2008年08月07日
●重油の高騰は困りものです。


ラブホテルのランニングに光熱費は大きなものです。
経費を安くするために経営者は必死です。
レジャーホテルフェアの会場で目立つのは、「省エネ商品」「節水商品」である。ラブホテルを利用するアベックは必ず風呂を利用する。また、一部屋が一日に2回転、3回転するため、その都度風呂には給湯されることになり、ホテルに設置したボイラーは一日稼働することになる。また、客室内でのアベックは裸になるため(利用の目的がそれなので)、冬季には部屋全体を暖房しなければならず、暖房のためのエネルギー消費が極めて大きいものである。ラブホテルの経営において重油、電力への支払い費用が大きなウエイトを占めることになり、経営を圧迫する原因となっている。このため、ラブホテルのランニング費用を下げて、利益率を向上させるためには省エネが経営者の大きな関心事となる。見本市の会場にはこういった省エネに関する商品やコンサルタントのブースがあちこちにみかけられ、来場者も熱心にブースで説明を受けていた。一段目の写真はボイラーでの重油の消費量を低減させるための装置が展示されていた。
また、ラブホテルに入室したアベックは、風呂場でシャワーなどを利用しているが、二段目の写真はシャワーなどの流量を制限する装置や道具を販売していた。ラブホテルの経営者としてみれば、アベックが風呂場でお湯や水が垂れ流しのように使用されることにやきもきしているのではなかろうか。
2008年8月7日
2007年05月06日
●一人でできる増髪方法です。


この道具があれば、かつらの専門業者に行かなくとも増髪できます。
頭髪の薄くなった人にとって、髪を増やすことは切実な願望である。テレビのコマーシャルなどで広告している『増髪方法』とは、人髪を結び付けた人工皮膚を髪が抜け落ちた頭部に接着する手法である。カツラの新しい技術といえる。しかし、人工皮膚を頭部に貼り付けるには専門の理容師によらなければならず、費用が高くなる(テレビコマーシャルを毎晩のように実施しているのは、増髪業者が儲かっている証拠だとおもうが)。
このため、この会社では自己の作業で増髪することのできる器具を展示していた。円筒形の容器の開口部に人工皮膚の貼り付け面が露出していて、人工皮膚には粘着剤が塗布してある。容器の開口部を頭部に密着させると、人工皮膚が頭部に接着して固定される。そのまま容器を頭部から離すと、人工皮膚に結び付けた人髪が容器内から引き出されて頭部には髪が生えたようになる。こうして髪の薄い頭部に人工皮膚を貼り付けていくことで、髪が増えたように見えることになる。人工皮膚は一週間ほどは頭部に貼り付いていて、シャンプーしても落ちないそうだ。いわば、使い捨ての髪を頭部にセルフサービスで貼り付けていくようなもので、簡単に増髪を行なうことができることになる。数十本の人髪を結び付けた容器は、一個500円程度らしい。私は使いたくない道具であるが、頭髪の薄くなった人達には朗報である。
2007年5月6日
2007年04月17日
●これから調理道具です。



まだ見かけない商品ですが、これから流行るでしょう。
厨房設備機器展では面白い商品を見つけました。
一段目、二段目の写真はコーヒーの生豆を煎るための道具です。生豆を煎るには、昔からホウロクが用いられていましたが、多くは土器や鉄製のものでした。この煎り器は厚いアルミニュームでできており、熱の回りが早くなるように工夫しています。断面構造もマユ型にしてあり、豆を攪拌できるようにしてあって熱が均等に回るようにしてあります。業務用ではなく、一般家庭で使用するのが目的でしょう。
三段目の写真は加熱用のアルコール缶です。レストランや飲食店では、客席に出した料理が冷めないようにアルコールに火を付けて加熱することが多いものです。従来は石油系のアルコールを用いていましたが、このアルコールの原料はサトウキビを発酵させて製造したものです。ブラジルからの輸入品ですが、従来の石油系のアルコールに比べて3倍位値段が高いのが欠点です。しかし、これからの温暖化現象防止のために使われてくることも多くなるのではないでしょうか。
2007年4月17日
●新システムの料理の注文方法です。


これなら注文を間違えることがありません。
料理を確認しながら注文できます。
新しい形態の料理注文システムです。
今までレストランで料理を注文するには、ウエイトレスに口頭で発注していました。これでは注文が面倒であると共に注文間違いも多いものです。このため、コンピューターにより来客が直接注文できるシステムが開発されました。パソコンのモニターに料理の写真を載せておき、来客がモニター画面を押すことで自動的に料理を注文できるものでした。このシステムは今まであちこちのレストランで見かけることができました。
しかし、このシステムでは厨房と客席の間にラインを接続しておかなければなりません。この欠点を改良したのが写真で示す新しい料理注文システムです。このシステムでは太いボールペンのような注文用タッチペンを用います。来客がこのタッチペンをメニューの料理の写真に押しつけるとその操作が無線LANで厨房に伝達されるようになっています。この方法であれば店内にラインを設置する必要がなく、顧客は客席に座ってメニューを見ながら料理を注文できることになります。このシステムはこれから発売する予定であり、タッチペンは未だ試作品でした。
2007年4月17日
●調理のための新製品です。



あまり見かけない調理器具なのです。
レストラン、食堂で使用するための商品で、珍しいものを見つけました。
一段目の写真は焼肉用のプレートで、水晶で出来ています。煙が出ずに美味しく焼けるのだそうです。水晶の鉱石を磨いて造り上げたもので、韓国製だそうです。今年から販売する予定であり、高級焼き肉店でお見かけすることができるでしょう。
二段目、三段目の写真は握り寿司製造の器具です。細長い穴に寿司飯を入れ、ハンドルを下げるとシャリ玉ができ、その上にネタを乗せると寿司が出来上がります。これは国内向けではなく、外国のレストランで少量の握り寿司を製作する場合に用いられるとのこと。オードブルのような感覚で少量の寿司を製造するためのものです。このような小型で少量生産の握り寿司製造具は珍しいのですが、1台10万円という価格はどうでしょうか。
2007年4月17日
2007年03月18日
●家族経営で十分なのです。


これからは高品質の国産が最高となります。
この女性は北海道からやってきて、自前の農場でできたブルーベリーに関する食品を展示していました。ブルーベリーのジャム、ジュースなどが主製品ですが、家族3人だけで製造しているので生産量は多くないそうです。価格は比較的高いと思われるのですが、品質は高いためそれなりに納得して貰える顧客か贈答用を考えているとのこと。
これからは、生産量を増やし、売上げを延ばすことではなく、少量で高品質、高価格の国産商品を製造していくべきでしょう。家族だけで運営し、家族が生活できるだけの販売額があれば十分ではないですか。高度成長の時代のように、毎年売上を延ばすことが至上命令の時代は過ぎ去ったのです。自分の身の丈にあった経営が主流になるのではないでしょうか。
2007年3月17日
●外観と中身が違うので驚かされました。


初めて食べる食材なのでびっくり。
関東に住んでいる人は同じように感じるでしょう。
スーパーマーケットや食料品に向けて新しい食材を販売する企業のブースです。遠くから見ると紅色の中身に衣が付いた天ぷらで、一見すると海老の天ぷらのように思えました。食べてみると味は塩辛く、中身は紅生姜でした。ようするに生姜の天ぷらであり、この企業は、天ぷらの素材となる紅生姜を業務用のパックで販売するのが目的でした。
この「生姜の天ぷら」は関西の或る地域では昔から販売されていて、その辺りでは珍しい食品ではないそうです。地域性のあった食品を、この会社は全国向けに販売していこう、という計画なのです。
味もそっけもない辛いだけの天ぷらなんですが、箸休めや舌の切り替えのため、天ぷらと天ぷらの間に出しても面白いかもしれません。しかし、これだけで食事することはできないでしょう。
2007年3月17日
2007年03月17日
●米袋だけに特化した企業です。


米袋という特殊な商品だけを製造、販売していました。
商品の範囲を狭めることで逆に営業力が向上する例です。
「スーパーマーケットトレードショー」で見かけたブースでは面白い企業があった。米袋だけを製造、販売する企業である。米屋、スーパーなどでは2キロ、5キロ、10キロのような単位ごとに精米を米袋に入れて販売している。その米袋だけを販売する企業である。素材は、紙、ビニール、布などがあり、予めデザインされた袋に販売者名、品種などを注文に応じて印刷して供給するものである。いわば、米袋のセミオーダーシステムであり、中小のスーパーや米屋では必要な枚数だけの米袋を入手できるので便利である。また、デザインは毎年のように変更しており、店内の雰囲気や商店の方針に合わせたデザインを指定することができる。ここまで専門化してきたのか、と驚かされた。
2007年3月17日
2007年03月05日
●小物食品の包装です。


うーん、こんなに小さなお菓子も包装されるのだな。
「製パン製菓関連産業展」では小さな食品を包装する機械を見つけました。私も始めて見る機械です。一段目の写真はチョコレートの小片を一個一個銀紙で包む機械です。1×2センチ程度の大きさのチョコレートを角がビシッとなるように固く包んでいきます。明治や森永の有名なチョコレートもこの機械で包装されているとは気がつきませんでした。
二段目の写真は煎餅に海苔を巻き付ける機械です。スーパーなどで売られている品川巻きなどの煎餅では小さな海苔が巻かれてます。昔は人力で一個づつ海苔を巻いていたのですが、現在はこのような装置で自動的に巻かれているのです。なお、この機械はタイ、中国などにも輸出されていて、現地で品川巻きを製造するときにはこの機械で海苔を巻くのだそうです。
2007年3月5日
●どら焼はこうして製造するのです。



店頭ではなく工場ではこのようなラインで製造されてます。
清潔で近代的なのですが、何か風情がありませんが。
「製パン製菓関連産業展」では普段は見かけることのできない機械が出品されてました。この会社は連続して「どら焼」を製造できる巨大なラインを展示していました。小麦粉を投入すると全自動でどら焼が生産されます。このラインでは1時間に1600個のどら焼が製造できるそうです。この機械は未だ中規模なもので、1時間に8000個を製造できる巨大なラインもあるそうです。スーパーやコンビニなどで透明なビニールに包まれたどら焼はこのような機械で生産されているのです。国内で消費されるどら焼は年間数十億個になるのですから、このようなラインが数十台あっても足らないでしょう。以前は、小売店の店頭などで、一個一個叔父さんが焼き上げていたものですが、実際にはこのような機械化で生産しているのです。どら焼を食べている人は、このようなラインで無機質に製造されているとはよもや想像できないことでしょうが。
一段目の写真は小麦粉とイーストを溶いた液をコンベアのように移動する鉄板で焼き上げている行程です。4列にホットケーキ状に丸い皮を焼き上げていきます。二段目の写真は餡を盛っているところで、餡を一方の皮に盛ると反転させた他方の皮を載せている行程です。4列に焼き上げられた皮が2列のどら焼になって移動しています。三段目の写真は出来上がったどら焼を袋詰めしている行程です。実際の工場では、包装も自動化されていて女性が手作業で行っていないそうです。
2007年3月5日
2007年02月12日
●中小企業の新商品は。




中小零細企業からのアイデアは奇抜なものがあります。
ひょっとしたら大ヒットするかもしれません。
「ベンチャーフェア2007」では、全国の中小零細企業からの出店があり、奇抜なアイデアによる商品がありました。そんな中で変わった出店者を見つけました。
一段目の写真は、パソコンのモニター画面を見ていても疲れない、という電源アダプターを売っている企業のブースです。モニター画面ではチラつきがあるので、長時間画面を眺めていると疲れます。それで、モニターとコンセントの間に新商品のアダプターを介在させてやることでチラつきを無くし、目の疲れを無くそうというものらしいのです。何回説明を聞いてみても理論や動作が理解出来ませんでしたが、どうも、コンセントから供給される交流の波形を調整してチラつきを少なくさせるようです。まあ、気は心、と申しますから何らかの精神的な効力はあるのではないでしょうか。
二段目、三段目の写真は背骨の矯正を行って、体調を良くしようという補助具です。背中に座布団のような丸いものを当て、バンドで固定するのだそうです。普段の生活をしながら脊椎の曲がりを自動的に矯正させるのだそうです。本人が自動車事故にあって、その後遺症を解決するために開発されたんだそうです。効果の方はお聞きできませんでしたが、それなりのメリットがあるのでしょう。
四段目の写真は、女性によるマーケットリサーチの会社です。女性50名が参加していて、女性向けのマーケットについての市場調査を短時間で行うことができる、とのことでした。このブースでは、模擬リサーチを行っていました。会場に出店した企業をお客にして、その出店者に商品の説明をさせながら、女性3名があれこれと掛け合いの質問をしていき、女性の感性によってその商品の長所欠点を洗い出そうとしています。ユニークなことはユニークですが、女性特有の井戸端会議のような雰囲気がありました。なお、右端でビデオを撮影しているのは女装した男子社員です。
2007年2月12日
2006年12月09日
●撤退するのなら決断は早めにされることをお勧めします。

進むも決断ですが、止めるのも決断です。
戦略を間違えたなら傷を浅くして撤退するのも人生です。
「中小企業総合展」の会場でみかけた売れない商品です。これはトイレットペーパーを自動的に切断するロールペーパーホルダーです。内部に電池とモーターが入れてあり、前部のボタンをタッチすると、予め設定した長さにトイレットペーパーが繰り出されて切断される、というものです。
こんな商品は絶対に売れません。なぜなら、日常トイレで使用する商品ですが、万一電池が切れたり、故障したときはどうなるのでしょうか。日常生活に必要な商品は、故障しないことが一番なのです。ロール式のトイレットペーパーはもう数十年も使われてきましたが、現在どこでも使われている単純な構造になったのはそれが一番壊れなくて使いやすいからです。電動にしてみても価格が高いだけで何のメリットもありません。
しかし、このような面白商品はマスコミで取り上げてくれることが多く、テレビの番組では扱い易い商品です。このため、新製品紹介のテレビ番組で取り上げてくれると、開発者としては「マスコミが認めたのだから絶対売れる」と確信してさらに販売にがむしゃらになっていく傾向にあります。また、世の中には小金を持っていて目新しい商品を好む人種がいて、数百台程度は必ずうれるようです。だが、それは一過性のものであって継続して売れるものではありません。発売から半年もするとほとんど注文が来なくなります。その時点で商品開発に失敗した、と悟って販売を中止するのが良いのですが、中には固執して継続する開発者も見かけられます。そうなると、財産を食い潰すことになって、最後はどうなるのでしょうか。商品開発にはアイデアも必要なのですが、マーケットがどのようになっているか、社会がどの程度まで必要としているか、までを推測しなければなりません。目新しいだけであっては利益のある商品を開発できないのです。
この商品を眺めていて、そばにいた説明員に「この商品は売れないな」と言ったところ、説明員はカンカンになって怒っていました。それはそうでしょう。「これは売れるはずだ」、と確信して見本市に出品しているところに冷水を浴びせられたようなものなんですから。しかし、他人からの客観的な注意を冷静に聞きとめるだけの心のゆとりがなければ商売は成功しません。
2006年12月9日
●どうしてこんなに多くの企業が研究するのでしょうか。




いつも思うのですが、マーケットを理解していないのでは。
他社が研究しているからといって、同じ商品を開発する必要はないのです。
「中小企業総合展」の会場では同じような新商品が多数展示されてました。たとえば、風力発電装置で、私が発見しただけで4社ありました。この会場だけで4社も風力発電装置を開発しているのですか、全国には数十社以上もこのマーケットに参加している企業ガ存在しているのではないかと推測されます。
しかし、こんなに風力発電装置が必要でしょうか。なるほど、風力発電では炭酸ガスを発生せず、公害の原因とならずにこれからの循環型社会にはピッタリの商品かもしれません。だが、百万円以上する装置を購入しても、せいぜい数百ワットの発電量しかありません。電気代で換算して投資金額を回収するには百年はかかるのではないでしょうか。そもそも、このような小型の風力発電を必要とするのは、絶海の孤島や送電線を架設できない山奥でしかありません。そのような地域は日本国内でも極く限られた場所となります。そんなに多くはありません。このように多くの企業が参入してもマーケットが狭いために売れないはずです。これから風力発電装置を開発して参入するのは考えた方がいいのではないでしょうか。
2006年12月9日
2006年11月18日
●老人だって周りの目が気になるんです。


老人にも人格があるんです。
恥ずかしくなるような商品は使いたがらないはずです。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。歩行補助車(車椅子ではない)に簡易便器を付けたものです。筋肉の弱ってきた老人がこの車を押しながら歩行し、疲れたら椅子に腰掛けて休むことができます。便意をもよおしたなら座席を持ち上げて、ビニール袋を入れた簡易便器を露出させて用を足します。要するに、今まで介護用品として知られている、歩行補助車と便器付き椅子を組み合わせたような商品です。この会社の社長の老母が要介護者で、おむつをするのは嫌がるが、外出をしたい、という要望に答えて製作したものなんだそうです。外出先の何処ででも用便をすることができ、おむつをしなくても済むことになります。
だが、このような商品を利用する老人はいるでしょうか。衆人の視線がある外出先の道端や町中で、排泄するような老人はいないでしょう。一応は、補助車の周りを遮蔽するようにカバーが用意されていますが、老人であっても町中での用便は嫌なものでしょう。使う老人の心理を考えていない商品ではないかと思います。また、排泄物を投入したビニール袋はどのようにして持ち運ぶのでしょうか。まさか、道端のバケツに捨ててくるようなことはしないかと思いますが、自宅まで持ちかえってくるのでしょうか。介護する人の労力までも配慮していないと思われます。
2006年11月18日
●これでジャンプが高くなるでしょうか。

日本人の発想では商品化できないものです。
とにかく、形にしてしまうところが凄いのでしょうか。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。スニーカーにバネを取り付けて、ジャンプしながら歩くと筋肉を増強させることができる商品なんだそうです。漫画などにはよく見られる靴なんですが、実際にこのように商品化する人がいるのは驚きです。どうも韓国製のようですが、韓国ではこのようなユニークというか突拍子もない商品が出てくるようです。私の憶測では、韓国国内向けに開発したのではなく、米国などに輸出するために製品化したのではないでしょうか。
なお、このような靴に似た商品は随分前に見たことがあります。
2006年11月18日
●中途半端な機能のステッキでした。

便利そうなんですが、実際には不便ではないでしょうか。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。ステッキなのですが、握りの中にあるレバーを引くと4本の棒がタコ足のように広がり、ステッキを安定化させるのだそうです。通常はステッキとして使い、老人が疲れたときには棒を広げて多点杖となるものです。二つの利用方法があるため外出には便利になりそうです。
しかし、このステッキは売れないでしょう。全体が重いのです。中心の棒にはレバーと連動したロッドが仕込んであるため、約700グラム以上あります。ステッキとしては重くなり、持ち運びに不便となるはずです。一石二鳥を狙ったアイデアなのですが、ステッキでもなく、多点杖でもなく中途半端な商品となってしましました。
このステッキを見た私が説明員に「これは売れないよ」と返事をすると、説明員はカンカンになって怒り始めました。試作品が出来たので、始めて一般に披露する見本市で売れないといわれたのですから怒るのは当然でしょう。今まで研究してきた新商品を発表し、これから全国に大きく販売できるはず、と夢を持っていたところに冷水をかけられたようなものですから。
しかし、新商品の欠点を早い内に指摘されるか気が付いて、マーケットでは需要が無いと判断したら早期に撤退することも重要です。売れ行きが悪いと感じながらも、あまりに自分のアイデアに惚れ込んで深入りすると大きな傷になってしまいます。実際、新商品の開発にのめり込み、投資を続けたために会社そのものが解散してしまった実例が沢山あります。商品開発もいいのですが、諦めて撤退するのも重要なことです。
2006年11月18日
2006年10月31日
●かなり変わった機械なのですが面白さがあります。


こんな花束を贈られた女性はどんな気持ちになるでしょうか。
「国際フラワーEXPO」の会場で見つけた新商品です。一段目の写真の右側にあるのが花に文字を印刷するプリンターです。この機械の中にバラやチューリップの花を入れて固定し、パソコンでデーターを入力すると花弁に文字が印刷されるのです。特殊なインクを使って印刷するので、水などでは落ちないそうです。
この機械を使って印刷するとなれば、愛の告白か何かの記念日に特定の人に差し出す場合でしょう。使う機会は少ないのですが、このプリンターで文字を印刷された花束を受け取ったならビックリすることは間違いないでしょう。
2006年10月30日
2006年10月29日
●不思議な商品なのですがそれでも需要者はいるらしいのです。

デザインも不思議なら用途も不思議でした。
女性からはオーラが漂ってくるような感じをうけました。
「産業交流展」の会場で見つけた新商品です。この女性が手に持っている土器のようなものが商品で、これは「まくら」なんだそうです。上下に分離されたお釜と蓋で組み合わされていて、素焼きの素材です。お釜の中に頭を入れ、顔を隠すように蓋を置くと安眠できるとのことでした。この頭全体を覆ったまくらで寝ると、宇宙空間に漂うような異次元の体験ができるそうなんです。このまくらを買わなくとも、出店者の会社に出掛けると、レンタルでお試しできるコースもあるそうなんです。私は余り乗り気はしなかったのですが。出店者の女性は、「これは商品ではなく、芸術品です」と力説していましが、どことなく霊能者のような雰囲気がありました。
2006年10月29日
●思わぬ用途にニッチと判断しました。


最初は余り関心を持たなかったのですが、説明を聞くと「なるほど」と思わされました。
「産業交流展」の会場で見つけた新商品です。ゴミの重量を測定する機械です。上段の写真にあるように、一般に見慣れたデジタル体重計のような形をしています。下段はゴミ袋の重量を測定している状態を写したもので、測定器にゴミ袋を持ったまま乗り、重量を計測します。その後、人物だけの重量(体重)を計測して、差し引けばゴミ袋の重量が算出できます。ゴミ袋を持ったままと手ぶらの状態では重量が変わり、ゴミ袋だけの重量が算出できるのは当たり前のことです。この機械では、その測定結果を無線LANでパソコンに伝達できる機能があり、価格は38万円であるとのこと。
最初にこの機械を見た時に、ゴミ袋の重量を計るだけのための機能があるだけで、売れるのかどうか疑問に思いました。重量を計測するだけであれば、こんな機械を買わなくとも量販店で数千円の体重計を購入すれば良いはずです。しかし、出店者にいろいろと尋ねて見ると、なるほどな、と関心させられました。このへんてこな機械はちゃんとした需要があるのです。
例えば、多数の小さな小売店が並んでいる共同市場では、ゴミを捨てるにはその捨てた重量により処理費用が必要となります。今までは、毎月のゴミ処理費用から小売店の数で頭割りでして負担していましたが、ゴミを大量に出す小売店とそうでない小売店では不平等となります。このゴミ重量測定器を共同市場のゴミ捨場に置き、各小売店から出るゴミ袋の重量を計測し、その総合計により毎月のゴミ処理費用を按分すれば極めて明瞭会計となるのです。出したゴミの重量に比例して処理費用を負担するのであれば誰からも文句はでないことになります。こんな用途に、このゴミ重量測定器が必要となってくるのでした。この機械は多数は売れませんが、全国では必要としている人達がいたのです。これぞまさしくニッチ商品なのでした。
2006年10月29日
●愛犬家ではだれもが困っていることです。


これがあれば愛犬家にとっては朗報です。
ワンちゃんの方はどんな気分になるでしょうか。
「産業交流展」の会場で見つけた新商品です。ワンちゃんの糞を拾い上げる道具です。この出店者の持っている棒の先にはビニール袋が取り付けてあり、その袋を今まさにワンちゃんが糞をしようとするときにお尻に差し出すのです。すると、ワンちゃんの糞は袋の中に落下して、地面にはへばりつきません。棒の手元のワイヤーを操作すると袋は折り畳まれ、糞は袋の中に収納されるようになっています。こうして、ワンちゃんが道端に糞を落としておくことなく、飼い主は手を汚さずに糞を袋に取り込むことができるのです。愛犬家にとっては、煩わしい作業がなくて、めでたしめでたしということになります。
愛犬家では、ワンちゃんの散歩の際に道路の落としていく糞の処理に悩まされていました。このため、過去にも糞取り機は各種開発されていたようですが、アイデア段階で終わっていて商品化までされた方は少なかったようです。特許公報や実用新案公報を検索するとワンちゃんの糞取り機の発明が数多く見受けられるからです。商品化はしたのですから、今後の販売にご尽力下さい。
なお、この開発者はビルのオーナーのようで、余裕がある雰囲気でした。新商品を販売して儲ける、というよりは、アイデアを実現化して発表することが生き甲斐のようでした。ブースには、この糞取り機の他にも新商品が多数並べられていて、特許も多数取得していてアイデアマンのようでした。
2006年10月29日
2006年10月27日
●こんなものまでライセンスされてます。


ブランド、キャラクターでは何でもライセンスできる時代です。
「ライセンシングアジア」の会場で見つけたライセンス商品です。クッションに医薬品のブランドをプリントしたもので、クッション以外の商品にもブランドを印刷したものもありました。この会社では、日常見かける医薬品のブランドを医薬品以外の商品に使用するためのライセンシングをしていました。何時も見慣れた龍角散や宇津救命丸のパッケージがそのまま生活用品に印刷されていると、何か新鮮な感じがします。要するに、アンディーウオーホールがキャンベルスープの缶をそのまま描写したのが美術品になるのと同じ理由でしょうか。
このライセンシングの企業では、国内で昔から使われている家庭常備薬に絞って商品化しているようです。現在は何でもライセンスの対象となるようで、どのようなブランド、著作権をどのように加工して商品化するかが勝負のようです。この他に、有名企業のブランドをTシャツに印刷し、その企業から広告料を徴収することで利益をだしている企業もありました。
2006年10月27日
2006年10月16日
●売れそうにない発明品 ③


日常生活で便利そうに見えるのですが。
自宅を大改造するまでもないと思うのですが。
「パテントソリューションフェア」のブースで見た特許商品です。台所から出るゴミ箱を内外から取り出すことのできる装置なんだそうです。
台所には生ゴミなどを入れるゴミ箱が設置されていますが、ゴミを捨てるには一々取り出して外に捨てに行かなければなりません。このアイデアでは、家の壁に穴を開け、部屋の内外でゴミ箱を取り出したり、入れたりすることができるのだそうです。ゴミ箱を台所の中で持ち運ぶこともなく、清潔になるはずです。
しかし、家の壁を破ってまでして穴を開ける必要があるのでしょうか。また、壁に穴を開けるとなるとそれだけ大工仕事の工賃がかかります。新築の工事で、仕事が増えればそれだけ建築費が高くなるはずです。また、穴を開ければ風水が進入しやすいものであり、家の寿命にも影響してくるのではないでしょうか。
なお、日常的に生ゴミが発生する料理店の板場では、隣の部屋にゴミ箱を移動させるような穴を開けているのは見たことがあります。しかし、一般家庭ではここまでして壁に穴を開ける人はいないのではないでしょうか。
2006年10月15日
●売れそうにない発明品 ②

昔のアイデアではないかと思います。
今は安くて使いやすい機械が沢山出回ってます。
「パテントソリューションフェア」のブースで見た特許商品です。一斗缶を押しつぶしてしまう道具なのだそうです。機械工場や食品工場では不用になった一斗缶が沢山出ます。それらを上下から押し潰して小さくすることで廃棄するのに便利な道具だそうです。
この道具は写真で判るように、2メーター程の長さがあって重いのです。テコの原理で軽く押し潰すためにはこの程度の大きさが必要かもしれません。だが、マーケットでは電動で簡単に一斗缶を押し潰す機械が販売されているのです。それも数社から。大きさも数十センチ四方の大きさであって、場所を取りません。
この道具であれば動力もいらず、どこでも使うことはできますが、こんな大きな道具を導入して使いたい会社は無いでしょう。会社の上層部よりも、作業現場で働く人からは、「ボタンで簡単に押し潰す機械があるのだからそれを買ってくれ」、という要求があるのではないでしょうか。
時代錯誤の商品であり、こんな馬鹿でかい道具を使いたいと感じる人は少ないのではないでしょうか。
2006年10月15日
●売れそうにない発明品 ①


個人的な趣味のアイデアでした。
「パテントソリューションフェア」のブースで見た特許商品なのですが、何度説明を受けても理解できないものだった。要するに、思い出や記念をシールやメタルにしておき、後日になってその場に居たことを証明します、というアイデアであった。仕掛けとしては、コンサート、観劇、映画、野球などにでかけたなら、そのチケットの半券(の番号でも良い)を本部(つまり、特許権者のいる事務所)に送ると、その日、その会場にいたことを証明するメタルを発行してくれる、というものである。発明者の女性は、「その日、その場にいたことを証明し、思い出が正確な記録として残る」と力説されていた。
だが、このような個人の行動を証明して記録することに何か意義があるのだろうか。個人的な記録を残すだけの価値があるとは思えない。無料であればまだしも、本部に手数料を支払ってまでして記録を残したいと考える人は少ないであろう。また、そのような需要があったとしても、極く少ない人数ではなかろうか。
この発明者の女性の個人的な欲望から開発したと思われるのだが、誰も買わないであろう。世のなかの需要を考慮せずに開発してしまったのではなかろうか。
2006年10月14日
2006年10月15日
●どこでも見かけられる娯楽の用具です。


レジャー&サービス産業展にはありふれた商品が出店されてました。
大企業では絶対に製造していないのです。
「レジャー&サービス産業展」では、簡易型のジム機器が出店されてました。スポーツジムやフィットネスクラブには必ず機械で肉体をトレーニングするジム機器が設置されています。しかし、それらの多くは大型で高価なものでした。この会社では、機能を省略し、安価なジム機器を販売していました。但し、フットネスクラブに向けて数種類の異なったジム機器を一括販売しているのであって、一般家庭向けには販売していません。
最近のフィットネスクラブでは、シャワーを無くして設備を小さくし、投下資本を少なくした小型の店舗展開が増えています。駅前の小さな広さのビルで直ぐに開業できるのを狙ってます。クラブの会員からすれば、豪華なシャワーや休憩室などは不用であって、気軽に汗を流せるのであればそれで十分なのです。そんな要望のためにこのようなパイプ製の簡易なジム機器が開発されたようです。
下段の写真は街の雑貨屋とか駄菓子屋の店頭で見かけられる占い販売機や千社札販売機です。コインを投入して、必要なデーターを入力すれば占い札や千社札が出てくるものです。全国のどこでも見かけられる自動販売機なのですが、実際に製造し、販売している会社は名も知れない小さな会社なのです。ただ、利用しているお客にとっては、誰が製造して流通させたか、は知るよしもありません。それでいいのです。このような目立たないヒット商品は静かに、黙って売れていくのです。
2006年10月14日
2006年10月14日
●極めて多機能な商品なのですよ。

世間にはこんな不思議な電化製品もあるのです。
しかし、実際に使う人もいるのです。
「ダイレクトマーケッティングフェア」でみつけた不思議な機械です。極めて大型のハードディスク(300ギガ以上あるらしい)を搭載した電子機器で、カラオケ、テレビゲーム、囲碁ソフト、将棋ソフト、数十本の劇映画、観光地の風景画像などのソフトを収納してあるのだそうです。これ一台で、カラオケを始めとする全ての遊び(ソフト)が出来るのだそうです。これから高齢化社会となり、定年で退職した人達が自宅で時間潰しをするために製作された新型商品なんだそうです。
写真の中央にある紫色をした機械がその本体で(テレビは含まず)、一台が何と90万円もします。この金額が高いと感じるか、安いと感じるかはその人の主観でしょう。この機械を5年間使ったとすれば、1日500円です。この金額で暇つぶしができるのなら安いかもしれません。
では、この商品が売れるのでしょうか。実は売れるのです。強力なセールストークの営業員では、このような多目的多機能の商品の長所だけを説明し、小金を持った顧客に営業していくのです。世のなかにはこのような暇つぶしの機械を必要としている人種もどこかにいるのです。そういった人達のためにこの新製品は企画された、と考えれば良いのです。1、2年の内に、どこかの家庭にこの機械が据えつけられているのをご覧になることもあるでしょう。なお、この機械を誰がどのようにして販売するか、については私は説明を差し控えさせて頂きますが。
2006年10月14日
2006年10月01日
●大企業の乗り込みが始まった。


介護用品、リハビリ用品の分野はこれからです。
異業種の大企業からも参入が相次いでいました。
福祉機器展には介護用品ばかりでなく、リハビリに関する商品も出店されています。二つの写真は何れも脚力を増強し、身体を柔軟にさせる訓練のために使用するものです。一段目の写真では、両脚を開閉して両脚を開くための装置です。二段目の写真は、足を前後させることで歩行を回復させるための装置です。何れも新製品で、これからの販売となるそうです。
この機械が珍しいのではなく、この機械を製造していうのが古河機械金属という一部上場企業なのです。どちらかと言えば、固くて大型の機械などしか製造してこなかった企業ですが、すでのリハビリの分野も研究していたのでしょう。歴史のある大企業も福祉関連の業界に乗り込んできた証拠です。
2006年9月30日
●不便な介護用品でないかと思うのですが。


介護の世界には新商品が現れます。
本当に売れるかどうか疑問となりますが。
福祉機器展には毎年のように新製品が出品されてます。しかし、一見しただけで不可思議な(つまり、売れそうにもない)商品が出品されているのを見かけます。新製品を案出する努力も必要なのですが、はたして市場で必要とされている商品かどうかも考慮すべきではないでしょうか。
一段目の写真は畳を持ち上げることのできる装置だそうで、写真の状態が畳が最大に上昇した位置で、下降させると他の畳の高さに収納できるものです。なんだか、時代劇に出てくる忍者屋敷の畳みたいです。この装置では、畳の上で介護を受けたい老人のために製作されたもので、要介護者が寝ている畳を持ち上げて介護できるようにしたとのことでした。しかし、本来、畳は部屋の中に敷きつめられているので役に立つものです。一枚の畳を持ち上げるとその周囲は他の畳と擦れることになります。また、畳は床の根太の薄い板に載せられているので、このような機械を載せることができるかどうか問題となります。また、介護する人達にとっては、このように畳敷きの部屋の中で、畳が持ち上がったところでも別に便利ではありません。老人介護では身体の沐浴や排泄物の処理などがあり、水分を吸いやすい畳の上でこのような作業をするとなれば、介護する人にとっては大きな負担となるのではないでしょうか。発想はユニークなのですが、介護する人達の利便性は考えられなかったようでした。
二段目の写真は、車椅子に取り付けて三輪車にするアダプターです。車椅子の前に取り付けて、ハンドルを操作しながら前輪を回すことで、要介護者が自力で移動でき、脚力の増強になるのだそうです。しかし、本来車椅子を使用しなければならない要介護者では、脚力がないために車椅子に座るのです。脚力を訓練するためには別途専用のリハビリ用品があるため、それを使った方が便利です。また、要介護者が子供の三輪車のような道具を喜んで使う、とは思われません。一見すると、車椅子にもリハビリ用品にもなる便利なものと思われるのですが、実際には使われることは少ないでしょう。
2006年9月30日
●便利な介護用品ではないでしょうか。


小さな介護用品ですが便利でしょう。
中小企業でも便利でユニークな商品を販売しているところもありました。福祉機器であっても、他社では取り扱わない商品開発をするべきです。
一段目の写真は歩行補助具であり、足腰の弱ったお年寄りが体重を車体にかけながら歩行することができるものです。別名、お年寄りのオープンカー、と呼ばれているようですが。従来は乳母車のような車体にビニールのカバーがかけられた構造のものばかりでした。どちらかと言えば、ダサイくて、老人らしい商品でした。この会社ではデザインを一新して、モダンな補助具を展示していました。価格は従来品の三倍もしますが、散歩にもお洒落な感じをもたせるでしょう。なお、この会社では、この補助具を男性の老人に販売していきたい、と言ってました。男性は外出するときに、このような補助具を使うのを嫌がるそうです。モダンでお洒落な補助具であれば、歩行の友達に使うのではないでしょうか。
二段目の写真は、車椅子で使用する大型の帽子です。車椅子に座っていて雨に降られると、雨水が肩からしみ込むそうです。通常の三倍以上のツバが広いので、雨水が体に当たり難くなってます。どこにでも有りそうなのですが、実は他には無い帽子だそうです。
2006年9月30日
2006年09月25日
●超高級のベビーカーもありました。

広い世界にはこんな高級・高額のベビーカーを製造する会社もあるのです。
国内メーカー、商社の大半は一万数千円以下の安いベビーカーを販売している中で、或る商社は超高級ベビーカーを展示していた。英国製のもので、数十年程デザインは変わっておらず、生産台数は年間数百台(全世界に向けて)であるとのこと。予定台数だけ生産したら、注文があってもそれ以上は生産しないらしい。価格は日本で30万円である。だが、日本では一台も売れたことが無かったそうである。多分、世界で一番の高級ベビーカーではなかろうか。
しかし、良く考えてみると、このようなベビーカーは日本では売れないであろう。車体自体は大きく、車高も高い。日本の道路(特に住宅地)では、このように大きなベビーカーを動かせるような広さが無い。また、住宅事情からして、このようなバカでかいベビーカーを収納したりしておくだけの余裕がないであろう。田舎であれば広くて人込みのない道路もあり、住宅も大きいので収納しておくだけのスペースも有るかもしれない。しかし、田舎でこのような高価格、高級のベビーカーを動かしていると目立ってしょうがない。このデザイン、大きさは都会でなければ利用価値がないからである。そんな理由で日本では使える家庭は皆無であろう。
だが、広い世界の中にはこれだけのベビーカーを購入して使用している家庭もあるのが現実なのである。アラブの王家、ヨーロッパの金持ちなどであれば購入するかもしれない。であるから、このベビーカーを生産する英国のメーカーは、全世界に散らばっている超金持ちを相手に少量だけ販売しているのである。多分、このメーカーは超金持ちを相手にして、細々とこのベビーカーを生産し、細く長く継続していくのではなかろうか。
2006年9月25日
●付加価値の差が利益の差になる例です。


同じ商品なのですが、デザイン、価格が違います。
中小企業が同じような商品を製造するにあたり、工夫した商品とそうでない商品とには大きな差が出ることは当然である。一般的に付加価値と言われるもので、付加価値によって価格に差が生じ、利益にも差が生じるのである。「ベビー&シルバーショー」ではこの恰好の商品を見つけることができたので、どこが工夫であって付加価値であるかを検討してみて下さい。
上段の写真は合板を曲げた幼児用椅子と机である。椅子は一脚が3800円であり、机は一個5000円の定価である。デザイン、機能とも優れていて商品に柔らかさが出ている。下段の写真は鉄パイプを曲げて溶接し、ビニールシートを固定した幼児用椅子である。定価は量販店で980円程度で販売されているらしい。昔からあるデザインであり、特に変わった工夫がなされている訳でもなく、キャラクターが印刷されているだけである。このようにシンプルな構造であって、使用目的がハッキリしている商品であるが、価格が4倍近くまで開いている。これはデザイン性や差別化によるものであり、その付加価値を認める人にとっては4倍の価格であっても購入するだけの魅力があるからである。これからの中小企業は、商品には他社にはない付加価値をつけ、その付加価値の差により高価格、高利益の体質にしていくべきではなかろうか。
なお、両社の商品も共に中国製であった。
2006年9月25日
2006年09月19日
●美貌を作るための商品ですが。



女性の美貌を創造する機械なのですが、不可思議なところもありました。
女性だけが最終的な顧客となる「ダイエット&ビューティーショー」では変わった商品がありました。
一段目の写真は足の裏から毒素を抜き出す機械だそうです。業界用語では「デトック(解毒)施療」と呼ばれるもので、足を水槽に入れて電極に通電すると、電気分解の要領で足裏から人体の毒素・老廃物が排出させることができるとのこと。見ていると、30分位で水槽の中には老廃物らしい茶色い色素が出てきます。この施療が体に良いか悪かは別として、私はこの機械の販売に驚かされています。この機械は数年前から発売されているもので珍しいものではありません。昨年は3社が類似品を製造してましたが、今年になっては7社が製造しているとのことです。だが、実際には販社が無数にあり、販社自体が自社のラベルを貼って販売しているため、会場内では30社程が展示していたようです。この業界では、他人のアイデアのパクリは常識のようで、売れるとなるとブームになってどこの会社でも類似品を販売するようです。ブームが来るのはいいが、ブームが去るのが早くなるのではないかと危惧しています。
二段目の写真はパーマの道具かと思ったら、頭にお鉢を被せて、上からイオンの混じったミストを噴射する機械なのだそうです。イオンの蒸気が頭全体を覆って、リラックスするとのことですが果してどうかな。今年の新製品とのことでした。
三段目の写真は付け頭髪です。男性が持っているのはヒジキではなくて素材であり、薄い皮膜に人工頭髪を貼り付けてあります。この素材を円形禿や頭髪の薄い部分の形状に合わせて切り取り、皮膜に接着剤を塗って頭の皮膚に固定するのだそうです。右側にある人形のように頭から髪が生えたようになります。300社位出店していた会場内でこのような商品を販売していたのはこの一社だけでした。あまり美貌とは縁がないような商品であるためでしょう。どちらかと言えば、何らかの障害でハゲたのか、高齢のために髪が薄くなった人のメンテナンスのためのものだからではないでしょうか。価格自体は結構安いもので1センチ四方で数百円程度でしたが、貼り付けるための技術料が数千円かかるらしい。商品を販売するのではなく、作業の技術料で稼ぐためのものでした。
2006年9月19日