2009年02月25日
●プロの主催者ならではの創意工夫がありました。




他の見本市とは違った雰囲気があります。
日本でもプロの主催者が育ってきたようです。
国際宝飾展の主催・進行社は「リード・エグゼビション」という見本市の開催を専門にする企業です。毎年この会社が主催する見本市に出掛けてみると、他の見本市と比べて細かい点に工夫がみられ、感心しています。見本市の設営・運営だけで企業を成り立たせているので、やはりプロの凄腕といったところでしょうか。
一段目の写真は、会場の入口付近で演奏されているコンサートです。ジャズなどの軽音楽を鳴らし、これから商談に向かう来場者を楽しくさせています。プロの演奏家を雇って、来場者の気分を高揚させるような楽曲を選んで演奏してました。
二段目の写真は、来年の出店契約の商談を行うための受け付け所です。1年先の展示会への予約と申し込みを受け付けるのですが、このようにわざと高い位置に机と椅子を置いて商談させています。回りの人達から見られる状況に仕立てて、契約者に気分を良くさせようという考えでしょうか。また、このような高い位置に出店者がいると、知り合いの来場者から商談をする立場を見られるので、何となく来年も出店したくなるのではないでしょうか。
三段目の写真は、今年始めて開設した両替所です。民間の両替業者に依頼し、会場内で外貨を日本円に交換できるサービスをしていました。外国(台湾、韓国、中国などの近隣国)から来日した業者のために、ちょっとばかりの外貨をその場で両替できるのは嬉しいサービスです。なお、交換レートは市中銀行のよりも少しばかり悪かったのですが。
四段目の写真は、タレントなどのベストドレッサーを表彰するイベントです。要するに、有名なタレントや俳優を来場させ、その人に似合う宝飾品をプレゼントして、その宝飾品をタレントや俳優が身に付けて会場内を練り歩くのです。テレビなどでお馴染みのタレントや俳優が会場内で宝飾品を飾って歩くことで、有名人がこんなアクセサリーを使いますよ、と宣伝するようなイベントです。だが、このイベントでは、出店者から宝飾品がタレント、俳優に無償でプレゼントされ、彼ら彼女らの出演料もかかります。有名人が来場したからといって宝飾品が多く売れるものではないのです。このイベントだけは余り好きになりません。
2009年2月25日
●金額が高いため、警備は万全です。


高くて小さい商品だけに、主催者は対策を考えています。
会場には高価な宝石が並べられていましたが、その中でもこのティアラ(女性が頭に付ける飾り、映画「ローマの休日」でヘップバーンが付けてました)が目立って高価でした。価格は1億5千万円。プラチナ製の髪飾りの周囲に多数のダイヤモンドが取り付けられていて、キラキラと輝いていました。
高価な宝石類ですが、デパートのように遠くはなれたショーケースに飾られているのではなく、手の届くガラスケースに置かれているため、簡単に持ち出せそうです。しかし、そんなことの無いように対策が立てられていて、制服のガードマンばかりか私服の警備員が多数配置されています。実際に見たわけではないのですが、宝石を窃盗して見つかった人もいるようです。
日本ではないのですが、香港で開催される大規模な宝飾展では毎日!のように3、4人の窃盗犯が逮捕されていました。これは現地の新聞に逮捕された犯人について詳しく掲載されていたので知ったのですが。多分、香港では全世界から泥棒がやってくるからではないかと思います。日本では国際性が香港より薄いため、会場内での窃盗が少ないのではないかと推測されます。なお、知り合いの宝石問屋の社長から聞いた話では、会場に持ち込んだ宝石の数が売上げが合わないことがしばしばあったそうです。出店者が知らないうちに、宝石が万引きされたようなことは結構あるようです。
2009年2月25日
●不況でも高額な宝飾品は売れるみたいです。



この展示会では不況などはどこ吹く風のようです。
やはり、不況でも金持ちはいるのです。
今年も開催された国際宝飾展に出掛けてきました。この展示会は見本市ではなく、その場で商品を売り買いする交易会の性格があるものです。宝石類は小さくて持ち運べることから、ブースでは直接宝石を売買しています。大型の機械のように、その場で欲しくても持ちかえれない商品であってはこのような交易はできません。通常の見本市では、見本の商品を展示し、それを見て気に入った来場者が予約や契約して後日に入手しています。このようにその場で商品を売買が成立するという展示会は珍しいものです。小さくて高価であるという宝石の特殊な形態があるため、このような売買の形態が成り立っているようです。
マスコミでは、昨年の大不況によりデパートなどで商品が売れていない、と報道していますが、この宝飾展では来場者は昨年と同じくらいであり盛況でした。会場内では多くの人達が商品を探すために右往左往していて、世間の不況風などは全く関係ないような雰囲気でした。宝飾品のような高額商品を購入できる人達には、財産ストックがあるために不況とは無関係なのでしょうか。
会場のブースでは、三段目の写真にあるように、全国から集まった宝飾小売店の店主やバイヤーが品物を選んでいました。年に一回開催されるこの宝飾展で一年分の商品を仕入れる必要があるからです。不況であっても小売店に商品が無ければお客は来ません。一心不乱に品定めしていました。
2009年2月25日