2009年10月28日
●飲むのがためらわれるような作品でしょうか。



雑誌などでは知っていたのですが、現物を見るのは初めてでした。
コーヒーの見本市の会場では、コーヒー豆や抽出機械などの商品を展示すると同時に、バリスタ(要するに、コーヒー豆からコーヒーを抽出してサービスする技能者のこと)のチャンピオンを決めるイベントもありました。高級な喫茶店に向けた技能向上と技能者養成のための啓蒙活動の一環なのでしょう。マンネリ化する喫茶店に対して、最新の技術を発表することで喫茶店の地位向上と集客力を高めることが狙いのようです。最終的には高価なコーヒー豆を沢山消費してもらうことが目的なのですが。
そんなコーヒー抽出の技術の一つにドローイングがあります。コーヒーの表面にミルクを注ぎ、黒色のコーヒーの表面に白色のミルクで絵を書く技能です。最近流行ってきたようです。このブースでは一生懸命にドローイングを試してくれていました。三段目の写真にあるように、ウサギと猫の図柄が表現されてました。
遊び心で楽しいものなのですが、飲んだら絵が消えてしまうのが残念です。
2009年10月28日
●コーヒー専門店のためのイベントです。





純喫茶が減っているのを盛り返すためでしょうか。
美味しいコーヒーがサービスされてました。
「SCAJ」という見本市に出掛けてきました。この英語表記だけでは内容が不明確なのですが「日本スペシャリティーコーヒー協会」の略称であり、「もっと楽しく美味しいコーヒーを」というのがスローガンなのです。つまり、インスタントコーヒーのような安直なものではなく、ファーストフードで提供されるような薄っぺらな味のコーヒーでもない、本格的なコーヒーを提供していこう、といのがこの見本市なのです。
見本市の出店者は、コーヒーの生産者(生産国)、コーヒーの輸入業者、焙煎機械のメーカーなどであり、来場者はコーヒーの問屋、喫茶店経営者などで占められています。要するに、昔からあった街の喫茶店が顧客対象であり、高くても美味しいコーヒーを世のなかに広めていこうというものです。以前はどこの駅前にも、純喫茶とか珈琲専門店とかの看板を出して、コーヒーの味で勝負する喫茶店がありました。しかし、喫茶店はどんどん廃業していて、店舗数は減っています。その理由としては、ハンバーガー店が喫茶店化していることが大きな理由でしょう。百円玉一つでコーヒーが飲めて、椅子に座って休憩できるのです。多少は座り心地は悪いのですが、安く休めるので人気があります。こうなると数百円を払ってまでして、高級そうなインテリアの喫茶店にでかける人は少なくなってきました。
そんな風潮を打開しようとして画策したのがこの見本市ではないかと思われます。会場の半分くらいの面積には、コーヒー豆の生産国や大規模な農場がブースを出していました。二段目の写真はエチオピアのコーヒー輸出協会のブースで、現地の喫茶風景を再現していました。絨毯の上で小さなカップで飲むのが風習のようです。三段目の写真は、ルワンダ共和国によるブースであり、右側の二人は国家公務員なのです。
この見本市ではコーヒー豆の売買も行われていて、輸入業者と焙煎業者の間で商談が行われていました。四段目の写真では、業者同志が豆の品評をしているところです。コーヒー豆には多くの種類があり、それらに等級があるため複雑な価格設定となっているようです。素人には同じような豆なのですが、業者では見ただけで判るようです。
会場内のあちこちには試飲のコーナーがあり、当然のように無料でコーヒーが飲めます。このコーナーでは多数の種類のコーヒーをそれぞれポットに入れて試飲させてました。喫茶店やホテルなどでもこんなサービスをしてくれたら有り難いのですが。不思議なことなのですが、この会場内ではコーヒー特有の香りがしないのです。どの喫茶店でも入口に立つと、独特のコーヒーの香りがしてくるのですが、この会場ではそんな臭いが漂ってこないのです。狭い場所で余りにも多くのコーヒー抽出が行われたため、香りが打ち消し合っているのかもしれません。
2009年10月28日
2009年10月16日
●細かい商品ですが類似するものがなさそうです。



実際の育児を深く研究して開発したようです。
このブースではプラスチック製の細かい商品ばかりを展示していました。その数は数十種類もあったでしょうか。これらは全て育児用専門の小物の商品なのです。二段目の写真は、自動車の窓ガラスに吸盤を吸着させ、それに傘の柄を固定できるようになってます。雨の日に幼児を車から降ろすときに、母親と幼児が濡れないようにするものです。三段目の写真は外出したときに、公衆便所にある洋式の便器に被せて幼児が大人用の便器から落下しないようにするアダプターです。
こんな小物の商品ばかりが並べられていましたが、何れもあれば育児に便利な商品ばかりであり、なるほど、と感心させられました。従業員20人位の小さな会社でしたが、育児の現場を良く研究していて、細かなところに気が配られてました。それほど大きなマーケットではないのですが、これだけ多種多様の商品を開発する熱心さには驚かされました。
2009年10月16日
●皇室の写真で売れるでしょうか。


テレビで放映されてから輸入を開始したようです。
平凡な商品なのですが、売れるといいですね。
或るブース(一段目の写真)ではベビーバギー、三輪車が展示されてましたが、これらの商品のデザインはそれほど珍しいものではなく、ありふれたものでした。しかし、ブースの前の写真を良く見ると、皇室の悠仁さまが三輪車に乗っています。その三輪車はドイツ製のもので、このブースで展示してある三輪車と同じものなのです。宮内庁では、三輪車を購入する際に国内のメーカーからは選ばず、国内では余り知られていないドイツのメーカーの商品に決めたようです。国内の特定のメーカーの三輪車を選定すると、そのメーカーの宣伝になってしまいます。このため、国内では知名度の極めて低いドイツ製の三輪車を選んだようでした。
そこで、この業者は早速ドイツのメーカーに交渉して輸入販売権を獲得し、日本で販売しようと企んだようでした。これから国内で宣伝して販売する予定だそうですが、あやかり商品なのでどれほど売れるか関心があります。
2009年10月16日
●ベビーバギーも高級品があります。


他人とは少し違う育児用品を好む家庭もあるのです。
会場には乳母車、ベビーバギーのメーカーが多数出品していましたが、これらの商品は使い易さも重要なのですが、安価であることも大きなポイントです。安くなければ買ってくれません。そこで、多くのメーカーは中国に工場を設置したり、中国の企業に生産委託して安価な乳母車、ベビーバギーを展示していました。このような幼児用品は長期に渡って使用するものではないことから、安さが優先するみたいです。
しかし、中には逆に高価なベビーバギーを展示している企業もありました。一段目の写真中央にあるベビーバギーは9万8千円もするものです。イギリス製で、ベルギー製の本革を使ったものです。その手前にあるのは、同じ素材を使ったオシメなどの育児用品を入れるカバンで、3万円します。余所の家族よりも高級な品を使いたい心理は理解できるのですが、どんな人が購入するのか興味津々です。この会社は以前30万円のイギリス製乳母車を出品していました。広い日本国内には高級品好みの人もお見えになるので、金に糸目を付けない人を相手に商売をしているのでしょう。
二段目の写真は、イタリアの高級車フェラーリのブランドのベビーバギーです。フェラーリからライセンスを受けたフランスの企業が製造していました。こちらはブランドが有名な割りには比較的安価で、3万円程度でした。
2009年10月16日
●ベビー&シルバーショーにでかけてきました。





幼児と老人向けの見本市なのですが。
以前のような活気がなくなってきてます。
タイトルの通り、幼児と老人を対象にした商品を展示する見本市です。要するに、幼児を乗せる乳母車、ベビーカーと老人が使用する歩行補助具(老人が歩くときに使う杖代わりの手押し車など)などの商品が主流です。元々は乳母車、三輪車を製造してたメーカーが出品していたのが、高齢者が多くなってきたので歩行補助具も展示するようになったみたいです。
会場には幼児向けの乳母車では大手のコンビ(二段目の写真)やアップリカ(三段目の写真)は当然出店していました。会場内には四段目の写真にあるように幼児用の三輪車やベビーバギーがあちこちに展示されていていました。
だが、会場の雰囲気が少しおかしいのです。五段目の写真にあるように、会場内にはあちこちに空きスペースがあって、出店者が例年の半分程度に落ち込んでいました。会場の敷地面積の三分の一位は出店者で埋まらず、このような休憩場所となっていました。この原因は、①小子化により業界の売上が減少した、②不況のために業界での売上が減少したため、出店料を払う企業が少なくなった、といった理由が挙げられます。しかし、一番の問題はこの見本市がマンネリ化したことと、類似する見本市が増えてきたことにあるのではないでしょうか。老人用の歩行補助具では、9月に開催された介護用品の見本市があり、こちらの方が集客力もあって出店者が極めて多いのです。例年は老人向けの商品が並ぶブースが多かったのですが、今年は数えることのできる程のブースでした。また、ベビー用品についても似たような見本市があって、メーカーはそちらに流れたのではないでしょうか。この見本市の主催者は、幼児用品を製造するメーカーの協同組合であり、少々固いとことです。民間により運営される見本市であれば、会場のスペースが空いたなら馴染みの企業に安く、或いは無料でスペースを貸し出して会場を盛り上げることもするのですが、協同組合であっては特定の企業を有利にさせることはできません。それでこのような会場作りになったのではないでしょうか。来年も開催するのであれば、出店者を多くして賑やかにする工夫が必要ではないでしょうか。
2009年10月16日
2009年10月01日
●こんな車椅子は見たことがない。


特殊な用途になるでしょうが、必要とする障害者もいるのです。
車椅子の欠点の一つに、乗り降りが前側からしかできない、というものがあります。両側には大きな車輪があるため、この車輪が邪魔をして椅子の横側には移動できません。しかし、障害者によっては、車椅子の側面からベッドに移動したいと思っている人も多いようです。
そこでこの会社は、車椅子の車輪を分解できるようにしました。車輪の三分の一を分割し、上側にはね上げることができるようにしました。二段目の写真は分解してはね上げた状態であり、この状態であると椅子の側面には何も障害物がなくなり、障害者は椅子の横からベッドなどに移動できます。便利なことは便利なのでしょうが、車輪自体が重くなり、屋内でしか使えないものとなるでしょう。
2009年10月1日
●在り来りの商品を利用するのが良策なのです。


苦心してオリジナル商品を制作する必要はありません。
すでにある商品を特別な機能にすればいいのです。
ブースの前に任天堂のDSゲーム機が沢山並べられていました。福祉機器とゲーム機とどんな関係があるか、と思ったら、この会社ではDSゲーム機を利用して被介護者の管理を記録していました。任天堂DSでは無線通信機能があり、サーバーとゲーム機の間でデーターをやり取りすることができます。その機能と利用し、介護施設や福祉施設で被介護者の管理をコンピュータ化しようとするものです。施設のサーバーからゲーム機に介護中の被介護者の個人データーを転送し、介護士にどのような介護や訓練を必要としているかを知らせます。また、介護士からは、その日の運動や行動などの記録や血圧、体温などのデーターをサーバーに送信することができ、被介護者の介護に役立てることができるものです。
似たような装置はすでに病院などで使われているのですが、特別仕様なので価格はとんでもなく高いものとなってます。そこで、どこでも購入できるゲーム機を使って、安くて簡単な情報網を構築しようとするものです。このアイデアは他にも応用できるのではないでしょうか。
2009年10月1日
●お尻も拭いてほしいのだ。


ロボット介護と同じ分類になるのでしょうか。
障害者の中には便を出してもその跡を拭うことができない人もいる。手がお尻まで届かなかったり、手が曲がらない症状の人である。そんな不自由な人のために、用便後に拭いてあげましょう、というのがこの機械である。便器の左脇にある長細い機械の手前に穴があり、そこにあるホルダーにティッシュペーパーを載せると、ホルダーが便座の下にまで移動し、お尻を拭いてくれるのです。ホルダーは凝った動きをして、お尻を満遍なく拭いて清潔にしてくれるのですが、やはり、介護士による人力の方がきれいになるのではないかと思います。
こんな複雑な装置を開発するのは、世界でも日本だけかと思われます。ロボットの開発が世界一なので、介護用の自動機器の開発も世界一なのでしょう。
2009年10月1日
●法人ばかりか個人も来場しています。




福祉は生活でるため、あらゆる産業が参入してきています。
福祉のために使われる機械、道具などを展示する「国際福祉機器展」に出掛けてきました。福祉とあることから、要介護者である高齢者や身体障害者に関連した企業や要介護者の家族、または要介護者本人が来場する見本市です。通常の見本市であれば業者と業者が商談するのが通例であり、個人が来場をすることは稀です。しかし、要介護者の中には自宅での介護を受けている人も多く、一般家庭が顧客ということも多いためです。また、介護専門の学校の学生も新商品や業界を把握するために参加していて、この会場内にいる来場者の年齢差は広くなっています。二十歳前の学生もいれば、八十歳を越している老人も見かけられます。少し特異な見本市と言えるでしょう。
10年程前のこの見本市では、介護保険制度が始まったばかりであり、保険制度による補助金を狙って多くの企業が福祉機器業界に参入しました。全国から様々なアイデアで福祉機器を開発し、その試作品を出品した中小企業を見かけました。田舎の鉄工場が考えた車椅子などは数多く出品されていて、当時は50社近くあったと記憶してます。何だかわからないが、とにかく福祉機器を試作して挑戦してみよう、という考えだったようです。あの頃はとても売れそうにない車椅子を出品していた地方の中小企業もありましたが、それなりに熱気があったようです。しかし、時間と共にそのような中小企業は淘汰され、二度と出店することもなくなりました。介護保険制度が始まった当初は大企業の参入は少なかったのですが、制度の活用が円滑になるとこの業界にも大企業が参入してきました。その結果、福祉機器の業界には資本系列、技術系列により大企業、中企業、小企業がそれぞれ棲み分けるようになってきました。二段目の写真は、介護用、障害者用の自動車を展示したブースであり、国内の全ての自動車メーカーが出店してました。この見本市の最初の頃はこんなに多くのメーカーは出店してませんでした。
三段目の写真で判るように、会場内には人が溢れてました。これから高齢化社会になり、老人介護が必須となってくるため、介護業者が勉強のために来場するのがよく分かります。介護業者で働く女性を多く見かけましたが、三十代、四十代の中年の女性が多かったような気がします。多分、パートで働いてみえるのでしょうか。
四段目の写真は紙おむつを販売する会社のブースであり、紙おむつも色柄にバリエーションが出てきて、このような色のものが販売されていました。以前は、紙おむつといえば白色一色だったのですが、カラフルになってきました。しかし、大人用の紙おむつを使っている老人にとってはカラフルになったことが喜ばしいのかどうか不明です。
2009年10月1日