2008年07月08日
●地球温暖化の防止には必要不可欠になりそうです。


法律改正によりドライアイスの使用ができなくなるかもしれません。
これは大きな商機となりそうです。
今回のフューネラルビジネスショーで目立ったのは、遺体の冷却装置が各種出品されていたことでした。通夜から火葬までの間、従来は遺体の腐敗を防ぐためにドライアイスで冷却していました。これは全国どこでも共通であり、今までは普通に行われていたのですが、このドライアイスの使用量が問題となってきました。遺体を一日冷却するためには約10キロのドライアイスが必要とされると言われています。ドライアイスはご存じのように炭酸ガスを固形化させ、固体から気体に変化するときの気化熱で遺体を冷却させるのです。この素材の炭酸ガスは、今は地球温暖化の原因となっていて、その排出量を減少させるように各国に努力義務が課されている代物です。葬儀では必要なのですが、全国の葬儀場、斎場で消費されるドライアイス、つまり炭酸ガスは膨大なものとなります。このため、いつかは葬儀でドライアイスの使用が規制されるのではないか、と言われてます。
このような背景から、何社かが遺体を冷却する器具や機械を出品していました。一段目の写真はペルチェ素子により遺体を冷却するもので、かなり進んだ構造をしていました。電気だけを供給すれば棺桶内の遺体を零度以下に冷却させることができるものです。二段目の写真は冷凍機で冷やした冷却媒体を出品している会社です。四角い特殊な液体の入ったプラスチックの箱を冷蔵庫に入れて凍らせ、それを遺体の回りに配置して冷却させる道具です。一般家庭でも見かける商品と同じ原理のものです。
このように社会の変化により葬儀の方法が変わってきて、葬儀社もそれらに対応するように迫られているようです。
2008年7月7日
●棺桶もエコです。


地球温暖化防止はここまで影響があるのです。
フューネラルビジネスショーでも環境問題に対応した商品が各種出ていました。これは省資源で資材を少なくした棺桶です。下段の写真で判るように、棺桶が三段の段ボールでできています。従来はベニヤ板で製造したものが多かったのですが、ベニヤ板よりも資材を使わず、環境の優しいという触れ込みです。外国と違って、国内の葬儀のほぼ百%は火葬であることから、このような棺桶でも機能は十分に果たすようです。逆に考えると、年間百万回以上の火葬が行われている事実からすれば、膨大な量の木材が消費されているのも現実です。この消耗を少なくし、天然材料の損失を減少させるにはこのような工夫が必要となるでしょう。
2008年7月7日
●有りそうでなさそうな道具でした。

暗がりでの案内には役に立つでしょう。
フューネラルビジネスショーで、葬儀場、斎場に案内するための看板を出品している会社が有りました。葬儀場、斎場の近くでは、道路の角などで案内の看板を持った人が立っているのを良く見かけます。しかし、夜間では見にくいもので、見落とすこともしばしばあります。仏教系の葬儀では提灯を持って案内している姿もあります。
この会社では、箱の中に蛍光灯を入れて、案内の文字が光るようにした道具を展示していました。これなら文字もハッキリ見えて、会葬者も迷わないでしょう。
しかし、この道具は何となくデザインがダサイのです。会葬する人達に、もう少し威厳を持たせるような形にして欲しいものです。このデザインではパチンコ屋の案内のように見えるのは私ばかりではないと思うのですが。
2008年7月7日
●人生最後の入浴です。

葬儀での儀式では必ずあるのですが、実演は初めて見ました。
驚きのショーでした。
フューネラルビジネスショーでは非常に変わったデモンストレーションを拝見しました。なんと、湯灌の実演でした。遺体を棺桶に入れる前には、遺体を清掃するために湯灌を行うのですが、このための道具や器具を販売している会社がその実演をしていました。死装束をした遺体(に扮した社員で、当然息をしてます)を左側にあるバスタブに入れ、湯で清掃したあと空気で乾燥させる作業をしていました。葬儀社は、遺族からの要請でたいてい行っているのですが、この湯灌の作業だけを代行する会社もあるようです。
私も見本市で各種の実演を拝見してきたのですが、湯灌の実演を見るのは始めてでした。このような作業が一日に三千回も全国で行われているのだと感心しました。
2008年7月7日
●遊びに使う車なら楽しいのですが


飛行場などからの送迎では見かけたことがあります。
斎場からの出発につかうものです。
フューネラルビジネスショーでは特別仕様のリムジンを見かけました。ホイールベスが6メートルもあるストレッチリムジンであり、ベース車両はトヨタのレクサスで、1200万円とのこと。こんな車が町を走っていたらだれでもが驚くでしょう。
しかしながら、これは霊柩車なのです。今までの霊柩車は大半がアメリカ車を改造したものなのですが、故障が多くて不評でした。また、ホイールベースが短いために棺桶を余裕を持って収納できなかったのです。それで、このようなストレッチリムジンが誕生したのだそうです。これから全国の斎場でお目に掛かることでしょう。
2008年7月7日
●葬儀社の唯一の見本市です。




お世話になりたくないのですが、
それでも一生に一度はお世話にならざるを得ません。
「フューネラルビジネスショー」に行ってきました。要するに、葬儀関係者のための見本市であり、日頃は見かけないような商品、道具などが展示されていました。一般にはこのような道具や商品のお世話にはなりたくない、のが本音なのですが、人間何時かは一度はお世話にならざるを得ない業界です。出店者は新聞広告もせず、一般には全くしられない企業ばかりであり、来場者は当然のように葬儀社や斎場関係者ばかりです。
この見本市は続けて観察しているのですが、出店者はかなり変わってきているようです。以前は会葬御礼の商品を販売する問屋が多かったのですが、年々少なくなってきています。これは葬儀の方法が変わってきたからだと言われます。家族葬が増えて、親戚などの少人数で行う葬儀が主流となったので、会葬御礼の必要性が少なくなってきたからです。その代わり、思いも掛けないような商品が出品されていました。個人と遺族を結び付けるような思い出を作るための商品が増えてきています。
また、社葬や組合葬のような大がかりな葬儀が格段に減ってきていて、葬儀社の売り上げも減っているそうです。しかし、年間の死者数が108万人もいて、社会で必ず必要とされる産業であることから、根強い指示があるようです。これから高齢化社会になり、葬儀の数も増えていくため、業界でもその対応を考えているようです。この業界も社会情勢により業態を変えているようです。
下の3つの写真は祭壇の種類で、仏教、キリスト教、無宗教のそれぞれの特徴を持たせた祭壇が展示されていました。葬儀社、斎場ではこれらの祭壇を購入し、葬儀の際に遺族にレンタルすることになります。以前はこの祭壇のレンタルが利益率が高く、葬儀社の大きな収入源であったそうです。
2008年7月7日
2008年07月02日
●筆者冥利に尽きました。


私の撮影を気に入って貰いました。
私の著書「下請けやめて、ニッチをめざせ」の帯には、3名の社長の顔写真が印刷されてます。皆様、隙間商品で成功された方ばかりで、私が取材した時に撮影したものです。この3名の社長の内で、真ん中に写っているのが長島さんですが、昨年亡くなられました。長島社長は、私の撮影した写真をお気に入りだったようです。人生で一回だけの取材であり、書籍の帯に印刷されたのですからご満悦だったのでしょう。生前には、「私の葬儀の時にはこの本に写っている写真を祭壇に飾ってくれ」というのが意向でした。このため、私が写真を提供しましたところ、遺影として飾っていただいたそうです。長島社長のご冥福をお祈りします。
2008年7月2日