2008年02月24日
●ペットボトルはこうして造るのです



日頃見かけるものなのですが、こんな経緯で製造するのでした。
「アジア国際飲料産業展」でみかけた装置で、ペットボトルを自動的に製造するものです。ペットボトルは軽くてかさが張るので、新品の空のペットボトルをボトル製造会社から飲料水を封入する食品会社に運んでいたのでは運送費が高くなります。そのため、この装置は注入装置のすぐそばでペットボトルに成形することができるものです。つまり、飲料水を注入する食品会社の生産ラインの近くにこの機械を設置し、成形したペットボトルをそのまま生産ラインに移動させることで運送費が高くなるのを防いでいます。別に珍しい機械ではありませんが、私が実物を見るのは始めてでした。
二段目の写真はペットボトルになる前の半製品の素材です。試験管のような形になっていて、専門のメーカーから運ばれてきます。この容量であれば小さいのでかさばりません。この半製品を一段目の写真の装置に投入すると、口金部分を除いて加熱し、内部に空気を注入すると三段目のようなペットボトルに成形されます。なるほど、こんな風にしてペットボトルが成形されるのか、と感心してきました。
2008年2月24日
●飲料、食品の企業がお客様の見本市でした。



飲料水、流動食品をパッキングするための機械、装置が展示されてました。
飲料、流動食物についての「アジア国際飲料産業展」という見本市に出掛けてきました。「飲料」というタイトルなのですが、食品会社や飲料水会社が出店しているのではなく、飲料や流動食物をビンやボトルに封入するための機械についての見本市です。すると、出店者は機械会社や機械輸入商社ばかりで、来場者は飲料水メーカー、食品メーカー、薬品メーカーといことになります。少し特殊な見本市であり、商品(ペットボトル、缶、ビンなど)は日常で見かけるのですが、それらを製造する装置を製造しているメーカーは少なく、使用する顧客も限定された狭い業界のようです。このため、この見本市も2年に1回の割合で開催されています。
二段目の写真はペットボトルの素材を供給する会社のブースで、各種デザインのボトルが展示されてました。会場は全般に地味であり、供給量が多い割りには知られていない業界のようです。三段目の写真は飲料水を浄化するメーカーのブースで、これは展示用の模型であり、実物は巨大な装置だそうです。どちらかと言えば化学プラントのような装置、機械が多く、私の目指す隙間商品にはお目に掛かれませんでした。
2008年2月24日
2008年02月10日
●落第発明その4

機能が多くなると便利になるわけではありません。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。介護者用の自動で動作するベッドです。ベッドがくの字に折れ曲がり、身体を動かせない介護者を座らせることができ、同時に掛け布団を上に引き上げることができるのだそうです。曲がるベッドは沢山ありますが、掛け布団を持ち上げるベッドは無いとのことです。
一見すると便利なようですが、あれこれと機能を付けるとベッド自体が重くなり、一般住宅での使用が難しくなります。また、介護している者から見ると、余計な付帯機構がついてくので実際の介護をするときには邪魔となります。掛け布団程度のものなら介護する人が簡単に取り除きます。わざわざ複雑な機構をしなくとも介護の作業には便利にはなりません。
この商品が売れないか、と言えば、全く売れないということは無いでしょう。このような機構を必要とする介護者が全国にはどこかにいるかもしれません。しかし、その台数は知れてます。開発費を回収する程には多くは売れないでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その3

こんな商品ありそうで、実はないのですが。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。夏や梅雨の時期には窟の中に湿気がこもり、足が蒸れます。この発明では、靴底に小さなファンを仕込んでおき、電池でファンを回転させて湿気を逃がすのだそうです。足首に電池の入った袋を固定し、マジックテープで巻き付け、手前にある赤外線コントローラーで電源を入り切りさせるのだそうです。
マンガにあるような商品ですが、この発明者の凄いところは実際に商品を製作してしまったことです。相当な金額の開発費をかけたのでしょうが、マンガにあるような商品を作ってしまった努力には驚かされました。
このような商品は話題性はありますが、実用性は全く有りません。小さなファンで水虫が直るほど甘いものではありません。それよりも、こんな装置を付けることで靴自体の価格が高くなってしまいます。わざわざ重たくなるような靴を履いて歩く人はいないでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その2


何時も見る防災商品なのですが、これでいいのかな。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。いずれもご存じ防災商品です。個人発明家の展示では必ず出てくるのが防災商品です。地震などを想定した商品なのですが、いつも誰かが開発しているお馴染みの商品です。
一段目の写真は防災用の簡易トイレで、ペルー缶を利用したものです。ペルー缶の開口部に半円形の便座を設けて便器の代わりに使うのだそうです。この便器が3800円だそうですが、このような商品を購入する人はいるのでしょうか。また、いつ発生するか判らない地震のためにこの容積のある商品を保管するのは場所を占めることになり、不経済なことです。購入する立場で考えていない商品ではないでしょうか。
二段目の写真は被災地での体育館や講堂などの避難所で使用する間仕切りだそうです。周囲を四角くスチロール板で仕切り、その上面を覆うようにシートが開閉自在に載せてあります。左の隅にある立体形の箱は脱衣室に使うのだそうです。地方の工務店の社長が考えたそうですが、似たような商品は既に開発されています。また、わざわざこのような商品を購入しなくとも、ありあわせの段ボール箱を利用すればすぐに組み立てられます。地震が発生するまで、このような商品を数十年も保管するでしょうか。また、避難所での生活は短期間なのです。便利かもしれませんが、数日、数週間しか退避しない場所でこのような間仕切りを使う必要性は薄いでしょう。
2008年2月10日
●落第発明その1


新商品なのですが、習字をするに不便ではないでしょうか。
「パテントソリューションフェア」でみかけた発明品なのです。この女性が手にしている黒い網のようなシートがそれで、プラスチックでできた薄い網を9枚程重ねて一辺を固定して冊子のようにしてあります。習字をするときの道具だそうで、1枚の紙をこの網シートに載せて習字を書き、生乾きとなったその表面にその上の網シートを被せて次の1枚の紙を載せて習字をするのだそうです。つまり、網シートの間に生乾きの習字紙をサンドイッチのように重ねていけば習字紙が重ならず、書いた文字がべとつかずに乾かせるといことだそうです。狭い机の上でも沢山の習字を練習することができるという効果を力説していました。価格は数百円で売り出す計画だそうです。
しかし、こんな思いつきのような商品を使ってくれる人はいるのでしょうか。なるほど、網のシートの間に習字紙を差し込めば乾燥するのは早いし、複数枚の習字紙を同時に乾燥させることはできます。ごわごわした網シートの上に習字紙を置いて文字を墨書きすることはないでしょう。
2008年2月10日
●知的財産立国を目指すには少し寒い感じがしました。



開催のテーマがぼやけてるので活気の無い見本市でした。
「パテントソリューションフェア」という見本市に出掛けてきました。直訳すると「特許の諸問題の解決の見本市」といったことなのでしょうが、何だか内容がハッキリしていません。要するに、日本が知的財産国家となるように、中小企業のために特許などを啓蒙していくための見本市のようです。主催者は、特許庁、関東経済産業局、広域関東圏知的財産戦略本部であり、これからは知財立国に転換していかなければならない、と内閣が声を高くして叫んでいる目標達成のための先兵のようなものでしょうか。このため、見本市の内容は自社の特許技術を開示して世間に知らしめたり、自社開発の特許製品を展示していくものが主なものです。
出店者は大小さまざまな企業で個人での参加も多いようです。内容はというと、これが玉石混合なのです。大企業は最先端の特許技術を展示しているのですが、隣のブースでは個人発明家が思いつきのようなアイデアを展示しているのです。上場している大企業の出店では何となく「お付き合い」といった感じで、それらのブースではあまりやる気がありません。それはそうでしょう。わざわざ東京ビッグサイトまで大企業の新技術や新商品を見に来る人はいないからです。大企業の商品や技術は雑誌や新聞で簡単に見ることができ、全国どこでも入手できやすいからです。大企業に比べ個人発明家のブースは非常に熱心です。個人の力ではアイデアを発表する場所がなく、こんな見本市では自慢?の発明品を展示して熱心に説明していました。アイデアを売り込みたいので必死ですが、そんなアイデアは売れないでしょう。
この見本市では目的や技術分野が特定されていないため、全体の内容がぼやけてしまっていました。そのため来場者も少なく、活気がありませんでし。出店者を中小企業だけに絞るとか、技術分野を特定するとかの工夫が必要でしょう。来年も同じように開催するのは無駄だと思うのですが。
二段目の写真は、十大発明家を紹介するパネル展示なのですが、少し役所臭い展示であり、理解するのがイマイチです。もう少し展示の方法を工夫すべきです。三段目の写真は各種の官庁が相談コーナーを設けていました。しかし、ここまで来て相談する人は稀でしょう。このような相談コーナーを設けるのなら、足の便の良い有楽町の交通会館などで開催すべきではないかと感じました。しかし、こうして見ると役所(実際には独立行政法人ですが)の人達は暇つぶしに困っているのがよく分かりました。
2008年2月10日
2008年02月03日
●呆れた見本市。





テーマが明瞭でないので来場者も来ません。
もう少し税金の有効な使い方をして欲しいものです。
「インキュベーションフォーラム」というのと「クラスタージャパン」という2つの見本市が同時に開催されていました。「インキュベーションフォーラム」は中小企業基盤整備機構が主催しており、その名の通りベンチャービジネスを支援したり育成する団体が出店する見本市でした。「クラスタージャパン」は文部科学省と経済産業省が主催しており、大学の研究室が開発した新技術や公的支援団体により成果のあった新技術を発表するものです。いずれも内容は似たようなものなので、1つの団体が2つの見本市にそれぞれブースを出店しているケースも見られました。
何だか見本市のタイトルでは理解できにくいものですが、要するに、全国にある公的な支援団体が一同に集まってこれまでの成果を発表するのが目的のようでした。しかし、大義名分はともかく、これらの見本市は摩訶不思議なものでした。出店者は、全国の各都道府県にあるベンチャービジネス支援団体であり、例えば、「○○県テクノプラザ」とか、「○○県産業振興財団」とか、「○○県産業支援センター」というような名称を使用した団体ばかりです。出店者は全て税金で活動している団体ばかりなのです。さらに、その上部団体の公的機関が東京ビッグサイトを借りてこれらの公的団体の見本市を開催しているのです。つまり、主催者も税金で開催し、税金で活動している団体が出店するというおかしなものなのです。
日頃、地方で活動している公的中小企業支援団体がその成果を発表する場である、と解釈すればいいかもしれませんが、そのような発表であればわざわざビッグサイトを使ってまでする必要性があるかどうか疑問です。税金の無駄遣いと言えるかもしれません。そのため、出店している各ブースでの内容がてんでんばらばらでした。特定の開発テーマがあるのなら、その関連技術の企業や団体が見学に来ることも予想されます。だが、「地方のベンチャービジネスを支援している」というテーマだけでは誰が見学に来るでしょうか。来場者が誰かと考えたら、他県の支援団体はどのような活動をしているか、を研究する公的支援団体の職員や県庁職員などの役人ではないでしょうか。すると、来場者もやっぱり税金で働いている人達となります。こうして、テーマが曖昧のため、出店者も来場者も主催者も何をしたらいいのか判らないうちに見本市を出発させたのではないかと思われます。
二段目、三段目の写真は各ブースの風景ですが、だれも来ないため担当者も時間を持て余し気味です。四段目の写真は、大学の研究成果の発表なのですが、こちらもパネルを展示するだけで受け付けの人もやる気がありません。多分、大学の研究室に出店依頼があったのでしょうが、見本市での反響が薄いことを承知しているので、適当にパネルを出した程度でお茶を濁したのでしょう。補助金を貰っているので付き合いで出店したような雰囲気が伝わってきます。
五段目の写真は会場内で敷地が余ってしまったところです。多分、最初は多数の団体に出店依頼をして、会場を埋めるつもりだったのでしょうが、それほど成果が無いと見越した団体は出店協力をしなかったのでしょう。会場のスペースが余ってました。
私は一応は全会場を回ってみましたが、活気もなくやる気もない雰囲気の見本市でした。そろそろ、こんな税金の無駄遣いは止めて欲しいものです。
2008年2月3日
●本年も宜しくお願いします。
皆様、明けましてお目出とう御座います。と言ってももう2月です。
しばらくの間、本業が忙しくてブログを更新することができず、どうも失礼致しました。今年も毎月見本市で見てきた情報を書き込んでいきます。時々は覗いてみて下さい。
このブログを立ち上げて2年になります。閲覧回数が9400となりました。もう少しで1万回となります。1万回を達成しましたら、居酒屋で記念オフ会を開催してみようか、などと考えています。
今年も宜しくお願い申し上げます。
2008年2月3日