2010年05月24日
●今まで眼を付けられなかったジャンルでした。


マンガのテーマとしては異色なのです。
今まで誰も注意してみなかった業界をテーマにしたのです。
溶接機器が展示されている会場内にはマンガ本が販売され、作者のサイン会が行われていました。「とろける鉄工所」というタイトルのマンガであり、マンガ雑誌に連載されているのだそうです。鉄工所という、どちらかと言えば灰色がかった職場をテーマにしたもので、マンガとしては異色なものでしょう。筆者の野村宗弘氏は、自らの鉄工所の溶接工の体験をマンガにしたのでした。
今までのマンガでは、「課長島」のようにホワイトカラーの職場を舞台にしたものが多かったのですが、地味な鉄工所をテーマにしたのが珍しいのでしょう。私は知らなかったのですが、このマンガは溶接業界では有名なようで、この日はサインを求める人達の行列が続いていました。
2010年5月24日
●日本製が強いと思ったのですが、意外にも。


外国製でもユニークな商品は強いみたいです。
溶接機器のほとんどは国産が利用されています。しかし、数は少ないのですが輸入された溶接機器も見かけられました。多くの国産品に対抗して輸入され、販売の実績があるのですから高性能かつユニークな商品ばかりです。これはノルウエー製の高周波加熱機であり、小さな部分だけを加熱させることができるものです。2センチ径の鉄棒も10秒位でこのように加熱できます。二段目の写真の上にある三角形の装置が高周波発生機ですが、このように小さいものでした。世界に輸出している装置であるため、機能的にもデザイン的にもこなれた商品でした。
2010年5月24日
●手作業の部分がまだ多い業界です。




職人技が生きています。
溶接の業界では自動化ばかりではなく、手作業によるものも多いのです。一品物の製作や細かな部品の溶接では大部分が職工による手作業で加工されています。このため、会場内には背広姿の人は少なく、作業着姿の人が目立っています。町の鉄工所や現場の人達が新しい技術を入手しようと来場されているのです。
一段目と二段目の写真はレザーによる溶接を実演しているブースです。また、電気溶接やレザー溶接が普及しているといえ、昔ながらのアーク溶接もまだ主流なのです。三段目の写真はアーク溶接を実演しているブースで、町工場の親父さんたちが熱心に観察していました。技能工により溶接された作品は四段目の写真にあるように、参考品として展示されていました。業界では有名な職工なのでしょう。来場者はその技を熱心に観察していました。溶接の技術は職工個人の技能であり、教科書などでは理解できるものではありません。若い職工達が腕をあげようとこれらの作品を何度も見ていました。
2010年5月24日
●全産業の基本技術です。





地味なのですがこの技術が無いと何事も成り立ちません。
「国際ウエルディングショー」に出掛けてきました。ウエルディングという名称の通り、この見本市は「溶接」に関する技術・商品が出店されています。隔年に東京と大阪で交互に開催されるもので、東京では4年ぶりとなります。
溶接は建設業界、設備業界、自動車業界などで広く利用されている技術であり、産業の根幹をなす幅の広い技術なのです。地味な業界ですが、溶接がないと社会が成立しないような基本中の基本の技術なのです。溶接には大きく分けて、アーク溶接、電気溶接、レザー溶接などがあり、参入している企業も多いのです。このため、来場者の人数も多く、最近の見本市では活気のある会場でした。
二段目の写真は、黄色い色で特徴のあるファナックのブースです。コンピューターを駆使した自動溶接機の展示をしていました。三段目の写真は他のブースにあった溶接のロボットの展示であり、自動車のボディーなどを組み立てるために大量に使用されています。テレビにニュースなどではお馴染みのロボットです。
四段目の写真はパイプを設計図通りに自由に切断、開口できる装置で、パイプとパイプを接続するための接合面などを加工することができます。この装置で加工したパイプの見本が五段目の写真にあるもので、このような形をしたパイプが現在建設中のすみだタワーの構造部材として利用されているのだそうです。すみだタワーでは、多数の鋼管を網のように溶接して組み上げていて、それぞれの鋼管が結合される部分では隙間が発生しないように三次元で切断開口されているのです。
2010年5月24日
2010年05月22日
●久し振りに盛大なセミナーでした。





豪華なスポンサーと熱心な参加者で講師冥利に尽きます。
5月19日に東京豊島区にある巣鴨信用金庫本店でセミナーを開催しました。主催者は、関東経済産業局、中小企業応援センター(東京商工会議所)、すがも事業創造センターで、後援はとしまビジネスサポートセンター、板橋区となって、豪華なものでした。今まで出演してきたセミナーでは一番のものとなりました。
一段目の写真は巣鴨信用金庫本店の建物で、この三階にあるホールが会場となりました。本店の入口には巨大なポスターが貼りだされていて(二段目の写真)、会場の目印となっていました。今回は約180名の方が参加され、熱心に聴取して頂きました。多分、この不況を脱出しようと考えてみえる経営者がこのセミナーを目に留められたのではないかと思います。私の話を聞いていただけるのは誠に有り難いことでした。
現在、すがも事業創造センターでは6月から始まる「隙間商品開発セミナー」の参加者を募集しています。私が講師であり、毎月一回で10回のコースとなっています。ご参加される方はお申し込み下さい。
2010年5月22日