2008年04月27日
●食用油を多用する飲食店では必需品になるでしょう。


飲食店での法規制がうるさくなってきました。
規制があれば商機というのが世の中の常なのです。
ホテル・レストランショーで見かけました。飲食店、特に中華料理店のように食用油を大量に使用するような厨房では、その食用油が飛散して排気ダクトに付着しています。ラーメン店の厨房を見ると、レンジの上にある排気ダクトには油がびっしりとこびり付いているのがよく見かけられます。飲食店では定期的に排気ダクトを掃除しているのですが、毎日はできなので汚れが目に付き、不衛生な感じを受けます。また、そのまま排気するとなれば、店舗の周囲には油の混じった空気が流出し、回りの店舗、人家に迷惑なこととなります。ラーメン店の外壁を見ると、飛散した油が壁に付着しているのを見かけられます。その汚れ具合からラーメン店の経営期間の長短が判るほどです。壁の油の汚れでそのラーメン店の繁盛度合いが判る、と自慢する人もいるかもしれませんが回りは大迷惑です。そこで、この会社は水で油を回収し、店舗外に飛散するのを防止する装置を開発しました。
構造的には簡単なもので、ダクトの下部に接続した装置内を負圧にしておき、水を霧状の状態にして油を回収させるものです。この装置であれば、ダクトには飛散した油を放出させず、飲食店の外壁に油の汚れを無くすることができるようです。飲食店での食用油の使用では、その回収や汚れ防止装置の設置が義務づけられており、規制が厳しくなってきています。これからはこんな環境保護のための装置の開発が望まれるでしょう。
2008年4月27日
●全く新しい食感の食品でした。


従来からある切り餅を加工する道具なのですが、発想がいいようです。
和風と洋風を合わせたような料理です。
ホテル・レストランショーで見かけました。ワッフルのような道具なのですが、薄い切り餅を加熱し、餅菓子のような食品に加工するためのものです。名付けて「モッフル」と呼んでいました。「モチ」と「ワッフル」を組み合わせたものでしょう。
切り餅の間に各種の食品を挟んで焼くため、腰のある食感があります。私も試食してみたのですが、チューインガムのような粘りがあって不思議な感じでした。ただし、熱いうちに食べないと美味しくなく、冷めたら餅独特の固さとなるのが欠点ですが。
2008年4月27日
●飲食店向けの新兵器になるか。


米の種類で他店との差別化を図ることになるのかな。
ホテル・レストランショーで見かけました。調理用具の部門で小型の精米機が展示されていました。米は玄米から精米した直後に炊くと美味しいことは昔から知られています。しかし、調理場で使用できるような小型の精米機は有りませんでした(家庭用の小さな精米機は存在していたが、業務用には使えない代物です)。そこに目をつけて、この会社は調理場の横に置いて使える精米機を開発したようです。機械の上から玄米を投入すると、前側から精米された白米が出てくるようになっています。精米する量、精白度などは自由に設定でき、その日に炊飯するだけの白米を精米できるようになっています。その内に、高級な飲食店では、お客の好みの米の銘柄を聞き、お客の注文に合わせた味の米飯を炊くようなサービスもするかもしれません。これは飲食店の差別化になる可能性もあるでしょう。
2008年4月27日
●神社専門の商社ですが、競争相手が皆無のようです。


一般には全く売れない商品ばかりですが、需要はあるのです。
ホテル・レストランショーで見かけました。見本市の会場に突如鳥居が現れ、このブースだけが回りとは違った雰囲気となっていました。この会社は神社関係の商品を専門に販売していて、神主や巫女の装束、その他神道に関連した全ての商品を販売しています。ホテル関係の見本市に出店するのは不思議と思われるかもしれませんが、ホテル内で神式の結婚式を行うため、このような神道関係の商品はホテルが大きなマーケットとなっているようです。ここに出品しているプラスチックの鳥居も商品であり、このままホテルの乾坤式場に納品するのだそうです。
仏式の用品を販売している会社は数が多いのですが、神式の用品を販売する会社は全国でも珍しいそうで、1、2社しかないようです。宗教的な儀式に使うものであるため、色々と制約があり、新しく参入する企業は無いようです。販売先が限定されていて、しかも消耗品は毎年一定の割合で必ず売れていく商品であるためあまりアクセクしていません。ここの社長はノンビリと客待ちしていました。販路が決まっているのですから必死になって呼び込みをする必要はなく、問い合わせがあれば返答すればいいだけのことですから。世のなかには十年一日の如く、ゆったりと営業する企業もあるのだと感心させられました。
2008年4月27日
●お犬様のホテル(小屋)です。

立派な犬小屋で、人間様も泊まれるのでは。
ホテル・レストランショーで見かけました。何のための小屋かと思ったら、愛犬用のホテルなのだそうです。愛犬をホテル・旅館に連れてくるお客が増えているそうですが、愛犬を客室にまで連れていくことは衛生上できないことです。そこで、ホテル・旅館の敷地にこのお犬様用客室を設置し、お客は客室に愛犬はこのプレハブ犬小屋に入って宿泊してもらうという商品です。
愛犬と共にお客をホテル・旅館に誘導するにはいい商品かもしれません。実際にこの犬小屋に似たような商品は他社からも販売されていて、全国的には需要があるみたいです。犬小屋には冷暖房設備、空気清浄機、トイレなどが完備していて、人間が宿泊してもいいような設備が完備してありました。
2008年4月27日
●割り箸なのですがプラスチック製です。


これから普及するか、それとも丸箸に移行するかが問題です。
ホテル・レストランショーで見かけました。一段目の写真を一見すると普通のプラスチックの箸なのですが、これは「割り箸」なのです。二段目の右側にあるように、箸の頭の部分がつながっていて、それを割ることで二つに分離して箸として使うのです。それだけでは単なるプラ製の箸なのですが、この会社では使いおわった割り箸を飲食店から回収し、再度溶解して新商品に再生しています。つまり、この会社はプラ製割り箸の製造と回収、再利用を一貫して行い、循環社会を行っているのです。山梨県の一部の飲食店では既に実施していて、これから東京で普及させようと考えているそうです。しかし、普通のプラ製箸を飲食店で使用し、洗ってから客に出してもいいように思われるのですが。客の立場からすれば、新品の割り箸を使うことで清潔感が得られるものと考えているのかもしれません。中国製の割り箸の輸入が減少していくようなので、これからはこんなプラ製割り箸も見かけられることになるかもしれません。
2008年4月27日
●イタリア人が使っている道具です。


イタリア式手打ちスパゲッティーはこうしてできるのです。
ホテル・レストランショーで見かけました。木製の椅子のようなのですが、真鍮でできた細い筒のような部品が付いています。最初は何のための道具か判らなかったのですが、スパゲッティーを製造するための道具なんだそうです。真鍮製の筒の中に練った小麦粉を入れ、ハンドルを回すことで下の穴からスパゲッティーが押し出されるようになっていました。昔からイタリアでは使用されている道具だそうで、家庭や小さなレストランで腰の強いスパゲッティーを少量だけ製造する時に使われているそうです。日本でも、マニアや家庭で手打ちソバを少量だけ作るのと同じことのようです。日本のスパゲッティーマニアが導入するかもしれない道具です。
2008年4月27日
●ここでレストランを開業する設備が全て揃います。






会場が広いので全てのブースを見ることができません。
コックさん、板前さんの姿が目立ちました。
レストラン、ホテル、飲食業者向けの「ホテル・レストランショー」「フード・毛ー他リングショー」「厨房機械器具展」に行ってきました。3つの見本市が同時に開催されるのですが、会場は一緒の場所で同時期に開催されてます。いずれの見本市も料理という内容で共通しているため、主催者は別々なのですが同じような内容のために統合されています。数年前は各主催者が個別に開催していたのですが、最近は合同で開催しています。来場者は、ホテルのレストラン部門、喫茶部門、飲食店、ドライブイン、レストランチェーン店などの経営者が殆どです。この見本市では調理場、食堂で使用する機械、道具、食器などのハードの商品が展示されていて、料理する食材などは展示されてません。いわば、プロの料理人のための設備の見本市と考えていいでしょう。このため、一般家庭ではみかけることのできないような調理器具などが多数展示されてました。また、この見本市を一周すれば、レストラン、料理店を開業するための備品の全てを揃えることができます。
二段目の写真は、レストランの裏側にある設備機械を一同に設置してあり、最新型の調理装置を展示してありました。冷蔵庫、レンジはピカピカで(当然なのだが)、綺麗なものでした。こんな設備であれば働くのも楽しいでしょう。
三段目の写真は、新型のジューサーを展示しているブースであり、四段目の写真は従業員が使用するユニホーム専門店のブースです。
五段目の写真は、コーヒーカップを展示しているブースです。同じ大きさのコーヒーカップなのですが、どんな色彩にでも焼き上げることができる、というデモンストレーションです。それぞれのカップの色は微妙に違っていて、これだけ多数種類の色彩を並べると壮観でした。
六段目の写真は、さぬきうどんの調理器具を展示するブースで、うどんの実演試食をしていました。このブースに限らず、あちこちで試食をしていて、会場を回るだけでお腹が一杯になります。この日は昼食を食べる必要がなく、有り難い見本市でした。
2008年4月26日
2008年04月15日
●照明の分野はこれから大きく変わります。だが。




「光もの」には中小企業が出る幕はありません。
今年から「JAPAN SHOP」ではLEDの照明器具、発光素材だけを展示する「LED NEXT STAGE」が開設されていました。昨今は地球温暖化防止のため、照明装置には消費電力が少ないLEDが使われるようになりました。オーストラリアでは従来の白熱電球の製造を禁止する法律が出ています。日本でも、近いうちに白熱電球の製造販売が禁止されることが予想されます。このような世情の変化により、このようなLED専門の見本市が開催されることになったようです。
この会場には、ありとあらゆるLEDを使用した照明器具、照明装置など出品されていて、こんな商品までLEDが使われるのか、と驚かされます。発光素子の展示もあり、これから巨大な市場に向けて各社が準備している様子が窺われます。
さて、このようにLEDの市場は広がっていき、実際に企業や家庭にはLEDを使用した商品が入り込んでいます。だが、中小企業がこのようなLEDの分野に関心を持ち、新しく参入するのは止めた方がいいでしょう。すでに大企業が各種の商品にLED化した商品を投入しており、これから激戦になることが予測されるからです。また、このような商品は、素人からすると派手であって人目につきやすいことから商品開発の対象として食指をのばしやすい特徴があります。私はこのような素人受けするような商品を「光もの」と呼んでいるのですが、安易に考えて参入すべきものではありません。過去に多くの見本市では「光もの」に参入した中小企業を見ていますが、いずれも成功した例は有りませんでした。光が出ることで派手なのですが、マーケットは大きすぎて中小企業が参入すべき分野ではありません。これが私の経験則です。
2008年4月15日
●店舗などの内外装の新技術が出品されてました。





建築関係の技術は毎年進歩しています。
「JAPAN SHOP」に併設されている「建築建材展」では、店舗や飲食店の内外装の新商品、新技術を展示していました。毎年のように新規な技術が公表されていて、建築業界の技術革新が見られます。その中の一部を紹介します。
二段目の写真は木製のドアーなのですが、内部に発光装置が仕込まれていて、表面は木材を薄く剥いだ素材で覆ってあります。つまり、ドアーの内部は空洞であって、その中の一部に発光ダイオードが組み込まれていて、ドアーの表面は普通の木材のように覆われているのです。普段は通常のドアーと同じように、表面は木質の素材そのものが見えます。内部の発光ダイオードを発光させると、内部から光が出て模様などを表出させることができるようになっています。例えば、「会議中」とか「使用中」といった文字を表出させることができるものです。しかし、このドアーは一枚が百万円もするものです。現状では製造数量が少ないためこのように高価格となりますが、量産しても二十万円以下になることはなさそうです。すると、単に表示させるだけの木製ドアーだけが二十万円となるのは少し高額なような気がします。徳島県から出店した業者でしたが、工夫してある点には敬意を表しますが、はたして売れ行きがいいかどうかは疑問です。
三段目の写真は愛犬家のための家造りを提案する会社です。犬を同居するために各種の工夫がある家を設計するのだそうです。これから多くなると予想される個性的な住居を設計するにはそれなりの工夫とアイデアが必要でしょう。このように特色のある提案であれば大きなマーケットにはなりませんが、それなりの需要があると思われます。
四段目、五段目の写真は、主に旅館のリフォームを提案しているブースです。和室の客室風のモデルルームを展示してあり、左半分がリフォーム前の客室、右半分がリフォームした後の客室を表現しています。このリフォームでは、木材を薄くはぎ取り、裏側に接着剤を塗布した模造素材を用います。模造素材の裏紙を剥がして、接着剤の付いた面を柱や梁、天井に貼り付けてリフォームするものです。見た目からは模造素材を貼り付けただけのものとは思われない程に良く出来ていました。この方法でリフォームでは、安く早く工事が完了するのだそうです。汚れた和室を新品に近く再生することができるとのことです。昨今は温泉旅館も経営が苦しいようなので、このようなリフォーム素材が利用されることが増えるでしょう。
2008年4月15日
2008年04月12日
●こんなブースもありました。


素人臭いところがなんとも味わいがあります。
「JAPAN SHOP」で見かけた変わったブースです。小売店、飲食店の店内に飾る装飾品を販売する会社なのですが、自作したブースであることが外観から直ぐに判ります。ブースの飾りつけは通常は見本市主催者が指定した施工業者に依頼するのですが、これが結構高いのです。それで、この出店者は安くするために自作したのでしょうか。いかにも泥臭いところが目を引きます。
それよりももっと珍しいのは、ブースに立てられた材木の柱には「商品は全てオーダーメイドです。」と落書きされてました。出店者が自棄くそになって書き込んだのか、それとも自社製品を強調するために書き込んだのかは不明です。しかし、如何にも手作りの風情があって面白いものです。業者によって綺麗にデザインしたブースに比べ、どことなく暖かみが感じられます。こんな個性的なブースがもっとあってもいいでしょう。
2008年4月12日
●こんなサービスは便利でしょう。


ありそうで無かったサービスです。
国際見本市なら常設していいのでは。
「JAPAN SHOP」の入口で見かけた通訳のサービスです。このブースには英語、中国語、韓国語の通訳者が待機していて、来場者に通訳のサービスをしていました。他の見本市では見かけられない、外国人にとって便利なサービスです。
このブースで対面して外国語で案内を受けるのは無料ですが、会場内に連れて行ってもらい、通訳のサービスを受けると有料になります。30分で5000円の料金となっていました。このサービスは他の見本市でも実行して欲しいものです。
2008年4月12日
●小売店、飲食店向けの見本市です。






ここに来れば、小売店、飲食店の内装、什器の全てが揃います。
日本経済新聞社が主催する「JAPAN SHOP」に出掛けてきました。この見本市は、店舗に関する業者なら誰でもが参加して可、というのが開催の主旨なのです。従って、店舗の内装、デザイン、什器、広告、看板などのありとあらゆる関連業界の企業が出店しています。この見本市に来場すれば、店舗に関する問題の全てを解消することができ、というのがうたい文句でしょう。また、日本経済新聞社は同時に「建築・建材展」、「リテールテック」、「ICカード総合展」なども併設して主催しています。「建築・建材展」は店舗の内外装の素材を展示しており、「リテールテック」ではレジスターやPOSシステムなどの電子機器を展示しており、「ICカード総合展」では商品に付けたICタグや支払い用のICカードなどが展示していて、同日に小売店の情報機器、什器、内外装などの全ての業界に接することができるものです。
と言うと小売店の店主にとっては至極便利であり、有益なように聞こえるのですが、私の感触からすると少し違ってます。「広い会場に小売店に関する全ての産業界がある」というのですが、分野が広すぎて、何でもある代わりに一つの業界からの出店者数が少ないという欠点があります。このため、「浅く、広く」という言葉が適合するようです。看板だけを考えると、専門のサインデスプレーショーの方が出店者も多く、レベルも高いものです。店舗内の什器だけを考えると、スーパーマーケットショーが一番参加者が多い見本市です。ということなのですが、まあ、小売店の店主にとっては一日で全ての業界の出店者と商談することができるので、地方から来場する店主には便利かもしれません。
二段目の写真は、ディスプレーの見本を掲げたブースで、古木を巧みに造形化しています。この他にも最新のディスプレーが飾られていて、新鮮な感じがします。
三段目の写真は、店内の飾りですがどこかでみたようなものです。それもそのはず、この出店者の専門はパチンコ屋の店内ディスプレーが専門であり、一般の小売店にも販路を広げるために出店しているのです。しかし、派手な飾りなのでどのような小売店にこれらのディスプレーが適合するのか判りません。
四段目の写真は、鉄製の室内装飾品であり、写真にあるのは帽子や小物掛けの商品です。この会社は鉄を素材とした装飾品を専門に製造し、通信販売していました。デザインは結構凝ったものが多く、鉄製の装飾品でもこのように飾ることができるのか、と意表をつかれました。
五段目と六段目の写真は八百屋などで野菜などを展示するための籠を製造している会社です。藤蔓製の籠のように見えますが、実はプラスチックの細い紐で編んだ籠なのです。この籠の利点は水で丸洗いできて衛生的なことです。自動洗浄器により丸洗いできるので、人手がかからない利点があるそうです。そういえば、スーパーなどで良く見かける籠でした。
2008年4月12日