるでしょう。それにしても、この種の商品を説明する女性達のケバイこと。ホステスかと間違うような化粧と服装でした。
2011年6月30日
2011年06月23日
●食品を量産するための機械です。






原発の影響が響いていました
東京ビッグサイトで開催された「国際食品工業展」に出掛けてきました。別名は「FOOMA(フーマ)とも呼ばれていて、食品の調理、加工、流通を行うための専門業者が出店しています。来場者は、給食センターや食品加工業者、セントラルキッチンなどのように、工場で大がかりに食材から加工食品や冷凍食品を製造するような企業です。一般料理店や飲食店のような小さな規模での食品加工を目的としていないため、ラーメン店とか豚カツ屋のオヤジさんのような職人は見かけません。毎年開催されるのですが、二段目の写真にあるように、閉場する時刻を良く見るとなんと「16時」になっているではありませんか。4日間の間、全て「16時」で閉場してしまうのです。これは原発停止による電力供給の問題があり、例年ならば17時まで開場しているのを節電のために早めにお終いにしたのでした。見学する時間が短縮され、会場の全てを見渡すことができず、来場者にとっては困ったことでした。出店者にとっても商談の時間が削られて、死活問題となりそうです。おまけに、節電で場内の空調は高めに設定され、汗だくだくで見学する羽目になりました。
三段目の写真は場内の通路ですが、心なしか来場者が少ない用に思われました。四段目の写真は食材をかき回せるミキサーの業者のブースで、こんなに大きなミキサーで大根や人参を攪拌しているのです。これでも小さい方ですが。五段目の写真はお好み焼きの自動製造機で、連続して焼き上げることができるものです。この機械は、お好み焼きを大量の生産し、冷凍食品に加工される前段階で使われていて、同じような機械を製造している企業は2社ほどあるそうです。六段目の写真は、どら焼を連続して製造する機械で、スーパーに並べられているどら焼はこのような機械で製造されています。
2011年6月23日
2011年06月10日
●出展者も来場者も少なくなったような気がします。




廃棄物の業界は不況になったのでしょうか。
東京ビッグサイトで開催された「環境展」に出掛けてきました。例年開催されているもので、産業廃棄物やゴミの処理を行うための装置、機械、システムを販売する企業が出店しているものです。以前はこの環境展は盛況でしたのですが、年々出店者が減少して寂しくなっていくようです。二段目の写真は、出店予定のブースに掲示されていたキャンセルのお知らせで、「東日本大震災で予定していた出店ができなくなりました」というものです。この掲示は数カ所で見つけられました。会社が震災の被害にあって出店を取り止めたのか、震災の復興作業のために全社員が東北にでかけたために出店できなくなったのか、は不明です。そのため、三段目の写真にあるように、会場内は少しガランとしていました。どうも、廃棄物処理の業界は成熟してしまい、新規に参入する業者が減ったのか、それとも産業廃棄物処理のマーケットが縮小しているのではないか、と推測されるのですが。この点については不明です。
四段目の写真は巨大な廃棄物選別装置で、ゴミを投入すると右側にあるコンベアで選別されて放出されるものです。この装置には、「東日本大震災の被災地に同じ装置が活躍しています」という掲示が出ていました。テレビなどで放映される被災地に積もった家屋、家具、生活用品などのゴミはこのような装置で選別されているのかと想像できました。しかし、映像で見る被災地に溜まったゴミは膨大なものであり、このような機械が数百台あっても処理にはまだ足らないのではないかと思われます。大震災の被害は人間の処理能力よりもはるかに巨大なものであることを感じざるを得ないものです。
2011年6月10日
2011年05月22日
●オフィスに関連するなら何でも出店できるようです。






テーマが曖昧なのですが企業の総務課には関心があるようです。
東京ビッグサイトで開催された「オフィス総合展」という見本市に出掛けてきました。一段目の写真にあるように、この総合展は「オフィスセキュリティ」「エコオフィス」「オフィス防災」「オフィスサービス」という4つのテーマを集約したものなんだそうですが、何だか焦点がハッキリしないものでした。文房具や事務機の見本市でもなく、オフィスのビルなどの建物でもなく、ちょっと不思議な見本市です。要するに、オフィスで働く環境の改善やオフィス作業の効率化を考えるためのサービス、商品を出品する見本市というような概念と思われるのですが、出品物がまちまちであり、関連性が無い商品が隣り合ったブースに展示されているというものです。もう少しテーマと内容を明確化して欲しいと思いました。ただし、来場者は多く、場内は混んでいました。企業の総務部の人達が見学に来たのでしょう。
二段目の写真は、企業にある書類や資料をスキャンニングしてデジタル化するのを代行する出店者のブースです。紙資料をデジタル化して減量することは以前から行われているのですが、それを代行しようとする会社で、数社ほど出店してました。三段目の写真は、テレビ会議システムの販売会社で、インターネットを使って本支店間で会議を行うことができるもので、これも最近では珍しいものではなくなってきたようです。
四段目の写真はペット飲料水のセルフ販売を行う企業のブースです。会社のどこか(例えば、食堂とか廊下の隅など)に冷蔵ショーケースを置かせてもらい、ペットボトルの飲料を無人で販売しようというものです。代金は自己申告で上の箱に入れるようになってました。自動販売機が社内のあちこちに設置されているので、このような原始的な自己申告による販売が効率化になるかどうか問題です。しかし、この会社にとっては、冷蔵ショーケースを設置してもらうことにより、何らかのメリットがあると考えているのでしょう。どんな営業展開か不明ですが、ショーケースから顧客企業に入り込み、他の商品を連続して販売することを企んでいるのでしょうか。
五段目の写真で何やら綺麗な造花が飾られたブースがありました。オフィスの関連とは無関係のように思われるのですが、これはオフィスに造花をリースする会社のブースでした。受け付けとか入口などに需要が多いそうで、出店者の社名を見たらキングジムでした。
2011年5月22日
2011年04月22日
●少し寂しい会場となったようです。



震災の余波で今年のイベントは少なくなるようです。
3月初旬の東日本大震災のため、東京ビッグサイトで開催されるはずであった見本市、展示会の大半が中止・延期となりました。3月、4月に開催予定であった見本市はほとんどが中止となっており、5月に開催される予定の見本市は現在のところ変更はなさそうですが今後の進展によっては中止になるかもしれません。見本市が中止となると特定の業界では相当に困る企業が出てくるのではないかと思われます。企業によっては一般には営業せず、見本市だけで商談をしていて、一年間の契約を獲得しているところもあります。年一回だけの業界向けの見本市が中止となると、今年の受注がなくなってしまうことになります。震災の余波はこんなことから、東北地方とは全く違う地域にある業者に経済的な損害を与えることになるのでしょう。
4月中旬にはビッグサイトで「イベントJapan 」が開催されたので、久しぶりに見本市にでかけることにしました。この見本市は今年で3回目ですが、以前は横浜で開催していました。やはり地震の余波なのか出展者が減少していて、以前のように賑やかな会場ではありませんでした。大災害が発生したため、全国的にコンサート、演芸などのイベントは自粛することになり、この見本市に出店予定していた企業がキャンセルしたのでしょうか。
以前のこの見本市では芸人やプロダクションのブースもあって、それぞれが実演や手品を披露してくれて面白かったのですが、今年は遊戯具、設営機器などのハードを出品するブースが多く、楽しさがイマイチというところでした。例年のように大きなブースを占めるのはレンタル会社であり、レンタル会社では会場設営のための設備や道具を大量に貸し出すことができるため、イベントは大きなお客さまだからです。この写真はダスキンレントオールのブースで、ここでは来場者全員にドーナツとコーヒーを無料でサービスしていました。ダスキンの関連会社には「ミスタードーナツ」があり、ドーナツはこの会社からの提供でした。この他にもレンタル会社は多く、西尾レントオール、アコムレンタル、日建リースなどが出店していました。レンタル会社にとっては、イベントという会場は相当に需要が大きい分野と思われます。
2011年4月22日
2011年03月20日
●店舗の設計・施工業者のための見本市です。





建築・内装・店舗設計・インテリアなどの業界に関係する「ジャパン・ショップ」にでかけてきました。この小売り店・飲食店などの店舗に関する業界が対象であり、建築や内装業者を対象としているのですが、一般住宅の業者ではなく、店舗を媒介にした業者を対象としていることが特徴です。つまり、建築業界の人達の中でも、店舗の新築・改築を専門にする人を来場者と考えている見本市なのです。一番目の写真は会場入口に掲げられた風神雷神の像で、こんなに凝った入口の飾りは始めてでした。
内装関係の見本市なので建材の業者も出品していました。二番目の写真はパネル材の見本を並べたブースなのですが、一見すると木材のようであり、その表面はやはり木材のように凹凸があって、触ってみた感じは木材と錯覚します。しかし、これは塩ビを素材としたプラスチック製の加工品なのです。視覚、触覚ともに本物と間違えるほどの出来ばえでした。ただし、この商品は韓国製です。韓国は朝鮮戦争で山林が失われたため、本物の木材が高価となり、このような商品開発をしたようです。
四段目の写真は高知県から出店した店舗向けの家具メーカーであり、提携している工務店より既製品或いは特注の家具を販売しています。このブースでは五段目の写真のようにミニチュアの家具を展示してました。このミニチュア家具を工務店に貸し出し、顧客と工務店が商談をする際に利用できるようにしてました。本物と同じヒノキの素材のミニチュア家具を図面の上に並べ、「出来上がった店内はこんな配置になります」と工務店が説明していくのでしょう。
2011年3月20日
2011年03月15日
●ホテルや旅館、飲食業の見本市です。





ホテル、旅館、レストランなどの業界の人が来場する「ホテレス・ジャパン」にでかけてきました。この見本市は、「フード・ケータリングショー」「厨房設備機器展」も併設していて、宿泊業者だけでなく、飲食店や仕出屋などの業界の人達も集まってます。昨今は飲食業も不況なのですが、新しい商品や設備更新のために来場者は何時もと同じように多く、場内は盛況でした。
二段目の写真は、厨房機器では国内のトップメーカーの「ホシザキ」のブースです。業界の最大手ということで、会場内の中央に目立つブースを設営してありました。この展示物には相当な金をかけたようです。
三段目の写真で、或るブースの看板に「ホットドッグ」ならぬ「フランス ドッグ FRANCE DOG」と掲げられていて、試食の順番待ちが並んでいました。このブースでは四段目の写真にあるように、フランスパンを半分に切って黒い棒に差し、この棒が発熱しているのでパンを温めます。その穴にカゴで加熱したソーセージを挿入することで、熱いソーセージ入りのパンを提供してました。フランスパンを使うのでフランスドッグという名称になったのです。五段目の写真は試食している皆様で、熱々のフランスドッグを貰って試食ならぬ朝食になり、幸せそうな顔つきでした。
2011年3月15日
2011年01月28日
●埼玉県の見本市は初めてです。





ださいたま、ではありません。技術埼玉でした。
本日はさいたま市で開催された「彩の国 ビジネスアリーナ」にでかけてきました。埼玉県で見本市が開催されていることを知ったのは最近のことで、面白そうなので見学することにしました。この見本市の主催者は「埼玉県中小企業振興公社」であり、一介の地方公共団体が主催してどんなことができるのか疑問でした。今までは東京ビッグサイトで開催されている中小企業向けの見本市だけに出掛けていたのですが、そこでは全国的に出店者を募ってもなかなか上手くいかないのを見てきました。このため、埼玉県が単独で主催してもたいしたことはできないのでは、という先入観があったのです。だが、今回、始めてビジネスアリーナにでかけてみて、埼玉県内の中小企業が活発であることに気がつきました。意外であったビジネスアリーナについての感想を少々詳しく説明します。
まず、交通の便ですが、JRの埼玉新都心駅で下車します。(都心という表現はおかしいのではないでしょうか。東京都であれば都心はありますが、埼玉県なので「県心」という表現が正しいはず。)新宿からこの駅までは赤羽駅で乗り換えて30分という近さです。新宿から東京ビッグサイトのある国際展示場駅にでかけるのとほぼ同じです。
会場は「さいたまスーパーアリーナ」であり、二段目の写真の中央に見える建物です。駅からこの建物までは歩いて3分程度。東京ビッグサイトは国際展示場駅から延々と10分以上も歩かされますが、それに比べたら極駅近なので便利です。こんなに足の便が良いところに会場があるのは珍しいでしょう。
三段目の写真はこの会場の入口で、ここから場内に入ると四段目のような場内の風景が一望することができます。このスーパーアリーナは、本来はコンサートやスポーツイベントに使用される目的のために設計されたものであるため、写真のように場内の周囲には観客席が配備されています。このため、入口から会場までには階段を降りていかなければならず、これが一番の欠点となっています。重い荷物を持った人や障害者にとって、この階段が厄介なものとなってくるからです。ここを工夫して欲しいものです。
会場内は今回640社が出店していて、昨年の産業交流展の出店者数770社に迫る数であり、地方都市での見本市としては参加規模の大きなものとなってました。この見本市は埼玉県の公共団体が主催していため、埼玉県に本社、支社、営業所を持つ企業が出店できる最優先の条件となります。しかし、埼玉県に関連することが出店には必ずしも条件とはしていないようで、会場費を払えば他県の企業であっても出店できるようです(ただし、有料ですが。)。このため、長野県や北海道などの企業の出店も見かけられました。その方が会場の活気が出て喜ばしいでしょう。地方都市で開催する見本市の最大の欠点は、出店者が地元企業に固定化され、毎回同じ顔ぶれとなることです。何時も同じ業者が同じ見本市に出店するとなると、来場者も飽きてきて活気が無くなります。
次に、この見本市の特色として、出店企業は製造業か加工業に限定していることです。つまり、単体の自社商品を展示するか、プレス、切削などの加工技術を持つ中小企業が受注のために出店していることです。テーマをモノ造りに特定できるので、出店者も来場者も内容が判って便利です。地方の見本市では、農作物や食品製造業も参加する場合があり、工業製品と食料品が隣り合わせのブースに並ぶ風景も見かけることがありますが、この会場ではそんなことはありません。
考えてみると、埼玉県は農業県ではなく工業県なのです。東京都とは荒川を挟んで北区や荒川区などの隣り合わせであり、都内の工場群がそのまま荒川を越して繋がっているのです。それから狭山市、和光市、所沢市などにも多数の中小企業が活動しているのであり、埼玉県が単独で中小企業向けの見本市を開催したとしても、出店者は十分に集めることができるのでした。これがビジネスアリーナに出店者が多いという理由です。
また、後で説明するのですが、会場内のブースに出店していた埼玉県の中小企業の中には、私がかって見かけたことのない優れた商品を出品していて、驚かされました。規模は小さいのですが優れた中小企業も見つけることができました。その理由としては、埼玉県内で活動しているだけで十分な利益が出るため、わざわざ都心の見本市にまで出店する意欲がないことがあげられます。このような利益が出ている中小企業がこの見本市に出店する理由は、ズバリ「県の公社とのつながり」だけで、しぶしぶ出店しているのでしょう。優れた商品・技術を持っているので、わざわざ宣伝して客を増やしたところで忙しくなるだけです。しかし、地方公共団体が開催するこの見本市では、日頃の付き合いで出店せざるを得なかった、というのが真相でしょうか。
このように、ビジネスアリーナでは東京都心からの交通の便が良く、出店者も地元の優れた中小企業が多くていいことだらけなのです。だが、一番の欠点は知名度が低すぎて来場者が少ないことなのです。五段目にある写真は会場内の風景なのですが、来場者はパラパラといったところで、推定で一日の来場者数は3、4千人でしょうか。これだけ特徴のある見本市なので、埼玉県、埼玉県中小企業振興公社はもっと宣伝して集客すべきです。来年はもう少し盛大になることを期待しています。
2011年1月28日
2011年01月23日
●焼肉の匂いが立ち込める会場でした。






見本市のテーマが細分化されてきました。
焼肉店を専門の来場対象とした「焼肉ビジネスフェア」にでかけてきました。焼肉とタイトルしてありますが、焼肉専門店でなくとも食肉を取り扱う業態であれば関連があり、居酒屋や焼鳥屋の経営者も来場していました。私は今回が始めてなのですが、この見本市は3回目なんだそうです。以前の見本市では「食品」とか「飲食店」といったように広い意味に解釈できるテーマが多かったのですが、最近では「うどん」とか「ラーメン」とかのように特定の業界を区切ってテーマとするものが増えてます。この焼肉ビジネスフェアでは、業界を焼肉業者だけに的を絞っているので、焼肉店とは無関係の業者は出店してません。業界を絞ることで出展者も来場者も目的がハッキリしてきて、商談がし易いからでしょう。
業界が絞られたことの反面、出店者の数が限られるため、池袋の小振りな会場となりました。しかし、焼肉店の関係者は全国的には多いようで、狭い会場には多くの来場者で賑わってました。また、焼肉専門の見本市は珍しいようで、遠くは札幌あたりから見学に来ていた人もみかけらました。会場に入ると、焼肉独特の匂いがして、煙と共にこの見本市の特色が肌で感じられました。
出店者は、焼肉店の設備関係会社(ハード)と焼肉の素材を提供する食品商社(ソフト)に二分されます。二段目の写真は店舗で使用する無煙ロースターのブースで、設備関係はロースターの出店者が目立ちました。どういう訳か、ロースターを製造しているメーカーは名古屋付近に固まっているようで、東海地方が焼肉設備の一大生産地になっているようです。
三段目の写真は、食肉専門の問屋のブースで、各種の食肉を展示してました。殆どは冷凍肉であり、しかも、輸入肉が占めてました。和牛の展示もありましたが、極く少ない量であり、全国の焼肉店では冷凍輸入肉が殆どであることが理解できました。この見本市に出店している食肉業者は一般の食肉店に比べると上質の食肉を提供しているようであり、場末の三流焼肉店では味わうことができないような肉質でした。食肉業者の各ブースでは四段目の写真にあるように試食の食肉を炒めてましたが、調理しているお姉ちゃんが気にかかります。結構ふくよかなのです。「ウーん、肉を沢山食べると体型がこんなに太るかな」と感じたのですが。調理した焼肉は五段目の写真にあるように、来場者に振る舞われていました。数箇所で焼肉を試食すると口の中が脂だらけとなり、食欲があっても「肉はもういいや」となりました。
また、食肉輸入の業者は世界各地の著名産地から食肉を仕入れていて、各ブースではそれらの自慢の食肉を試食させてました。どうも、この会場に出店している食肉業者は、大規模チェーン飲食店向けに食肉を流通させている業者とは異質なようで、小さいながら特徴のある素材を販売しているようです。六段目の写真はイタリアのパロマ産の豚肉を販売していて、中央に立っている男性はイタリア人でした。
2011年1月23日
2010年12月06日
●計ることが共通した見本市です。




物の長さ、重さ、量などを計ることのできる機械・システムに関係した企業の集まる「国際計量計測展」にでかけてきました。この見本市では、同一会場に「総合検査機器展」、「センサエキスポジャパン」の見本市も開催されていて、計る・測るというテーマを共通にした見本市となってました。ここではありとあらゆる測定器、計測器が並べられていて、「こんな測定器もあったんだ」と驚かされることもありました。一段目、二段目の写真は会場内の風景で、背広姿のサラリーマンばかりです。工場での製造ラインの基準となる指数を測定したり、研究所の研究設備に関連する商品ばかりなので、このようにサラリーマンばかりが目立つことになります。工作機械などの現場に必要な機械であれば、ジャンバー姿の職工の姿が多いのですが、ここでは全く逆転していました。
三段目、四段目の写真では業界でも有名な大企業なのですが、実はこの見本市の殆どは小さな会社ばかりなのです。測定器、計測器は専門性が強く、販売量も多くありません。そのため、少人数の企業が小ロットだけ生産して販売しているのが実情です。また、海外からの製品を輸入している商社もあるのですが、これも専門性が強いため小さな商社が目立ちます。それぞれの小さな企業であっても社員は高度な技術知識を持っていて、最先端の測定技術についても回答してくれるだけの能力を持った社員ばかりです。そうでなければこのような専門的な商品は販売できません。
なお、このような測定器業界は狭いためどの企業がどのような商品を販売し、その商品の機能はどの程度であるか、はそれぞれが把握しているそうなんです。このため、見本市に各社が出品していても、お互いの手の内は分かっているため積極的には営業活動をしていません。年に一度の顔見せという程度で、業界への義理で出品しているようでした。
2010年12月6日
●ラブホテルはこれからどうなるでしょうか。





ラブホテル、モーテルなどの「レジャーホテルフェア」にでかけてきました。この業界では過当競争気味で厳しいようです。十年前まではコテコテの派手な出店もあったのですが、そのような設備投資するホテルが少なくなり、この見本市も静かになりました。それともラブホテルを使わない若者が増えたからかもしれません。
二段目の写真では、「あなたのホテル大丈夫ですか」とタイトルして行政書士の一団がブースを構えていました。来年1月に風俗営業法が改正となり、現在営業中のラブホテルなどは設備の変更や図面の提出をしなければならなくなりました。今まではシティーホテルとラブホテルの境界が曖昧だったのを明確に区分けしようとするものらしいのです。そのための書類の提出が来年1月なんだそうです。そこで、歌舞伎町で営業している行政書士のグループがブースを借り、顧客勧誘することになったのでした。この書類の作成費用は結構な金額で、法律改正は行政書士にとって福の神になったでしょうか。
三段目の写真はベッドの持ち上げ装置です。客が出た後の客室は作業員が清掃してベッドメイキングをしなければなりませんが、これが重労働なんだそうです。それでこの機械はベッド全体を持ち上げ、作業員の腰の位置にまで上昇させることができるのです。これでシーツ交換の際に腰を屈めることなく、腰痛を防止できるのだそうです。良く考えた商品だと思ったらフランス製なんだそうです。これから流行るのではないでしょうか。
四段目、五段目の写真は静岡県にあるトイレットペーパーのメーカーです。何時も見本市に出てくる企業で、おみくじ付きトイレットペーパーや英単語入りのトイレットペーパーを販売しているこの業界では有名です。今回の出店ではラブホテルにお土産用のトイレットペーパーを売り込んでいるのだそうです。ホテルにお馴染みとなったカップルに各種印刷したトイレットペーパーをお土産として渡させるのだそうです。トイレットペーパーなら仕入れが安く、毎日使うものなので印象に強いでしょう。
2010年12月6日
●イベントでは目新しくなるでしょう。



同じ会場では、幼児向けのサービスを展開する企業もありました。この企業ではクッキーの制作をする教室の提案をしていました。二段目の写真では、クッキーの材料となる素材をこねて延ばしています。それを三段目の写真にあるように抜き型で抜き、この下地の上に好みによってトッピングし、オーブンで焼くことで出来上がります。
この企業は、道具と材料を提供し、ショッピンモールや幼稚園などでクッキー教室のイベントを請け負うのが目的です。ショッピングモールでは客寄せのためにこの企業に依頼してクッキー教室を開催します。チラシなどで応募してきた顧客(幼児と親)にクッキーの制作を行わせ(無料になるらしい)、集客を高めることに利用するようです。一組当たりの費用は二千円前後で、一回に十組程度で一日4、5回を開催するとのこと。これで地方のスーパーで周辺に住む顧客を集めることができれば安いものでしょうか。
2010年12月6日
●不況の影響をもろに受けたようでした。





遊びをテーマにした見本市の「レジャー&サービス産業展」にでかけてきました。旅行、趣味、カルチャーなどの遊びについては生活の余裕がなければ遊興費は出ません。不況が続いているので家庭からは遊興費の出費が減少していて、この業界は大変です。今年もこの見本市は開催されましたが、出店者は減少しています。それでも出店する企業では残されたマーケットで収益を狙っているのです。
二段目、三段目の写真はゴルフ練習場で使用するフォームの修正システムを展示してました。以前からビデオカメラを使用してフォームを撮影し、練習の参考にする機械は開発されてました。この機械の面白いところは、練習者とプロのフォームを一つの画面で比較して観察させることです。しかも、動きを同期させているので、プロの身体の動きとどのように違うのかが明瞭になってました。このようなシステムが充実すると、理論的にはだれでもがゴルフプレーに上達するはずなのですが。実際には上達しない人の方が多いのです。
四段目の写真は、ご存じカラオケ配信の第一興商のブースです。ここではカラオケのシステムを説明しているのかと思ったら実は違ってました。五段目の写真にある機械は、高齢者、被介護者などの障害者向けの映像、情報発信装置なのです。私も知らなかったのですが、この装置は全国の介護施設などの四千箇所にすでに導入されていて、高齢者などに向けて各種の番組を放映しているのでした。当然のようにカラオケのような音楽の配信もあるのですが、それよりも高齢者、障害者向けに体操、運動などの映像(写真の上のモニターでは体操をしている)を配信したり、趣味の教室番組や懐かしの映画なども配信しているのです。つまり、これ一台あれば介護施設での一日のプログラムができるようになっているのです。これからの高齢化社会に向けた情報発信装置なのです。カラオケ業界も街のカラオケ屋や飲み屋だけを相手に商売をしていたら先細りになるのです。
2010年12月6日
2010年11月29日
●中小企業総合展に出かけました。







今年は盛況でした。
一年に一回、中小企業が集まる「中小企業総合展」にでかけてきました。産業交流展が関東圏からの出店であるのに対して、この見本市は全国を対象としているので出店のハードルが高く、レベルの高い企業ばかりです。今年は661社が出店し、過去最大規模の総合展となりました。二段目の写真にあるように、多くの企業が出店できるように場内は細かく区画されていました。出店企業ではオリジナル商品を展示しているブースもありますが、部品加工などの下請け企業も見かけられました。
四段目の写真はオールアルミ製の人力車を製造・販売する企業(個人業)のブースで、全国に人力車を拡販していくのだそうです。見本市で人力車を見かけたのは初めてなのです。このような商品までもが見本市に出品されるとは驚きといより、こんな前近代的な商品しか出品できない現状を憂いたい。エコロジーかもしれないが、人力車であっては社会の進歩にはならないと思うのですガ。
五段目の写真では、通路で突然バナナを配っているブースに出会いました。バナナを試食させようとするもので、目的は「バナナを会社に宅配する」ことなんだそうです。牛乳の宅配や弁当の宅配は従来からあるので、バナナを会社に配達してもおかしなことではありません。日本の社会にバナナの配達が普及するでしょうか。
六段目、七段目の写真は川岸に生えている葦(よし)を素材にして和紙を製造する会社のブースです。大阪の淀川などでは葦が自生しているのですが、最近は生育地が狭くなっているのだそうです。それで、葦の育成を助長して育成地を広げるため、葦を素材にして和紙を製造しているのだそうです。葦も植物なので、繊維をほぐすことによりパルプになり、それを漉くことで和紙になるはずです。しかし、従来からある和紙と違って葦は入手が困難であり、製造原価がバカ高になるはずです。採算を度外視すれば成り立つのですが、産業には向かないでしょう。
2010年11月29日
2010年11月24日
●関東圏の中小企業のお祭りです。






今年は出店者の質が向上してました。
中小の製造業者の祭典である「産業交流展」にでかけてきました。この見本市は東京都を中心にした関東4県と、東京都にある中小企業支援団体が共催して毎年開催されるものです。関東地方で活躍する中小企業にその技術・製品を発表させようとする役所の親心で、出店料が極めて安い(5万円)のが特徴です。民間会社主催の見本市であれば30万円以上するのがこの価格なので、やる気のある中小企業主であっては出ないわけにはいきません。このため、出店の審査・選抜では結構厳しいものがあったようです。
産業交流展は今年で13回目なのですが、2008年までは2日間でしたが、2009年より3日間の開催となりました。また、出店者も2008年は749社でしたが、2009年には816社に増加しています。今年の出店者は744社と昨年より減少しています。しかし、二段目の写真にあるように、会場内は細かにブースが区切られていて、多数の出店者のブースが並んでいて、昨年よりも密集しているような気がします。また、来場者は2008年に4万2千人、2009年には6万2千人に増加したのですが、今年は5万3千人と少し減少しています。だが、3段目の写真にあるように来場者は多く、活気に溢れていました。昨年の同じ会場内の雰囲気に比べると、出店者が熱心であり、出品の質も向上しているような気がしました。昨年の交流展に出品された製品では、どう考えても売れそうにないような試作品も見かけられましたが、今年はそんな遊びのような商品は見当たりませんでした。申し込み者が多く、審査が厳しくなったのではないかと思われます。
出店者、来場者の数字と会場内の雰囲気が違っているのは次のような理由が考えられます。昨年の会場では、申し込みをしたのだが当日になってキャンセルしたブースが目立っていて、会場内は閑散としてました。今年は出店者数は少なかったのですが、一社が借りるブースの数が複数の企業もあり(例えば、一社が3ブース、4ブースと広く借り上げている事例が見られた)、企業数は減少してもブースの密集度は昨年よりも高くなったのではなかろうか。もしかすると、主催者は2009年の来場者の人数を正確に出しておらず、盛況にみせかけて水増ししてるのではないか、と勘繰りたくなった。
また、来場者数は減少しているようにみられても、背広ネクタイ姿の来場者が目立っていた。これは上場企業や大企業のサラリーマンの来場ではないかと推測される。大企業であっても、商売のネタや商品の仕入れをするためでしょう。要するに、不況が長引いていて、出店している中小企業が仕事を探すのに必死なら、会場に来て商談をしたい大企業も必死なのである。こんな憶測から、今年の産業交流展は熱気があるものでした。
四段目の写真は、足立区が一括して一列のブースを借り上げたもので、足立区にある中小企業が揃って出店してました。この他にも江東区や川口市などの地方行政団体が一括借り上げしているブースがあちこちに見かけられました。
関東圏にある地方自治体が主催している産業交流展なのですが、会場内には外国企業のブースも見かけられました。五段目の写真はヨーロッパからの出店者のブースの列であり、六段目の写真は東南アジアの各国の企業、団体が出店しているブースの列です。しかし、首都圏にある中小企業を対象とする見本市であることから、外国の企業を誘致する必要はないと思われます。それよりも、この外国企業用のブースを廃止し、出店したくともできなかった日本の中小企業のために貸し出した方が良いのではないかと思われます。国内産業支援のためには、まず国内の中小企業が製品・技術をアッピールする場が必要なのです。
2010年11月23日
2010年11月01日
●盛況なラーメン店向けの見本市でした。





国内のどこの町にもあるラーメン店の店主を対象とした「ラーメン産業店」にでかけてきました。この見本市では、「うどん・そば産業展」、「パスタ産業展」、「パスタ産業展」、「国際製麺技術展」、「デリバリー産業展」も併設していて、町の麺に関する業界の全てを来場対象としたものです。町の食堂経営者が対象のため、すそ野の広い見本市といえます。会場に入ると、二段目の写真のようにいかにもラーメン関係であるようなのぼりが並び、チャーシューなどの独特の匂いが漂っていました。場内には、出店者、来場者がごった返していて、盛況でした。9月に開催された麺産業展に比べると来場者数は三倍位はいるのではないかと感じられました。
三段目、四段目の写真は、ラーメンを試食させるコーナーであり、座って食べることができるようになってました。立ち食いではなく、腰を据えて味わってもらおうというコーナーです。出店者は、個人のラーメン店主に食材などを販売したいので、味を試してもらうことが先決のようです。こんなカウンター式の試食ブースがあちこちにあり、さながらラーメンの模擬店の展示場となっていました。
五段目の写真は、冷麺の試食を勧める販売員であり、試食していくだけで満腹になりました。
2010年11月1日
2010年10月31日
●久し振りのパチンコ業界でした。








「パチンコホールイノベーションフォーラム」という長ったらしい見本市にでかけてきました。「パチンコホール」であって「パチンコ」ではないところにご注意下さい。要するに、「ホール(会館)」に関する設備・機器の見本市であって、「パチンコ台」の見本市ではありません。ずーっと以前には「パチンコ台、スロット機」の見本市もあって、それは盛大なものでした。しかし、内部事情により中断となって今でも開催されていません。この見本市は昔あった遊戯台そのものの見本市ではなく、パチンコ屋の内部で使用する設備や装置だけの見本市であり、パチンコ屋の附帯設備を出品するものと考えれば良いでしょう。久しぶりのパチンコ関連の見本市なので、勇んででかけてきました。
二段目、三段目の写真はパチンコ台の回りに取り付けられた各種の附帯装置を見せているものです。傘かけ、ペットボトル置き、隣の台からの煙草の煙を遮蔽する仕切り板などが取り付けられていました。パチンコ台とパチンコ台の間にある縦方向のスリットには広告板を挿入できるようになっていて、引き出すことで広告や特典などを読めるようになってました。四段目の写真は、各パチンコ台に独立した空気清浄機であり、下側から吸引して上側から排出し、顔の当たりに清潔な空気を供給するのだそうです。ここまでして、客の健康を注意してくれる産業もないのではないかと思います。それより、パチンコ屋に出掛けない方が健康のためにいいのではないでしょうか。
五段目の写真では、各パチンコ台の上に情報用のモニターが取り付けられています。パチンコを遊びながらテレビ番組を鑑賞したり、店内での出玉情報を知ることができるのだそうです。最近は液晶モニターが安価となったことから、各パチンコ屋でも多様な使用方法を考えているようです。六段目の写真は、出玉を貯留しておくケースを展示していました。パチンコの遊戯で当てるとパチンコ玉が出てきますが、パチンコ玉は床の上にある玉箱に移しかえていました。この透明なケースでは、勝ち取ったパチンコ玉が上から振りそそいできて溜められるのです。パチンコの遊戯をしている人が、現在どれだけ持ち玉があるかを目の前で確認することができるのがメリットなんだそうです。
これらの展示されていたパチンコ屋の付帯設備については、もう既にパチンコ屋で使われているのだそうです。私は、ここ十年以上パチンコ屋に入ったことが無かったので、最近のパチンコ屋店内のことには疎くなってました。
七段目の写真で、ブースの上の方にあるキャッチを良く見てください。パチンコ屋に来店した客の苦情の対応が書かれてます。このブースは、パチンコ屋店員の社員教育とトラブル対策を専門にするコンサルタント会社でした。最近のパチンコ屋店員のマナーは向上していて、昔のようなズレた性格の店員は見かけられなくなりました。このようなコンサルタント会社が指導しているのでしょうか。
八段目の写真は、見本市会場内の風景なのですが、背広姿の人ばかりでした。ブースで待機する説明員は当然のように背広を着用していますが、来場するパチンコ屋経営陣の人達も背広を着用していました。要するに、パチンコ業界はバクチ業界ではなく、洗練されたサービス産業に発展しているのです。接待する方もされる方も、皆スマートなビジネスマンでした。
2010年10月31日
●韓国の中小企業の殴り込みかな。







韓国で部品を製造するメーカーが出店する「韓国部品産業展」にでかけてきました。完成品のメーカー、例えば、サムソン、ヒュンダイなど、の見本市出店は珍しいものではありませんが、韓国の中小企業による部品を製造する企業だけを集めた見本市は珍しいものです。私は始めてなのですが、この見本市は第10回目の開催なんだそうで、それなりの歴史があるものでした。この見本市では、韓国の中小企業が日本の大企業などを相手に部品を輸出するための商談会なのです。看板にもあるように、韓国部品メーカーだけの出店であることから、見本市の主催者は大韓民国貿易投資振興公社です。出店者は121社とあり、規模は大きいものでした。
三段目、四段目の写真はケーブルのコネクター関連の企業であり、通信機器に使われているものです。テレビやビデオなどに使用されることが多いもので、米国向けの電化製品には使われているのではないかと思われます。五段目、六段目の写真はバネ専門の企業であり、特に自動車関係のバネを展示していました。七段目の写真はリニアースライダーのメーカーのブースです。
何れの部品も精度が高いようであり、日本のメーカーにも納品されている可能性が高いと思われます。韓国製と言っても製造する工作機械は日本製なので、国産の製品と同じ精度になります。どの程度まで価格が安いかは判りませんが、このような部品が日本に流れてくるようでは日本の中小企業もうかうかすることができません。なお、韓国のメーカーに聞いてみたところ、出店している企業の大半は30人から50人程度の中小企業であり、日本の中小企業とどっこいどっこいといった規模のようでした。
会場を見渡してみたところ、出店している韓国に企業の大半は自動車関連の部品か電気製品の部品であり、それ以外の分野での部品は極めて少ないように思われました。韓国の実情は私には判りかねますが、大量生産に向くような部品であっては日本の中小企業は負けてしまうのではないかと危惧します。ただし、私の目的とする隙間商品はこの見本市には出店していませんでした。
2010年10月31日
2010年10月17日
●出品はまともな商品になってきました。






来年はもっと内容を充実させて欲しいものです。
特許庁などが主催する「パテントソリューションフェアー」にでかけてきました。直訳するならば「特許で技術開発ができた商品の見本市」と言った意味でしょう。特許を取得してこれから市場に販売するような商品を展示しています、ということになるでしょうか。特許庁などが特許の奨励と啓蒙活動のために開催しているものなのですが、今までの出品を見ると玉石混同であり、どちらかと言えば「石」の方が多い見本市でした。昨年までの出品を観察すると、個人発明家が自己満足のために開発した商品や、とても市場性が無さそうな商品ばかりでした。
しかし、今年は例年とは違って「玉」の方が多い見本市となりました。出品の審査基準が大幅に変わり、実用性がなければ出店許可を出さなかったのではないでしょうか。これはいい傾向であり、官庁主導の見本市ではどうでもいいような出品も認める傾向にあったのが変わってきたのでしょう。税金で開催するのだから目先が変わっていれば何でもいいや、という風潮の変化でしょう。個人発明家や発明マニアを排除し、本当に社会に有効な特許製品を出品すべきです。主催者はもっと早くから気が付いていればいいのですが。
しかし、そうは言っても「石」のような出品も見かけられました。二段目の写真は風力発電装置で、ブースの背中合わせに同じような製品が並べられていました。風力発電装置はエコ社会を形成するためには必要な商品ですが、零細企業が進出できるほど甘いものではなく、技術の進歩は激しいものです。もう、このような小手先の商品は開発すべきではないと思われます。
三段目の写真は手回し発電機で、災害の時に役に立つと力説してました。しかし、手回し発電機は従来から多種多様なものがあり、今更という感じがします。
四段目の写真は蒸れない靴ということで、靴底に穴が開けられていました。空気が出入りするから蒸れないでしょうが、下から水が入ってくるでしょう。
五段目の写真は木製のリフターです。シザース型のリフト装置は従来からあり、その骨組みを木製にしただけなんだそうです。定価は35万円ということですが、金属製のリフターでも10万円しません。市場性は全くないでしょう。
六段目の写真は頭髪が抜けない帽子なんだそうです。赤外線だけを頭部に照射させることで髪の毛の抜けを防止する効果があるそうです。要するに、帽子の素材を赤い布にしただけであり、赤外線だけを通過させるのだそうです。このお祖父さんは「この帽子を長年使っていたので私の頭は禿げないのだ」と力説してました。まあ、ほのぼのとして楽しいアイデア商品なのですが。
2010年10月17日
●福祉の世界にも不況の影が。





今年も介護施設、訪問介護者向けの「国際福祉機器展」が開催されました。老人介護、障害者福祉のための機器や装置などが展示されていて、介護保険などによりいつもお祭りのように賑やかです。とは言っても、昨今の不況から出店者は減少ぎみです。出店者数を考えると次のように変化しています。
2007年 出店者632社。
2008年 出店者580社。
2007年 出店者532社。
2007年 出店者492社。
つまり、リーマンショックの2008年がピークで年々出店企業が減少しているのです。これには理由があり、会場を見てみると弱小や零細の企業による出店が無くなっているのが判ります。今までは、零細企業と言えどもアイデアを凝らして新規事業に乗り込もう、という意気込みの企業があったのですが、そんな体力のある零細企業は無くなったのです。例年ならば全国から見かけない企業の出店があったのですが、見かけられません。これは、零細企業に意欲が無くなったのと、出店するだけの余裕が無くなってきたからでしょう。この業界も淘汰され、体力がある大企業の進出が目立ちました。
二段目の写真は会場内の風景で、年一回の福祉機器、用具の見本市のため、福祉関係の学生、職員の姿が目立ちます。この会場に来れば全国の福祉機器メーカーの情報が一度に入手できるので、熱心に見学してました。
三段目の写真は介護者向けの改造自動車であり、四段目の写真は介護用のスチーム風呂であり、五段目の写真は介護用の食事の道具です。つまり、生活にかかわる商品の全てがからんでいて、介護用品とは極めて広い分野にまで広がっているのです。こんなことからか、大企業でも福祉、介護の業界に進出したがっているようで、大手メーカーの看板が目立っていました。
2010年10月17日
●日本で最初の見本市です。






これから日本で流行るかどうか。
家屋の下部に車輪を設け、自動車やトラックで牽引して移動できるものをトレーラーハウスと呼び、アメリカでは季節労働者が仕事を探しながら転々とするために利用されているらしい。日本でも売れるかと考えて、日本で最初の「トレーラーハウスショー」が開催された。主催者は「社団法人日本トレーラーハウス」という団体で、このようなマイナーな業界にも社団法人があることを知ってびっくりしました。
二段目の写真はその会場風景なのですが、会場の広さに比べて出品しているトレーラーハウスの数が少なくて閑散としていました。最初の見本市なので、主催者が会場の広さ設定を間違えたのか、出店者が少なかったのか判りませんが。元々、アメリカで開発された商品なので、商品の80%は米国製です。
三段目、四段目の写真は米国製のトレーラーハウスで、室内(車内)には生活に必要な道具が一式揃ってます。キャンピングカーの半固定式のものと考えれば良いでしょう。しかし、米国の生活基準からすれば小さな床面積であり、快適な生活とは程遠いものではないかと思われます。アメリカの国道沿いにはトレーラーハウス専門の駐車場があり、細々とトレーラーハウスが並べられているのを見かけます。しかし、どちらかと言えば、単純労働者が多く住んでいたような気がします。このような住居を日本の社会がどのように受け入れるかが問題でしょう。
五段目の写真は日本のメーカーによるトレーラーハウスで、住居よりも仮設の事務所を狙っているようです。こちらは工事現場などでの需要が見込めるのではないでしょうか。メーカーの説明では、「好きな場所に移動して、住まいに飽きたら中古で転売できます」というのがうたい文句なのです。
六段目の写真は日本でも移動屋台などでよく見かけられるものです。デザインに特徴があるため、トレーラーハウスの需要よりもイベントなどの利用が多いようです。
2010年10月17日
●そば屋さんの見本市です。




来場者の高齢化が目立ち、活気が薄れていくようです。
日本そば屋さんを対象とした「麺産業展」に出掛けてきました。いわゆる、街のどこそこでも見かけられる昔ながらの日本そばを主体とした食堂を対象とし、そのそば屋で使用する機械、道具、食材を展示しているものです。分野としては立ち食いそば屋も含まれるのですが、来場者はどちらかと言えば、先祖代々地元でそば屋を開業している経営者が多く、年齢層が高いように思われました。このため、この見本市は年々来場者が減っていくようで、活気がありません。
二段目の写真は麺製造機を展示するブースで、この種の展示品は多く見かけられました。麺製造機は、小麦粉から麺を製造できるもので、そば屋の裏側にこの機械を設置すれば出来上がった麺を店内で提供できるというものです。麺そのものを食材問屋から購入するより、小麦粉から製造すれば原価が安くなり、そば屋の利益率が向上するというものです。昔は麺を購入するそば屋が多かったのですが、最近は比較的小さなそば屋もこのような機械を導入しているところが多くなったそうです。
三段目の写真は、そば屋に食材を販売している会社のブースで、食材の試食をしていました。どのブースもそば、うどんを試食させるので、最後はゲップがでそうになりました。四段目の写真は、そば打ちの競技大会で、都内の有力そば屋がそばを練り上げて切り上げるまでの技を披露していました。しかし、見本市なのでこのような競技をしても出展者にはメリットがないと思われるのですが。
2010年10月17日
2010年10月02日
●上海万博 その7 最終編




万博なんてもういらない。
上海万博の会場内には高い建物が見当たらない。過去の万博では、その会場を象徴するような高い建物が建設された。パリ万博ではエッフェル塔が、大阪万博では太陽の塔が建設されていて、他の万博でも同じように会場内を見渡せる高い建物があった。だが、上海万博ではそれらに匹敵するような、高い塔が無いのである。ひょっとしたら、テロ犯人が侵入し、狙撃されるのを防止するために建てなかったのではないか、と勘繰ってみた。
それでも、会場内には一段目の写真にあるようなハンバーガーの形をした展望台があった。これは万博文化センターという名称で、内部には劇場とレストラン街があるそうだが、無料で入れるのはハンバーガーのパンの隙間のような部分である。二段目の写真はその回廊であり、金網越しに会場の全域を見渡すことができた。この日は心地よい風が吹き、天候も良くて見渡すには最良の日であった。三段目、四段目の写真は回廊から撮影した会場内の風景である。
ここで、私は上海万博は何のために開設されたかを考えてみた。
① 日本人の関心が薄かった。
出発前に書店で上海万博のガイドブックを探したのだが、全くと言っていいほど無かった。その時は「不思議だな、何でガイドブックが無いのだろうか」と感じた程度だった。それと、上海万博を正面にすえたパック旅行が無かった。何かの中国旅行の一日に組み合わせたものはあった。例えば、「杭州4日間ツアー」とか「南昌5日間ツアー」の中に一日だけ或いは半日だけの会場巡りを組み合わせたパック旅行である。どうも、日本人の万博に関心が薄いのか、と考えていたのだが、それよりも以前の問題で、上海万博にはそれほど魅力が無かったのであった。魅力のないイベントにはわざわざガイドブックを編集しないだろうし、パック旅行も集客できないのであった。旅行業界はこの万博の開催前から上海まででかけて見てみるだけの価値は無い、と判断したのだろう。
② 中国人のための万博。
会場内を歩いてみたところ、外国人は殆ど見かけられなかった。今回の博覧会での出展国数は240ヵ国を上回っている、というのが中国政府の自慢なのだが、万国博覧会ならば世界各地から見学者が来てもいいようなものだが、どこにも外国人の姿が無い。会場に入ってから気がついたのだが、会場案内地図に日本語のものが用意されていなかった。中国語で印刷されたものはどこでもばら蒔いていたのが、それ以外は用意されていないのである。英語で印刷された案内地図は、案内所の担当者に問い合わせたところ引き出しの中からやっと出してくれた。どうも、中国政府は外国人観光客の誘致は最初から頭になかったのではなかろうか。
どうも、上海万博の開催趣旨は、中国人にたいして国内の情勢を再発見させ、国力を学びとらせるための学習の場ではなかっただろうか。どこのパビリオンでもこれからの中国社会の向上が細かく解説されていて、将来は世界一の生活水準になるのだ、というアッピールが見かけられる。政府によって国民にもっと頑張れ、と言っているような気がした。
③ 新鮮味が無かった。
上海の広大な土地に幅広の道路を建設し、超近代的な建物を配置したことは素晴らしいものであったが、会場内では特に優れたものは見当たらなかった。電気自動車、立体映像、新型のロボット、大画面のハイビジョンなどがあったが、それらは日本でもう見飽きた代物である。最先端の技術により驚かされるような商品は見当たらないのであった。胸が驚かされるようなワクワクするような場面がなかったのである。ハッキリ言えば、もう日本国内にあるものばかりであり、将来につながるような新商品はなかった。
だが、中国の内陸部の農村から出てきた中国人にとっては、もしかしたら驚かされるような世界かもしれない。それを狙って中国政府はこの万博を押し進めたのかもしれない。
④ これからの万博。
今までの万博の歴史を振り返ると、そこには技術進歩や生活の向上が見えていた。万博に出かけたことで新技術に触れ、刺激を受けたという話は良く聞く。明治時代、大正時代の人達の伝記や記録にはそんなことが多くある。だが、これからは万博はもう盛んにはならないのではなかろうか。
世界の情報はテレビやインターネットで瞬時に個人にまで伝えられている。新しい技術や新製品などは発売と同時に周知となっている。大阪万博が開催された当時に比べて情報の伝達は早すぎるのである。また、新商品が一般消費者が購入できるようになるまでの時間が短くなってきている。万博会場で展示されていた商品が、消費者に手の届くまでの時間が極端に早くなってきている。ひょっとしたら、万博を企画している最中に新商品だと騒がれていたのが、2、3年後に万博を開催してみたら皆がもっていた、ということになりかねない。すると、これからの世の中では万博なんて不用となってくるかもしれない。20世紀の初頭であれば万博は博識を広め、新技術を伝達するためのイベントであったかもしれない。だが、もう万博という使命は終わったのである。
これが、2日間、5万5千歩も歩き続けてくたくたとなった私の結論である。
2010年10月1日
●上海万博 その6






コンピュータグファフィックでは飽きてしまいました。
全てのパビリオンに入館できた訳ではないので、総評はできないのだが、私が感じた上海万博の各パビリオンの展示方法、内容についての感想を述べる。まず、第一は国の力によって展示する内容のレベルが相違することである。レベルというよりは、その国の企画力ではなかろうかと思われるのだが。
一段目の写真はベトナムのパビリオンで、二段目の写真はその内部の装飾である。ベトナムの特徴を印象づけるような装飾にはなっているのだが、入館してホールを見たらそれでお終い、という印象であり特に感銘は受けない。ベトナム館ばかりでなく、東南アジア、アフリカなどの後進国でのパビリオンはどこも似たような内容であった。国力、資力が無いから仕方が無いのかもしれない。
次に印象に深いのは、どのパビリオンでも映像、特に大型スクリーンを使ったコンピューターグラフィックによる作画が多かったことである。三段目から六段目の写真は、何れも中国関係のパビリオンの内部であり、大型スクリーンにこれでもかこれでもか、という風に中国の進歩と先端技術、国力を見せつける映像を流していた。内容についてはどれも同じようなもので、2、3のパビリオンを見てしまうと飽きてしまった。数秒、長くても2分以内の動画を観客に見せて、そのパビリオンが主張したい内容を訴えようとするのだから、大画面は迫力があるが映像そのものはせわしなくてさほど理解もできないうちに終わってしまう。これは何のための映像なのか不思議に思われた。
各国のパビリオンではそれなりの工夫を凝らしてあるのだが、終極的には「その国の国情を中国人に理解させる」ということが目的のようだ。何のことはない、中国人に外国を知らせて、観光客を誘致するようなものである。これでは日本で開催している「世界旅行博」と全く同じ趣旨となってしまっている。わざわざ上海まででかけて世界各国の事情を理解するのは全くの無駄であるような気がした。私が今回上海までお上りさんよろしく出かけたが、見応えのあるのは全くなかった。この旅行は失敗だったとしか思えない。残念至極といったことが結論である。
また、中国関係のパビリオンでは、現在の中国の国力の誇示と、将来の中国の生活水準を予想する計画が説明しているのが殆どであった。中国政府が全国から来場する中国人に生活向上を提案しているようなもので、政府の宣伝の博覧会とも言えるかもしれない。逆に言えば、中国政府は中国人に将来の夢と希望を与えたのが今回の博覧会の一番重要な目的かもしれない。
2010年10月1日
●上海万博 その5







パビリオンと言うより企業背伝の建物でした。
日本産業館はやはり会場の隅の方に位置していて、中国政府の政治的な配慮があった場所割りと思われました。日本のテレビでは、世界で一番気持ちのよいトイレが設置されている、という触れ込みでしたが、このトイレは抽選で当たらないと入れず、私は見学できませんでした。入口では行列が二つあり、日本紹介の映像が見える列とそうでない列があり、そうでない列では待ち時間が3時間という表示が出てました。映像が見れない列に並んだのですが、1時間くらいで入場できたので、看板にある待ち時間の表示は少しサバを読んでいて、半分くらいが適当ではないかと思われます。
パビリオン内では複数の部屋に分かれていて、各部屋では企業の紹介をする映像が流れてました、三段目から五段目の写真はその部屋の様子です。何だか宣伝臭いパビリオンだと感じてましたが、これは中国に進出していて、一般消費者を相手に商品を販売している日本の企業ばかりだからです。未だ日本製品に慣れていない中国人にも日本商品を宣伝し、これからの需要者に訴えるための機会と考えたからでしょうか。しかし、各部屋で企業宣伝の映像ばかり眺めていると、テレビのコマーシャルを連続して眺めているようで、科学進歩だとか先端技術だとかいった万博の精神が薄れていくようです。
出口付近には六段目の写真にあるように、たこ焼き屋が開店していてここも長蛇の列でした。このパビリオンの周囲には、たこ焼きの醤油の匂いが漂っていました。最後の写真はこのパビリオンに出資した日本企業の社名が飾ってありました。各社ともこれからの中国市場に力を入れていく意気込みがあるようです。
2010年10月1日
●上海万博 その4






博覧かというより政治的な匂いの強いものでした。
わが国の日本館を狙って行くことなりましたが、日本館の設置場所が会場の中の一番外れにあり、入場ゲートからは一番遠い場所でした。入場ゲートの近くは意外にもアフリカなどの小さな国やウズベスタンなどの近隣国が多く、比較的大国であっても意図的に中央から外されています。これも中国政府の「政治的な配慮」ということでしょうか。博覧会というよりも、政府の世界に向けての政治力学の魂胆が見え見えという会場でした。
一段目の写真は、日本館の建物であり、ドーム状となった卵形のデザインですが、これは後ろ側から見た写真です。さて、表側の入口を捜そうとすると、二段目のような行列が見えました。この行列とは逆方向に歩いて後端に向かったのですが、行列後端での表示は「待ち時間4時間」とのこと。行列を見ただけで帰ってきました。
三段目の写真は、北朝鮮館です。日本を出発する前から、北ちょうせんどんな内容を展示するのか興味深々でした。パビリオンに入ってみると、四段目の写真にあるように、がらんどうのホール内には、平壌にあるタワーのミニチュア版が置いてあるだけの簡素な(というよりも、惨めな)ものでした。これ以外には見学できるものは無いので、来場者はそのままパビリオンを素通りしていくことになります。皆様、「北朝鮮の国力ではこんなものだ」と納得したのでしょうか。出口にはみやげ物を売る売店が並んでました。切手、バッジ、絵画などの特産品を並べてましたが、この売上げでパビリオンの経費を賄っているのでしょう。売店のおばちゃん達は、それでも北朝鮮では超エリートに属しているのでしょうか、皆様顔つきが良かったです。
2010年10月1日
●上海万博 その3




少々ガッカリの中国館でした。
各国のパビリオンに向かいました。当然のように、中国政府が力を入れた杯型の中国パビリオンです。日本のテレビでも紹介されたと思いますが、中国政府がその国力を内外に示すために設計したもので、会場中央にどんと置かれてました。しかし、近くに寄って見てみると、東京両国にある江戸東京博物館よりも小さいものであり(他のパビリオンよりは大きいが)、何だこんなものか、というのが実感でした。
二段目の写真はパビリオンの一階入口であり、事前情報では混乱が予想されるので入場するのが難しい、ということでしたが20分ほどですんなりと入場できました。が、中に入ってガッカリとしました。この一階は巨大なホールになっていて、そこには中国の各省のブースが入っていたのでした。つまり、中国館は中国の行政区域にある各省にそれぞれ割り当てがあり、各省はその省内の特色を出した展示をしているのです。例えれば、日本館があったとすれば、その中を各県に割り振り、各県の名所や特産品を並べているようなものです。広い中国のことなので、南方の省に住む人は北方の省の様子や生活は知りません。このパビリオンを一周することで、中国全土の特色を体験できる、というものです。一昔前までは、日本でもこんな博覧会が各県であったような気がします。中国館は、中国人同士がお互いの内情を見せ合いっこするようなものでした。展示の手法も古めかしいものであって(中国人にはそれでもいいかな)、こんなもので大丈夫かなというのが率直な感想です。
中国館には、100メートルの巨大なスクリーンがあって、清時代の絵巻物を再現した水墨画を表示できる展示がある、との前評判でした。私も是非見ておきたいと考えてましたが、これが誠に困難なものでした。このスクリーンは中国館の上層階に設置されているのですが、予約制で人数制限がありました。予約券は毎朝配付されて、先着順に配られるのですが、何と朝5時であるとのこと。こんな情報は日本では入手できなかった。どうりで一階の面白くもない会場だけはすんなりと入場できたのか、と後になって理解した次第です。何れにせよ、建物は巨大なのだが、展示内容とサービスが全く合っていませんでした。
2010年10月1日
2010年10月01日
●上海万博 その2




食は万博にはありませんでした。
人が出る場所なので、当然のように食堂が開業していました。食を大切にする中国であることから、あちこちに全世界の食堂、レストランが開業していました。噂では、日本産業館には、一人4万円の和食料亭が開業しているとのこと。この他にも本格的フランス料理のレストランもあるらしいが、いずれも予約制であって、値段の割りにどうかとおもわれます。私には縁が無いためパス。
会場北側の隅の方には何と「大阪堺の浦」となんともトンマな店名の日本料理店が開業していました。早速、入店してみると、焼き鳥、たこ焼き、ラーメンなど、一応は何でも料理が出てました。私は一番安い焼きそば(三段目の写真)を注文しましたが、これが夜店の屋台の焼きそばよりもひどい代物で、甘ったるくてとても食べれたものではありませんでした。そばにキャベツと削り節がかかっただけのものです。これで25元(約350円)なのですが、上海市内では5元も出せばチャーシューの乗った立派なラーメンが食べられます。やらずボッタクリの典型のような料理でした。経営者は上海在住の大阪人のようで、半年間でいかに稼ぐか、しか考えていないようでした。
この他に、吉野屋、味千ラーメンなどの著名な日本食堂が出店していたようですが、私は見つけられませんでした。
会場内にある他の食堂はここまでもひどくはありませんが、中国の物価かから考えると高すぎるほどの値段です。恐らくは市価の数倍以上の値段でしょう。会場を運営する役人がすることは、人民にとってはボッたくられて収入を巻き上げられるようなものです。この不当価格には中国人民は防衛対策を考えなければならなかったようです。中国人の来場者は、四段目の写真にあるように、弁当、おやつ、果物持参で入場されてました。会場のあちこちでは弁当を広げ、友達同志で分け合っている微笑ましい風景が見られました。
2010年10月1日
●上海万博 その1





疲れるばかりの上海万博でした。
中国で最初に開催された上海万博に出かけてきました。万博、万国国際博覧会、ということなので見本市の一種と考え、これは見落とすことはできないと判断したのです。出発は8月の上海は相当に暑かろうと考え、9月下旬に日程を決めました。これは正解であり、半袖でも暑からず寒からずの極めて気分のいい気候でした。しかし、現地にでかけてみると、見るもの聞くもの、びっくりさせらることばかり。今回はテレビ、新聞では報道されない上海万博について報告します。
会場に到着するとどこも人の海でした。一段目の写真は会場入口の風景ですが、ここは入場口ではありません。二段目の写真は入場者をチェックしているポイントであり、入口からこの身体検査場にまで到着するだけで30分以上かかりました。入場者一人一人を検査ゲートに通し、ついで、ボデーチェックをするのです。飛行場にある検査ゲートよりも感度が良いみたいで、小さな金属片でもブザーが鳴りました。一日30万人以上の入場者を残らずチェックするのですから、時間がかかるわけです。ペットボトルは必ず試飲させて、爆発物かどうかを観察していました。
三段目の写真が入場口で、ここで始めて入場券を挿入して会場内に入ることができました。ここに到着するまでが大変でした。不思議なことですが、入場券は磁気カードではなく、紙製のカードでした。入場ゲートに挿入するとエンボス加工され、再使用できないようになってました。
上海万博には、全中国から集団で見学にきているようでした。旅行ガイドらしき人が先頭にたって旗を持ち、団体を案内していました。こんな風景があちこちで見かけられたことから、全中国からは相当な数の旅行団体が組まれたのでしょう。新聞によれば、参加人数を増やすため、中国政府は半強制的に職場、学校から旅行団を組んだ、という記事がありましたが、そんな雰囲気が感じられました。場外には数百台の観光バスが駐車していて、中国のあちこちからバス旅行をしてきたのでしょう。
そういえば、大阪万博でも全国の農協から集団で見学に来てました。あの時の様子とそっくり同じです。大阪万博では「進歩と調和」が合言葉でしたが、来場者が余りにも多いことから新聞では「辛抱と長蛇」と揶揄されました。しかし、上海万博ではそれを上回る人数であることから、「大辛抱と超長蛇」と呼んでも奇怪しくないでしょう。会場内は人で溢れていて、歩き疲れることから、会場の片隅では五段目の写真にあるように、お疲れになった方が見えました。この他にも、日陰には家族連れで休憩されている方があちこちで見かけられ、万博は体力勝負だということが良く判りました。
2010年10月1日
2010年09月17日
●中小企業のお祭りです。





泥臭く人が混み合うのも楽しいものでしょう。
年に一度だけ開催される中小企業のための「東京ビジネスサミット」に出掛けてきました。出店する資格は中小企業ということなのですが、大企業が出店の申し込みをしても多分断られないでしょう。しかし、来場者が中小企業なのであまりメリットはないと思いますが。
この見本市の特色は出店料が比較的安いことです。その代わり、ブースの面積は一般のものより少し狭く、通路の幅も狭いため夜店のような煩雑さとなってます。しかし、これが逆に通路に来場者が溢れて賑わいのようになって面白いのです。アメ横の商店街を歩いているような気分になります。昨今の見本市では来場者が少なくて閑散としているのが多いのですが、今年のビジネスサミットは賑やかでした。
地方からの出店者が多いのがこの見本市の特色で、そのため三段目、四段目の写真にあるように、農産物、水産物、食肉加工品の出品が多いのも特色です。八百屋さんや魚屋さんが出品しているような錯覚になります。五段目の写真は広島県から集団で出店しているブースの列で、広島の特産物を展示していました。
来年も盛況であるように祈ってます。
2010年9月17日
2010年08月30日
●大衆酒場の見本市です。






今年で3回目となりました。
居酒屋を主な対象者とする「居酒屋産業展」に出掛けてきました。別に居酒屋でなくとも酒を出す店ならだれでもが対象者となるので、スナック、バー、小料理屋であっても関係してくる見本市です。酒と肴に関した出展者が主なものですが、居酒屋に関連する業種は結構広いので、誰が出店しても関連してくるでしょう。本日の見本市は久しぶりに来場者が賑わっていました。今年の前半の各見本市では、来場者が少なくて困っていた主催者も多かったのですが。どこの町にもある居酒屋であっては、関連する店舗が極端に多いため、来場者も多くなるのでしょう。チェーン店の担当者ばかりでなく、家族で居酒屋を経営しているような人達が目立ってました。
二段目、三段目の写真は試飲を勧めるブースです。居酒屋なので当然のように酒類が提供されるので、それらの居酒屋で使って欲しい酒造場が軒を並べていました。今年はどういう訳か韓国からの酒造メーカーの出店が目立ち、あちこちで焼酎、マッコリを勧めていました。日本酒やウイスキーに比べて安価なので、輸出攻勢をカケテイルノデショウ。
四段目の写真は居酒屋ではなく中華料理店の開店支援のコンサルタントをしている会社なのだそうです。社長は中国人で、中国からのコックの招聘手続き、開業での法律的、税務的な支援をするのだそうです。資金があれば経験が無くとも中華料理店を始めることができる、というのがウリなんだそうです。中国パワーもここまで進化したようです。
五段目の写真は調理済み煮魚で、このまま電子レンジで温めれば煮魚として料理に出せるのだそうです。六段目の写真は冷凍の蟹であり、解凍するか鍋物に入れればそのまま一品となります。ソ連産のようで、安い温泉旅館ではお馴染みのようです。
2010年8月30日
2010年08月09日
●何時も楽しい見本市です。





結婚式場の業者を対象とする「ブライダルショー」に出掛けてきました。いつ見ても華やかで楽しい見本市です。例年ならばギフト業者やアクセサリー業者が多いのですが、今年は出店者の半分近くが入れ代わっていて、初めて見る出品も見かけられました。見本市は出店者が何時も同じであっては活性化しません。時々出店者が変わってくれると毎年見学に行っても勉強になるのです。だが、余りにも入れ変わりが激しいと、見本市のテーマとそぐわなくなってくることも多いのですが。
二段目、三段目の写真はウエディングドレスを販売しているブースです。ウエディングドレスは以前はレンタルでしたが、最近は買い取りする傾向にあります。この2つのブースは韓国からの業者で、昨年まで多かった中国の業者は出店してませんでした。韓国の業者は、「デザイン、品質が中国製よりも優れてます」と強調してました。
四段目の写真は、タイ国にある結婚式場のブースです。日本人の挙式対象者をタイ国にまで旅行させ、現地で結婚式をあげさせるための宣伝をしてました。仏教の国ですから仏式の結婚式が主流ですが、他の宗教でも受け付けますと言ってました。ハワイやグァムで結婚式をあげることは珍しいことではないので、タイ国で結婚式をあげてもおかしくはありません。しかし、この見本市に来場するのは結婚式場を持った業者ばかりなので、結婚式場を結婚式場に宣伝するという不可思議な構図となります。出店する見本市を間違えたようでした。タイ人のマネージャーは、「ブースを設けたのですが、あまり関心を持たれなく、ブースを通過していく人ばかりです」と嘆いていました。そりゃそうでしょう、競争相手に宣伝してもだれも相手にしてくれません。
五段目の写真は、ブースには飾りは何もなく、パソコンとプロジェクターだけを置いていました。どうも、挙式をする人達へイベントやプロデュースを紹介する業者のようでした。せめてポスターなどでも貼ってみて頂ければ業務内容は判りやすくなると思うのですが。はたして、今回の出店で効果はあったでしょうか。
2010年8月9日
2010年08月05日
●野菜も屋内で栽培されるようになってきました。







何だか味気ない野菜になりそうです。
今年初めて開催された「施設園芸・植物工場展」に出掛けてきました。この見本市は農業従事者を対象としていて、ハウス栽培、水耕栽培、工場栽培の関係者が出店するものです。農家や農協などから農作物の展示をする見本市は多いのですが、逆の立場の農場の設備に関する見本市は珍しいものです。従来は個人経営の農家が多かったのですが、大型農場や会社経営の農場が増えてきたからかもしれません。
会場内では蛍光灯やLEDを使った植物工場のブースが目立ってました。今一番の流行りのものだからでしょう。屋内であっても連続して植物を栽培でき、安定した収穫を得ることができるというのが売り物です。しかし、これではブロイラーと同じことで、何だか味気ない野菜を食べることになります。やはり、太陽の下で伸び伸びと育った野菜を食べたいものです。
四段目、五段目の写真は水耕栽培の実演で、四段目はトマトの栽培であり、五段目は葉物野菜の栽培です。ハウス栽培ではこのような形で野菜を栽培しているところが多いようです。また、水耕栽培であることから、トマトとは葉物野菜しか栽培できないようで、根物野菜などは栽培不可のようです。
会場内にはビニールハウスの製造メーカーが多数出店していました。各メーカーとも比較的規模の大きな企業か、それとも一部上場企業の傘下にある企業ばかりで、中小企業は見当たりませんでした。考えてみればビニールハウスなどは全国の農地に無数にあり、巨大なマーケットです。中小企業が乗り込むような小さなものではありません。一般には知られていないが、この業界も巨大資本化しているようです。
2010年8月5日
2010年08月04日
●参加者が少なくなった見本市です。




不況はまだ続いているようです。
魚介類を専門にした「シーフードショー」に出掛けてきました。毎年開催される魚関係者の見本市で、漁港、漁業組合、商社が出品し、料理屋、食品加工業者が来場者という図式になります。毎日の食品に係わることなので、例年盛況なのですが、今年は少し様子が変わってました。二段目の写真は会場の奥側であり、壁に沿ってパーテーションが設けられていました。しかし、その裏側は三段目の写真にあるようにガラガラなのです。つまり、入口の反対側の壁から間を置いてパーテーションがあって、空き地となっているのです。今年は見本市に参加する企業が少なく、ブースが空いてしまったのでこのような処置をしたのでしょう。出店者数は去年と変わらないのですが、それぞれのコマが小さくなっていて、全体に小振りとなっていました。また、今年の出店者は魚介類の関係者ではなく、寿司米や寿司ロボットなど出品が目立ってました。四段目の写真は電動船外機のボートを展示しているブースであり、例年ではこんな出品は有りませんでした。主催者も出店者を集めるのに苦労されたのでしょう。
2010年8月4日
●最先端の電子技術ですが。



中小企業には縁がなさそうです。
メカトロニクス・エレエクトロニクスの最先端技術を集めた「テクノフロンティア(TECHNO-FRONTIER) 」に出掛けてきました。電子関係の最先端の技術を持った企業ばかりというので会場内を見渡すと、二段目、三段目の写真のように大企業の看板ばかり目立ちました。新聞雑誌などの広告でお馴染みの会社名ばかりで、中小企業の出店はありません。共通するテーマは、モーター、バッテリー、回路設計などであり、量産品に関する技術のようです。どうも、上場企業や大企業の間での商談が主体のようで、中小零細の企業にとっては出る幕はなさそうでした。
2010年8月4日
2010年07月14日
●今どき成長している業界です。





満員盛況でした。
全国の葬儀屋さんがお得意先の「フューネラルビジネスショー」に出掛けてきました。葬儀という商売にからんだ業界の人達だけを対象とした見本市はここしかないようで、珍しいものです。あまりお世話にはなりたくないのですが、一生に一度はお世話にならざるを得ない業界と言えます。
昨今はどこの見本市も低調で、出店者、来場者のどちらも減少しています。しかし、この見本市は盛況でした。二段目の写真は湯灌の実演をしているブースですが、こんな人だかりでした。これは葬儀人口が増えているため、業界の規模が拡大しているからです。現在の年間死亡者数は百十万人程度ですが、これから年々増加し、30年後には年間百六十万人が亡くなるという統計があります。マーケットは広がっているのですが、こんな業界も不況の中では珍しいことです。マーケットが広がっていることから、あらゆる業者が新規参入を図っているようです。
三段目の写真は製茶業者のブースです。会葬返礼には昔からお茶、海苔が使われていて、ここでは静岡県のお茶を盛んに宣伝していました。葬儀社はこの返礼品を取り扱うことで膨大な利益を上げていたのでした。葬儀そのものよりも、こちらの方の利益が多いとも言われていました。しかし、実を言うと会葬返礼品の業者の出店は以前から比べると減ってきているのです。数年前は御礼返礼業者のブースが目立っていたのですが、今年は数社もいません。これには二つの理由があり、一つは葬儀業界での返礼品の価格が極めて高いことが世間に知れ渡ってきて、喪主が返礼品を渋るようになってきたからです。もう一つは家族葬などのように会葬者が少ない葬式が増えてきたため、返礼品が不用になってきたからです。
四段目の写真は卒塔婆を展示していたブースです。墓地などに飾る卒塔婆も輸入品が増えているようで、このブースでは国産木材を利用して下さい、と宣伝してました。間伐材を使った卒塔婆を売り出したいとのことでした。五段目の写真は缶詰などの花飾りを配送する業者のブースです。地方によっては、祭壇や喪家の入口に缶詰、瓶詰などの食品を籠に盛って飾るところもあるようです。私はまだ見たことがないのですが、このような風習が根強い地方も多いようです。花飾りの代わりでしょうか。この会社では、注文があれば色々な食料品を組み合わせて盛り、宅急便で配送するのだそうです。
2010年7月14日
2010年07月09日
●今年も賑わってました


生活に関連するのは重要でした。
さまざまな食品を各種調理するための「食品機械工業展」に出掛けてきました。別名「FOOMA JAPAN」とも呼ばれていて、食品工場や給食センターなどの大規模な食品加工会社が使用する道具、機械が主体の見本市です。レストラン、ホテル、居酒屋などの小規模の飲食店が使用する道具、機械とは規模が大きくなり、来場者は食品製造会社やレストランチェーンの加工センターの社員がほとんどです。
今回の見本市に出掛けたところ、来場者が多いのには驚かされました。先月でかけた環境展では、出店者が減少して来場者が少なく、会場内はガラガラでした。それに比べてこの見本市ではどこに行っても人だらけでした。これは日常生活にかかわる食品に関連しているからでしょう。不況になって収入が30%減少したとしても、毎日の食事を30%少なくする家庭はありません。3食を2食にする家庭もありません。食品は生活していく上で最低限必要な物資なのです。すると、国民に食料を供給する食品工場などでは、設備が古くなったり故障したりしたら、設備を更新あるいは修理しなければなりません。生産効率が悪い設備で食品を加工していたのでは、能率が悪いばかりか収益も出ません。こんな理由からこの見本市では例年通りの賑わいでした。
2010年7月9日
2010年06月27日
●盛り上がらないイベントでした。




不況の影響をもろに受けやすい業界でしょうか。
催物やお祭りなどの支援をする業者のための「イベント博」に出掛けてきました。小さなものでは町内会のお祭りや、学校の運動会での器具の買い出しから始まり、大きなものではコンサート会場の設営から運営の請負までを行う業者のための見本市です。イベントと聞くとそれほど需要が多いように思われないのですが、探してみると需要は多いようで、イベント業者のお世話になっていることも多いようです。例えば、上海万博なども一種のイベントであり、運営ノウハウを持った業者が協力しているのです。素人が催物を運営するよりもプロに頼んだほうがそれなりの効果があり、会社の記念行事などを丸ごと依頼することも多いようです。
さて、イベント博は毎年開催されているのですが、今年の会場に出掛けると出店者も少なくなっているのですが来場者も少なくなってました。不況のせいでお祭り事を行うような余裕がなくなってきたのかもしれません。二段目の写真は会場内に特設されたステージで、ここでダンサー達による模範演技が疲労されてましたが、観客席がチラホラでした。大きな音で音楽が流れてたのですが、観客の方が人数が少なくて寂しいものでした。
昨年の出店者には手品師や曲芸師たちもいて、小さいブースも多かったのですが今年は楽しいブースがサッパリ見かけられませんでした。それでも会場内はイベントのプロ達によって飾りつけされてました。三段目の写真は熊の形をした遊具で、この中に幼児が入って遊ぶものです。四段目の写真は風船屋のブースで見かけたコンパニオンです。風船で作ったコスチュームを着用していました。
2010年6月27日
2010年06月07日
●不況の影響を受けた環境展でした。




廃棄物が減少するのは生産性が落ちているからでしょう。
会場が寂しくなってきます。
産業廃棄物処理やリサイクルを主題とした見本市「NEW環境展」に出掛けてきました。建築の解体現場で発生する廃棄コンクリートの処理や、生産工場で発生する化学製品のゴミを処分したりリサイクルするための機械や設備を展示するものです。来場者の多くは廃棄物処理業者か各自治体のごみ処理施設の関係者です。今年は19回目となっていて、見本市としては老舗になっています。
だが、会場の様子がおかしいのです。会場内がガラガラなのでした。二段目の写真は入口から入った会場内の左右の風景なのですが、本来はこのスペースには3コマ分位のブースが並んでいる場所ですが、端から端まで空いてました。つまり、ブースの全体が入口とは反対側の壁の方に移動したような配置なのです。三段目の写真は入口から連なる通路(導線)であるが、この通路の幅が滅多やたらと広いのでした。通常の通路の倍はあるのではないかと思われました。おまけに三段目の写真では、角のブースに出店が無くなっていました。
会場全体がガラガラというのは出店者が少なくなっていることが原因なのです。昨年の同見本市での出店者は491社でしたが、今年は340社であり、約3割が出店を見合わせたのです。ホールの面積は昨年と同一なので、出店者が3割減ったことにより、空きスペースが目につくほどの閑散としたものなったのでした。また、昨年は「廃プラスチックを買います」という看板を掲げた中国人のブースがあちこちに目についたのですが、ことしはそんな看板は見当たりません。産業廃棄物を買いたい、という業者がいなくなったのでした。来場者との商談姿を見かけることも少なく、悲しくなるくらいに静かな見本市となっていました。
このように環境展が寂れた理由を考えてみると、ビルの新築が少なくなりガラが出なくなったこと、工場での生産量が減少したのでロスなどの産業廃棄物の発生が少なくなったこと、などにより廃棄物処理業者の仕事が減少したことではないでしょうか。また、中国人が廃プラスチックを購入しなくなったのは、中国でも廃プラで再生プラスチックによる商品を製造するメーカーが減少したのではないでしょうか。新聞などでは景気が回復してきた、と調子良く書かれてますが、本当なのでしょうか。産業廃棄物を処理する企業はどちらかと言えば中小企業が多いはずなので、末端の中小企業にまでは仕事が回ってきていないのが実情です。2008年から始まった世界不況がまだ続いているようです。
四段目の写真は、電子基盤や携帯電話を買い取ります、という業者のブースです。似たようなブースはこの他にも複数見かけられました。電子基盤などによりレアメタルを回収するのです。不況にあっては、廃プラよりも都市鉱山の方が有利な状況になってきているようです。
2010年6月7日
2010年05月24日
●手作業の部分がまだ多い業界です。




職人技が生きています。
溶接の業界では自動化ばかりではなく、手作業によるものも多いのです。一品物の製作や細かな部品の溶接では大部分が職工による手作業で加工されています。このため、会場内には背広姿の人は少なく、作業着姿の人が目立っています。町の鉄工所や現場の人達が新しい技術を入手しようと来場されているのです。
一段目と二段目の写真はレザーによる溶接を実演しているブースです。また、電気溶接やレザー溶接が普及しているといえ、昔ながらのアーク溶接もまだ主流なのです。三段目の写真はアーク溶接を実演しているブースで、町工場の親父さんたちが熱心に観察していました。技能工により溶接された作品は四段目の写真にあるように、参考品として展示されていました。業界では有名な職工なのでしょう。来場者はその技を熱心に観察していました。溶接の技術は職工個人の技能であり、教科書などでは理解できるものではありません。若い職工達が腕をあげようとこれらの作品を何度も見ていました。
2010年5月24日
●全産業の基本技術です。





地味なのですがこの技術が無いと何事も成り立ちません。
「国際ウエルディングショー」に出掛けてきました。ウエルディングという名称の通り、この見本市は「溶接」に関する技術・商品が出店されています。隔年に東京と大阪で交互に開催されるもので、東京では4年ぶりとなります。
溶接は建設業界、設備業界、自動車業界などで広く利用されている技術であり、産業の根幹をなす幅の広い技術なのです。地味な業界ですが、溶接がないと社会が成立しないような基本中の基本の技術なのです。溶接には大きく分けて、アーク溶接、電気溶接、レザー溶接などがあり、参入している企業も多いのです。このため、来場者の人数も多く、最近の見本市では活気のある会場でした。
二段目の写真は、黄色い色で特徴のあるファナックのブースです。コンピューターを駆使した自動溶接機の展示をしていました。三段目の写真は他のブースにあった溶接のロボットの展示であり、自動車のボディーなどを組み立てるために大量に使用されています。テレビにニュースなどではお馴染みのロボットです。
四段目の写真はパイプを設計図通りに自由に切断、開口できる装置で、パイプとパイプを接続するための接合面などを加工することができます。この装置で加工したパイプの見本が五段目の写真にあるもので、このような形をしたパイプが現在建設中のすみだタワーの構造部材として利用されているのだそうです。すみだタワーでは、多数の鋼管を網のように溶接して組み上げていて、それぞれの鋼管が結合される部分では隙間が発生しないように三次元で切断開口されているのです。
2010年5月24日
2010年04月16日
●仏壇専門の商談会です。





私も初めて見る特殊な業界でした。
某所で開催された「唐木仏壇展」に出掛けてきました。この見本市は仏壇・仏具を製造するメーカーと仏壇店とが商談するもので、一般客は一切入れないものです。仏壇という非日常的な商品を販売するのですからあまり商談の場を世間に見せたくないのかもしれません。会場内にはズラーと仏壇が並び、一種独特の雰囲気がありました。
二段目の写真はメーカーと小売店とが商談しているところです。この日は、小売店にとっては一年に一度か二度の仕入れの日なのです。これから一年か半年の間にその小売店が販売できると見込んだ台数の仏壇を仕入れ、それが小売店の在庫となるのです。デザイン、価格などで売れるか売れないかを見極めなければならず、真剣そのもでした。なお、仏壇は返品できるかどうか不明ですが、小売店から買った仏壇を返品するようなお客はいないようです。
三段目の写真は、本日見た一番高価な仏壇で、軽く1千万円は出るそうです。素材は古代木と言って、主に東北地方から出土する特殊な木材なんだそうです。マンション一戸分がこの仏壇と同じ価格なのです。
四段目、五段目の写真では、仏壇に納める仏像などが陳列されてました。各宗派によって仏像が違うのだそうで、色々な仏様神様がなれべられてました。ただし、仏壇は国産ばかりなのですが、仏像は中国製なんだそうです。仏像を価格的に安く供給するためには人件費の安い中国でないと採算がとれないとのこと。また、寺院に納める仏像は、日本人の仏具師が彫り上げたもので、価格は非常に高い物であり、一般家庭用とは別に供給されるようです。
2010年4月16日
2010年03月04日
●ホテレスショーにでかけてきました。





不況といっても食に関する産業なので今年も盛況でした。
旅館・ホテル関係の見本市である「ホテレスショー」に出掛けてきました。この見本市は「フードケータリングショー」「厨房設備機器展」も併設してあり、旅館・ホテル業者ばかりでなく飲食店関係者も来場する賑やかな見本市です。この会場で一周すると、料理店を開業するための全ての商品・道具を揃えることができます。
会場内はそれぞれの出店者が工夫をこらしたブースを開設していて、二段目の写真ではファーストフードの店内を模した設備を展示していました。見本市というよりは、カレー店や牛丼店などがそっくりそのまま開業しているような雰囲気です。
会場内では、新型の調理道具や調理方法を実演して説明しています。三段目、四段目の写真にあるように、来場者は調理場担当者や飲食店経営者で賑わっていて、皆様真剣に調理の実演を観察していました。目新しい調理や料理を勉強しないと売上げに直接ひびくので一生懸命です。
五段目の写真では「松屋」の看板が出ていました。町で見かけるお馴染みの牛丼店です。ここでは牛丼を販売するのではなく、飲食店向けの設備機器を販売しているのです。松屋では、関連会社で冷蔵庫、厨房機器を販売しており、チェーン店の全てに卸しています。つまり、牛丼店の経営とは別に、飲食店関連の設備も子会社から販売していて、そのノウハウから冷蔵庫などを他店に販売しているのです。冷蔵庫、厨房機器などは中国の企業に製造させ、自社ブランドで輸入していました。単純に料理を提供するのではなく、店舗一式までも提供しようという総合企業に変身しているようです。
2010年3月3日
2010年02月07日
●ベンチャーフェアに行ってきました。



今年は少し活気が薄かったようです。
今年最初の中小企業向けの見本市である「ベンチャーフェア2010」に出掛けてきました。毎年会場は国際フォーラムで、有楽町駅から徒歩1分という好立地のため見学しやすい見本市と言えます。会場は狭いながら中小企業の開発した新商品が並べられているので、楽しみにしているものです。
だが、今年は少し様子が変わっていました。出展者が例年に比べて少ないのです。ざっと見て10~15%は減少しているのではないかと推測されます。その原因として考えられるのは、不況により営業資金が不足してきたため遠方から出展するのが難しくなったこと、過去に出展したのだが商談の成立が少なかったこと、などが挙げられます。不況だからこそ中小企業は新商品を発表して頑張って貰いたいのですが。
また、会場内では面白い商品を展示しているブースが少なく、私も少しガッカリしました。例年ならば、不細工なのですが見たことのない楽しい商品が展示されているのですが、今年はソフト開発の企業が目立ち、平凡な商品が多かったようです。
さて、今年の会場で見かけた面白い商品は二段目のもので、注文で印刷できるネクタイです。この会社では、画像を送るとその画像を絵柄としてネクタイに印刷してくれます。オーダーメイドのネクタイというところでしょう。素材はレーヨンなので少し安っぽく見えるのが欠点ですが、イベントなどに利用するのであれば伸びるでしょう。
三段目の写真は、履き心地の良い男性用下着です。パネルに貼ってあるポスターにご注意下さい。使用上ではこんな風になるのが特色です。販売員は「股間がむれなくて、快適にすごせます」と力説してました。うーん、これは売れるかどうか疑問です。
2010年2月7日
2010年02月01日
●今年の宝飾展では異変が。





宝飾品は景気に左右されやすいものでした。
海外からの買いつけが増えたみたいです。
宝石、貴金属専門の「国際宝飾展」に出掛けてきました。今までは年々盛大になっていったのですが、今年は少し様子が変わってました。昨年はビッグサイトの6ホールを借り切って開催していたのですが、今年は5ホールとなって面積が縮小されてました。すなわち、出店者数の減少でしょう。これも不況の影響が極めて強いものと思われます。日常生活品ではなく、どちらかと言えば(そうでもなくても)貴金属類は生活に余裕がなければ売れません。不況も2年続いていて、宝石、貴金属を購入する需要が落ち込んでいることは確かでしょう。
二段目の写真は会場内の風景です。来場者はそれなりにいて、活況があるのですが来場者の年齢層が低くなっているようです。すなわち、アクセサリーのデザイナーや学生などが目立っていて、仕入れを目的に来ている地方の小売店主が目立たないような気がしました。それでも、出店している業者に聞くと、ここでの売上げはそれほど落ちてはいない、とのことでした。もしかしたら、出店者数が減っているので、1ブース当たりの売上げが集中しているのではないかと推測されます。また、来場者では、今年は滅多やたら外人が目立つのです。東南アジアではなく、インド、パキスタン系の人達なのです。サリーなどの民族衣装を着た人があちこちで見かけられました。かの地から宝飾品を買い付けにきたのでしょうか。三段目の写真では注意書きの看板なのですが、日本語、英語、韓国語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ヒンズー語の7ヵ国語で掲載されてました。それだけ海外からの来場者が多様化しているということでしょう。
四段目の写真はあるブースなのですが、こうして見ると夜店に並んだビーズ製品のように見えますが、何れも小売店のショーケースに並べば数千円から数十万円になるアクセサリーなのです。バイヤーにとっては宝飾品というよりも、商売の道具なのです。
五段目の写真は併設された時計のエリアです。昨年から宝飾品の他に時計の販売ブースも設置さてきました。入手困難なスイス製の高額な時計から、中国製のプラスチック製の時計まで多岐に渡ってました。しかし、今年は出店者が減っているような気がしました。ただ、デザインや企業がヨーロッパからであっても、製造は中国で行っている時計もあって良く聞いてみないと製造国が判らないものもありました。
2010年2月1日
2009年12月11日
●玉石混同の発明品が出品されました。





商品開発するのは良いのですが売れ筋を狙わないと。
特許庁が主催する「パテントソリューションフェア」に出掛けてきました。直訳すると「特許の解明(解消)のための見本市」とうことになり、特許を活用して生かしていこうというものです。要するに、町の発明家や中小企業が案出した特許で実施化されていないものを活用して特許製品を世の中に出したり、特許製品の実用化のための資金を提供してくれる投資家を求めたり、特許を第三者にライセンスするための見本市です。しかし、勘繰って言えば、アイデアを考えた個人発明家や中小企業が特許だけを取得したのだが、その特許を元にして資本を出してくれる企業やライセンス料を払ってくれる企業を見つけて、金を儲けたいということになるでしょうか。
建前としては、「未利用の個人が持つ優れた特許」に光を当て、社会の役に立つために、個人発明家と投資家とを結び付ける場を提供しようというものですが、そんなに上手く特許権が流通するのでしょうか疑問です。そもそも、優れた特許権であって企業の利益となるようなものは大衆の目にさらされる見本市に出ることなく、ひっそりと商談が進められるものである。売れない特許権というのは、紙の上では理論的に優れていても、実施するにはどこかに欠点があるから誰も目をかけないのではないかと思うのです。この見本市に出品している個人や中小企業の特許権の全てが悪い、とは申しませんが、もう一度あなたの所有する特許権の価値を冷静に判断される必要があるのではないでしょうか。
例年、この見本市には相当に怪しげな特許製品が出品されるのですが、ことしは出品審査が良かったのか以前のような悪質な商品は展示されていませんでした。しかし、あいも変わらず売れないような商品が展示されてました。二段目、三段目は風力発電機であり、四段目の写真は水力発電機です。地球温暖化防止のために、自然のエネルギーから電力を発生させる必要が叫ばれています。太陽光発電、風力発電、波浪発電など色々な種類のエネルギー回収方法が研究されてますが、いずれも大企業も俊英な技術者を集めて研究しています。個人や中小企業が出る幕はない分野だと思うのですが。五段目の写真は、改良したまな板を出品してました。まな板の四隅を斜めに加工したのが特徴で、使い易いとのことですが、このような工夫でどれほどの効果があるか疑問です。
2009年12月11日
2009年12月06日
●不況のせいか、レジャー産業は下火になったのでしょうか。






レジャー経費に割く費用が減少したのでしょうか。
第三次産業は不況の影響をそのまま受けたようです。
今年も開催された「レジャー&サービス産業展」に出掛けてきたのですが、今年は少し様子が変わってました。この見本市会場には二つの入口があるのですが、一方の入口には一段目の写真にあるように「レジャー&サービス産業展」の看板がかかっていて、他方の入口には「レジャーホテルフェア」の看板がかかっています。つまり、入口が違っているのですが会場内は同じ共通しているのです。この二つの主催者は同じ会社であって、例年は異なった時期に別々に見本市を開催するのですが、今年は会場を一つにして同時に開催することになったようです。例年に比べ使用面積が半分になっていて、二つ同時開催のため実質的には四分の一の面積に縮小されました。この二つの見本市では、出店者と来場者がかぶることがあるので、これでも十分らしいのですが、出店者の減少は目新しい商品が少なくなり淋しくなってきました。
三段目の写真は、レジャーホテルでお馴染みのベッドを出品しているブースです。例年ならば十社以上のベッドのブースが並ぶのですが、今年は2社程度でした。レジャーホテル(ラブホテル)も不況で、設備投資をしなくなったようです。四段目の写真は、スポーツジムの機械を販売しているのかと思ったら、リハビリ治療のフランチャイズを募集しているブースでした。リハビリの運動指導と設備は需要が多いらしく、このブースでは設備の設置と許認可の代行、マッサージ師の手配を代行してくれるのだそうです。建物さえあればリハビリ施設として開業でき、健康保健による治療費を請求できるのだそうです。今回初めて見たフランチャイズ募集なのですが、高齢化社会には必要となってくるようです。五段目の写真では、マッサージ機の販売をしているブースで、特殊なベッドでマッサージをすることで骨の位置を修正するのだそうです。
六段目の写真は、光ファイバーを使った造形です。複数本の光ファイバーを網のように編み、それを造形物に被せることで造形全体を光らせるのです。六本木ヒルズなどで大規模なイベントに使われたのですが、余り売れなくて困っているそうです。今回はレジャーホテルの入口などに設置してもらえないか、と期待して出品されたのだそうです。
今年は従来のレジャーの見本市とは少し内容が変わってきて、実利的なレジャーに移行しているようです。
2009年12月6日
2009年12月05日
●これからの中小企業は空を狙うべきでしょうか。






三菱の新型ジェット飛行機の開発に合わせた見本市みたいです。
それなりに面白いものでした。
国内で初めて開催された「東京国際宇宙航空産業展」という無がったらしい見本市にでかけてきました。この見本市は東京都が主催しているもので、ロケットや航空機の開発のために技術を先端技術を開示することを目的としているようです。
会場内の主立った位置には、二段目の写真にあるように三菱重工業の大きなブースがあり、ご存じ国産ロケットの模型が展示されてました。続いて、三菱航空機のブースにはこれから製造が始まる国産初のジェット旅客機の模型が展示されてました。戦後になって開発されたYS-11以来の初めての自主開発による航空機で、マスコミを賑わせているものです。
また、在日米空軍も出店していて、保有する航空機の写真、映像などを展示シテマシタ。五段目の写真は、米空軍が使用している無人偵察機の実物です。本物のジェット戦闘機などが展示されれば面白かったのですが、会場の広さによりこの程度の展示品でした。米軍がこのような見本市に出店する理由と意図が不明なのですが、「米軍はこんなに最新鋭の航空機を保有している」とか「こんな仕様の航空機を日本でも作ってくれないか」と言っているのではないでしょうか。いずれにせよ、米空軍がこのような技術展に出てくる必要性は無いのですが、在日米軍の単なるサービスか軍事装備品の誇示かと考えられます。
六段目の写真は、会場内で開催されたセミナー風景であり、これからの航空宇宙産業の動向、先端技術の発表などがあり、あまり見ることのできな内容でした。
2009年12月5日
2009年12月04日
●楽しい商品。


遊園地にあってもいいのでは。
趣味の世界で万華鏡というのがあります。三枚の鏡を重ねて三角形にして、物体を見ると万華のように不思議な図柄ができるものです。これ専門の作家もいますし、カルチャーセンターでは手芸の一つとして取り上げているようです。このブースでは極めて巨大な万華鏡を出品していました。イベントなどで展示し、客寄せに使うのだそうです。中を覗くと二段目の写真のようになります。極めてシンプルなのですが、有りそうで無さそうな商品でしょう。
2009年12月4日
●東京圏の中小企業の祭典です。



来年度は一工夫してみてもいいのではないでしょうか。
東京都が主催する「産業交流展」に出掛けてきました。今年は「中小企業総合展」と全く同じ開催日であり、来場者は同じ日に二つの中小企業向けの見本市を見学することができました。昨年までは開催日に一週間か二週間のずれがあったので、二つの会場を観察するには二日かかるところ、今年は一日で済むことになり便利となりました。しかし、注意深く会場内を観察しようとすると、それぞれに一日がかかるため、結局二日かかってしまいます。従来通りに日程をずらして欲しいのが私からの提案です。
「産業交流展」は東京都が主催しているため、出店できる中小企業は関東圏に所在する中小企業に限られます。「中小企業総合展」のように全国にある中小企業が対象ではないため、応募できる企業数が限られて少ないことになります。このため、毎年同じ顔ぶれの出店者ばかりがブースに並び、ややマンネリ化しているような気がします。来場者も多いのですが、ブースで商談する姿を見かけるのが少なくて「中小企業総合展」よりも熱気が薄いのではないかと感じられます。そろそろこの見本市の運営方針を変えるべきではないでしょうか。また、この見本市では、商品を紹介するというよりも、加工や組み立てなどの請負の仕事を募集するブースが多く、それも活気が無い理由かもしれません。
三段目の写真では、商品の上でお昼寝している係員です。このブースでは新型のマットレスを展示しているのですが、係員が疲れたのか商談者がいなくて暇なのか不明ですが、商売物のマットレスで寝ていました。他のブースでは横になる場所がないため、このようにお昼寝はできないでしょう。このブースだけがノンビリしたオーラが漂っていました。
2009年12月4日
2009年12月03日
●今年も盛況です。





こんな活気のある見本市も少なくなりました。
今年も「中小企業総合展」に出掛けてきました。一年に一回、全国の中小企業が新商品・新技術を展示する大イベントであり、各県から選抜された活力のある中小企業だけが出店できるものです。甲子園大会か都市対抗野球に匹敵する中小企業のための祭典といっていいでしょう。今年は全国から500社が出展していて、極めて活気がありました。それもここの主催者は中小企業基盤整備機構であり、出店料(ブース代)が極めて安いからです。民間企業主催の見本市なら出店料が数十万円かかるところが数万円ですみます。助成金により安くできるので、中小企業ならこのような会場を利用しない手は無いでしょう。
7月以降の見本市がどこも出店者減少で活気が無いのに比べ、ここでは出店者も来場者も多く、元気があります。現在、民主党による税金の無駄遣いを見直すために、助成金や補助金の「仕分け」がなされていますが、このような活気のある見本市は来年も継続して欲しいものです。できることなら、春秋の年二度の開催があってもいいのではないでしょうか。中小企業総合展は全国の中小企業が研究した新商品を発表できる唯一の場です。役所による税金の無駄遣いが叫ばれていますが、これだけは絶対に残して欲しいものです。
しかし、三段目の写真にあるように、この会場の一部には「中小企業支援コーナー」があって、各県の財団法人である中小企業支援機構や金融公庫などの支援団体が出店しています。毎年見る風景ですが、これらのブースに立ち寄る来場者もなく、待機している各団体の職員もまるでやる気がありません。主催者が整備機構なのでその参加にある支援団体の出店を呼びかけなければならないかもしれませんが、やる気のないブースであれば、そのスペースを中小企業の出店用に貸し出した方がいいと思うのですが。
四段目の写真はとあるブースでの出品風景です。毎度お馴染みの二輪車、三輪車の試作品の展示です。このような乗物は毎年のように新製品と称する試作品が出品されますが、販売された試しがありません。すでに乗物の業界には大企業が進出し、中小企業が出る幕はありません。この試作品にも補助金が出されていると思うのですが、無駄なことです。主催者が出店者を募るときには、このような売れそうにもない非現実的な商品は排除するべきではないかと思われます。出店者は各県単位で企画書を提出して出店するのに相応しいかどうか選択されるのですが、主催者側では目利きの人間がいないのでしょう。そろそろ同じ間違いは止めるべきでしょう。
五段目の写真が海外からの出店者で、この写真ではサウジアラビアの商務部でした。この他にも外国の大使館が出店してましたが、中小企業に対して海外に進出したり、投資を呼びかけているようです。海外にまで進出するような元気のある中小企業はこのような見本市には出掛けず、直接外国にまででかけるはずです。外国大使館もお付き合いで出店しているのかあまりやる気がなかったようでした。
2009年12月3日
2009年11月20日
●今年のビジネスサミットは規模が小さくなってました。






不況の影響でしょうか、活気が薄くなっているような気がします。
毎年秋になると楽しみとしている見本市が三つあります。「東京ビジネスサミット」と「中小企業総合展」と「産業交流展」です。これらは中小企業だけが出店するもので、全国の中小企業が開発したり販売している商品が多数並べられ、その年の中小企業の開発状況を細かく観察することができるものなのです。いわば、中小企業のための年一回のイベントだと考えれば宜しいでしょうか。地方都市でも中小企業だけを集めた見本市が開催されていることはいるのですが、規模が全く違います。北海道、九州などの地方から東京に乗り込んできた中小企業は元気があり、迫力のあるものです。そんな中小企業のための大イベントは新商品観察のためには勉強になっていたのです。
だが、今年の中小企業向けの三大イベントの様子が少し変わってきたのです。先ず、開催日が重なったことがあります。例年、三つの見本市は一週間程度の間隔をおいて開催されていて、重なるということはありませんでした。しかし、今年は三つとも同じ日に開催されたのです。その理由は不明なのですが、一つには、同じ内容の見本市であることから開催日を重ねると全国からの集客が共通化できて、来場者に便利ではないか、ということが挙げられます。二つ目の理由として、中小企業総合展の方に来場者を誘導させ、ビジネスサミットに出掛ける客を減少させようとしたのではないか、といううがった考えもあります(中小企業総合展は東館であり、ビジネスサミットは西館であるためです)。
どんな理由で開催日が重なったのかは不明なのですが、私にとっては災難なことでした。多数のブースが並ぶこれらの見本市を細かく見学するためには時間がかかります。例年なら一週間に一回だけ東京ビッグサイトにでかければ良かったものが、今年は三日間毎日でかけなければなりませんでした。初日はビジネスサミットだけ、二日目は中小企業総合展だけ、三日目は産業交流展だけをそれぞれ観察することとなったのでした。三日間も会場を歩いたので疲労困憊となりました。
さて、今年の東京ビジネスサミットでは、不況のためか規模が縮小されていました。会場の面積は昨年の半分、出店者も半分近い約360社となっていました。昨年からの不況が強烈に響いてきたようです。そして、出店者の顔ぶれが変わってました。例年はブースの数の半分近くを占める第一次産品(農作物、水産物などの食料品)の出店が激減していてました。また、飲食店関係の出店も少なくなっていて、工業製品が多くなっていました。地方の農水産業者の力が弱くなったのでしょうか。
二段目、三段目の写真は、例年のように地方からまとまって出店しているエリアであり、それなりの活気がありましたが、四段目に写真にあるようにブースの間隔が広くなっていて、出店者が少なくなっているようです。また、来場者も少なくなっているようで、例年は通路では人込みで真っ直ぐ歩けないような混み具合だったのですが、ことしはそんなことはありませんでした。
今年の出店者で変わったブースは、五段目、六段目のブースで、ロシアの銀行とカムチャッカ半島の水産会社でした。銀行はルーブル貯金をして欲しい、と宣伝していましたが、利率は高いのでしょうが不安定なルーブルを預ける人はいるでしょうか疑問です。水産会社では、地元で捕れる鮭などを買って欲しい、とのことですが、少々場違いな感じがしました。
2009年11月20日
2009年11月07日
●金属加工の基本の機械です。







珍しい見本市ですが、これから隔年で開催されるそうです。
今まで開催されなかったのが不思議です。
金属の加工には、圧力を加えて素材を変形させる鍛圧加工と、刃物で素材を切り取る切削加工の二種類があり、その目的のための装置では前者は鍛圧機械、後者は工作機械と区分けされています。旋盤、フライス盤などの工作機械についての見本市は比較的多く開催されるのですが、プレス機や鍛造機などの鍛圧機械の見本市の開催は聞いたことがありません。今回、日本で初めての鍛圧機械の見本市である「プレス・板金・フォーミング展」が開催されることになりました。私も今まで鍛圧機械の展示は見たことがないので、出掛けてきました。鍛圧機械を一口にまとめると、上下にガチャガチャとハンマーを落としたり、金属板を折り曲げたりするような動作をするもの、と考えればいいでしょうか。
金属を塑性加工するのは産業の基本なのですが、今まで日本で鍛圧機械の展示が開催されたことのないのは不思議なことです。海外では米国、欧州で毎年開催されているようなのですが、機械加工が世界のトップである日本でなぜ開催されなかったのか理由が不明です。きっと、装置が大きいために、会場への搬入が困難であったからでしょうか。それとも、鍛圧機械を購入するような企業は限定されているので、セールスマンが出張営業に出掛ければ事足りたのかもしれません。まあ、理由はともかく、今回の見本市では私が初めて見るような機械ばかりでした。
二段目、三段目の写真は、日本のアマノが出品しているブースで、薄肉金属板をプレスして自動的に穴空け、切断などを行う機械です。このような機械は滅多に見ることができないのか、動作の説明には多数の来場者が熱心に見学してました。四段目の写真はこの機械で成形された商品で、一枚の金属板からこのように加工されていました。家電製品や自動車などの内部に使われるものでしょう。
五段目、六段目の写真は、ドイツの企業が出品した板金加工機であり、巨大なものでした。一枚の金属板を自由自在に成形することができるようです。
七段目の写真は、昔からお馴染みのプレスによる金属打ち抜き機であり、トントントンと音を出しながら金属板から丸い部材を打ち抜いてました。このような単純なプレス機であってもコンピューター化が進められていて、打ち抜きの場所や打ち抜き回数などの設定では自動化となっていました。(当然のことかもしれませんが)それにしても、比較的目にすることのできない工場内の加工機械を全て観察できることは貴重かもしれません。
2009年11月7日
2009年10月28日
●コーヒー専門店のためのイベントです。





純喫茶が減っているのを盛り返すためでしょうか。
美味しいコーヒーがサービスされてました。
「SCAJ」という見本市に出掛けてきました。この英語表記だけでは内容が不明確なのですが「日本スペシャリティーコーヒー協会」の略称であり、「もっと楽しく美味しいコーヒーを」というのがスローガンなのです。つまり、インスタントコーヒーのような安直なものではなく、ファーストフードで提供されるような薄っぺらな味のコーヒーでもない、本格的なコーヒーを提供していこう、といのがこの見本市なのです。
見本市の出店者は、コーヒーの生産者(生産国)、コーヒーの輸入業者、焙煎機械のメーカーなどであり、来場者はコーヒーの問屋、喫茶店経営者などで占められています。要するに、昔からあった街の喫茶店が顧客対象であり、高くても美味しいコーヒーを世のなかに広めていこうというものです。以前はどこの駅前にも、純喫茶とか珈琲専門店とかの看板を出して、コーヒーの味で勝負する喫茶店がありました。しかし、喫茶店はどんどん廃業していて、店舗数は減っています。その理由としては、ハンバーガー店が喫茶店化していることが大きな理由でしょう。百円玉一つでコーヒーが飲めて、椅子に座って休憩できるのです。多少は座り心地は悪いのですが、安く休めるので人気があります。こうなると数百円を払ってまでして、高級そうなインテリアの喫茶店にでかける人は少なくなってきました。
そんな風潮を打開しようとして画策したのがこの見本市ではないかと思われます。会場の半分くらいの面積には、コーヒー豆の生産国や大規模な農場がブースを出していました。二段目の写真はエチオピアのコーヒー輸出協会のブースで、現地の喫茶風景を再現していました。絨毯の上で小さなカップで飲むのが風習のようです。三段目の写真は、ルワンダ共和国によるブースであり、右側の二人は国家公務員なのです。
この見本市ではコーヒー豆の売買も行われていて、輸入業者と焙煎業者の間で商談が行われていました。四段目の写真では、業者同志が豆の品評をしているところです。コーヒー豆には多くの種類があり、それらに等級があるため複雑な価格設定となっているようです。素人には同じような豆なのですが、業者では見ただけで判るようです。
会場内のあちこちには試飲のコーナーがあり、当然のように無料でコーヒーが飲めます。このコーナーでは多数の種類のコーヒーをそれぞれポットに入れて試飲させてました。喫茶店やホテルなどでもこんなサービスをしてくれたら有り難いのですが。不思議なことなのですが、この会場内ではコーヒー特有の香りがしないのです。どの喫茶店でも入口に立つと、独特のコーヒーの香りがしてくるのですが、この会場ではそんな臭いが漂ってこないのです。狭い場所で余りにも多くのコーヒー抽出が行われたため、香りが打ち消し合っているのかもしれません。
2009年10月28日
2009年10月16日
●ベビー&シルバーショーにでかけてきました。





幼児と老人向けの見本市なのですが。
以前のような活気がなくなってきてます。
タイトルの通り、幼児と老人を対象にした商品を展示する見本市です。要するに、幼児を乗せる乳母車、ベビーカーと老人が使用する歩行補助具(老人が歩くときに使う杖代わりの手押し車など)などの商品が主流です。元々は乳母車、三輪車を製造してたメーカーが出品していたのが、高齢者が多くなってきたので歩行補助具も展示するようになったみたいです。
会場には幼児向けの乳母車では大手のコンビ(二段目の写真)やアップリカ(三段目の写真)は当然出店していました。会場内には四段目の写真にあるように幼児用の三輪車やベビーバギーがあちこちに展示されていていました。
だが、会場の雰囲気が少しおかしいのです。五段目の写真にあるように、会場内にはあちこちに空きスペースがあって、出店者が例年の半分程度に落ち込んでいました。会場の敷地面積の三分の一位は出店者で埋まらず、このような休憩場所となっていました。この原因は、①小子化により業界の売上が減少した、②不況のために業界での売上が減少したため、出店料を払う企業が少なくなった、といった理由が挙げられます。しかし、一番の問題はこの見本市がマンネリ化したことと、類似する見本市が増えてきたことにあるのではないでしょうか。老人用の歩行補助具では、9月に開催された介護用品の見本市があり、こちらの方が集客力もあって出店者が極めて多いのです。例年は老人向けの商品が並ぶブースが多かったのですが、今年は数えることのできる程のブースでした。また、ベビー用品についても似たような見本市があって、メーカーはそちらに流れたのではないでしょうか。この見本市の主催者は、幼児用品を製造するメーカーの協同組合であり、少々固いとことです。民間により運営される見本市であれば、会場のスペースが空いたなら馴染みの企業に安く、或いは無料でスペースを貸し出して会場を盛り上げることもするのですが、協同組合であっては特定の企業を有利にさせることはできません。それでこのような会場作りになったのではないでしょうか。来年も開催するのであれば、出店者を多くして賑やかにする工夫が必要ではないでしょうか。
2009年10月16日
2009年10月01日
●法人ばかりか個人も来場しています。




福祉は生活でるため、あらゆる産業が参入してきています。
福祉のために使われる機械、道具などを展示する「国際福祉機器展」に出掛けてきました。福祉とあることから、要介護者である高齢者や身体障害者に関連した企業や要介護者の家族、または要介護者本人が来場する見本市です。通常の見本市であれば業者と業者が商談するのが通例であり、個人が来場をすることは稀です。しかし、要介護者の中には自宅での介護を受けている人も多く、一般家庭が顧客ということも多いためです。また、介護専門の学校の学生も新商品や業界を把握するために参加していて、この会場内にいる来場者の年齢差は広くなっています。二十歳前の学生もいれば、八十歳を越している老人も見かけられます。少し特異な見本市と言えるでしょう。
10年程前のこの見本市では、介護保険制度が始まったばかりであり、保険制度による補助金を狙って多くの企業が福祉機器業界に参入しました。全国から様々なアイデアで福祉機器を開発し、その試作品を出品した中小企業を見かけました。田舎の鉄工場が考えた車椅子などは数多く出品されていて、当時は50社近くあったと記憶してます。何だかわからないが、とにかく福祉機器を試作して挑戦してみよう、という考えだったようです。あの頃はとても売れそうにない車椅子を出品していた地方の中小企業もありましたが、それなりに熱気があったようです。しかし、時間と共にそのような中小企業は淘汰され、二度と出店することもなくなりました。介護保険制度が始まった当初は大企業の参入は少なかったのですが、制度の活用が円滑になるとこの業界にも大企業が参入してきました。その結果、福祉機器の業界には資本系列、技術系列により大企業、中企業、小企業がそれぞれ棲み分けるようになってきました。二段目の写真は、介護用、障害者用の自動車を展示したブースであり、国内の全ての自動車メーカーが出店してました。この見本市の最初の頃はこんなに多くのメーカーは出店してませんでした。
三段目の写真で判るように、会場内には人が溢れてました。これから高齢化社会になり、老人介護が必須となってくるため、介護業者が勉強のために来場するのがよく分かります。介護業者で働く女性を多く見かけましたが、三十代、四十代の中年の女性が多かったような気がします。多分、パートで働いてみえるのでしょうか。
四段目の写真は紙おむつを販売する会社のブースであり、紙おむつも色柄にバリエーションが出てきて、このような色のものが販売されていました。以前は、紙おむつといえば白色一色だったのですが、カラフルになってきました。しかし、大人用の紙おむつを使っている老人にとってはカラフルになったことが喜ばしいのかどうか不明です。
2009年10月1日
2009年09月20日
●そば、ラーメンは日常的な食品です。





麵という共通の業界の組合主導の見本市です。
粉食に関連した業界を対象にする「麺産業展」に出掛けてきました。昨年までは「めん産業展」と称していたのですが、今年から名称を変更して「麺」という共通の軸により、そば、うどん、ラーメンの経営者を対象として拡大することになったのです。「めん産業展」とは、麺類業団体連合会というそば屋の上部団体が昔から開催してきた由緒ある見本市でした。マンネリ化となったので、今年から中華料理同業組合連合会というラーメン屋の上部団体と合同で、「麺産業展」を開催することになったのでした。今までも中華料理屋向けの見本市はあったのですが、内容が似通っているということで合併したことになるのです。
会場内では、当然のように麺に関連した業者が出店していて、二段目の写真は粉屋さんが冷凍麺の宣伝をしていました。大晦日には「年越しそば」があるのですが、正月には「年明けうどん」を食べるキャンペーンをしています。麺の消費が多くなれば、粉屋さんの売り上げは伸びるからでしょう。
三段目の写真では、この会場での異常な人だかりでした。このブースだけは最初から最後まで人が溢れていました。四段目の写真にあるように、ブースでは、うどんや冷凍食品の試食が行われていたのですが、他のブースと比べてカウンターの長さが広く、試食品の種類も多いことから人が溜まっていました。お陰で近隣のブースには商談客が寄らず、困ってましたが。
最近は素人がそばを粉から麺にするそば打ちの趣味が盛んになっています。会場ないでは未経験者でもそば打ちできるように、体験コーナーを設けてありました。熟練者が指導していて、だれでもがそばを打て、できたそばはお土産で持ちかえってました。そば打ちの体験は滅多にできないので、素人をそば好きにさせるにはいいデモンストレーションでしょう。
2009年9月20日
●台湾からの中小企業です。




台湾は先進国に仲間入りしているのです。
しかし、オリジナルの商品開発を必要としています。
台湾政府の後援による「台湾生活用品&パテント商品商談会」に出掛けてきました。日本の経済産業省に相当する経済部国際貿易局が後押しして、台湾の中小企業が対日の輸出ができる機会の場を提供しているのです。日本政府でも、国内の中小企業の輸出振興のために米国、欧州などで商談会を開催しているのですから別に珍しいものではありません。かって、40年、50年前の日本の中小企業は、米国に日用消耗品を輸出して生計を立てていたのでした。そのために、米国まで出掛けて商談したり、バイヤーを呼んだりしていたのでした。同じような図式であり、台湾から日本への売り込みが行われているのでした。
この商談会での費用負担はどうなっているのか詳しくは判りませんが、多分、会場の貸出し料は台湾政府が負担し、各出店者は旅費を負担しているのでないでしょうか。台湾政府は台湾内の中小企業を育成し、輸出産業を盛んにしていくことを考えているのでしょう。今回は都内のあるホテルの会議室を借り切って商談会が開催され、75社が出店してました。二段目の写真にあるように、一社が一つのテーブルに商品を展示して、バイヤーを待っていました。結構来場者もいて、賑わっていました。
昔、といっても3、40年前では「台湾製」と言うと、雑貨などの安物や消耗品が殆どでした。今回の商談会のテーマが「生活用品」とあることから、三段目、四段目の写真にあるように、雑貨や小物などの軽工業品が目立っています。多分、出店者の半分はこのような軽工業品を展示していました。だが、驚くことには、これらの軽工業品は中国大陸で製造されているのでした。つまり、台湾の企業は、企画と商談を日本で行い、製造を中国の下請けに発注し、それを日本に輸出しているのです。三角貿易のようなものです。しかし、中には台湾で製造した商品もあり、それらにはちゃんと「台湾製」と印刷されています。台湾製は高級品とは言わないのですが、中級品の領域となり、中国製とは一線を画しているのです。
2009年9月20日
2009年09月19日
●大衆向けの飲み屋が対象でしす。




業界が広くて、どこが境界なのか不明なのがこの見本市でした。
全国どこの街角でも見かけることのできる居酒屋をテーマとした「居酒屋産業展」に出掛けてきました。「居酒屋」という言葉の定義が難しいところなのですが、バーやスナックのような洋風ではなく、かといって料亭、和食店でもありません。その定義は、駅の前でも住宅街でもどこでも見かけられ、座敷があったり無かったりして、和食も出すが洋風料理も出し、日本酒ばかりか焼酎、洋酒も出す、といった極めて曖昧な飲食店のようです。要するに、極めて気楽に出入りできて、手軽に酒が飲める庶民的な飲み屋が居酒屋の定義でしょうか。
そんな理由からか、この見本市ではどこからどこまでの区分けができないため、出店者も色々と多岐に渡ってました。飲み屋であることから、酒に関する企業の出店は当然のこことで、二段目の写真は日本酒の白鶴酒造であり、三段目の写真は洋酒のサントリーです。この他にも酒蔵からの出店がありましがた、全体からすれば出店者数は少ないものであり、主な出店者は料理や食材に関連した企業でした。どの居酒屋でも昔から馴染みの酒屋から仕入れているため、改まって新しい酒蔵から仕入れる必要性がないからでしょうか。
酒、食材の他にも調理器具、食器のメーカーも出店してましたが、目立ったのは四段目にあるゴルフシュミレーション装置のブースです。店舗の一部にシュミレーション装置を設置し、飲食しながらゴルフプレーをして楽しもうということなのです。最近はゴルフバーなどが流行ってきていて、あちこちで見かけられるようになりました。この見本市では、このようなゴルフシュミレーション装置を販売している企業が数社出店してました。数年前まではダーツバーが流行っていましたが、ダーツが流行らなくなったので今度はゴルフバーに転向するのでしょうか。
2009年9月19日
2009年09月16日
●大家さんの見本市です。




都内の大家さんも大変なのです。
不動産を持っていれば左うちわとはいけません。
「賃貸住宅フェアー」に出掛けてきました。「賃貸住宅」とあることから、「賃貸住宅を借りる人のための住宅の情報についての展示会」と勘違いしそうですが、これは「賃貸住宅を持っている大家、地主のための各種サービスの見本市」なのです。すでに賃貸用のアパートやマンションを所有している資産家を相手としているため、不動産業者や建築業者の出店はありません。出店者は、リフォーム会社、賃貸人集客サービス会社、管理代行会社などであり、大家、地主に何らかのサービスを提供しようという企業が主流です。
この見本市での目玉は、大家に対して無料で開催するセミナーです。税制、外人対策、不動産市場の傾向など各種あるのですが、何といっても一番人気なのは「空室を解消して賃借人をどのように集めるか」という集客アップのコンサルタントです。二段目の写真はそのセミナー会場です。会場は大家、地主(皆、それぞれ資産家なのですぞ)で満席となり、立ち見も出ています。東京近郊ではアパート、マンションに空き室が増え、大家の悩みに種となっています。どのようにしたら魅力的な賃貸住宅にすることができるか、と必死になって研究しているのです。30年前であれば都内では住宅が不足していたため、アパートを持っていれば黙っていても賃借人が来たのですが、現在はアパートが飽和していて借りる人が少なくなっているのです。大家さんも大変です。
この見本市ではインターネットのサービス会社のブースが目立っていました。現在はインターネットを引き込んでいないアパートでは賃貸人が付かないのです。三段目の写真にあるように、各ネット接続会社はそれぞれのサービスの特徴を強調していました。大半は、「家主の負担をかけず、無料で回線を接続工事します」というのがうたい文句でした。要するに、インターネットの接続料は入居者から徴収して利益をあげる、ことなんですが、これが結構トラブルになっているようです(新聞記事からの情報では)。
四段目の写真では、上部のパネルに「オーナー向けセルフリフォーム教室」とあります。つまり、賃貸住宅のオーナーが自分でアパート、マンションの修理やリフォームを教えます、ということなのです。大工や修理業者に依頼せず、オーナーが自分で修理することを勧めていました。これも家賃収入を上げるための苦肉の策であり、大家さんも大変なのです。簡単なリフォーム、修理は外注せずに、大家自らが働かなければならなくなってきたようです。
2009年9月16日
2009年07月31日
●硬くて巨大な商品の見本市です。




ビルの鉄骨は需要が多いのですが、加工機の展示会は少ないようです。
「鉄構技術展」に出掛けてきました。「鉄構」とは辞書にはない単語ですが、これは「鉄鋼」を素材とした「構築物」に関する加工メーカーの見本市という意味のようです。要するに、鉄鋼を素材とした建築に関連し、その鉄鋼素材を加工したり、組み立てたりする技術に関する業界の見本市なのです。このため、来場者は鉄骨を使ってビルやマンションを建てる建築業界の人や、橋梁を建設するゼネコンの業界の人です。この見本市は7年振りに開催されたとのことで、私も始めての入場となりました。
鉄骨や橋梁部材を加工、組み立てる機械が主な出品なので、会場内には巨大な機械が展示されてました。二段目の写真は鉄骨の表面を研磨する装置で、三段目の写真は鉄骨の端を特定の形に自動的に加工する装置で、四段目の写真は鉄骨の表面を研磨する装置です。しかし、これらの装置は見本市用に小さく設計した展示品であり、実際の装置はこの大きさの数倍以上の長さになるそうです。また、鉄骨、鉄板などを移動させるための空間も必要となり、工場内での設置では相当に広い面積が必要となるものばかりでした。これらの機械以外にも、鉄板を自動的に切断する装置などがあり、会場内は巨大な機械の展示場となっていました。
2009年7月30日
2009年07月28日
●お魚の見本市です。







魚と魚介類加工品が専門なのです。
ここにも不況の影響がありました。
魚類や魚関係の見本市である「シーフードショー」に出掛けてきました。当然のように、海産物である魚類や貝類などを専門に扱う業者の見本市なのですが、入口の看板の左右にある国旗を注意して下さい。海外の国旗が並んでいて、海産物が日本国内のものだけではなく、国際的な商品となっています。日本は海外から海産物を輸入している国なのです。
会場内には当然のように、業者が販売する魚類や加工品が並んでいて、どのブースも試食ができます。5段目の写真はカマボコ業者のブースですが、はんぺんなどの食材が食べ放題となってました。私も試食ばかりしていたので、試食で満腹となって昼食は不要となりました。こんな見本市は大好きです。
6段目の写真は会場のバックヤードです。食べ物を扱うことから、衛生には極度に注意を払っているようで、このような台所が仮設されてました。
7段目の写真は会場内に設けられた休息のためのスペースです。会場の端から端までこのような広大な休憩所が開設されいましたが、少し問題があるようです。これだけのスペースに出店する企業が無く、応急措置で空いたスペースを休息所にしたようです。これは主催者の問題ではなく、不況の余波ではないかと思います。すなわち、主催者としては昨年の今頃、ビッグサイトにホールの借り出しを予約していて、それから出店者を募集したのです。その後になって昨年の9月にリーマン・ブラザースが破綻し、不況となってしまったのでした。この不況の余波で、出店者がキャンセルをしたためこのように空きスペースが出来たのではないかと推測されます。主催者が悪いのではなく、運が悪かったのでしょう。来年は会場が満杯となることを期待しています。
2009年7月28日
2009年07月21日
●大工さんなどが集まる見本市です。




個人営業の工務店が多く来場し、面白い商品がありました。
住宅のリフォームを行う業界の「リフォーム産業フェア」に出掛けてきました。この見本市は、住宅の修理、保守を行う工務店や工法技術を紹介する会社が出店していて、新技術を学びたい職人や工務店が来場するものです。新築の住宅を請け負うための見本市ではないため、出店している企業はどちらかと言えば規模の小さなところが多いのが特色です。プレハブ建築や注文建築を受けつけるような大きな建築会社などは出店していません。最近では組織的にリフォームを請け負う大企業も出てきましたが、小さな修繕や細かなリフォームでは町の小さな工務店が得意とする分野なためでしょう。まあ、出店者も来場者も個人経営の小さな工務店や会社であるという見本市は珍しいものではないでしょうか。
最近のリフォームでの特色は、耐震のための施工が増えていることでしょう。このため、この見本市でも耐震工法が多数展示されてました。二段目、三段目の写真は、既に建築されている木造住宅の周囲に補強用の鉄骨を建て、その鉄骨で住宅を保護する工法が模型で示されてました。耐震設計がされていない木造住宅を建て直しせずに補強しようとするものです。補修費は意外にも安いものでした。四段目の写真は、一階と二階に柔軟性のある連結材を介在させ、振動を揺れで解消しようという工法を模型で説明していました。この他に、柱と梁の間にダンパーを介在させ、振動をダンパーで吸収させる工法も多数展示されてました。建築基準法の改正により、リフォームにもこのような需要が多くなってきたようです。
2009年7月21日
2009年07月20日
●官民共同が出店する見本市です。




不況の中での企業誘致は?
「自治体総合フェア」に出掛けてきました。全国の自治体(県市町村)に関連のある見本市ということになるのですが、看板だけでは理解出来にくいものです。会場内に入ると判るのですが、自治体に設備やサービスを売り込みたい民間企業と、民間企業を誘致したい地方自治体にとが出店している見本市であり、官民がモザイク状にブースを構えていました。官民が相乗りする見本市も珍しいものでしょう。
二段目の写真は、市町村の役場などで使用するソフトウエアやシステムを販売する民間企業のブースであり、行政に必要なあらゆるソフトウエアを扱ってました。地方の自治体によっては予算や人材の関係からコンピューター化が遅れているところもあるようで、まだ参入の余地があるようです。しかし、総務省では自治体のIT化をクラウドコンピューターシステムにして、ソフトウエアを共通化する計画もあるようで、今までのようなパッケージ型ソフトが販売できるのも先が短いようです。
三段目、四段目の写真は、地方自治体が造成した工業団地へ企業を誘致するための自治体のブースです。千歳工業団地と茨城県開発公社がパンフレットを配付して説明していました。この他にも数十の自治体(市町が共同でブースを借りているところもあるので、総数はこのくらいになる)が企業を誘致していました。しかし、この不況の中で、新たに地方に工場を建設する民間会社は極めて稀ではないかとおもうのですが。そもそも、地方で工業団地を建設する主体は第三セクターが多く、隠れ赤字となっていて批判の対象になってきています。これから数年は苦戦するのではないでしょうか。
2009年7月20日
2009年06月17日
●全国の飲食店主が集まる見本市です。




毎日三食はお世話になる業界です。
家庭と密着しているため参入企業の多い分野です。
給食センターや飲食店で使用する調理機械、食材加工機器などを展示する「食品工業展」に出掛けてきました。全国の調理業者、飲食業者が関心のある見本市であり、毎年多くの来場者が見えます。昨年までの食品工業展では東京ビッグサイトの東館だけを展示会場として使用していたのですが、今年は東館と西館を使用していますので極めて広い会場となりました。しかし、昨年9月の不況発生により出店者がキャンセルしたため、出店者数は昨年よりも減少してしまいました。昨年の見本市開催時期は6月であり、その時に今年の会場確保のため広い面積を予約したのですが、その後に発生した株価の暴落は主催者も予想することはできなかったようです。数パーセントのキャンセルが出たのではないかと推測されます。
広い会場となったので、一日で全てのブースを見学することは不可能であり、私も途中で時間切れとなってしまいました。毎年面白い商品が出品されるので、全てのブースを観察したかったのですが。
食品工業は極めて裾野の広い産業であり、包丁や鍋釜のような小物から食品工場で使用する生産ラインまで含まれていて、多くの企業が参入しています。五段目の写真は建設会社のブースです。食品工業に建築業界が展示するのは不思議に思われるかもしれませんが、食品工場では衛生や温度管理のために建築設計の段階から特別なノウハウが必要とされているのです。このため、複数の建築会社が出店していました。
2009年6月16日
2009年06月16日
●会場設営から人材派遣まで。





イベントは芸人がいるので楽しいのです。
芸人にもイロイロあります。
「イベントJAPAN」では各種のイベント会場設営のための企業が出店していました。一段目の写真は、お祭や夜店でお馴染みの射的のコーナーですが、この会社は射的以外にも紙芝居や抽選会などを設営していました。そして、出店するのはお祭や夜店ではなく、スーパーや商店街の催物を請け負って昔からある遊びを行わせていました。テキ屋などのような裏家業ではなく、内容は同じですが運営を近代化させたところに特徴があるようです。
二段目の写真は犬猫などの動物を貸し出し、芸を披露する会社です。この会社はテレビなどにも出演しているのでご覧になった方も多いと思います。
三段目の写真は、外人による大道芸のブースです。デパートやスーパーの特設会場で各種のマジックやショーを行い、来場した顧客を楽しませる芸を請け負う人達が待機していました。ここにいる外人達は横浜在住でカタコトの日本語は話すことができ、日本での興行実績は長いようです。芸そのものは一般的なものであって、特に珍しいものではありませんが、本物の芸を間近で見ることは楽しいものです。彼らはニューヨークから来日して日本で腰を落ちつけて商売しているようです。私が、「ドサマワリですか」とからかったのですが、これだけは意味が通じなかったようです。
四段目、五段目の写真は中国の大道芸人を派遣する会社のブースです。こちらも同じように、芸人をあちこちのイベント会場に派遣していました。在籍する中国人芸人は30名以上いるようで、それなりの需要が日本国内にあるようです。
2009年6月15日
●巨大な縁日のような見本市でした。







お祭や人寄せの催物が近代化されてきています。
これから参入する企業も増えるのでは。
横浜で開催された「イベントJAPAN」に出掛けてきました。「イベント」とあることから、催物や祭などに関連する見本市を考えられますが、「イベント」は非常に範囲が広いものです。例えば、町内会の子供会、小学校の運動会、地元商店街の大売出しのような小さなものから、万国博覧会やオリンピックのような国家事業まで含まれています。イベントというと大げさに聞こえるかもしれませんが、実際には一般人の日常生活に比較的密着した事業とも言えます。パチンコ店の開店披露でちんどん屋が町内を歩くのもイベントであり、神社でのお祭に金魚すくいの屋台が出るのもイベントなのです。
30年以上前までは、このようなイベント(催物)は特殊な人(いわゆるテキ屋といわれているギョウカイ人)が主催していたのですが、最近では企画会社や町内会などが音頭をとって主催するようになり、イベントのすそ野が広がってきています。また、昔と違って生活に余裕が出るようになってきたことから、イベントを娯楽の一種ととらえるようになってきた風潮もイベントが広がってきた理由でしょう。イベントは、生活に潤いを与え、感動を与えるようなものと認知されてきているようです。
このようにイベントの分野や主催範囲が広がってくることにより、この業界に参入する企業が増えたり、業界内の業務分担が専業化するようになってきました。思いもかけないような業種があったり、こんな商売が成り立つのかと驚かされるような企業も見つけられます。二段目の写真はイベントがあるとき貸し出される各種の商品で、イベント専門のレンタル会社が多数あります。三段目の写真は飾付け専門の会社であり、例えば、パチンコ屋の店内装飾やクリスマスの飾り付けなどで営業しています。これらの商品レンタルや装飾の会社はお馴染みが深いもので、街角ではどこでも見かけられるものです。
四段目、五段目の会社はぬいぐるみをイベント会場に貸し出す会社です。最近はゆるキャラのぬいぐるみが都道府県で発表されているのでテレビなどで見かけた人も多いと思います。五段目の会社では、ぬいぐるみを貸し出すのではなく、ぬいぐるみを来た人を同時に派遣する企業であり、イベントを盛り上げることを企んでいます。重いぬいぐるみを来ながらローラーブレードで滑走するのはプロでなければできないことであり、やはり技量のあるプロによる演出がなければイベントが盛り上がりません。
六段目の写真は、イベント会場に各種の商品を貸し出す会社ですが、単に商品を貸し出すだけではなく、作業員を派遣し、商品を操作すると共に会場の整理や運営までも請け負っています。それぞれの会社は得意な分野に特化していて、一つのイベント会場に複数のレンタル企業や人材派遣会社が出ることで総合的な娯楽を楽しませるようになっています。
また、従来のイベント、祭は職人的な運営でしたが、これからは総合的な企画力や集客力を求められるようになってきました。このため、七段目の写真にあるように、イベントを専門に研究する学会も結成されてきています。いかにお客様を楽しませるか、意外性を与えるかを研究しているようです。従来は特殊な人達が運営する業界であったのが、科学的に研究されたり、情報として知識が流動するようになってきています。
2009年6月15日
2009年06月14日
●環境展に行ってきました。





不況といっても環境問題は避けて通れません。
今年も盛況でした。
産業廃棄物の処理や省エネをテーマとした「環境展」に出掛けてきました。産業廃棄物の廃棄は年々厳しくなっており、この業界には不況は関係ないようで、盛況でした。しかし、昨年は中国などから「廃棄プラスチック、廃棄ビニールを購入します」といったブースが壊滅状態となっていて、会場内の雰囲気は様変わりでした。昨年の同見本市は株価低下の前であり、中国は加工素材としての廃棄物が必要でした。このため、あちこちのブースでは「廃棄物買います」の看板が出ていました。しかし、昨年9月のリーマンブラザースの破綻により世界恐慌が始まり、中国から輸出する商品が減少したので廃プラなどを輸入することが無くなったのです。その代わりとして、バイオや環境保全を訴えるブースが増えていました。見本市では社会の変化がもろに現れるようです。
二段目、三段目の写真はバイオディーゼル用の燃料を製造する機械を販売するブースです。廃棄食用油を濾過して燃料に精製するのですが、似たような商品は会場のあちこちで見かけられました。バイオディーゼルはブームなのでしょうが、それほど需要があるのか(原料となる廃棄食用油の供給量が問題)どうか疑問です。なお、バイオディーゼルのための燃料精製装置は上場企業からも出品されてました。
四段目、五段目の写真は壁面緑化のための装置です。都会の熱帯化を防ぐためにビルの壁面に各種の植物を育成して気温が上昇するのを防ぐには有効です。この装置もあちこちの企業から出品されてました。しかし、この企業の商品が面白いのは、五段目の写真にあるように、植物を育成するためのポットが金網と着脱自在の点です。壁面に金網を固定しておき、ポットを組み合わせることで好みの植物を取り付けることができます。他社の壁面緑化装置では、金網に植物を絡ませるため最初に育成した品種の植物しか育てることができないのです。これなら季節や環境によって植物を自在に変更できます。
2009年6月14日
2009年06月02日
●オートバイのマニア向けの見本市です。






オートバイは実用的ではなく、趣味の分野です。
趣味の人が多いことがわかりました。
東京国際見本市会場(ビッグサイト)で開催された「東京モーターサイクルショー」に出掛けてきました。要するにオートバイの見本市なのです。これは二輪車のショーなのですが、四輪のショーとは違うのです。自動車の見本市(というか、一般消費者向けのイベントになるのでしょうが)は千葉県幕張メッセで開催されています。四輪では使用する床面積が多いので、建物の大きな幕張メッセでなければ開催できないからでしょう。また、出店する自動車メーカーの数が多いことも一因でしょう。なお、十年以上前のモーターショーは晴海にあった旧東京国際見本市会場で開催されてました。
さて、二輪車のショーであることから、自動車よりも利用者は少なく、二輪車に乗る人達はどちらかと言えばマニヤに近い人種でしょう。このため、来場者は二輪車(オートバイ、スクーターなど)が趣味の人達と言えます。ただ、価格が高いため、若い人よりも中高年の人が目立っていました。
二段目、三段目の写真にあるように、会場内には新型車が並べられ、何れも触ることができます。お目当てのバイクに触れてみて感触を確かめている人が多かったようです。街にあるオートバイ屋では勝手にバイクに触っては怒られてしまうからでしょう。
四段目の写真は、マニアには憧れのハーレーダビットソンです。五段目の写真は、排気量二千CCのトライクルで、普通自動車免許で乗車できるのがウリです。私も初めて見ましたが、国内では既に数十台が走っているそうです。
六段目の写真は、会場内でのイベントに参加している来場者です。この日は平日なのですがこんな人混みなのです。マニアにとっては平日でも好きなバイクを他人よりも早く見ておきたいのでしょう。不況の中で、こんなにマニアが集まるのですから、まだまだ生活に余裕のある人が多いと観察しました。
2009年6月2日
2009年05月24日
●健食の素材と受託メーカーの見本市です。




健康に良い素材・加工を展示してます。
販売する会社が来場していました。
「健食原料・素材・OEM展」と長たらしい見本市に出掛けてきました。この見本市はちょっと特殊なもので、健康食品(略して「健食」)の原料や材料を提供する企業や健食を代理して製造する企業が出店するものであり、来場者は健食を販売する企業なのです。
健食とは、医薬品でもなければ食品でもない食料品であり、食べたり飲んだりすると健康に「極めて」良いとされる食料品なのです。いわゆるサプリメントと呼ばれる分野に属する食料品です。「癌に効く」とか「美容に良い」とか「痩せることができる」といったような薬効はうたうことができないのですが、「健康を増進する」とか「体力を回復できる」といったような曖昧な表現で販売されているものです。食べたり飲んだりするとそなりの効果があるのでしょうが、どこまで効果が出るか個人差が大きいものでしょう。「鰯の頭も信心から」の諺がピッタリの業界でしょうか。
この健食の業界は製販が比較的明瞭に分離されていて、健食の素材を提供する業者、その素材を加工して粉末やカプセルに加工する業者、加工された健食を販売する業者が分かれています。この業態から、原料を製造している企業と販売業者からの委託によって商品を製造する企業だけが出店するこのような見本市が成立しているのです。二段目の写真は販売業者から委託で健食を製造するメーカーのブースであり、三段目の写真はそのメーカーが製造できるサンプルです。カプセル入り、錠剤、粉末など何でもあります。この会社は製造するだけなので、社名が表に出ることはありません。販売会社の注文によってどのような商品にも加工してくれます。すると、販売会社Aが販売している健食も、販売会社Bが販売している健食も同じこのメーカーの製造ラインから出荷されたものかもしれません。まあ、世のなかの商品の裏側はそんなものでしょう。
四段目の写真をご覧になるとわかるのですが、このブースでは霊芝(猿の腰掛け)の素材を販売しています。注意してみると、商品の下に「長野県産」と注意書きがしてあります。じつは、健食の業界でも素材の産地が問題となっています。昨年の毒冷凍ギョウザの事件から、健食業界でも中国製の素材が敬遠されているのです。健康の食品や飲料を販売するのに、毒入りであったり残留農薬混じりの素材であれば全く消費者から相手にされなくなるのは確実です。そこでこの見本市では、どのブースに行っても「日本製」、「国産」の文字が書かれています。素材そのものが安全安心ですよ、とアッピールしていました。そりゃまーそうです。健康になると飲食したものが、実は不健康の原因になるようでは困ったことですからね。
2009年5月24日
2009年04月03日
●国内初の見本市でした。





出展者数は少なかったのですが、業界では初めてとのこと。
日本で最初の「国際イベント総合展」というものにでかけてきました。イベントとあることから、大衆を集めて何かの共通する題目に合わせた催物を補助する会社が出店することになります。すると、見本市もイベントの範疇に含まれるため、この展示会は「見本市のための見本市」ということになりそうです。最初は見本市に関係する会社だけの出店かと思ったら、イベントという言葉の概念は極めて広いものであり、見本市だけではありませんでした。遊園地での遊具貸与から商店街、公共団体が主催する催物での会場設営まで、或いは大企業の社員研修の運営なども含まれて広い範囲に渡って仕事があるようです。外国、特にアメリカでかなり前から存在する業界であり、会場内で見た商品の多くは輸入物が目立っていました。沢山の人を集めて楽しくさせるという興行はアメリカの各地で行われているので、このような業界が発展したのでしょう。日本で言えば神社仏閣の縁日で営業する香具師といった概念に該当するでしょうか。そこがアメリカ的なので、このようなイベントにも専門の業者が進出しているみたいです。
二段目、三段目の写真は、大がかりな商店街でのイベントなどに貸し出す遊具です。空気圧で膨らませると巨大な蛸のようになり、内部を駆け登って滑り台から降りることができるものです。アメリカ映画では、田舎の広場にこのような遊具が仮設され、子供を遊ばせるシーンが出てくることがあります。
四段目の写真では移動できるメリーゴーランドであり、これも貸し出すための商品です。これら以外にも遊具が出ていましたが、いずれもアメリカ製でした。日本文化のあるような遊具もこれから製造されてもいいのではないかと思います。
五段目の写真は見本市会場内でブースの回りに設置されるバナーです。段ボール製、ビニール製などの各種のものがあります。これらの構造については各社研究しているようで、組み立てやすく、目立つように工夫されていました。
2009年4月3日
2009年03月08日
●防犯は進化しています。




不況により犯罪が増えてます。
防犯業界はこれから一層売上が伸びる業界です。
同じく日本経済新聞社が主催する「セキュリティーショー」にでかけてきました。年々犯罪や盗難が増えてきたため、このような安全・防犯に関する見本市には出店者が増えています。数年前に比べると会場の広さは倍になっていました。どのブースも防犯カメラや出入者管理などの機器が展示されていて、あたかも電子商品の展示会のような有り様です。
一段目の写真はビル、会社などの出入者を管理するゲートであり、テロ対策ために最近のビルには多数設置されています。二段目の写真は防犯カメラの監視用モニターであり、こんなもので我々の日常生活が管理されているのかと考えさせられました。防犯カメラ、、モニターなどは家電製品を製造している企業であればそのまま転用できるので、会場内には国内にある有名家電メーカー、電子装置メーカーの大半が出店していました。このような防犯装置はどちらかと言えば大企業が得意な分野であることから、中小企業、隙間産業企業のでるまくはなさそうです。
四段目の写真は防犯などに使えるヘルメットを出品していたブースです。ヘルメットに電子カメラ、トランシーバーなどを固定してあり、このヘルメットをかぶって歩くと現場での状況が遠隔地であってもリアルタイムに監視できるそうです。これからガードマンはこのようなヘルメットをかぶって歩くことになるのでしょうか。
2009年3月8日
●店舗の内外装の見本市です。





展示のブースは変化がありませんでした。
入場受付に目新しいものがありました。
日本経済新聞社が主催する「ジャパンショップ」にでかけてきました。日経新聞が主催する見本市としては大規模なもので、日経新聞紙面で盛んに宣伝していました。規模も大きいが来場者も多く、活気のあるものです。出店者は小売店、飲食店の内装・外装の業者、店舗内で使用する什器・備品などのメーカーであり、来場者は小売店、スーパーなどの流通業者や飲食店、レストランなどのオーナーが主なものです。こう言っては失礼かもしれませんが、出店者は毎年殆ど変わっていないので珍しいものが少ないように思われます。どぎもを抜くような商品を展示してくれる出店者が現れないかと期待しているのですが。
今回の見本市では非常に面白い入場システムを発見しました。二段目にある写真なのですが、来場者の記帳台に小さなIT装置が取り付けてありました。通常、記帳台では来場者が氏名や住所を申し込み用紙に記入するために置かれているのですが、用紙に必要事項を記入するのは結構時間がかかり、厄介です。この記帳台のパネルに固定されたIT装置では、お財布ケータイの機能がある携帯電話を接触させることで、その携帯電話にある個人情報と課金情報を読み取ります。このデーター読み取りにより、入場料は自動的にお財布ケータイから差し引かれて入場料を現金で支払う必要がなくなります。
次いで、三段目の写真にあるように、入場整理カウンターには同じく携帯電話の読取り装置が置かれています。この読取り装置に同じ携帯電話を接触させると、来場者の個人データー(メールアドレス)が読み取られて入場パスを発行してもらうことができます。いままでのように紙に記入したり、紙の情報を人力でパソコンに入力する手数が解消されることになり省力化、省資源化となります。
このようなシステムは非常に便利なのですが、入場パスを発行するのは三段目の写真にあるように、やはり人力で行っていました。課金と個人情報収集を自動で行うのですから、入場パスの発行も自動で行って欲しいものです。このような入場の方法はこれから一般的になるでしょう。
四段目、五段目の写真は会場内の風景ですが、今年はどのブースも発光ダイオードを使用した展示が極めて目立っていました。発光ダイオードは省エネの最先端の部品であり、店内照明、看板、インテリアなどに爆発的に利用される可能性があります。しかし、どのブースも同じような展示物ばかりなので少々飽きてきました。
2009年3月8日
2009年03月01日
●レストラン、飲食店には必須の見本市でしょう。





飲食を主な業務とする人たちがお世話になる見本市です。
「国際ホテル・レストラン・ショー」にでかけてきました。略称は「ホテレス」で業界では通っています。同じ会場には「フード・ケータリングショー」「厨房設備機器展」も併設されていて、食事に関する業界の全てが出ています。ホテル、レストランの業界人が対象かというとそうでもなく、一般の飲食店、居酒屋、そば屋などの独立店舗の経営者も来場しています。食事、料理に関する業界はすそ野が極めて広いものであり、従って、金属加工の業者、陶磁器関係の業者、食材の問屋などのありとあらゆる企業が参入しているのです。私は毎年でかけているのですが、思わぬ商品と出会うことができるので、私の好きな見本市の一つです。
この見本市では、東京ビッグサイトの東館の1から6のホール全てを借り切っていますが、それでも出店者は多く、小間割りも小さくて沢山あります。今年は849社が参加していました。これだけ出店者の多い見本市はギフトショー以外には少ないでしょう。
料理に関する商品が並べられているので、当然、調理するための包丁を販売する企業は沢山出ていました。包丁だけでずらっと並べられていて、プロ用の商品はこんなに種類があるのだと感心しました。
三段目の写真は業務用の炊飯器で、上の四角い箱が米びつであり、中段には洗米機があり、下段には炊飯釜があります。現在ではどこの飲食店にも備えつけられていて、全自動で白米から飯を炊きあげることができるすぐれものです。カレー店や牛丼店の裏側には必ず設置されていて、人手をかけずに飯が炊きあがってきます。こういう機械を見ると、何だか味気ないのですが、料理店では人件費を節約するためには仕方がないでしょう。
四段目の写真は容器のブースです。これらは瀬戸物ではなく、プラスチック製であり、出前や弁当などに使われています。毎年新製品が出るのですが、遠くから見ると本物の瀬戸物のように錯覚するほど良くできています。
五段目の写真はレストランでのテーブルウエアーを配置したときの見本であり、このように食器、リネンを配置するといいです、という展示です。この会場に来れば、レストラン、料理店に必要な食器、雑貨など全てが一括して揃えることができます。中には、新規開店のため、店内で使用する機材、資材をまとめて買い入れる人もいるようです。
2009年3月1日
2009年02月25日
●不況でも高額な宝飾品は売れるみたいです。



この展示会では不況などはどこ吹く風のようです。
やはり、不況でも金持ちはいるのです。
今年も開催された国際宝飾展に出掛けてきました。この展示会は見本市ではなく、その場で商品を売り買いする交易会の性格があるものです。宝石類は小さくて持ち運べることから、ブースでは直接宝石を売買しています。大型の機械のように、その場で欲しくても持ちかえれない商品であってはこのような交易はできません。通常の見本市では、見本の商品を展示し、それを見て気に入った来場者が予約や契約して後日に入手しています。このようにその場で商品を売買が成立するという展示会は珍しいものです。小さくて高価であるという宝石の特殊な形態があるため、このような売買の形態が成り立っているようです。
マスコミでは、昨年の大不況によりデパートなどで商品が売れていない、と報道していますが、この宝飾展では来場者は昨年と同じくらいであり盛況でした。会場内では多くの人達が商品を探すために右往左往していて、世間の不況風などは全く関係ないような雰囲気でした。宝飾品のような高額商品を購入できる人達には、財産ストックがあるために不況とは無関係なのでしょうか。
会場のブースでは、三段目の写真にあるように、全国から集まった宝飾小売店の店主やバイヤーが品物を選んでいました。年に一回開催されるこの宝飾展で一年分の商品を仕入れる必要があるからです。不況であっても小売店に商品が無ければお客は来ません。一心不乱に品定めしていました。
2009年2月25日
2009年01月26日
●ベンチャーフェアに行ってきました。



毎年のお楽しみなのですが、今年は様子が変わってました。
世界不況がひびいているのではないかと思います。
有楽町の国際フォーラムで開催された「ベンチャーフェア2009」に出掛けてきました。この見本市は、ご存じの中小企業基盤整備機構が主催するもので、例年秋に開催される中小企業総合展と共に中小企業の祭典なのです。中小企業総合展と違うのは、この見本市は有楽町の駅前にあるため交通の便が極めて良いことです。丸の内などのビジネス街から十分程度で通えるのが特徴です。ビッグサイトの見本市に出掛けるとなると一日がかりなのですが、ここなら他の用事のついでに立ち寄ることができます。今後の中小企業向けの見本市はここでのみ開催して欲しいものです。
ベンチャーフェアは、全国の中小企業が参加して、新商品、新サービスをお披露目するもので、今まで見たことのないような技術や商品が展示されます。ただ、今年のベンチャーフェアでは今までと多少雰囲気が異なってました。私が感じた異なる点は次のようになります。
① 出展者が少なくなっていた。
例年は出展者のブースが密集するようにつながっていたのですが、今年はブースの間がスカスカでした。どうも、出展者が減っているのか、それとも出展を辞退したのではないかと思われます。二段目の写真は出展者が急に出展停止したため、空いてしまったブースです。昨年9月の株の大暴落により、見本市にでかける余裕が無くなってきたのが原因かもしれません。
② 来場者が少ない。
会場の風景は三段目の写真にあるのですが、来場者が昨年よりも少なくなっているような気がしました。私が訪問したのは初日であったからかもしれませんが。一般企業からすると、このような見本市に出掛けて商談するだけの時間と資金の余裕がなくなってきているからかもしれません。
③ 商品に新規性が少ない。
例年、ベンチャーフェアに展示される新商品はそれこそ玉石混同で、面白いものでした。今年の会場を見渡すと、「玉玉一斉」という感じでした。つまり、売れそうにないような突飛な新商品は極めて少なく、どの商品もそれぞれ売れそうな感じがするものばかりでした。つまり、一か八かといった飛躍した新商品は少なく、何れの商品もそこそこ売れるようなものが目立ちました。本来ならば、このような見本市は飛躍したような商品を展示して業界の刺激を与える方が面白いのですが、今年はそのような商品が見当たりません。見本市の主催者が安定化路線を狙っているのであれば、本来の主旨とはかけ離れてくるのではないかと思うのですが。来年は出展する商品を選考するときに、もう少し考慮して欲しいものです。
2009年1月25日
2008年12月13日
●国内の縫製業界は不況です。



衣類の製造は後進国に移ってしまいました。
国内の縫製機械産業も縮小しています。
アパレル業者が来場する「ファッション産業機器展」に出掛けてきました。この見本市は東京都ミシン商工業協同組合が主催して、衣服を製造する業者(要するに縫製業者)を対象としたもので、今年で47年目となる長い歴史のあるものです。
だが、会場は狭く、活気がありません。他の見本市ではコンパニオンがいたり、派手な飾りつけなどがあるのですが、そんなものはなく、沈滞した雰囲気なのです。来場者の方もそれほど積極的な人は少なく、高齢者が目立ってます。その原因は国内でのアパレル産業が衰退していったことが大きな要因にあるようです。洋服などの衣類の製造は中国、ベトナムなどに殆ど移転してしまい、国内の縫製業界は青息吐息の状態となっているのです。新しく設備投資して縫製の生産ラインを更新しようという業者は少ないようです。また、会場内に展示された機械類についても変わったものが少ないのです。縫製業界は、どちらかと言えば人海戦術の世界であり、オートメーション化やIT化には程遠い業界なのです。衣類の製造では大きく分けて、原反をパターン通りに切断する自動切断機、布切れを縫い合わせるミシン、完成した衣類のしわを取り除くアイロンがあれば成立するのです。新規な商品や機械を新しく提示するような余裕はなさそうです。
そんなことで、会場内をぐるっと回ってきたのですが、隙間商品に該当するような機械は見つけられませんでした。特にミシンについては2、3の大手企業が独占しており、ミシンの業界に新規に参入する企業はありえないでしょう(ミシン会社を買収すれば別ですが)。比較的業界内が固定化された産業といえると考えられます。
三段目の写真はベルトや靴を縫製する専用のミシンです。革を縫い合わせるためにこのような特殊なデザインとなってました。私も初めて見ました。しかし、このような業務用のミシンでは世界的にも特定の企業が業界を押さえていて、新規に参入するのは無理でしょう。また、中国で日本製のミシンなどのコピー商品が出回っていて、相当安価に販売されているようです。こんなことから、アパレル関連の機械を製造するメーカーは売り上げが伸び悩んでいるみたいです。
2008年12月13日
2008年12月08日
●全国から集まった中小企業です。



中小企業の考えた新商品が並びます。
中小企業基盤整備機構が主催する「中小企業総合展」に出掛けてきました。年一回、全国の元気のいい中小企業が揃って出店し、新商品や新サービスをお披露目するものです。しかし、毎年この総合展が産業総合展とほぼ同じ時期に開催されるのは困りものです。今年も同じ週に、二つの似たような性格の見本市が開催されました。遠方からの来場者にとってはダブっていることから、一日で二つの見本市を見学できるメリットがあるのですが、以外と不便なのです。産業総合展はビッグサイトの西館で、中小企業総合展はビッグサイトの東館で開催されるので、早足で見学すれば一日で見渡せます。しかし、丁寧にそれぞれのブースを見ていると一つの見本市で一日が潰れてしまいます。私は二日間かけてそれぞれの見本市を見学することになりました。二日連続してビッグサイトまで出掛けるのは大変なのです。中小企業向けのどちらかの見本市を春に開催して頂けないでしょうか。そうすれば、春と秋でそれぞれ同じ性格の見本市が楽しめるのですが。同じ時期に二つの見本市が開催されるのは予算の関係かと思われます。毎年4月に予算が決定され、見本市の開催が決められてから半年後の秋に開催するように計画されているからではないかと推測されます。官公庁の主催者も見学する人のために時期をずらして欲しいものです。
さて、この中小企業総合展では、530社が出店していましたが、それぞれの出店者に平等になるようにブースの大きさが均一となっています。二段目の写真はブースの配列を示したものですが、会場内が細かく整然と区画割されてます。これだけ細かに分けられたブースを端から端まで一つずつ見ていくと大変な労力です。私は午前11時から休まずに歩いて、最後のブースに到着したのは午後5時でした。それだけ面白いブースがあったことなのですが、一日がかりの見学では疲れました。
三段目の写真は会場内を前後に分ける通路なのですが、今年は来場者が少ないように思われました。各地から来られた出店者の方は少し手持ちぶたさのようでした。
2008年12月8日
2008年12月03日
●産業交流展に出かけました。



中小企業のための総合展示会です。
玉石混合ですが新商品を見るのは楽しいものです。
今年も秋となり、首都圏の中小企業を出店対象とした「産業交流展」が開催されました。今年は例年に比べて遅く、11月下旬の開催となりました。この見本市は東京都の主催なのですが、関東近県の埼玉、千葉、神奈川にある中小企業もエントリーできるようで、他県からの出店者も目立ってました。
この見本市の特徴は、自社商品を販売する、という実質的な商品展示よりもむしろ試作品や新商品を公表していることでしょうか。中小企業で新商品を開発したのですが、お披露目する場所が無いため、このような見本市に出品しているようです。主催者による出店企業の選定も、「売れる商品」よりはむしろ「目新しい商品」を製作した企業を優先しているような気がします。
中小企業による新商品の発表の場を設けることはいいことなのですが、どう見ても売れそうにない試作品も目立っています。しかし、物は考えようで、他人が開発した駄作を見学してこのような商品を開発しない方が良いのではないか、という考察の場であればこのような展示もまた有益でしょうか。他人の振り見て我が振りなおせ、ではないのですが、これから自社で商品を開発する際に開発してはならない商品を観察する場としては最適かもしれません。だが、そんな中にもひかる新商品があり、そのようなこれから芽が出る商品を探すのみ楽しみです。
会場内では学生服の一群を見かけました。都立の高校で「産業科」という特殊な学科を持つ学校の生徒の実習でした。進学校というよりは卒業後は現場で働くことを目的とした学校のため、進路を決めるために会場を見学してました。一日であらゆる中小企業を見ることができるので、実習としてはこのような見本市は最適でしょうか。若いうちから見本市を見学することは良いことでしょう。大学生にも見本市の見学を義務にすれば、社会を理解するために便利ではないかと思います。
2008年12月2日
2008年11月07日
●中小企業の見本市です。





今年も秋になって東京ビジネスサミットの季節になりました。
ベンチャーリンク社が主催する「東京ビジネスサミット」に出掛けてきました。今年で22回目となり、中小企業向けの見本市としてはロングランとなりました。第一回の見本市は幕張メッセで開催したと記憶しています。ベンチャーリンク社の会員が出店するのですが、会員は全国に散らばっているため、会場内には全国からさまざまな企業が出ていました。毎年盛り上がっているいたのですが、今年は出店者が20%減少して682社となり、来場者は10%減少して2万7千人となっていました。どうも不況の影響で、地方から東京にまで営業に出掛けられなくなった企業が増えたようです。なんとも寂しいことですが。
この見本市の特徴は、何といってもゴチャゴチャしていてどんな商品、どんな会社が出ているか行ってみなけれわからないことです。出店者数は700社弱なのですが、会場が狭いためにブースが密集しています。二段目、三段目の写真は会場風景ですが、通常のブースの三分の一の面積のブースもあります。こうすればブースの貸し出し料が安くなるから、主催する方は多くの企業を集めることができ、出店する方は気楽に参加できるというメリットがあります。
地方の会社の出店が多いので、勢い農産物の展示が多くなります。三段目の写真は無農薬野菜を販売する問屋のブースです。以前の東京ビジネスサミットでは半分近くのブースが農産物、畜産物、海産物の出品で占められたいましたが、昨今は一次産品を出品するブースは少なくなってきています。どうも、一次産品を展示してもそれほど期待した以上の商談は成立しないことが判ってきたからでしょう。このため、今年は二次産品の工業製品や手工業製品が目立って多くなってました。
五段目の写真は青森県の信用金庫のブースです。実は、全国の銀行、信金、信組などの金融機関には「地元の産業の支援、育成」という課題が財務省から課せられているのです。金融機関が地場産業の育成を行い、地元の経済を活性化するように通達がなされていて、その実施内容は毎年財務省に報告する義務があります。このため、地方の信金では単独で見本市や交流会を開催して実績を作り上げているのが実情です。このブースではその実績を作るための作業のようで、一つのブースを借りて信金の融資先のカタログを並べていました。一応は東京で出店したという事実を残しておかなければ財務省に報告できませんので、仕方なくブースでカタログ出品となったようです。職員が一人だけ店番をしていましたが、なんだかやる気もなくて活気がありませんでした。
2008年11月7日
2008年10月19日
●町のそば屋さんの見本市です。





小さな町のそば屋さんが頼りにしている唯一の見本市なのです。
都内の某所で開催された「めん産業展」に出掛けてきました。規模としてはビッグサイトの見本市と比べて小さく、出展者も少ないのですが、都内での麺業者(主にそば屋であり、うどん屋も少数は含まれる)が頼りにしているものです。この見本市以外にはそば屋を対象とした見本市が無いのです。食品機械展や食材見本市はあるのですが、それらはどちらかと言えば給食センターやチェーン店に向けた大量供給、大量消費の料理店を相手にしたものなのです。夫婦二人で営業していたり、家族だけで営業しているような町のそば屋には向いていません。
この見本市では、町のそば屋、うどん屋の経営者が来場するのです。ただ、困ったことに、町のそば屋は高齢化しているため、来場される方にはおじいさん、おばあさんが目立つのです。若い人も来場されているのですが、影が薄いようです。しかし、潜在的には若い(中年か)がそば屋業界に参入しているのも事実であり、これから来場者の年代が若くなることを期待しています。新規参入者はこの見本市ではなく、個別に道具や材料を仕入れているようです。
二段目の写真は玄そばをそば粉にひくための自動製粉機を出品しているブースです。昨今の高級そば屋では、自家製粉、自家製麺が主流となっていて、玄そばを仕入れて製粉し、手打ちでそば麺を製造するのが主流となっています。そば屋の裏側にはこのような機械が設置されているのです。製粉機を出品しているブースはこの他にも多数あり、大きいのから机の上におけるような小さなものまで多数種類がありました。それぞれ特色があるようで、そば屋は好みにあった製麺機を購入しているようです。
三段目の写真はそば屋が使う各種の道具を出品しているブースです。最近は素人のそば打ちが流行っていて、このようなプロが使う道具を趣味の人達も求めているようです。実を言うと、そば屋の業界には素人からの参入が多くなっているのです。趣味でそば打ちをしている内に本格的にそば屋を開業してみたくなった人や、脱サラしてそば屋を開業する人が増えているのです。従来からあるそば屋の多くは、伝統のあるそば屋で修行して暖簾分けして独立するタイプが大半でした。しかし、最近の傾向では、そば屋で修行もせずに独学でそばの調理方法を研究し、そのまま開業する人が多いのです。このようなタイプの人達は、「美味いそばはなんであるか」をひたすら追求していく性格の人がほとんどなんだそうです。従来の町のそば屋では、「どうした沢山儲かるか」を追求するタイプが多いようで、旧態依然(とまでは言わないが)の営業方針を守っているのだそうです。だが、趣味から始まった新規参入組のそば屋は、儲けることも目的なのですが、他店よりも美味いそばで頭角を表そうという意識があるようです。いわば、そば屋の業界に殴り込みをかけてきたようなものですが、このような研究家タイプが増えていけば業界の活性化になると思うのですが。
四段目の写真はオーダーメードの暖簾屋のブースです。どのそば屋もそうですが、店の入口には暖簾がかけてあり、それには店名が入れてあります。この暖簾屋は注文を受けてから名入りの暖簾を製造しています。結構高いのですが、そば屋にとっては必要品のため必ず注文があるようです。この他にも、そば屋専用の容器、お土産用袋などのブースが出店していて、この見本市を一回りするだけでそば屋に必要な機械、商品を入手することができます。お金を持ってでかければ、誰でもそば屋を開店することができます(そばが美味いか不味いかは別として)。
五段目の写真は、そば屋で出される「種物」の素材を冷凍食品として供給している会社のブースです。そばの上にかけるネタ(けんちん汁、かも南蛮など)が冷凍されてそば屋に供給されています。つまり、そば屋の台所では、ビニール袋に入ったネタを湯せんで温め、丼の上からかけるだけで料理ができあがってしまうのです。これは別に珍しいことではありませんが、このブースの上の方を注意して見ていただくと、料理のビラが垂れ下がってます。この食品会社では、冷凍食品を買ったそば屋にはこのビラをおまけで付けているのです。ビラの下には「 円」という白地の部分があり、この白地の部分にそれぞれのそば屋が定価を書き込むようになっています。こうしてみると、全国のそば屋で出されるネタとビラは同じものとなり、どこのそば屋に入っても同じビラを見て注文し、同じ冷凍食品のネタを食べることになります。寂しいと言えば寂しいのですが、これも流通の変化で致し方ないことでしょう。
2008年10月19日
2008年10月01日
●部品メーカーの進出もめざましいようです。


介護用品も組立キットのようになりつつあります。
今年の「国際福祉機器展」で感じたのは、部品メーカー、部材メーカーからの出店が目立つことです。従来は完成品の出品ばかりであり、介護のための製品ばかりでした。しかし、今年はその完成品に使用するための部品や部材のメーカーも多数参加していました。一段目の写真は電動ベッドのスライダーを出品しているブースであり、二段目の写真は電動ベッドや電動車椅子などに使用するための電動アクチュエーターを出品しているブースです。電動ベッドや電動車椅子などの製造では、プラモデルのようになってきていて、部品を集めてくるだけで組み立てることができる社会となっているようです。つまり、誰でも(組立てる能力のある技術があることが条件ですが)が、介護機器を製造できるのです。だからと言って、部品を集めてきて組み立てた電動ベッドや電動車椅子が売れるという保証はありません。しかし、豊富な部品メーカーが素材を供給していることから、自分仕様の介護機器を組み立てるとが容易となってきていることは確かです。将来は、自宅の車庫を改造して特注品の介護機器を組み立てるガレージメーカーも出現するかもしれません。ただし、同じような業者も増えるために利益が上がるとは考えられませんが。
2008年10月1日
●毎年参加企業、来場者が増えている見本市です。





特殊な商品なので、ここまでこないと新製品を見ることができないようです。
障害者や高齢者のための機械、器具、消耗品などを展示する「国際福祉機器展」に出掛けてきました。この見本市が他の見本市と雰囲気が違うのは、二段目の写真にあるように車椅子の来場者が目立つことでしょう。この見本市の来場者は、老人ホームや介護施設の職員が多いのですが、それらと同数位の障害者や高齢者が来場しています。福祉用品、介護用品は一般的ではなく、特に展示している店舗も少ないために、実際にそれらの用品を使っているエンドユーザーも新商品を品定めするために来場しているのです。会場には来場者が溢れるように歩いていて、盛況でした。最近の見本市では来場者が減少しているところもありますが、この見本市だけは毎年来場者数が増えているようです。
この福祉機器展は毎年盛大になっていき、出展者も増えています。高齢化社会がもうきていて、実際に福祉機器を必要とする家庭や施設が増えているからでしょう。また、介護保険や障害者向けの給付金が増額となっていて、これらの保険金、給付金を目当てにして多数の企業が参入しているからでもあります。福祉機器と言っても実は生活のための用具や器具であり、生活全体に関わるためにありとあらゆる業界が加担しています。例えば、高齢者や障害者向けの衣類や日用雑貨などの軽産業から始まって、障害者用の自家用車などの重工業までの業界がそれぞれ特殊仕様の商品を出品しています。つまり、健常者が日常使う商品と同じ種類だけの福祉用の商品が開発され、販売されていると考えればいいでしょう。
三段目の写真はベッドでの排泄補助装置です。実演をして説明していましたが、介護施設の現場ではこんな風景となっているのでしょう。四段目の写真は、ゴーグルにより映像を見せているもので、徘徊老人がどのような行動をするのかをバーチャルリアリティーの画面で体験させようというコーナーです。痴呆症の出た老人が見ている世界を画像によって体験させていました。五段目の写真は、老人介護向けの食器を展示しているブースです。身体の不自由さに合わせて、使いやすいデザインの食器が出品されてました。このブースの他にも生活に必要な商品、雑貨が出品されていて、これからもあらゆる商品が介護用、障害者用に開発されていると感じられました。
あらゆる業界から参入している原因としては、介護保険の総額が巨大であることが考えられます。他の産業と違って、景気不景気にかかわらず、必ず保険から代金が回収できるという甘さがあるからです。介護用品に指定されると、それなりの利益が確実に確保できるからでしょう。こんなに多くの介護用品が出回ると、介護保険の支払いが多くなり、次の社会問題となりそうです。
2008年10月1日
2008年09月18日
●日本初の居酒屋専門の見本市でした。




有りそうでなかった見本市なのです。
居酒屋のおやじ連中が集まっていました。
繁華街や駅前のどこでも見かける居酒屋の経営者を対象とした「居酒屋産業展」に出掛けてきました。居酒屋というと別名が「赤提灯」「縄暖簾」などとも呼ばれ、サラリーマンのお父さん達が、ちょいと一杯、のために入る店です。どちらかと言えば和風の料理を出して日本酒を飲ませる店、というのがイメージではないでしょうか。しかし、居酒屋の定義は特に無く、何を基準にして居酒屋と判断するかは非常に難しいものでしょう。多分、洋風のスナックでもなければ、ホステスが待機するバーでもなければ、居酒屋という大まかな定義に入るのではないでしょうか。まあ、要するに、手頃な金額で酒が飲めて、自宅や会社の近くにあって、服装などを気にしなくとも気楽に入店できる店といったところでしょうか。
さて、この居酒屋の実態は把握するのが困難で、全国には数万店があるとも、二十万店があるとも言われていて、マーケットがハッキリしません。また、経営の内容についても千差万別であり、経営主体からすれば、夫婦二人でこじんまりと経営している店から、直営店だけで数百店もある居酒屋チェーン本部まであります。また、店の規模からすると、数人が入ったら一杯になる極めて小さな店から、三百人以上が一度に入ることのできる大規模店まであり、業態は変化に飛んでいます。経営規模、内容の差に関係なく、それぞれの店が酔客を呼び込んでいるのでしょう。なお、全国の居酒屋の70%程度が実はフランチャイズ店かチェーン店となっていて、独立系の居酒屋は少なくなっていく傾向にあります。
居酒屋の業界はこのようなものですが、全国の独立系の居酒屋向けの見本市は今までになく、今回の見本市が初めてなのです。従来からホテルやレストラン、そば屋、弁当屋向けの見本市はあったのですが、居酒屋にターゲットを絞ったものはなかったのです。そういった面から考えると、この居酒屋展は有りそうで無さそうな見本市ということになります。
会場では、居酒屋に向けた企業がブースを展開していました。居酒屋であることから、主な出展者は当然のように、酒類関係会社、食材関係会社が大半でした。特に目を引くのは地方の酒造メーカー、地方の食品会社です。地方の会社は、独立系の飲食店と商談を結び、問屋を通さずに直接取り引きすることがこの見本市への出店の目的としているようです。地方の会社では全国への販路が少ないため、売上げ利益が伸びず、困っているようです。このため、この見本市で販路を開拓しようと一生懸命でした。とりわけ、産業が少ない沖縄からは各種の焼酎メーカー、泡盛メーカーの出店が目立ちました。また、来場した居酒屋の店主は、この見本市で珍しい酒や食材を見つけて、店のメニューに加えていきたいようでした。居酒屋の店舗間でも競争が激しく、他店にはない食材を入手して顧客に目新しさをアッピールしていかなければ生き残れません。ブースの出店者も居酒屋の親父さんも真剣に商談していました。
二段目の写真は酒造メーカーの菊正宗が出店したブースで、赤提灯風のデザインにしていました。暖簾をくぐってカウンターに入るのは、日頃はカウンターの中で仕事をしている居酒屋の親父連中です。立場がちがっているので、どんな心境でしょうか。
三段目の写真は日本酒の問屋のブースで、地方にある美味しい酒を選んで出品していました。埋もれた名酒を一度に並べてあるり、新しい味に出会うこともできるのでしょうか。
四段目の写真はサントリーのブースで、やはり、立ち飲み屋風のブースにしていました。
2008年9月17日
2008年08月07日
●都会の中にあるホテルです。



2年ぶりに訪れてみました。
出展者がだいぶ入れ代わってました。
ラブホテルとか連れ込み旅館とか呼ばれることもある、「レジャーホテルフェア」に行ってきました。私は昨年には訪問しなかったので2年ぶりであり、会場も変わったことなので覗いてきました。会場内は二段目の写真にあるように、明るい雰囲気のものです。ラブホテルというと、入口が目立たなくて、アベック(現在はカップルと呼ぶらしいのですが)が入り込むには少し躊躇するようなものです。最近の都会のラブホテルでは、看板や広告も大きく目立ち、昼間からアベックが堂々と入店するようになってきています。時々、地方都市にでかけると昔ながらの「いかにも連れ込みです」といった煤けたようなラブホテルも見られますが、このような昔気質のラブホテルは化石のようになってきました。このような昔風の連れ込み旅館を見つけると、「うん、これは珍しいな」と懐古趣味に陥ってしまいます。現在、廃墟や廃屋などを探索する趣味の人が多くなり、廃墟を見学するツアーも募集されてます。また、廃墟だけを集めた写真集やビデオも販売されてます。その内に、「昭和30年代そのままの連れ込み旅館」とか「昔行ったことのある懐かしのラブホテル」というような写真集も出てくるかもしれません。
さて、会場内の雰囲気なのですが、以前に比べると出店者数が減っていて、少し寂しい感じがします。また、エロのフェロモンを発散しているような怪しい?雰囲気のブースも無くなり、健全な業者が目立つようになりました。以前はポルノ女優を出演させたブースや大人の玩具を並べたブースが立ち並び、それはそれは楽しいものでした。今年の出店者では、ビデオ会社、通信会社、設備会社などが目立ち、ビジネスライクな雰囲気となっていて、少しお固いものでした。それはそれでいいのですが、やっぱりレジャーホテルフェアでは、他の見本市では見ることのできない「怪しくて」「男心をくすぐる」ようなブースが並んでいて欲しいものです。
レジャーホテルフェアが少し沈滞化している理由には、一つにはホテル開店の法規制が強くなって新規の開店ができにくくなっていることがあります。警察からの締めつけが厳しくなっているようで、業界では悲惨な状況に置かれているそうです。また、同業者間の競争が激しくなり、値段の値引きや設備投資が大きな負担なり、昔ほどは儲からなくなったことも一因のようです。ホテル経営者側としては、なるべく投資せずに収益率を向上させることに一番の関心があるため、このような見本市への関心が薄くなってきたことが大きな要因でしょう。
三段目の写真は、レジャーホテル専門の設計事務所で、最先端のデザインと設備のあるホテルを設計しています。レジャーホテル専門の設計事務所は国内には数社あるようで、それぞれが独特のデザインで設計しています。専門家によるデザインは集客に大きな影響があるようで、それなりのノウハウなどを駆使しているようです。
2008年8月7日
2008年07月08日
●葬儀社の唯一の見本市です。




お世話になりたくないのですが、
それでも一生に一度はお世話にならざるを得ません。
「フューネラルビジネスショー」に行ってきました。要するに、葬儀関係者のための見本市であり、日頃は見かけないような商品、道具などが展示されていました。一般にはこのような道具や商品のお世話にはなりたくない、のが本音なのですが、人間何時かは一度はお世話にならざるを得ない業界です。出店者は新聞広告もせず、一般には全くしられない企業ばかりであり、来場者は当然のように葬儀社や斎場関係者ばかりです。
この見本市は続けて観察しているのですが、出店者はかなり変わってきているようです。以前は会葬御礼の商品を販売する問屋が多かったのですが、年々少なくなってきています。これは葬儀の方法が変わってきたからだと言われます。家族葬が増えて、親戚などの少人数で行う葬儀が主流となったので、会葬御礼の必要性が少なくなってきたからです。その代わり、思いも掛けないような商品が出品されていました。個人と遺族を結び付けるような思い出を作るための商品が増えてきています。
また、社葬や組合葬のような大がかりな葬儀が格段に減ってきていて、葬儀社の売り上げも減っているそうです。しかし、年間の死者数が108万人もいて、社会で必ず必要とされる産業であることから、根強い指示があるようです。これから高齢化社会になり、葬儀の数も増えていくため、業界でもその対応を考えているようです。この業界も社会情勢により業態を変えているようです。
下の3つの写真は祭壇の種類で、仏教、キリスト教、無宗教のそれぞれの特徴を持たせた祭壇が展示されていました。葬儀社、斎場ではこれらの祭壇を購入し、葬儀の際に遺族にレンタルすることになります。以前はこの祭壇のレンタルが利益率が高く、葬儀社の大きな収入源であったそうです。
2008年7月7日
2008年04月27日
●ここでレストランを開業する設備が全て揃います。






会場が広いので全てのブースを見ることができません。
コックさん、板前さんの姿が目立ちました。
レストラン、ホテル、飲食業者向けの「ホテル・レストランショー」「フード・毛ー他リングショー」「厨房機械器具展」に行ってきました。3つの見本市が同時に開催されるのですが、会場は一緒の場所で同時期に開催されてます。いずれの見本市も料理という内容で共通しているため、主催者は別々なのですが同じような内容のために統合されています。数年前は各主催者が個別に開催していたのですが、最近は合同で開催しています。来場者は、ホテルのレストラン部門、喫茶部門、飲食店、ドライブイン、レストランチェーン店などの経営者が殆どです。この見本市では調理場、食堂で使用する機械、道具、食器などのハードの商品が展示されていて、料理する食材などは展示されてません。いわば、プロの料理人のための設備の見本市と考えていいでしょう。このため、一般家庭ではみかけることのできないような調理器具などが多数展示されてました。また、この見本市を一周すれば、レストラン、料理店を開業するための備品の全てを揃えることができます。
二段目の写真は、レストランの裏側にある設備機械を一同に設置してあり、最新型の調理装置を展示してありました。冷蔵庫、レンジはピカピカで(当然なのだが)、綺麗なものでした。こんな設備であれば働くのも楽しいでしょう。
三段目の写真は、新型のジューサーを展示しているブースであり、四段目の写真は従業員が使用するユニホーム専門店のブースです。
五段目の写真は、コーヒーカップを展示しているブースです。同じ大きさのコーヒーカップなのですが、どんな色彩にでも焼き上げることができる、というデモンストレーションです。それぞれのカップの色は微妙に違っていて、これだけ多数種類の色彩を並べると壮観でした。
六段目の写真は、さぬきうどんの調理器具を展示するブースで、うどんの実演試食をしていました。このブースに限らず、あちこちで試食をしていて、会場を回るだけでお腹が一杯になります。この日は昼食を食べる必要がなく、有り難い見本市でした。
2008年4月26日
2008年04月15日
●店舗などの内外装の新技術が出品されてました。





建築関係の技術は毎年進歩しています。
「JAPAN SHOP」に併設されている「建築建材展」では、店舗や飲食店の内外装の新商品、新技術を展示していました。毎年のように新規な技術が公表されていて、建築業界の技術革新が見られます。その中の一部を紹介します。
二段目の写真は木製のドアーなのですが、内部に発光装置が仕込まれていて、表面は木材を薄く剥いだ素材で覆ってあります。つまり、ドアーの内部は空洞であって、その中の一部に発光ダイオードが組み込まれていて、ドアーの表面は普通の木材のように覆われているのです。普段は通常のドアーと同じように、表面は木質の素材そのものが見えます。内部の発光ダイオードを発光させると、内部から光が出て模様などを表出させることができるようになっています。例えば、「会議中」とか「使用中」といった文字を表出させることができるものです。しかし、このドアーは一枚が百万円もするものです。現状では製造数量が少ないためこのように高価格となりますが、量産しても二十万円以下になることはなさそうです。すると、単に表示させるだけの木製ドアーだけが二十万円となるのは少し高額なような気がします。徳島県から出店した業者でしたが、工夫してある点には敬意を表しますが、はたして売れ行きがいいかどうかは疑問です。
三段目の写真は愛犬家のための家造りを提案する会社です。犬を同居するために各種の工夫がある家を設計するのだそうです。これから多くなると予想される個性的な住居を設計するにはそれなりの工夫とアイデアが必要でしょう。このように特色のある提案であれば大きなマーケットにはなりませんが、それなりの需要があると思われます。
四段目、五段目の写真は、主に旅館のリフォームを提案しているブースです。和室の客室風のモデルルームを展示してあり、左半分がリフォーム前の客室、右半分がリフォームした後の客室を表現しています。このリフォームでは、木材を薄くはぎ取り、裏側に接着剤を塗布した模造素材を用います。模造素材の裏紙を剥がして、接着剤の付いた面を柱や梁、天井に貼り付けてリフォームするものです。見た目からは模造素材を貼り付けただけのものとは思われない程に良く出来ていました。この方法でリフォームでは、安く早く工事が完了するのだそうです。汚れた和室を新品に近く再生することができるとのことです。昨今は温泉旅館も経営が苦しいようなので、このようなリフォーム素材が利用されることが増えるでしょう。
2008年4月15日
2008年03月31日
●体にいいことを全てするとどうなるのかな。





健康は金の次に大切です。
大切なものにはいくらでも支払ってくれるかもしれないのですが。
「健康博覧会」という見本市に出掛けてきました。この見本市は「健康」という文字に関連するのであれば何でもあり、というのがスタンスのものです。主要な出店者は健康食品なのですが、健康用器具、美容器具、化粧用品などの業者も出店していました。生活に余裕がでてくると次に目指すのは健康です。ありとあらゆる健康を提案する企業がこの産業に進出しているのが実情です。中には、「こんな商品が健康と関連性があるのか」と疑問になるようなものまで見本として出されていました。
二段目の写真は、乳酸菌とレンコンによる健康食品なのですが、レンコンが健康に良いという説明が理解できません。三段目の写真は、ぬかと玄米の健康食品で、四段目の写真は、水素を含ませた水を販売していました。どの原料も健康にいいのかもしれませんが、それで健康になるのなら問題はないのです。問題は価格であり、食品材料で健康になるのであれば、食品の素材を料理すればいいのではないか、と疑ってしまいたくなります。
五段目の写真は何だか良く判らないブースでした。東南アジアの屋台風の飾りでしたが、東南アジアの食品を販売しているのではなく、単に人目につくようなデコレーションをしたかっただけのようでした。販売している商品は「癒し」に関連するものをあれこれと並べていました。ここまで装飾をすると人目を引いて、「何だろな」と来場者が寄ってくるようで、人だかりがしていました。
2008年3月31日
2008年03月09日
●不思議な出店者でした。


中小企業は中小企業なんですがね。
「ベンチャーフェア2008」は中小企業基盤整備機構が主催しており、出店料金は格安に抑えられています。そのため、出店には各種の条件があり、書類を提出して審査を通過しなければ出店の許可が下りません。しかし、なんだか不思議な商品を出店している企業も見かけられました。
一段目の写真は沖縄から来た企業で、地元沖縄のトウガンを食べてダイエットしよう、という趣旨でした。トウガンを食べるとダイエットできる、という理由は判るのですが、食品でもなく、ダイエットという副次的な商品を販売する企業が出店する理由が判りません。まあ、沖縄の地場産業の振興のために必要なのかもしれません。
二段目の写真はもっと判らないブースでした。美容成形の病院(研究所となっているのですが、実質的に病院なのです)が出店していて、美容のためのクリームや手術例などを展示してました。女性にとって美容は必要なのかもしれませんが、税金で開催している中小企業の見本市に、産業とは無関係な美容成形の病院が出店するのはどうでしょうか。なんだか、このブースだけにオーラが光っているようでした。
2008年3月9日
●今年は講師の招待がありませんでした。



昨年までは講師だったのですが、今年は一般の来場者になりました。
東京国際フォーラムで開催された「ベンチャーフェア2008」に出掛けてきました。この見本市には昨年まで私はセミナーの講師で参加していましたが、今年はセミナーの統一内容が変わったため敢えなく指定されませんでした。過去3年間、連続して講師で参加していたのですが、今年早々に失業ということになりました。ガッカリ。
この見本市の特色は、有楽町の駅前にある東京国際フォーラムで開催されることで、足の便が極めてよろしいのです。電車で小一時間もかかるビッグサイトではないため、仕事の途中でも気楽に見学できるのです。こんなに便利なのだから、他の見本市もここで開催して頂けないでしょうか。その反面、会場が狭いのでブースが小さく、通路が狭いという欠点があります。しかし、アメ横のようなごった返した雰囲気があって、活気が出てそれはそれなりに面白いものです。
都心にあるということで、会場には大企業の社員らしい背広姿の来場者が多いのも特色です。彼らは商談をするというよりは、新奇の商品やアイデアを見つけて自社で開発するヒントにするようです。中には「上司から、真似することができるような商品を見つけてこい、と言われたのでこの見本市にやってきました」と堂々と述べる人もいました。こうなると、中小企業が新商品を展示して販路を開拓するというのではなく、中小企業のアイデアを大企業が食い潰すための会場ということになります。主催者の中小企業基盤整備機構の方、このような大企業による横着な偵察を排除する対策を考えて下さい。
この見本市では、一応は中小企業がこれから販売する新商品や世のなかに埋もれている商品を公表して販路を拡大させることが目的です。そのため、資本力の弱い中小企業や開発途上にある企業を出店の条件としています。しかし、出店者の中にはもう成功してしまった企業も出店していて、何が審査基準になっているのかがよく分かりません。この辺をもう少し明確にして欲しいものです。
2008年3月9日
2008年03月04日
●楽しみにしていた見本市だったのですが。




イベントなどが奇抜で面白かったのですが。
大人になった見本市は少し気が抜けたような・・・・・・・・・。
「レジャー&サービス産業展」という、第3次産業を主な出店者にした見本市に出掛けてきました。この見本市は昨年までは楽しいものでした。出店者の半分位はレジャーホテル(いわゆるラブホテル、或いは連れ込み旅館とも呼ばれてる)の関連産業やAVビデオ関連の企業でした。過去の出店者の内容については私の昨年よりも前のブログを参照してください。
以前のこの見本市では、結構刺激的なイベントをする出店者がいたり、滅多にお目に掛かれないような商品(いわゆる、大人の玩具など)が展示されていました。それはそれは刺激のあるブースが多く、密かに楽しみにしていました。しかし、ことしの同じ見本市ではぐっとおとなしくなり、健全?な内容の出店者ばかりでした。誠に残念。
今回の出店者の多くは、繁華街にあるゲームセンターやネットカフェ、エアロビクスなどを経営している人達のための商品が目立ちました。明日から直ぐに売上につながるような商品が多いようでした。それはそれで研究の対象にはなります。
二段目の写真はゲームセンター向けの運転シュミレーション装置で、同じ装置が実際の自動車練習場に設置されているそうです。三段目の写真はゴルフ練習装置で、同じような機械は他にも多数出品されてました。このゴルフ練習装置は色々な種類があり、数年前の機械に比べると格段に進歩していました。四段目の写真はフィットネスクラブ向けの道具であり、比較的安価な練習道具を提供していました。最近のフィットネスクラブの傾向は、月謝が安くて手軽に練習でき、主婦を対象とした施設が増えてきたような気がします。本格的なフィットネスクラブには通えないが、月三千円程度なら加入してもいい、という顧客を対象にしているようです。
2008年3月4日
2008年02月24日
●ペットボトルはこうして造るのです



日頃見かけるものなのですが、こんな経緯で製造するのでした。
「アジア国際飲料産業展」でみかけた装置で、ペットボトルを自動的に製造するものです。ペットボトルは軽くてかさが張るので、新品の空のペットボトルをボトル製造会社から飲料水を封入する食品会社に運んでいたのでは運送費が高くなります。そのため、この装置は注入装置のすぐそばでペットボトルに成形することができるものです。つまり、飲料水を注入する食品会社の生産ラインの近くにこの機械を設置し、成形したペットボトルをそのまま生産ラインに移動させることで運送費が高くなるのを防いでいます。別に珍しい機械ではありませんが、私が実物を見るのは始めてでした。
二段目の写真はペットボトルになる前の半製品の素材です。試験管のような形になっていて、専門のメーカーから運ばれてきます。この容量であれば小さいのでかさばりません。この半製品を一段目の写真の装置に投入すると、口金部分を除いて加熱し、内部に空気を注入すると三段目のようなペットボトルに成形されます。なるほど、こんな風にしてペットボトルが成形されるのか、と感心してきました。
2008年2月24日
●飲料、食品の企業がお客様の見本市でした。



飲料水、流動食品をパッキングするための機械、装置が展示されてました。
飲料、流動食物についての「アジア国際飲料産業展」という見本市に出掛けてきました。「飲料」というタイトルなのですが、食品会社や飲料水会社が出店しているのではなく、飲料や流動食物をビンやボトルに封入するための機械についての見本市です。すると、出店者は機械会社や機械輸入商社ばかりで、来場者は飲料水メーカー、食品メーカー、薬品メーカーといことになります。少し特殊な見本市であり、商品(ペットボトル、缶、ビンなど)は日常で見かけるのですが、それらを製造する装置を製造しているメーカーは少なく、使用する顧客も限定された狭い業界のようです。このため、この見本市も2年に1回の割合で開催されています。
二段目の写真はペットボトルの素材を供給する会社のブースで、各種デザインのボトルが展示されてました。会場は全般に地味であり、供給量が多い割りには知られていない業界のようです。三段目の写真は飲料水を浄化するメーカーのブースで、これは展示用の模型であり、実物は巨大な装置だそうです。どちらかと言えば化学プラントのような装置、機械が多く、私の目指す隙間商品にはお目に掛かれませんでした。
2008年2月24日
2008年02月10日
●知的財産立国を目指すには少し寒い感じがしました。



開催のテーマがぼやけてるので活気の無い見本市でした。
「パテントソリューションフェア」という見本市に出掛けてきました。直訳すると「特許の諸問題の解決の見本市」といったことなのでしょうが、何だか内容がハッキリしていません。要するに、日本が知的財産国家となるように、中小企業のために特許などを啓蒙していくための見本市のようです。主催者は、特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部であり、これからは知財立国に転換していかなければならない、と内閣が声を高くして叫んでいる目標達成のための先兵のようなものでしょうか。このため、見本市の内容は自社の特許技術を開示して世間に知らしめたり、自社開発の特許製品を展示していくものが主なものです。
出店者は大小さまざまな企業で個人での参加も多いようです。内容はというと、これが玉石混合なのです。大企業は最先端の特許技術を展示しているのですが、隣のブースでは個人発明家が思いつきのようなアイデアを展示しているのです。上場している大企業の出店では何となく「お付き合い」といった感じで、それらのブースではあまりやる気がありません。それはそうでしょう。わざわざ東京ビッグサイトまで大企業の新技術や新商品を見に来る人はいないからです。大企業の商品や技術は雑誌や新聞で簡単に見ることができ、全国どこでも入手できやすいからです。大企業に比べ個人発明家のブースは非常に熱心です。個人の力ではアイデアを発表する場所がなく、こんな見本市では自慢?の発明品を展示して熱心に説明していました。アイデアを売り込みたいので必死ですが、そんなアイデアは売れないでしょう。
この見本市では目的や技術分野が特定されていないため、全体の内容がぼやけてしまっていました。そのため来場者も少なく、活気がありませんでし。出店者を中小企業だけに絞るとか、技術分野を特定するとかの工夫が必要でしょう。来年も同じように開催するのは無駄だと思うのですが。
二段目の写真は、十大発明家を紹介するパネル展示なのですが、少し役所臭い展示であり、理解するのがイマイチです。もう少し展示の方法を工夫すべきです。三段目の写真は各種の官庁が相談コーナーを設けていました。しかし、ここまで来て相談する人は稀でしょう。このような相談コーナーを設けるのなら、足の便の良い有楽町の交通会館などで開催すべきではないかと感じました。しかし、こうして見ると役所(実際には独立行政法人ですが)の人達は暇つぶしに困っているのがよく分かりました。
2008年2月10日
2008年02月03日
●呆れた見本市。





テーマが明瞭でないので来場者も来ません。
もう少し税金の有効な使い方をして欲しいものです。
「インキュベーションフォーラム」というのと「クラスタージャパン」という2つの見本市が同時に開催されていました。「インキュベーションフォーラム」は中小企業基盤整備機構が主催しており、その名の通りベンチャービジネスを支援したり育成する団体が出店する見本市でした。「クラスタージャパン」は文部科学省と経済産業省が主催しており、大学の研究室が開発した新技術や公的支援団体により成果のあった新技術を発表するものです。いずれも内容は似たようなものなので、1つの団体が2つの見本市にそれぞれブースを出店しているケースも見られました。
何だか見本市のタイトルでは理解できにくいものですが、要するに、全国にある公的な支援団体が一同に集まってこれまでの成果を発表するのが目的のようでした。しかし、大義名分はともかく、これらの見本市は摩訶不思議なものでした。出店者は、全国の各都道府県にあるベンチャービジネス支援団体であり、例えば、「○○県テクノプラザ」とか、「○○県産業振興財団」とか、「○○県産業支援センター」というような名称を使用した団体ばかりです。出店者は全て税金で活動している団体ばかりなのです。さらに、その上部団体の公的機関が東京ビッグサイトを借りてこれらの公的団体の見本市を開催しているのです。つまり、主催者も税金で開催し、税金で活動している団体が出店するというおかしなものなのです。
日頃、地方で活動している公的中小企業支援団体がその成果を発表する場である、と解釈すればいいかもしれませんが、そのような発表であればわざわざビッグサイトを使ってまでする必要性があるかどうか疑問です。税金の無駄遣いと言えるかもしれません。そのため、出店している各ブースでの内容がてんでんばらばらでした。特定の開発テーマがあるのなら、その関連技術の企業や団体が見学に来ることも予想されます。だが、「地方のベンチャービジネスを支援している」というテーマだけでは誰が見学に来るでしょうか。来場者が誰かと考えたら、他県の支援団体はどのような活動をしているか、を研究する公的支援団体の職員や県庁職員などの役人ではないでしょうか。すると、来場者もやっぱり税金で働いている人達となります。こうして、テーマが曖昧のため、出店者も来場者も主催者も何をしたらいいのか判らないうちに見本市を出発させたのではないかと思われます。
二段目、三段目の写真は各ブースの風景ですが、だれも来ないため担当者も時間を持て余し気味です。四段目の写真は、大学の研究成果の発表なのですが、こちらもパネルを展示するだけで受け付けの人もやる気がありません。多分、大学の研究室に出店依頼があったのでしょうが、見本市での反響が薄いことを承知しているので、適当にパネルを出した程度でお茶を濁したのでしょう。補助金を貰っているので付き合いで出店したような雰囲気が伝わってきます。
五段目の写真は会場内で敷地が余ってしまったところです。多分、最初は多数の団体に出店依頼をして、会場を埋めるつもりだったのでしょうが、それほど成果が無いと見越した団体は出店協力をしなかったのでしょう。会場のスペースが余ってました。
私は一応は全会場を回ってみましたが、活気もなくやる気もない雰囲気の見本市でした。そろそろ、こんな税金の無駄遣いは止めて欲しいものです。
2008年2月3日
2007年12月23日
●不動産オーナー向けの見本市





特殊な見本市なのですが、少し寂しくなってきました。
地主やビルオーナーを対象とした『不動産ソリューションフェア』に出掛けてきました。これから不動産を取得しようとする人達ではなく、既に土地やビルを所有する人達を対象とし、それらの活用法や運用法を提案する見本市です。土地やビルを保有していても、新しく建物を建てたり、ビルに入居する対象者を選定するには時流に合わせて計画を立てたり立案しなければなりません。その計画が誤ると賃借人が入らず、不動産収入が格段におちることになります。地主やビルオーナーにとっては死活問題となった頭のいたい問題です。このため、この見本市では、土地やビルの活用について各出店企業が企画したり、立案をプレゼンしていました。二段目の写真は屋上緑化による省エネを勧めるブースであり、三段目の写真は新型の空調機を提案するブースでした。この見本市は毎年行われているのですが、今年は出店者が少なく、来場者も減少していてい寂しい雰囲気でした。四段目の写真は会場内風景で、来場者がパラパラといて、出店者の説明員も手持ちぶたさでした。また、不思議なことに会場には高級品を即売するブースがありました。三越が床面を借りて、衣類や装飾品などを販売していたのですが、五段目のような風景でした。何となくバーゲーンセールのような感じです。来場する地主やビルオーナーは余裕があるのだから、気まぐれで購入してくれるのではないか、という観測で出店したのでしょうか。それとも、ブースが埋まらなかったので、即売会場に変更し、会場内を少しでも賑わせるようにしたのでしょうか。何れにしても、この見本市はその内容を再考する必要があるのではないかと感じられました。
2007年12月23日
2007年12月15日
●家具と木材の見本市



昔からある形の変えようが無い商品がほとんどです。
その中で売れるデザインを創りあげるのですから大変です。
家具や室内調度品を出品する『東京国際家具見本市』に出掛けてきました。家庭で生活していくためには各種の家具が必要となります。このため、家具は日常生活の必需品となり、それこそ平安時代から続く歴史のある産業です。従って、商品そのものは机、椅子、タンスなどが主流であまり変わりばえのしない展示品が多いと言えます。二段目の写真は机、椅子の見本を集めた展示で、三段目の写真は素材としての銘木を展示しています。こうしてみると変化が無いようなのですが、各社ともデザインに工夫をして出品していました。この業界も中国などに浸食され、国内メーカーはメタメタの状況ですが、各社とも高級品を狙っているようです。このため、会場内に展示された家具は、安売り店に向けた規格品はほとんど見かけられません。どのメーカーも小量生産、高価格を狙っているようでした。ここで展示されている家具は、一般家庭向けの価格ではなく、ビックリするような数字でした。
2007年12月15日
2007年12月03日
●家の内側に使用する商品の見本市でした。




比較的規模の大きな企業のブースが並んでました。
横文字で『JAPNTEX(ジャパンテック)』という見本市で、内容はカーテン、壁紙、カーペットなどの家屋の内側で使用する商品が主体のものです。織物や紙製品が多く、どちらかと言えば大企業が多くて隙間商品は見かけられない見本市でした。私には関心が無い見本市なのですが、一応は回ってきました。
二段目の写真は絨毯を販売するブースで、絨毯をひいた家庭をイメージして設定されていました。こんなに絨毯をひいておくと暖かいのでしょうが、縦断代が幾らになるか想像できません。相当に高額になるのでしょう。
三段目の写真は実際に竣工した9坪の家と同じ建物を骨組みだけで展示していました。この家屋に使用するボードを展示するためです。しかし、二階建ての本物と同じ建物を再現して組み立てるとは驚きです。組み立て、分解には労力がかかるかと思うのですが、ここまでして展示するのは立派なものです。
四段目の写真はパッチワークの演習コーナーです。後ろの壁に飾ってあるのが作家の作品で、それぞれの作家によって指導を受けることができていました。パッチワークを趣味とする女性が順番に作品を制作していました。このブースは、パッチワーク専用のミシンを販売する企業のもので、ミシンはスイス製でした。
2007年12月2日
2007年11月18日
●キャラクターに頼らない企業でした。





数多くある幼児・乳児用品企業の中でも個性的です。
中国製の安売りに対向するにはこんな商品でなければなりません。
『ベビー&シルバーショー』で見かけた個性的な企業です。この企業はブースの壁面に大きく『ノンキャラ良品』とうたっていて、キャラクターを一切使わない商品だけを開発して販売していました。社歴は結構古いのですが、乳児・幼児用品には全てキャラクターなどを使わずに商品そのものを乳児・幼児の動きに合わせて企画しています。こんな個性的な企業が増えれば、日本の中小企業も安泰のはずです。後進国からの安い商品にも十分対抗でき、さらには輸出も可能でしょう。
三段目の写真は「あかちゃん新聞」です。少し大きくなった幼児は活動的になり、身近にある物を何でも触っていきます。新聞も幼児が触りたがるもので、新聞を床に置いておくと幼児が手に取って破ることが多いものです。この「あかちゃん新聞」は不織布で製造してあり、いくら触っても破れません。新聞の中には薄いフィルムを挟んであって、幼児が握るとグチャグチャと本物の新聞を触っているような音が出ます。一日中、飽きるまで触らせて、遊ばせるように工夫してあります。
四段目の写真は幼児のいたずら用の玩具です。幼児はテッシュペーパーの箱を見ると、珍しがって紙を順に引き出して空にする行為をすることが良くあります。この玩具は布製の贋の紙を入れてあり、幼児が何回も贋の紙を引き出して遊ぶようにしてあります。この商品は爆発的に売れたようです。
五段目の写真は三輪車なのですが、チェーン駆動のものです。従来の三輪車は前輪にペタルがあって、前輪で車体を移動できるようになってますが、この方法は人間工学的には力の配分に無理があるものです。そこで、自転車のようにチェーンで後輪を駆動させることで、動作させ易いようにしてありました。
もう、乳児・幼児用品にはキャラクターは必要ないでしょう。キャラクターを付けた商品を見て乳児・幼児が喜ぶのでしょうか。多分、キャラクター商品を購入した親が喜んでいるのではないでしょうか。キャラクターを付けなくとも商品が売れていく、このような企業ばかりになって欲しいものです。
2007年11月17日
●木工製品で個性的な企業でした。




木工の乳児・幼児用品なのですが、温かみのある商品でした。
『ベビー&シルバーショー』で見かけた個性的な企業です。全て木工による乳児・幼児用の用品を製造しています。デザインが個性的であり、木質を強調した商品だけを扱っています。価格は高いのですが、「わが社は年収八百万円以上の顧客しか購入しない商品を開発、販売していく。家具で安売りしているような企業とは逆の路線を歩んでいる」と説明されてました。どの商品も曲線などが微妙に他社商品と違い、機能的であって柔らかさを演出していました。キャラクターなどは一切使わず、商品そのものの価値で勝負していました。
三段目、四段目の写真は、商品の前にその商品を企画したデザイナーの写真と紹介文を展示してありました。契約したデザイナーにより企画していますよ、とアッピールしていました。建物や家具などではデザイナー名を前面に押し出している企業もありますが、乳児・幼児製品でこのようにデザイナーを押し出すことはまれです。これからは乳児・幼児製品にも独自性を押し出した商品を開発する企業が増えていって欲しいものです。
2007年11月17日
2007年11月17日
●ベビー&シルバーフェアーに行ってきました。







幼児用品と老人用品が並んだ不思議な見本市でした。
どちらかにテーマを絞って欲しいものですが。
乳児用品と老人用品を出品する見本市『ベビー&シルバーショー』にでかけてきました。「ベビー」とは当然のように乳児・幼児を意味していて、育児のために必要な商品に関係する企業が出店します。「シルバー」とはお年寄りの意味であって、老人用の歩行補助用具に関する企業が出店します。幼児と老人の極端に年齢差のある人達を対象とした見本市なので不思議に思われるかもしれません。実際に、二段目の写真にあるように、壁を隔てて右側がベビーベッドや玩具を出品するブースがあり、左側には足腰の弱った老人が歩行の際に使用する補助車を出品するブースが並んでいます。いとも奇妙な光景なのですが、これはベビーカー、三輪車を製造する業界と補助車を製造する業界が殆ど同じであることが原因のようです。車輪を使って移動させるような機具は、昔から同じような業界で自然発生的に製造していたようです。この見本市もその名残のようです。
しかし、会場内を見渡すと、三段目の写真にあるように、乳児をベビーカーに乗せて歩いているママさんはあちこちで見かけられましたが補助車を使った老人の姿は見かけませんでした。会場内でのバイヤーもどちらかと言えば乳児・幼児関係の業者が多いように思われます。乳児と老人という全く異なった対象者に向けた商品を一つの会場内に並べるのは無理があるのではないでしょうか。来年以降は、「ベビー用品ショー」と「シルバー用品ショー」のように区分けして開催すべきではないでしょうか。どちらの見本市も充実されることを期待しています。
さて、会場内で気になることがありました。四段目、五段目の写真は国内のメーカーが出品しているブースですが、商品にはそれぞれキャラクターが印刷されています。どの商品にもどこかでみかけたキャラクターが必ず添付されています。商品の品質、機能よりもキャラクターが目立っています。商品に特徴がなく、他社との差別化を図るために流行っているキャラクターを印刷して販売増強しようという考え方でしょうか。以前から気になっていることですが、悲しいことです。社員に尋ねてみると、キャラクターを付けると販売に大きな影響があるため、無地では売り難い、との返答がありました。これは商品の中身で勝負するのではなく、借りてきたキャラクターで商品の売れ行き良くしようということでしょうか。努力したり工夫することもせず、単に他人のデザインに便乗して自社の商品の売り上げを伸ばそうとするのは困ったことです。キャラクターも永遠に流行るわけではなく、何時かは飽きられるときがきます。また、ライセンス料も結構高いはずです。これからは安易な商品を製造するのではなく、オリジナルの商品を開発して下さい。そうしないと、いつかは後進国からの輸入品に負けてしまいます。
それに反して、六段目の写真はイタリアからの輸入品ですが、個性的なデザインで統一されています。この二輪車は合板を切り抜いて製造したもので、価格は高くともモダンな形をしています。七段目の写真はドイツからの輸入したベビーカーです。車体を座席が分離できるようになっていて、乳母車とベビーカーに共用でき、さらには分離して自動車のベビーシートにも転用できるものです。これらの商品はキャラクターなどは一切使用しておらず、企画力、商品力で勝負している商品なのです。これらの商品を使用して育った幼児は幼い時から優れたデザインを感覚的に記憶していて、成人してからはどのような商品が優れたものかを直観で判断できるでしょう。これからは国内のメーカーも独自の企画で商品化した製品を出品して欲しいものです。
2007年11月17日
●高速道路に関連する企業だけの見本市です。





少し特殊な業界です。
一般向けではない機械も多くみられ、隙間商品が沢山ありました。
高速道路の保守や点検を主なテーマとする見本市『ハイウエイテクノフェアー2007』にでかけてきました。高速道路は全国に1万1千キロメートルの総延長で建設されており、全国の大都市の間を結んでいる。高速道路を建設しても、その後に道路や設備の補修や改修を行わないと老朽化して事故が発生する原因となる。そのため、高速道路だけの保守、点検するだけの業界が存在している。高速道路の保守、点検だけの業務であるので、道路面の補修だけかと思われるのだが、これが結構業務範囲の広い産業である。ガードレールの整備、高速道路専用の電話回線の整備、サービスエリアの建物の補修、道路や路肩の清掃など、業務の裾野が極めて広いのである。だが、従来までは高速道路は国土省の直轄であり、最近になって民営化によって西日本、中日本、東日本の高速道路会社に分割されたのだが、未だに閉鎖的な業界である。
この高速道路の保守、点検には全国各地に道路公団のときから参入している、いわゆるファミリー企業がある。そんなファミリー企業のために開催されるのがこの見本市である。だが、元々参加している企業が限定されていることから、商品の売買を目的としたものではなく、全国の高速道路に係わる企業が参加し、新しい技術や工法を披露しようという意味合いが強い見本市である。各社が開発した技術や新商品により、保守、点検のための作業性を高めようというものである。いわば、技術水準を全国共通に高め、作業や仕上がりを均一化させようというものであろう。
こういった趣旨のため、会場内では他の見本市と違って華やいだ活気はないが、取引先と親しげに談話する光景があちこちで見かけられた。見本市というよりも同業者の親睦会といった雰囲気であった。会場内にはあちこちにテーブルと椅子が並べられていて、打ち合わせがし易いように設営されていた。少し変わった見本市と言える。
三段目の写真は運転シュミレーションのブースで、これから建設される高速道路での運転を試してみることができるものです。自動車学校などに開発されたようです。三段目、四段目の写真は、道路上での作業で事故を防止するための反射材や警告板などを展示しているブースです。ありとあらゆる商品に反射材を取り付けていました。
2007年11月16日
2007年11月12日
●奇想天外、この発想はどこからきたのだろうか。


毎年、この見本市は見学するのですがこんなのは初めてでした。
不思議な商品を出店しているブースを見つけました。題して『こども神社』なんだそうです。神社をテーマにした商品を各種ライセンスしていくのだそうです。鳥居、社殿、賽銭箱なども揃っていて、幼児を対象としたイベントを行っていくようです。
この鳥居、社殿などは全て手作りで、鳥居は紙管を組み合わせて作ったもので、社殿はなんと犬小屋を改造したものでした。鳥居、社殿をピンクのペンキで塗りたくってあるのですが、良く観察するとキリスト教の十字架があちこちに付けられていて、神仏習合ではなくて、神キリ習合となっていました。ロック調のこども神社祝詞も自作して流していて、何とも言えず変な気分になります。このブースの出店者は、神社をテーマとして、節句、子供の日、七夕、七五三などの記念日にイベントを行っていくのが目論見のようでした。
この神社の作者は、自称『神社オタク』ということで、全国の神社を回っているそうです。その体験から、神社を幼児向けにしたテーマパークにしてみようと思いついたようでした。しかし、誰も目を付けない神社をアレンジして、こんなに飛躍した発想をする人がいるのには驚かされました。『こども神社』は大きくはならないでしょうが、この発想が素晴らしいと感動してくれる人もいるかと思います。全国のあちこちでイベントを仕掛けてみて下さい。
2007年11月12日
●若手のイラストレーターさん、頑張ってね。


これから世に出る新人ばかりでした。
『ライセンシング・アジア』では、毎年のように新進イラストレーターのためのコーナーを設けてあります。写真で分かるように、会場の一部に壁面を立て、その壁面をブースとして貸し出しています。幅約2メートルの壁とその前の床だけを貸し出され、机、椅子羽蟻増せん。これだけで出店料は7万円とのこと。これから売り出す貧乏なイラストレーター達のために安く貸し出しています。皆様、若くて自分の才能とイラストを売り出したい人ばかりでした。この壁面を借りるのには審査があるようで、誰でも良い、とはいかないようでした。それぞれのイラストレーターが作品を前にして必死に売り込んでいました。私が写真を撮影していたら、その中の一人が早速飛んできて、作品を説明したチラシを渡してくれました。これから有望?な皆さん、頑張ってね。
2007年11月12日
●お馴染みのキャラクターが一堂に集まっています。








イラストやマンガの主人公などをライセンスする見本市です。
商品として売るものはなく、契約するのが目的の見本市なのです。
マンガ、イラスト、デザインなどを許諾するための見本市『ライセンシング・アジア2007』にでかけてきました。マンガなどの主人公をキャラクターとして文房具、日用品、玩具などに印刷されているのは日常的に見られるものです。そういったキャラクターの版権を使用したい企業に販売(契約)するための見本市です。日用品、雑貨にキャラクターを印刷すると、印刷しない商品よりも売れ行きがいいようで、版権ビジネスは盛んになっていくようです。「無印良品」とうたった商品もありますが、これは無印良品という文字がキャラクターなのです。何も飾りを付けない商品は売れ行きが悪いのが実情で、製造会社はどうしても安易にキャラクターを付けて販売したがるようです。
二段目、三段目の写真はお馴染みのマンガの主人公をライセンスするためのブースで、皆様ご存じのキャラクターが展示されています。このブースを出店している企業は、マンガなどの著作権を持っている個人、プロダクションから版権の使用許諾を受けていて、その版権をさらに商品毎に細分化して第三者に再使用許諾しているものです。版権を所有しているプロダクション自体がブースを出店することは少ないようで、ライセンス専門の業者ばかりです。
三段目から八段目までの写真は、縫いぐるみでライセンスするキャラクターをアッピールしているブースです。どの縫いぐるみも良くできていて感心しました。これらの縫いぐるみの特徴は『綺麗』なことでした。街でも商店の販売やキャンペーンなどに縫いぐるみがでていることを見かけるのですが、そういった縫いぐるみは手垢や埃、排気ガスなどで汚れているのがほとんどです。しかし、見本市での縫いぐるみは新品のようで、全く手垢がついていませんでした。それはそうでしょう、これからキャラクターを商品に印刷しようとする契約者に見本を見せるのですから汚れた縫いぐるみを見せたら印象が悪くなるからです。こんな立派な縫いぐるみを沢山見たのは始めてです。
2007年11月12日
2007年11月04日
●歴代の給食が実物で判ります。



昔食べた給食がそのままでした。
懐かしいというより、こんなものだったか、という感想です。
『フードシステムソリューション』の後援は文部科学省であり、学校給食を改善するための団体も協賛しているため、珍しい展示がありました。それは、戦後の学校給食の内容を再現したものでした。昭和20年から現在までの給食を記録に残っている資料から再現していました。一段目の写真の左側は昭和20年のスイトンの給食で、右側に向かって22年、25年の給食が再現されてました。二段目の写真の右側から昭和52年、54年56年の給食の再現です。三段目の写真の左側から昭和60年と62年の給食を再現しています。実際の展示では、戦後の60年に調理された給食を2年ごとの区切りで再現しているため、展示されていた給食は3枚の写真で納まらない規模でした。これだけ細かい給食の再現は珍しいものではないでしょうか。それにしても、毎年給食の素材が豪華になっていくようです。
2007年11月4日
●給食関係の見本市でした。




大量に調理する団体や企業が対象者なのですが。
少しもの足りませんでした。
学校給食・介護給食などの集中調理をメインにした見本市の『フードシステムソリューション』にでかけました。この見本市は調理器具の見本市でもなければ、料理素材の見本市でもなく、「大量に調理を必要とする業界」を対象としたものでした。学校給食・介護施設での調理・社員食堂での調理などをしている企業や職員のために、新製品や調理設備を提案しようとする見本市なのですが少し中途半端なような感じを受けました。大量調理のための設備や機械では別途専門の見本市が複数種類開催されており、食材だけを考えると別に規模の大きな見本市が開催されています。この会場内には他の見本市に出店していて私も顔なじみの企業が多く見かけられ、新鮮な感じを受けないものでした。学校給食や社員食堂で使われる設備であっても、ホテルや惣菜生産企業で使っている調理器具と全く同じであり、特別に変わったものは無いのですから。もっと見本市の特異性を強調するか、出店者を厳選するべきではなかったでしょうか。
二段目の写真は、学校や社員食堂で使われる食器の専門店です。樹脂製ですがデザインが色々あって給食であることを感じさせないような商品が増えていました。三段目の写真は給食用の箸の専門店で、塗り箸の見本が多数種類並べられていました。いずれも木製であり、昔のような樹脂製ではありません。割り箸を使わずに何度も使用できる木製の箸に変えていく学校や企業が多くなっているからでしょう。四段目の写真は、学校給食で焼きたてのパンを提供しましょう、と提案している調理器具会社の実演です。昔の学校給食はパン屋さんから購入したコッペパンが主流でしたが、昨今は焼きたての熱々のパンを学校給食にも出すようになってきました。このブースでは、冷凍生地のパンを学校内で焼き、焼きたてそのままのパンを給食に使いませんか、と説明していました。学校給食もだんだん豪華になってきたようです。
2007年11月4日
2007年11月03日
●中小企業総合展に行ってきました。





秋は中小企業の祭典のようです。
毎週のように中小企業向けの見本市がありました。
全国の中小企業が出店する、中小企業基盤整備機構主催の『中小企業総合展』にでかけました。同じ10月には中小企業に向けた見本市が3回も開催されていました。秋は中小企業のための見本市が目白押しです。『東京ビジネスサミット』『産業交流展』『中小企業総合展』が毎週開催されていて、出店者の中にはこれらの別々の見本市に連続して出店している企業もありました。また、毎年のように顔を合わせるお馴染みの企業もみかけられました。この『中小企業総合展』に出店するには、各県にある中小企業助成団体に申請し、審査を経なければなりません。各県の団体には多数の申請企業があり、競争率も高いそうです。しかし、同じ企業が毎年のように出店するのは何だか疑問です。一回出店したら次の年はお休みしていただけると目新しい中小企業に出会えて新鮮なのですが。
また、中小企業を出店対象としているのですが、ブースには各県の助成団体や官公庁の出店も目立ってます。二段目の写真は地方にある助成の財団法人が軒を並べて出店している状況なのですが、これらのブースが結構多いのです。官公庁、財団のブースは減らして中小企業の出店を増やして頂けないでしょうか。三段目の写真は会場内の風景なのですが、広島の牡蠣を出店しているブースが手前で、旋盤加工の受注のために出店しているブースが奥の方に見えます。全く異質の出店内容なのですが、来場者にとっては内容がバラバラなので戸惑うばかりです。中小企業というしばりで出店しているのですが、何かテーマを絞って頂けると有り難いのですが。旋盤加工を発注した来場者が同時に牡蠣を注文するとは思えません。
四段目の写真は立木の枝を伐採する機械です。下の四角い骨組みを立木の廻りに組み合わせると、タイヤでこの機械が立木を自動的に登り、上のチェーンソーで枝木を伐採できるそうです。便利そうなのですが、似たような商品は外国で何種類か販売されていて、それらはこの機械より高性能で小型なのです。既に世のなかに出回っている商品よりも高性能の商品を試作するのなら研究の価値はあるのですが、それよりも悪いものを試作するのは何だか無駄なような気がします。開発する前にマーケットを調査されることをお勧めしたいのですが。
五段目の写真は太陽光発電による温室の暖房装置だそうです。今回会場を見回したときに、太陽光発電による応用製品を出品しているブースが目立ちました。なるほど、太陽光発電では炭酸ガスを出さず、地球温暖化防止には有効かもしれませんが、温室の加熱をするための電力を太陽光発電素子で供給するとなれば、その太陽光発電素子の価格がべらぼーに高いものとなります。温室栽培の農家にとっては設備投資だけで大変なことになってしまいます。実用化できるのか疑問です。
2007年11月3日
2007年10月28日
●なんだかよく分からない商品でした。


誠に不可思議な商品ですが、ちゃんと売ってました。
『産業交流展』では不思議な商品を見つけました。一段目の写真は『地震を予知する機械』だそうで、地震が発生する少し前に電磁波が発生するため、その電磁波によりリングの中央にある棒が振れてブザーを鳴らすのだそうです。地震と電磁波の関係と、電磁波が棒を揺らす原理を説明してもらったのですが全く理解できませんでした。
二段目の写真は老人の足腰を鍛練する道具なんだそうです。両足をベルトに入れて上下左右に動かすことで、屋内で筋肉を鍛練させることができるそうです。しかし、このような道具を使わなくとももっと簡単に鍛練できる方法が沢山あると思うのですが。
2007年10月28日
●中小企業の凄い商品。




余り知られていない中小企業ですが凄い商品もあります。
『産業交流展』では、付き合いのためか各区にある優良な中小企業も出店していました。業績が良く、特に新規に顧客を開拓しなくてもよい中小企業であっても、区役所の産業課や助成課などの付き合いで出店している企業も結構多いのです。『費用がかかる割にに成果が無いので、本音では出店したくはない。役所との腐れ縁で出店しているだけだ。』とハッキリ言う人もいるくらいです。
さて、今回には面白い企業を見つけました。一段目の写真は耳鼻科用の椅子で、病院では必ず見かけるものです。椅子が回転し、背もたれが水平にまで倒れる機能がある特殊なものです。これ一脚で百五十万円もするもので、国内で生産している企業は3、4社しかないそうです。
二段目の写真は、手芸用のモールを製造販売している企業のブースです。子供の手芸には必ず利用されていますが、現在生産しているのはこの一社だけ。昔は数多くの中小企業が製造し、輸出までしていたのですが、最後の会社になったそうです。一社だけとなると市場を独占できるのですが、販売先を開拓するのが難しく、ネットで通信販売しているそうです。
三段目、四段目の写真は超極細の温度センサーで、直径が0.5ミリのものです。精密機器の温度測定や、コンピューターの部品の温度管理などに使われているそうです。国内で生産しているのは3社だけ、世界でも10社だけしなないとのことでした。
2007年10月28日
●東京都主催の中小企業向け見本市です。




公立の見本市なので出店は比較的容易なのですが。
毎年、来場者が少なくなっていくような気がします。
東京都が主催する、中小企業のための『産業交流展』にでかけました。同じ中小企業を対象とした『東京ビジネスサミット』が私立ならば、『産業交流展』は公立といったところです。東京都が主催しているため、東京都内に関連のある企業が出店できるものです。各区、組合などがグループごとにブースを借りて、まとまって出店していました。
この見本市の出店では、出店費用が安いのが特徴で、中小企業も気軽に出店できるように助成しています。ところが、少し問題があって、年々来場者数が減少しているようなのです。二段目の写真は会場の通路を撮影したもので、閑散としていて、出店者の説明員の姿がやけに目立つ会場となっていました。出店者の数は多いのですが、来場して商談するには魅力が無くなってきたのでしょうか。三段目の写真は全く来場者がいないブースであって、説明員も手持ち無沙汰、というより暇つぶしに読書していました。このブースは中小企業相手の官公庁、助成団体などで、こんな有り様ではやる気が全く見られません。これでは見本市全体に活気が無くなり、さらに悪循環となるようです。そろそろこの見本市の運営を変更すべきではないでしょうか。
四段目の写真は伝統工芸を展示しているブースなのですが、やっぱり活気がありません。見本市に出店する目的は商談を見つけて販路を拡大することのはずなのですが、ただ商品を並べているだけです。ここも付き合いで出店しているのでしょうか。
2007年10月28日
●中小企業の祭典のような見本市










民間会社主催の中小企業向けの見本市です。
何があるか判らない雑多なところが面白いと評価する人もいます。
コンサルタント会社のベンチャー・リンク社が主催する『東京ビジネスサミット』にでかけてみました。例年開催している見本市(というよりも交易会に近い性質の展示会)であり、今年で21回目となります。どちらかと言えば少しマイナーな見本市なのですが、もう21年も続いていることになります。出店者は全国の中小企業ばかりであり、日頃は東京では見かけることのできない地方の零細中小企業を見ることができ、それなりに面白いものです。毎年、この見本市を楽しみにしているバイヤーも多いようです。
この見本市の出店者は、個人で応募する人も見えるのですが、どちらかと言えば地方にある信用金庫、地銀の関係者がグループで出店されることが多いものです。これは全国にある信用金庫、地銀がスペースをまとめて借り上げ、信用金庫、地銀の取引先の企業がそのスペースに出店する形態をとっていることによるものです。二段目の写真は新潟の金融機関が借り上げたスペースで、両側には新潟県から来場した出店者のブースが並んでます。三段目の写真は長野県の金融機関が借り上げたスペースです。コマの面積が狭く、多くの企業が出店しているので、アメ横のような雑踏となります。しかし、これがまた面白いと感じる来場者も多いようです。地方都市にある地元の市場のような感じであり、熱気があって楽しいものです。今年の850社、来場者は3万人であるとのことで、狭い通路に多くの来場者が肩をすり合わせるようにして歩いていている光景は他の見本市ではみられません。
地方からの出店者が多いことから、いきおい展示してある商品は農水産物などの食品が多くなっています。どのブースでも試食を勧めていました。四段目の写真は浅漬けを勧める社長で、沢山の人に試食させ商談に結び付けようとして必死でした。地方の食品会社なので東京市場への売り込みで頑張って下さい。五段目の写真は和歌山県の地方都市から出店した羊羹店でした。昔ながらの製法で羊羹を製造して販売している、とのことでしたが、地方都市なのでこんな手作りの羊羹が残ったのでしょう。創業百年である、とのことでしたが地方で細々と経営してきたので今まで続いてきたのでしょうか。六段目の写真はキンツバの和菓子屋のブースで、キンツバの製造をフランチャイズしていきたいとのことでした。冷凍の餡を本部から供給し、加盟店ではその餡を鉄板で焼いて包装するだけとのことです。味はまあまあでしたが。
七段目の写真は木製の三輪車で、エンジンがついてナンバーも取得して公道を走行できるものです。岡山の家具メーカーが試作したものでした。全木製という三輪車は珍しいものですが、実用性は全くありません。しかし、テレビ出演や撮影のためのレンタルには引き合いがあるようです。家具会社の余力を宣伝するために製作したのでしょうか。地方の会社でも面白い発想をするところもあるようです。
八段目の写真は生のイカからイカソーメンを製造する道具を販売しているブースです。奥にあるプレス機のような道具で生イカを挟み、グリップを引くことでイカソーメンを大量に製造できるとのことでした。
九段目、十段目の写真は、各地方別のブースに来場者を呼び込む人達です。会場内は細かく通路が区画されていて、どこに何のブースがあるかが分かり難くなっていました。このため、その地方の関係者(多分、地方の金融機関の職員だと思われるが)にわかに作りのカードを持って来場者を勧誘していました。こうなると大学祭のノリなのですが、こんなノリがある見本市も楽しいのではないでしょうか。地方にある企業では、東京には滅多に出店できないものであり、ワイワイガヤガヤと楽しみながら東京の雰囲気を味わって見てください。
2007年10月28日
2007年10月26日
●そば屋さんの裏側は!


最近の傾向ではこんなこともあるようです。
そば屋さん、うどん屋さんでは、麺類だけでなくご飯類もメニューにあります。いわゆる『たね物』と称する料理なんですが、昨今はこのたね物の様子が変わってきているようです。
一段目の写真の前面には美味しそうに並べられた丼物ですが、これらは全て冷凍食品なのです。二段目の写真にあるように、一食分のたね物のネタがビニール袋にパックされています。このパックされた冷凍食品を湯せんで温め、丼のご飯の上に載せるだけで出来上がるのです。以前は一品づつ鍋で料理していたのですが、裏側の台所ではこんなこともあるようです。店側では、ご飯を炊くだけでねた物を提供できることになり、省力化となります。味の方は試してみませんでしたが、それなりの味でしょう。実際にかなり多くの店舗で採用されていて、世間には苦情が出ないようなので、味は変わらないのでしょう。
2007年10月26日
●街のそば屋さん、うどん屋さんの見本市です。






職人気質の多い個人経営のそば屋さん、うどん屋さんが相手です。
以外にも奥が深い業界でした。
そば屋さん、うどん屋さんを対象とした『めん産業展』にでかけてきました。いわゆる麺業界の見本市なのですが、ラーメンなどの中華麺、パスタなどの西洋麺は扱いません。旧来からある日本の麺だけを対象としたもので、来場者は街の個人営業のそば屋さん、うどん屋さんです。といって、立ち食いそば屋さんは対象とはなりません。どちらかと言えば味で勝負するそば屋さん、うどん屋さんが来場者の主流となります。
このようにして考えると、このめん産業展は極めて狭いように考えられるのですが、全国で開業している個人営業のそば屋さん、うどん屋さんの店舗数は極めて多いのです。一つの町内には必ずといっていいほど小さなそば屋さん、うどん屋さんがあります。そういった個人営業の店の親父さん達が集まっていました。
さて、個人営業のそば屋さん、うどん屋さん達が営業の対象となる見本市なので、規模は小さく、90社程度の出店でした。しかし、出店している企業の内容は極めて濃いのです。一つのそば屋、うどん屋が営業をするには数多くの商品、材料が必要となっているのです。そば屋、うどん屋の建物を除いて、店舗の客席側、裏側のそれぞれにはいろんな商品があり、それらを供給する業者も多いのです。
二段目の写真はそば、うどんに必要な醤油、出汁を供給する企業で、業務用の醤油はこのようなポリタンクで供給されているようです。これを見てガッカリしないで下さい。三段目の写真は製麺機で、裏側ではこのような機械で麺を製造しているのです。昔は製麺業者から毎日そば、うどんの麺を購入していたのですが、このような機械で自家製麺をしている個人企業も増えているようです。その理由はずばり「儲かる」からです。小麦粉を購入して麺を製造すると、麺そのものを購入するよりもはるかに安くなるのです。それに気がついたそば屋さん、うどん屋さんが自家製麺を始めたようです。また、自家製麺すると好みの味や腰のある麺を製造できる利点もあるからでしょう。四段目の写真は麺ゆで機で、そば屋さん、うどん屋さんには必須の装置です。各社、それぞれ工夫した麺ゆで機を展示していて、使いやすい機械を導入するようです。五段目の写真は、そば屋では必ず必要となる容器、盛りつけ器、そば湯入れなどです。いずれも木製の漆塗りで出来ていて、高級店では必ず使われてます。価格を見たら、一個数千円ほどしていました。そば屋ではこれらの容器を数十人分は用意しているので、一度に揃えるとなると結構な金額になります。この金額には私も驚かされました。六段目の写真は盛りつけやそばの水切りに使うためのザル類で、用途によって各種の形があるようです。
2007年10月26日
2007年10月10日
●上海の福祉機器展






偶然にも上海でも福祉機器展が開催されていました。
商品は東京で見たものとほとんど同じでした。
実際に見本市が開催されている展示場を見学してきました。この展示場は市内から西にむかって車で30分ほど移動した場所にある小さなものです。上海日本総領事のすぐ傍で、郊外ではないが静かな住宅地といった環境の場所でした。建物は平屋の小さなもので、少し大きな体育館といった感じでした。
私が訪れた時には、福祉機器の見本市が開催されていました。先週日本で開催された国際福祉機器展に比べると出店者も少なく、30社程度のもので、中国では福祉機器の普及はこれからといった感じでした。日本企業の出店も有り、車椅子関係の「松永」「ミキ」がブースを設けていました。日本企業からの出品では、現地工場で生産したものであり、日本に輸出している規格と同じものです。つまり、日本で購入しても中国で購入しても同じ商品なのです。日本の企業の工場が中国に進出しているために、日本の見本市と同じ展示内容となっているのです。
下から2つの写真は現地企業が生産した商品ですが、日本で売られている福祉機器とほぼ同じです。介護用品、福祉機器といっても、人間が使うものであるため同じような機能にならざるを得ないのでしょう。しかし、品質、耐久性は違うようです。
2007年10月10日
●上海の古い展示場です。




上海にある歴史的建物の展示会場です。
いかにも社会主義国家のような威厳あるデザインでした。
中国の上海にある国際展示場を見学してきました。上海には常設の展示場は4ヵ所あるようで、比較的市内の中心にある古い展示場、少し内陸側にある小さな2つの展示場、浦東飛行場の近くにある最新の巨大な展示場があるようです。予備知識無くて現地に出掛けたので、新しい展示場には出掛けられませんでした。次回にでも見学する予定です。
最初に出掛けたのは市内に一番近い古い展示場です。上段、二段目の写真に示すように、如何にも社会主義国家が建築したようなゴテゴテしたデザインの建物が展示場でした。この建物は元々は何かの演技場かコンサートに使われていたのではないかと思われるような設備でした。三段目の写真にあるように、展示場よりはオペラや演劇などに使われるような装飾でした。この日は見本市は開催されていなかったので、内部は何も有りませんでしたが、この展示場は今でも現役で使われています。この建物自体は国家の歴史的な建物として指定されているようで、入口の壁にはその指定を示すプレートが嵌められていました。1949年に建築したとなると、中華人民共和国が成立した頃で、当時の国の威信をかけて建築されたのでしょう。
2007年10月10日
2007年09月26日
●印章展でみつけたニッチな商品。




大量には売れそうにありませんが、根強い商品です。
印鑑展でとてもニッチな商品を発見しました。あまり一般的ではないのですが、やっぱり需要があるので製造する業者がいるのでしょう。
一段目の写真はゴムの回転印で、ローラーを回すことで日付などを設定して使用するものです。小さなものは文房具店でも見かけられますが、写真にある回転印は一般的ではありません。奥の左側にある回転印は巨大なもので、一文字の大きさが3センチ以上あります。段ボールの箱に番号や日付を印字するために使われているとのこと。手前中央にある細長い回転印は、細い隙間から奥の部分に印字するために使われるもので長さが20センチ程度ありました。この他にも注文で各種の形状の回転印を製造できるとのことでした。アナログ的な商品なのですが、このような回転印を必要としている世界も多いのです。
二段目と三段目の写真は組立て三文判で、楕円形の穴の中にゴムの印面を持った部品を嵌め込んで三文判に組み立てることができるものです。2文字、3文字の部品を組み合わせることで、どんな名字にも対応できるそうです。この商品の用途は、ローン会社、自動車販売会社などが顧客と契約書を作成するときに、顧客が印鑑を持参していない時であっても、三文判を組み立てて即座に対応するような場合に使われます。ローンの締結や自動車の販売では、顧客の気が変わらない内に契約しないと商売になりません。顧客が「はんこを忘れたので今日は止めようか」などと言いだしたら次は何時になったら来店してくれるか判りません。その場で契約させるための必需品でしょう。
四段目の写真はどんな書式にも使える万能の実印です。役所への届出書類には法人印や代表者印が必要となりますが、場合によってはそれらが未だ出来ていないことがあります。そんなときにはこの印鑑が使われます。印面の文字は全く意味がなく、文字として読み取れない模様が彫られています。つまり、なんだか意味の無い印鑑なのですが、捺印して模様が捺印されれば法律的には有効だそうです。主に、司法書士や行政書士などが使うもので、法人印などを持ちあわせなかった顧客のために使っているそうです。
2007年9月26日
●はんこ屋さんも変身しなければならなくなりました。



はんこ屋さんの定番は名刺に簡易印刷がつきものです。
店内の商品もリニューアルしていくようです。
印鑑展では、はんこ屋さんに必要な印材、印肉ばかりでなく、一見するとはんこ屋さんとは無関係と思われるような商品を展示したブースが目につきました。実は、町のはんこ屋さんも今までのような「お客を待って、はんこを作る」というだけの商売から、各種の商品を取り扱って幅広い顧客を集めようと変化しているのです。
一段目の写真は、或るコンサルタント会社によるプレゼンテーションです。ここでは、印鑑だけを販売するのではなく、各種の商品を販売して複合的に活動することで成功した事例をパネル展示していました。町のはんこ屋さんも変身しなければならない時代になってきました。
二段目の写真は表札を販売するブースで、従来では木製の表札だけであったのが各種の新素材の表札、プレートが展示されてました。三段目の写真では、Tシャツなどの小物を販売するブースで、Tシャツやジャンパーにロゴを印刷して販売する提案をしていました。この他にも、あれっ、と驚くような商品が展示されていて、これからのはんこ屋さんの店頭にならべられるでしょう。十年一日のごとく変化の少ないように思われるはんこ屋さんもこれからは大変身となっていくでしょう。
2007年9月26日
●印鑑の小さな見本市でした。




商品が小さいので会場も狭いものでした。
しかし、町の小さなはんこ屋さんには必見の見本市です。
印鑑を主体とした見本市の印章展に出掛けてきました。来場者は当然のように、町のはんこ屋さんです。印章は会社を代表する社印を始めとして、宅急便の受け取りに使う認め印まで幅広く使われていて、日本の生活習慣に無くてはならないものです。はんこ屋さんで取り扱う商品の印鑑、印肉などは小さなものであり、この見本市も小さな規模です。小さくともはんこ屋さんにとっては滅多にない業界の情報を得られる催し物です。それで、東京の印章展には、東北地方、東海地方などの遠距離にある町のはんこ屋さんが多く駆けつけて商談していました。
二段目、三段目の写真は即売会場での風景で、二段目は印肉を展示しているブースです。三段目のは印材を即売しているブースで、木製から水牛製までの各種の材料を販売していました。金額は言えませんがはんこ屋さんで売っている価格に比べるとはるかに安いものです。しかし、はんこ屋さんは、この印材に氏名を彫り、印鑑にして販売するのですから、技術料が付加されるのでそれなりの金額になります。
四段目の写真は、ご存じの象牙の印鑑の素材です。象牙は捕獲は禁止されていますが、ここで販売されているのは原産国での輸出許可が出た合法的なものだけです。象牙の印鑑でも品質により値段の高低がありますが、これらの印材がはんこ屋さんの店頭に並べられたときは数万円から二十万円程度の金額となるはずです。これだけ象牙の印材が並べられているのを見ると壮観です。デパートであっても、こんなに多量の象牙の印材は見かけることができません。
2007年9月26日
2007年09月17日
●旅行博での会場は、2。



零細な国からも出店していました。
大使館も国内に無いので、その国を知るには絶好の機会です。
旅行博には日本人に良く知られた観光地ばかりでなく、マイナーな国も多く出店していました。これは、新たに日本の観光産業に進出し、日本人を誘致したいためです。また、観光客の方も今まで行ったことのない珍しい国であれば、行ってみたくなるかもしれません。大きなブースではないのですが、世界のありとあらゆる小さな国が出店していました。今回の出店でどれほど多くの観光客を誘致できるか不明ですが、その国の宣伝にはなったでしょう。だが、国家予算が少ない国にとって、ブースを借り、担当者を日本まで派遣するのは大変なことでしょう。そのためか、マイナーな国のブースでは飾りつけもいたって質素でした。
一段目の写真はキルギス共和国で、ソ連と中国の間にある小国です。二段目の写真はブータン国で、この国特有の「ゴ」(どてらのような民族衣装)を着用していました。三段目の写真は中東のシリアで、現地の宗教的な民族衣装を着て、テントで説明していました。この他にも始めて知ったような国が出店していて驚かされました。
2007年9月17日
●旅行博での会場は、1。



各国の政府が後ろ押しして出店してます。
現地の話を聞くだけで楽しいのですが。
会場内では、政府観光局がブースを借り、派手な演出をして観光客を誘致していました。一段目と二段目の写真はハワイ州政府観光局のブースで、ハワイの観光やホテル、みやげ物などの紹介をしていました。ウクレレの実演も行っていて、来場者との即席の共演をしていました。三段目の写真はフロリダ州にあるディズニーワールドのブースです。観光産業は国によっては財政に大きく依存しているところもあり、観光客の誘致に必死となっています。このため、各ブースでは親切丁寧に説明してくれ、おまけの販売促進品も沢山くれます。ブースが大きいのはそれだけ日本人の観光客が多く旅行している国であり、アメリカ、フランス、中国などが広い面積のブースを借り切ってました。また、モルジブ、バリ島などは観光収入が国の収入の大部分となっている国も必死でした。しかし、それは裏方のことであり、ブースでは楽しい観光旅行を前面に出していて、楽しい雰囲気にさせていました。これから旅行したくなるように演出しなければ新規の観光客は集められないからです。
2007年9月17日
●楽しい海外旅行が東京で実感できます。





全世界の観光地が集まってます。
お土産がもらえ、イベントがあって楽しいばかりです。
旅行博という見本市に出掛けてきました。この見本市は工業製品ではなく、旅行というサービスをテーマにしたものですが、このような種類の商談会もあるという取材です。
この見本市の主な内容は、外国の政府観光局、飛行機会社、ホテル運営会社などが出店し、日本の旅行代理店に向けて日本人の旅行客を送り出して下さい、というものです。従って、外国にある現地オペレーター(バス、ホテル、ガイドの手配をする会社)と日本の旅行代理店が商談する場と言えます。外国の政府観光局では、一人でも多くの日本人観光客を誘致し、その国に外貨を落としていって欲しいので宣伝することになります。会期中の第一日目はこのような商談が行われるので、一般客の入場はできませんが、二日目と三日目は一般客も入場できます。世界の観光地のパンフレットや紹介があり、一日で多くの国の情報を集めることができます。しかし、大半の一般来場者は、都内にいて現地に出掛けたような気分になることで満足しているのではないかと思います。
観光客を集めるための見本市であることから、飾りつけには凝った工夫がされてました。見本市の入口からして凝っていて、飛行場の搭乗ゲートを真似していました。一番目の写真は会場の入口で、これから飛行機に乗って海外に出掛ける雰囲気を出すため「出発」の文字の入ったゲートが組立てられていました。二段目の写真は見本市の入場券を発行しているカウンターで、飛行場のチケット発券と同じようなデザインになってました。三段目の写真は見本市会場の手前のゲートで、飛行場にある本物の出国ゲートをそのまま真似したデザインとなってます。ゲートの横にはX線による手荷物検査装置も置かれてます。但し、この手荷物検査装置はベニヤ板でできた模造品で、中はガランドウでした。四段目の写真はさらに奥に設けられた案内板で、飛行場に設置された飛行機の出発予定ボードを真似したものでした。こんなデコレーションを見ていると、国内にいても何だか外国に出発したような気分になってきます。
五段目の写真は、中近東にある航空会社が設置したブースで、本物のファーストクラスの座席とスチュワーデスを配置し、飛行機に乗ったような気分にさせてくれます。豪華な飛行機のサービスを表現しているようでした。
2007年9月17日
2007年06月15日
●弁当、惣菜の見本市です。





弁当、惣菜の分野は市場が拡大しているようです。
新規な商品も見かけられます。
弁当や外食などの業者に向けた「ファベックス」に行ってきました。主に、弁当や持ち帰り惣菜の業界を相手にした見本市なのですが、冷凍食品、展示器具、包装容器などの企業が出店していて、少しまとまりが無い見本市です。冷凍食品だけ、包装容器・食品トレーだけ、店舗の設備機器だけのそれぞれの見本市も別途あるのです。一応は外食や持ち帰り料理・弁当に関しての業者は出店しているのですが、少しインパクトが弱いのです。これからは何か強烈な個性があるような見本市にして欲しいものです。
この会場で見つけたブースに、電子レンジで調理する容器を宣伝している企業がありました。二番目の写真は壁一杯に積み上げられた箱ですが、これらは全て電子レンジなのです。全てを使っているのではなく、下段の一部だけをデモで使っていて、上部の電子レンジは単なる飾りです。しかし、こんなに電子レンジが並べられていると迫力があります。
電子レンジが各家庭に入って久しく、普及率も高くなっているのですが、電子レンジだけでの調理はイマイチのようです。この会社では、食品素材を入れる容器を改良し、電子レンジであっても熱を均一に回すように工夫しているのです。三段目、四段目の写真は丼物のセットであり、半透明な容器に洗った白米と冷凍食品がセットになって販売されています。この食品を容器に入れ、電子レンジで加熱すると数分で料理が出来上がるといものです。完全な冷凍食品を加温するのではなく、生の食材と冷凍食品とタレなどを混ぜて加熱するため素材の美味しさがでるのだそうです。一部は既にコンビニなどで販売されているようです。容器の価格が食品に含まれるため、弁当よりも割高になるようですが、冷凍食品よりも美味しさを求める分野での販売が見込めるでしょう。
なお、この会社はこの容器を引っ提げて業界に参入したベンチャー企業で、会社自体はまだ赤字ですが、ベンチャーキャピタルの支援を受けてあちこちで大がかりな営業活動を行っているようです。
2007年6月14日
2007年05月06日
●健康に対するマーケットが変わったようです。




健康や美容だけではなく、老後のこともマーケットに入ったようです。
「健康博覧会」に行ってきました。見本市、展示会、商談会というタイトルは良く見かけますが、博覧会というタイトルは、私が知る限りこれだけです。
「健康」をテーマにした商談会なので、美容器具、健康食品、サプリメント、癒し系賞品が主な出品であるが、今年の健康博覧会では少し違っていた。介護用品や老人向け求職サービスなどの出品が目立って多くなってきた。いままでは、美しさを維持したり、老化を防止するための美容器具や、岩盤浴、温泉治療などの健康維持器具が目立っていたのだが、老人向けの商品が増えてきた。社会生活では、少し健康を害した老人の介護や治療に関するサービスの必要性が増加してきたからではなかろうか。
二段目の写真は美容サービスの出展で、顔に金箔を貼ってスチームをかけることで皮膚の老化を防止するものである。金箔が美容とどのような関係にあるのか理解できないが、金箔を貼った女性の顔を見ると、エジプトのツタンカーメンのマスクを連想した。三段目の写真は、老人介護用の排泄物回収装置である。寝たきりの介護される人の局部にノズルを装着し、電源を入れるとホースで排泄物が吸引されるものである。寝たきりで便所に行けない老人向けに開発された。この装置だけではなく、類似する排泄物処理装置は他にも2、3社から出展されていた。三段目の写真は、会場内のブースで瞑想する人である。この業界では有名な人だそうであるが、座禅を組んで瞑想することで癒しの境地に入ることができる、とのこと。瞑想の実際を説明するには、このようなその道の達人による実演が必要かもしれない。
2007年5月6日
2007年04月23日
●台湾の中小企業の実力は進んでいるようです。






軽工業の分野では日本の中小企業追いつけなくなったのでしょうか。
国際化を図らないと他の産業分野でも追い抜かれそうです。
台湾の自転車メーカー(完成品、部品を問わず)を観察していると、台湾は自転車では技術力、企画力において日本より先進国になったんではないか、と考え込んでしましました。日本の自転車メーカーではできないような実験的な商品や新商品が開発され、その開発速度が早いのです。台湾の自転車メーカーといっても、日本と同様に中小企業が殆どなのであるが研究開発には力を入れていて、相当な実力があると読めた。
この理由の一つに、「国際化」があると思われる。前述したように、台湾の自転車の輸出は全世界であり、国際的な戦略商品になっている。このため、製造は台湾で行っているのだが、商品企画や技術は海外から盛んに導入していて、それが自然な形で行われているようだ。自転車メーカー自体は台湾資本で、台湾人が運営しているのだが、新商品の企画やアイデアは海外の自転車先進国から導入しているようだ。例えば、自転車競技が盛んなフランスからは最新の技術が導入され、アイデアが個性的であるアメリカからは奇抜な構造のアイデアが導入されているようだ。それにより、最新技術の高級自転車が生産され、或いは、今までには無い全く新しい自転車が生産されていくようになったらしい。
ブースを見ると、アイデアはアメリカ人であるが生産は台湾の提携先メーカーで行われた自転車を見かけることができる。また、自転車競技用の高度なスポーツ車を展示してあるブースでは、フランス人や欧米人が企画したのではないかと思われる痕跡がある。台湾では、単に下請けというだけではなく、欧米の自転車先進国からのアイデアや知恵を取り込み、どんどん進化しているように思われる。
こうなると、自転車のような軽工業であっても日本の中小企業では追いつけないような企画力、技術力を台湾の中小企業が身につけてしまったようだ。台湾のメーカーが海外からの情報を素早く吸収し、欧米の実力ある企業(販売会社であったり、アイデアだけの企画会社であったりするが)と接触できる体制には驚かされる。資源が無く、輸出に頼らなければ成り立たない小さな国であることからこのような社会構造になったのかもしれない。日本の中小企業も国際化を早急にしなければならなくなってきている。
日本では自動車、IT関連などの先端技術のメーカーは世界で独走しているのだが、軽工業の技術、企画の向上はあまり重要視されていないようだ。だが、自転車を例にしても、台湾の実力が日本を抜いてきており、日本のメーカーでは及びもしない領域になってしまったようだ。他の軽工業であっても似たようなことになり、日本の中小企業が台湾、中国の中小企業の後塵を拝することになりかねなくなるかもしれない。台湾の見本市を見学してみて、考えさせられることになった。
一段目の写真は微細な模様を施した自転車フレームである。細かな紋様が綺麗に焼き付けられていた。実用的ではないが、このような芸術的なフレームもできます、というデモンストレーションであろう。
二段目、三段目の写真はチタン製のフレームである。チタンを応用した自転車部品は珍しくは無いが、このフレームは全体を溶接して軽量化を狙っている。また、チタンと炭素繊維を組み合わせたさらに軽量化したフレームも展示されていた。三段目の写真はそのフレームを使った完成車である。
四段目、五段目、六段目は新型の後一輪前四輪の自転車である。この構造であればどんなに凹凸のある場所でも走行できる、とのこと。アイデアはオーストラリア人なのであるが、量産は台湾メーカーが受け持ったらしい。爆発的に売れるかそれとも一過性で終わってしまうか判らないが、このような実験的な商品を製造してしまうのが凄いところである。
2007年4月22日
●珍しい自転車や特殊な自転車がありました。





日本では法律で売れませんが、諸外国では売れるのです。
それが一つの産業として成り立つ理由なのです。
台湾の「自転車関係見本市」には、珍しい形態の自転車及び走行車が出品されていました。日本のマーケットではまずお見かけできないものです。それは、日本の道路交通法の基準では公道を走行できない規格のものばかりであるからです。だが、台湾の自転車メーカーでは現実に日本国内では珍しい、或いは見たことのない自転車を量産し、販売しているのです。その理由は世界をマーケットにしているからであり、世界が相手であれば量産が可能なのです。つまり、一つの国での需要やオーダーが数十台程度であっても、全世界の国からそれぞれ注文があれば、年間で数千台の数量になるのです。すると、特殊な自転車であっても十分採算がとれることになるのです。これらの特殊な変形自転車を観察すると、技術的にはそれ程高度なものではなく、日本の中小企業であれば十分製造できるはずです。だが、日本国内だけで販売しようとすれば年間数十台以下しか注文がとれなく、採算が悪くなるか、単価が極端に高くなるというジレンマになってしまうのです。世界を相手に特殊な自転車を販売する、と言う企業体制が中小企業でも成り立つ理由となっているのです。
一段目の写真は木製の自転車で、実用というより子供の玩具デショウ。二段目の写真では、左側が四人乗りの四輪車、右側が一人乗りの三輪車です。国内でも時々遊園地などで類似する自転車をみかけますが、公道は走行できないようです。しかし、世界的にみればこれらの三輪車、四輪車であっても公道を走行できる法制の国が多いので、輸出できるだけの数量は受注しているようです。三段目の写真は足踏み自転車で、左右のペタルを上下に足で踏むことで走行させるものです。実用性については疑問がありますが、目立つことは保証できます。四段目の写真は幼児を乗せて自転車で牽引するカートです。海外では良く見かけることができます。五段目の写真はバッテリーカーで、1回の充電で30キロ位は走行できるそうで、単価は百万円とのこと。国内でも老人向けに似たような介護走行車を販売してますが、このように全天候型のは無いようです。
2007年4月22日
2007年04月22日
●台湾製の自転車部品は大量生産です。






ありとあらゆる部品が出品されていました。
台湾の「自転車関係見本市」では、当然であるが自転車に関した商品が出品されているが、完成品の自転車そのものの出品は少ない。殆どは部品のメーカーの出店である。各ブースにはそれぞれの企業が得意とする自転車部品が並べられていた。自転車の部品は規格品であるため、部品として供給することでだれもが完成品を組立ることができるからであろう。自社ブランドで完成品を販売しているメーカーは、これらの部品メーカーから部品を購入して組み立てているのである。一昔前は、関西地域にはこのような自転車部品を製造する部品メーカーが多数乱立していたという。それが台湾にそっくりそのまま移転したような恰好となり、自転車に関係した部品の全てが独立した部品メーカーによって生産されている。全世界に部品を供給するのであるから、その生産量は大変な数量になっているのではなかろうか。
一段目の写真はペタルだけを製造するメーカーで、二段目の写真は空気ポンプだけを製造するメーカーで、三段目の写真はチューブだけを製造するメーカーで、四段目の写真はチューブのバルブだけを製造するメーカーで、五段目の写真はフレームだけを製造するメーカーで、六段目の写真は後部キャリアーだけを製造するメーカーである。完成品組立メーカーでは、それぞれの部品メーカーと交渉し、安価な部品や特色のある部品を購入して組み立てるのである。
2007年4月22日
●台湾の自転車見本市の会場では。




台湾の見本市は日本より国際化が進んでいます。
日本もまねするべきでしょう。
台湾での「自転車関係見本市」の感想を一言で言えば「極めて国際化している」という感じである。東京で国際見本市を開催すると外人の来場者数は数%程度ではなかろか。しかも、外国からの来場者の大半は韓国、台湾、中国などであり、黄色人種である。欧米からのバイヤーは少なく、たまに白人を見かけると「珍しい」という感じになってしまう。だが、台北の見本市会場では欧米系の来場者が極めて多く、会場のどこに行っても目立つのである。私の推測では、欧米系の来場者は十%を遙に越えているのではなかろうか。また、バイヤーとして来場する欧米系の人達も多いのだが、ブースに立って説明する係員にも欧米系が目立つのである。会場内の欧米系の外人比率を考えると、東京の見本市会場での比率に比べて一桁多いのではないか、というのが実感である。
この理由を考えると複数の要因が挙げられる。まず、台湾が世界の自転車のトップの生産・供給国になっている実情がある。以前の台湾製自転車は品質が悪く、安物というイメージが強かった。昨今では、安物の自転車は中国製となっていて、台湾製の自転車は世界でも高級・高品質の評価となっている。実際に技術力が上昇しているので、高級品の輸出が多くなってきている。すると、台湾製自転車の販路は全世界であり、しかも高級品を購入するだけの余裕のある国は欧米でしかない。後進国では高価な自転車を購入するだけのマーケットが成立していないためである。すると、バイヤーは欧米からが主流となり、会場内には欧米系のバイヤーが目立つことになる。台湾製の自転車は世界から見ると高級自転車の最先端であり、それを目指して先進国からのバイヤーが来場していると言える。
次に、ブースでの欧米系の係員が多いのは、先程に説明したように、欧米からのバイヤーが多いのでそれに対応できる母国語の係員を各社が配置するからであろう。通訳を介しての商談よりも同一言語で話が通じる係員を使った方が商談を進めやすいからであろう。しかし、欧米系の係員がいるブースだからといっても、そのブースの会社は欧米系の資本による企業ではなさそうだ。現地資本の自転車会社が雇っている社員か、輸出を代行する商社の社員の派遣であったりするようだ。つまり、生産販売は台湾資本の自転車会社なのであるが、説明と商談は欧米系の社員を前面に出して、欧米からのバイヤーに折衝させている図式が成り立つはずである。こうして、台湾での自転車見本市では国際化しているのであろう。日本での国際見本市も同じような方向に進めなければこれからの輸出が伸び悩むことになるのではなかろうか。
一段目の写真は会場内の風景である。通路が極端に狭いため、ブースとブースが向き合うように並んでいる。まあ、これはこれで、屋台が並んでいるようであって、品物を見つける楽しみがあるかもしれない。
二段目の写真は日本企業のブースで、堺市のシマノが進出していた。シマノは自転車変速機のトップ企業であり、この部品だけで勝負していた。
三段目の写真はフランスのミシュランのブースであり、タイヤを展示していた。欧米からの出店者はこの程度で、他には見つからなかった。
四段目の写真はイベントのために参加した地元のサイクリング愛好家である。特定のチームが招待されたかタイアップしたかで会場内をデモしていた。
2007年4月22日
●台湾の見本市に初めてでかけました。






台湾の台北市にある国際展示場です。
先日、所用があって台湾の台北市にでかけることがありました。偶然に見本市が開催されていることを知り、見学に行くことにしました。台湾は東南アジアでも技術国であるため、見本市は盛んに行われているようです。特に、パソコン、電子部品については輸出産業であるため、世界からバイヤーがやってきています。
台湾の見本市会場は台北市の東側に位置し、台北駅からタクシーで約20分、日本円で約600円の近さにあります。世界で一番高いと言われるビル「101」(写真1)の近くにあり、建物は3ヵ所に分散しているようです。この「101」の付近の一帯は貿易、国際会議のための施設、建物が密集していて、輸出入関係の事務処理が集中してできるようになっています(写真2)。見本市会場は「世界貿易中心展覧大楼」という名称のビルで、日本の見本市会場に比べると敷地面積は小振りであり、東京ビッグサイトの西館程度と思われます。ビルは7階建てであり、一階、二階が展示スペースとなっていて、三階以上は商談室、貿易会社のオフィスなどに利用されているようでした(写真3)。建物の面積が小さいのは国土が狭いので仕方がないことでしょう。また、台湾の輸出商品の多くが雑貨、電子部品などの比較的小さな商品が多いことから、このような広さでも十分と考えられたかもしれません。この7階建ての会場の他に、隣接して平屋の見本市会場もありましたが、何れも床面積は狭いものでした。
私が今回見学した見本市は自転車に関するもので(写真4)、毎年開催されているようです。かっては、日本でも自転車を量産して輸出していた時代がありましたが、現在の自転車生産国は台湾、中国に成り代わってしまっています。このため、台北での自転車産業見本市は世界でも珍しいもののようです。写真5は来場者の受付の窓口ですが、天井の高さが低く狭いため、圧迫感が有りました。いつも出掛ける東京ビッグサイトと比べると、見本市会場という感じではなく、一般のオフィスに入ったような気分でした。一昔前に東京では晴海で見本市が開催されてました。その時は会場が狭かったので、こんな雑踏のような雰囲気だったと思い出した。
写真6はメインの見本市会場の内部で、中央が吹き抜けとなったアナトリウムとなっています。一階の広場にブースが設営されていて、比較的大きな会社が出店していました。二階も細かくブースで区切られていて、こちらは部品や小さな会社が出店していました。ブースの仕掛けや装飾は日本とあまり変わらず、似たようなものでした。
2007年4月22日
2007年04月17日
●ホテル・旅館向けの見本市です。




HOTERES、厨房設備機器展に行ってきました。
ホテル・旅館の業界に向けた「HOTERES(ホテレス)」の見本市にでかけてきました。この見本市に隣接して「厨房設備機器展」が共同で開催していて、ホテル・旅館の業務に必要な商品を展示していました。以前は別々の見本市であったのですが、来場者がほぼ似通っていることから共同開催になったようです。
会場内の各ブースにはホテル・旅館で使用される商品だけが並べられていましたが、いずれも一般家庭ではまず使用されることがないものばかりです。
一段目の写真は裏方の厨房で使用されるレンジだけ専門のブースで、ガス、電気などの各種のレンジが展示されてました。構造的には家庭用と同じなのですが、実用一点張りで装飾や余計な付属品はありません。また、火力も大きいものであり、家庭では使用することがないものでしょう。なお、このレンジは単体で販売することは少なく、厨房全体の設計に合わせ、ラインの一部に組み込まれるものです。
二段目の写真は調理器具を展示しているブースです。寸胴や鍋などが並べられてますが、何れもプロ用なので大きいのです。なお、この業界にも中国製が入ってきていますが、この出展者では高周波加熱ができる調理器具を開発していて、差別化を図っていました。
三段目、四段目の写真はレストラン、食堂で使用するユニフォームの専門店です。20年以上前の昔と違って、最近のレストラン、食堂で使用するユニフォームは洗練されてきています。それは、専門のデザイナーにより毎年のように新作が発表されているからです。レストラン、食堂の経営者やマネージャーは、このような多種類のユニフォームから店内の雰囲気に合ったものを選んで使用しているのです。なお、これらのユニフォームは販売するだけではなく、レンタルもしています。クリーニングしたユニフォームを契約した顧客に届け、汚れたユニフォームを回収していくのです。つまり、レストラン、食堂ではクリーニング代を含んだユニフォームの使用料を払えば、一切の手間がかからないシステムとなっています。それぞれの業界が細分化されてきて、無駄な作業が不要になってきています。
2007年4月17日
2007年03月20日
●JAPAN SHOPにでかけました。






店舗に関する見本市です。
色々な商品があるのですが、一つでも欠けると店内装飾ができないのです。
日本経済新聞社が主催する「JAPAN SHOP」にでかけてきました。SHOPとあることから、店舗に関連する見本市であり、店舗の内装、デザイン、デコレーションなどに関するものです。特定の業種ではなく、店舗に関する業種であれば参加するため、展示されている商品、材料、サービスは何となく雑多のように見えますが、それぞれが融合することで店舗のデザイン、設計、意匠、装飾が総合的な結果として表現することができるようです。
二段目の写真は骨董店のように見えますが、飲食店などの店舗内で使用する家具を提供するブースです。一見すると骨董品のように見えますが、全て中国で製造した最近の商品です。これらの家具を揃えて飲食店を開業すれば、いかにも古めかしい雰囲気をだすことができるのです。
三段目の写真は特注カーペットのブースで、あらゆるデザインのカーペットを受注で製造できるそうです。そのお店だけの床をデザインすることができます。なお、この商品はカーペットではなく、50センチ四方のマット状になったタイルであり、このタイルを組み合わせて大きな床面に敷きつめていくことができるのです。
四段目の写真は店舗内で商品を並べるために使用する展示台を販売する会社です。デパートなどでは時々目にすることがあります。展示台も特色を持たせなければ顧客が注目してくれません。この会社ではデザインを工夫した展示台を製造していました。
五段目の写真は壁紙などの布製素材を製造しているセーレンのブースです。壁紙、飾り紙といっても各種の種類があり、用途に応じて厚さ、粗さなどが変わってきます。この会社では多種類の壁紙素材を用意していました。展示してある桜の花の拡大写真では、その素材の種類によって表現が微妙に違っていました。
六段目の写真はビニールで星状の風船を製作し、その風船を回転させる室内装飾です。これらはパチンコ店で使用されていたもので、照明を当てることでキラキラと光っています。パチンコ店のような豪華さを演出する店内では派手で見応えがあります。しかし、近年はパチンコ店が減少する傾向にあるため、この会社では新規に他の分野の店舗などにこの装飾を販売していきたいとのことでした。
2007年3月20日
2007年03月17日
●スーパーの次の課題は省資源です。




レジ袋の使用量を減らすことは法制化されそうです。
早速、関連する企業が出店していました。
現在、スーパーマーケットや量販店で問題となっているのは商品を包装するためのレジ袋、紙袋、パッケージなどである。省資源化を図るために、レジ袋について有料化する動きも増えている。このため、スーパーマーケットなど運営していくためには、レジ袋、包装紙などの省資源化や減少化のために真剣に取り組まなければならなくなった。
「スーパーマーケットトレードショー」では、早速このような社会の変化に対応した企業が出店していた。一段目の写真は、レジ袋の代わりに何度も使用できる布袋や代替え袋を供給する企業であり、各種の買い物袋や無料で配付する布袋が展示されていた。その昔は、商店街に出掛ける主婦は自前の買い物籠を持参し、商店では新聞紙に野菜や食肉を包んで渡していた。そんな風景が再現されることになるであろうか。
二段目の写真は、環境を破壊しないパッケージ袋を販売する企業のブースである。トウモロコシから製造した透明な袋で、野菜などを梱包できるものである。使用後は自動的に分解し、土壌に還元されるというものである。しかし、ビニール袋に比べて価格が数倍もするためまだ発展段階の商品のようだ。
三段目、四段目の写真は、食品などを個別に分配したトレーを回収するシステムである。発泡スチロールで形成されたトレーは商品を一定量づつに配分し、販売するのに役に立つものである。しかし、商品ごとにトレーを使用するため、年間の消費量は膨大なものになる。トレーの材料は石油であるため、トレー自体の使用を無くするか減少させなければならない。そうすると、少量づつに配分した商品を販売することが煩わしくなってくる。このシステムでは、そのような相反する要望を解消するもので、スーパーマーケットではトレーを使用して一定量づつに商品を配分するが、家庭にはトレーを持ちかえらないようにするものである。原理は簡単で、トレーにポリエチレンの袋を密着させておき、レジで袋とトレーを分離させるのである。食品などはポリエチレン袋に密封されているので、商品がばらばらにはならす、そのまま家庭で袋を破けば商品を取り出すことができる。トレーを確実に回収できるシステムといえよう。
平成19年3月17日
2007年03月16日
●スーパーマーケットの見本市なんですが、少し曖昧でした。





色んな企業が出店しているのですが。
テーマをはっきりさせるべきではないかと感じました。
毎年開催される「スーパーマーケットトレードショー」という見本市に出掛けてきました。この見本市は、「スーパーマーケット」とタイトルされていることから、生鮮食料品などを販売するスーパーマーケットに関連する業者が出店するものと思われる。来場対象と考えられるのは、独立系のスーパーマーケットの経営者かチェーンストアの仕入れ部門や設備関係の担当者であろう。だが、単純にスーパーマーケットという名称を使ってみてもその領域は極めて広いのである。スーパーマーケットという業界に参入していて、何らかの関連する周辺業者は次のようなものが考えられる。
1、生鮮食品、加工食品、野菜などの食品関係。
2、包丁、ヤカン、鍋などの調理関係。
3、商品を包んで渡すための袋、バッグなどの包装関係。
4、日曜大工などに使う金物、木材などの資材関係。
5、食品を保存、陳列するためのショーケース関係。
6、レジ、電話などの電気製品関係。
7、惣菜などを製造するための調理器具関係。
8、盗難、防犯のための監視機器関係。
9、建物、倉庫などを建設する建築業界関係。
この他にも数多くの業界が関連していると思われる。すなわち、スーパーマーケットという大枠の名称には極めて多くの業界が関連していて、それらが組み合わされることでスーパーマーケットという店舗が運営できるのである。
「スーパーマーケットトレードショー」という見本市のタイトルには数多くの異業種が関連しているはずであり、極度に裾野の広いものである。このタイトルを見て、単純にスーパーマーケットの店内で販売する商品を見つけにでかける、という業界関係者は少ないであろう。スーパーマーケットに関連する色々な業界が百科事典的に出店しているのではないか、と考えるのが妥当ではなかろうか。そうであれば、巨大な見本市にならざるを得ず、幕張メッセのような会場が十箇所以上あっても足らないはずである。しかし、東京ビッグサイトの見本市会場には敷地の広さの制限があるため、出店する業者の数には限度がある。このため、各種の業界の業者が出店していて、一応はどんな業界もあって、スーパーマーケットの運営に必要な商品、設備関係は展示されていて、それなりの体裁にはなっていた。だが、スーパーマーケットに関係した業者は全て揃ってます、と言われても中途半端なのである。今回出店している業者が悪い、というのではなく、業者を広く募集したため見本市の特色が無いのである。
例えば、防犯を考えるのであれば、防犯専門の設備、機械、オペレートの専門の業者だけが集まる見本市があり、最新の高度な防犯関連商品を見ることができる。この見本市にも防犯関係の業者が出店していたが、ブースの数は少なく、商品も少ない。これでは最新の防犯事情を研究しようとしても不可能に近いことになる。
こういったことから、この見本市はスーパーマーケットの特定の部門に絞って開催すべきではなかろうか。『何でもあります』、というのは逆に言えば特徴が無くてボンヤリとした開催内容に陥るのではなかろうか。
と言う訳で、この見本市には何でもあり、ということになりました。二段目の写真では全国の焼酎の勢ぞろいです。或る酒販会社が陳列したようで、有名無名の焼酎が並べられていましたが、これだけの種類が一同にあるのは珍しいものです。三段目に写真は、生花の問屋のブースで、スーパーマーケットに委託して販売する会社です。スーパーや食品店の一角には生花を販売する売り場がありますが、数本づつ束ねられ、販売できる状態にして卸す会社があるのです。このような生花の卸業者は国内には結構多いようです。
四段目の写真は、お菓子でお馴染みのブルボンのブースです。このように販売している商品のパッケージを上下に並べて展示していました。五段目の写真は布袋さんを販売するのではありません。この会社は、スーパーマーケットなどが新聞に挟み込む折り込み広告の印刷を代行しています。印刷も分業化されてきて、スーパーマーケットの広告を企画、編集、印刷まで一括して代行する企業が増えてきました。このような広告印刷会社は岡山県に多いようです。
平成19年3月16日
2007年03月05日
●製パン・製菓の新技術の発表です。






業界の一流の講師が技術を説明していました。
全国のパン屋さん、菓子屋さんに伝わっていくでしょう。
「国際製パン製菓関連産業展」では、製パン・製菓の業界でのお祭りであるため、製造機械や食材などの企業が商品を展示するだけでなく、最新の製造技術のお披露目も開催されていました。全国から来場した業界関係者にとっては技術情報の入手の場でもあります。熱心に説明に聞き入っていました。会場内では、製パン部門、洋菓子部門、和菓子部門に分かれて実技の講習会場が設営されていました。何れのシェフ、職人もその道ではトップクラスの人達なんでしょうが、門外漢の私には誰が業界での著名人かは理解できませんでした。それぞれの会場には実技を披露する職人と、それを説明する説明者(相当に有名らしい)がいて、材料、技法などの細かいことを解説していました。
一段目と二段目の写真は、製パンでの講習会であり、来年に開催されるワールドチャンピオンの選手選定も行われていました。
三段目と四段目の写真は、洋菓子の製造の講習会です。五段目と六段目の写真は、和菓子の製造の講習会です。見本市開催中は、製パン、洋菓子、和菓子の講習会場では毎日数回づつ実演の説明が行われていました。各講演での実演・説明のチームは、それぞれ異なっており、最新の製造手法の発表会にもなっているようでした。
2007年3月5日
2007年02月27日
●パン、菓子に関した見本市にでかけました。






会場には甘ったるい匂いが漂っていました。
おいしいパンを作りたい専門店の職人が全国から集まってきてました。
幕張メッセで開催された「国際製パン製菓関連産業展」(略称、MOBAC、モバック)に出掛けてきました。この見本市は、隔年で東京と大阪で開催されるもので、東京での開催は4年に一回というオリンピックなみの珍しいものです。タイトルにあるように、パン、洋菓子、和菓子についての見本市であり、パンや菓子を製造する機械ばかりでなく、小麦粉、餡、イーストなどの材料や製造ノウハウなどが展示されていました。いわば、パン、菓子の業界での盛大なお祭りと考えていいでしょう。会場には、パンや菓子の製造を実演するブースが並び、バターを焼いた甘ったるい匂いが充満していました。油臭い匂いのある機械類の見本市と違って、歩いているだけで楽しくなります。どのブースでも、出来立てのパンや菓子の試食ができ、お腹が一杯になります。こんな見本市なら毎週でかけてみたいものです。
会場で目につくのは、外人の実演が多いことです。製パン機などは輸入品が多く、その機械を使ってパンを焼く実演をしているのですが、当然、外国のメーカーから招聘した外人の職人が作業しているからです。パンや洋菓子はやっぱりヨーロッパが発祥の地であり、機械類も充実しているからでしょう。三段目の写真はサンドイッチを製造する作業を模擬店風のブースで実演している外人の職人です。四段目はパン焼き機の説明をするため、パン生地をこねて製造する実演をしている外人の職人です。まあ、日本の寿司製造機を外国で展示するとなったら、現地に日本人の寿司職人を連れていって実演させるのと同じことでしょう。五段目と六段目の写真はチョコレートの製造を実演している職人で、ベルギーから来日していました。世界のチョコレートの製造では、ベルギーはトップの国です。このブースでは後ろにあるチョコレートの配合機を売りたいのです。
会場には全国からパン、菓子関係の業者が来場していました。久し振りに開催される業界の見本市であるため、熱心に製造の実演を観察していました。なお、この見本市では、スーパーなどに納品する大型の製パン会社向けの機械ではなく、どちらかといえば、小さなパン屋や菓子屋に向けた機械を展示してました。全国に、小さくても美味しいパン、菓子を製造する専門店が増えてきたからでしょう。
2007年2月27日