2006年12月10日

●ミシンは国内では衰退したのでしょうか。

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縫製産業が中国に移行すると共にミシンも売れ行きが悪くなったようです。

 「ファッション産業機器展」という見本市に出掛けてきました。主催者は、東京ミシン工業会という団体なので、当然のようにミシンが主な出品物ですが、家庭用のミシンではなく全て工業用のミシンです。この業界は当然のように縫製工場や衣服加工業者を対象としているのですが、国内での縫製は減少し、中国、東南アジアに生産工場が移っています。このため、昔のように見本市も盛んではなくなったとのことでした。また、出品している縫製機械も中国でコピーされたりするため、輸出もそれほど盛んではないそうです。しかし、日本の精密機械であるため、世界でも優秀な縫製機械を展示していました。
 二段目の写真は自動的に刺繍を行う機械で、このようなヘッドを2、30台連結し、コンピューターで同時に作業するのです。同じパターンの刺繍が一度に生産できるものです。このような高性能機械は中国ではまだ真似ができないようです。
 三段目の写真は、従来から縫製工場で見かけられる工業用ミシンです。とても頑丈にできていて、厚手のテント地、ビニールシートも縫い上げることができます。中国でそっくりのコピー商品も出回っているらしいのですが、耐久性が全く違うそうです。
 四段目の写真は、ミシンの当て金の部品です。私も知らなかったのですが、ミシンは各部品をそれぞれ専門に製造する会社があり、ミシン会社ではそれらの部品を集めて完成品として組み立てているのだそうです。ちょうど、自動車が部品会社から購入した部品で組み立てられているようなものです。この会社では各種寸法の当て金を生産していて、どんなミシンにも適用できると説明していました。昔はこのようなミシンの部品を専門に製造する会社があったらしいのですが、ミシンそのものの製造が減少しているので徐々に少なくなってきたようです。
2006年12月10日

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●賃貸住宅オーナー向けのセミナーでした。

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説明を聞いているオーナー達は真剣です。
オーナーは年齢が高く、地味な人ばかりです。

 「賃貸住宅フェア」の会場では開会から閉会までの間、各種の経営セミナーが開催されていました。テーマは「どのような賃貸住宅が賃借人に好まれるか」「空き室対策はどのようにするか」などの、最近の賃貸住宅経営の実情を解説したものです。こんなセミナーは世間ではあまり開催されてません。コンサルタントや不動産業者などから、実務について最新の知識が発表されていました。
 セミナーの部屋はいつも満員であり、立ち見もでている盛況でした。それはそうでしょう。賃貸住宅のオーナーにとっては収入に係わることであり、皆真剣に聴取していました。写真でも判るとおり、オーナー達の年齢は高いものであり、若い人は殆どいません(頭髪の状態で判断して下さい)。しかし、これらのオーナー達はそれぞれ資産家なのです。服装は地味な人ばかりなのですが、サラリーマンでは太刀打ちできない程の資産を持ってみえる方ばかりなのです。
 なお、私が感じたことなんですが、来場者は資産家であるという前提で運営されていることから、出展者の物腰、話し方は極めて慇懃であり、丁寧でした。また、配付する粗品も少し高級なものが目立ち、来場者に満遍なく配付していました。そりゃーそうでしょう。来場者には、数億円の資産を持ってみえる方は珍しくもなく、ご機嫌を損ねたら商談にならないからです。
2006年12月10日

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●賃貸住宅フェアに行ってきました。

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不動産のオーナーだけが来場者です。

 「賃貸住宅フェア」という見本市に行ってきました。「賃貸住宅」とあるのですが、賃貸住宅を建設する業者の見本市ではなく、賃貸住宅を持っているオーナーさんのための特殊な見本市です。出店者は賃貸住宅についてのサービスを行う業者であり、来場者は地主、賃貸住宅・賃貸マンションのオーナーに限られたものです。要するに、来場者は持っている土地や建物を貸したい人であり、出店者はそんな資産家をサポートしたり賃借人を斡旋する業者です。会場内には新聞広告でお馴染みの不動産業者がブースを並べていました。不動産業者以外では、不動産情報を提供する業者や不動産活用のコンサルタント業者が多く目立ちました。
 賃貸住宅のオーナーにとって一番の悩み事は、空き室が出ることです。半年も一年も空き室が続くと収入が減ることになり、オーナーにとっては死活問題となります。このため、会場内には「空き室を埋めます」「空き室問題を解消します」といったキャッチが目立っていました。出店者には売る有形の商品は無く、情報やノウハウという無形のものが商品なのです。このため、通常の見本市のように実物の商品を見て商談をするのではなく、出店者と来場者が面談してサービスの内容を聞き出してから具体的な商談に入ることになります。各ブースのあちこちでは、説明員と来場者の間で真剣な商談が行われていました。
2006年12月10日

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2006年12月09日

●セミナーのご案内。

セミナーの詳細が決まりましたのでお知らせします。

来年のセミナーの日程と予約が決まりました。
場所 有楽町駅前の国際フォーラム
会場名 ベンチャーフェア2007
日時 平成19年1月15日午後3時20分から
お時間があればご参加下さい。
なお、入場料は無料ですが、ネットで申し込みして、主催者が抽選で入場者を決めるそうです。来場されるのでしたなら、お手数ですがネットから申し込みをお願いします。
申し込みは下記のホームページからできます。

http://vfj2007.smrj.go.jp/program/?PHPSESSID=c1e1112dbac688c7e0be02d0cd97ca72

2006年10月29日

Posted by hibi at 23:47 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●撤退するのなら決断は早めにされることをお勧めします。

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進むも決断ですが、止めるのも決断です。
戦略を間違えたなら傷を浅くして撤退するのも人生です。

 「中小企業総合展」の会場でみかけた売れない商品です。これはトイレットペーパーを自動的に切断するロールペーパーホルダーです。内部に電池とモーターが入れてあり、前部のボタンをタッチすると、予め設定した長さにトイレットペーパーが繰り出されて切断される、というものです。
 こんな商品は絶対に売れません。なぜなら、日常トイレで使用する商品ですが、万一電池が切れたり、故障したときはどうなるのでしょうか。日常生活に必要な商品は、故障しないことが一番なのです。ロール式のトイレットペーパーはもう数十年も使われてきましたが、現在どこでも使われている単純な構造になったのはそれが一番壊れなくて使いやすいからです。電動にしてみても価格が高いだけで何のメリットもありません。
 しかし、このような面白商品はマスコミで取り上げてくれることが多く、テレビの番組では扱い易い商品です。このため、新製品紹介のテレビ番組で取り上げてくれると、開発者としては「マスコミが認めたのだから絶対売れる」と確信してさらに販売にがむしゃらになっていく傾向にあります。また、世の中には小金を持っていて目新しい商品を好む人種がいて、数百台程度は必ずうれるようです。だが、それは一過性のものであって継続して売れるものではありません。発売から半年もするとほとんど注文が来なくなります。その時点で商品開発に失敗した、と悟って販売を中止するのが良いのですが、中には固執して継続する開発者も見かけられます。そうなると、財産を食い潰すことになって、最後はどうなるのでしょうか。商品開発にはアイデアも必要なのですが、マーケットがどのようになっているか、社会がどの程度まで必要としているか、までを推測しなければなりません。目新しいだけであっては利益のある商品を開発できないのです。
 この商品を眺めていて、そばにいた説明員に「この商品は売れないな」と言ったところ、説明員はカンカンになって怒っていました。それはそうでしょう。「これは売れるはずだ」、と確信して見本市に出品しているところに冷水を浴びせられたようなものなんですから。しかし、他人からの客観的な注意を冷静に聞きとめるだけの心のゆとりがなければ商売は成功しません。
2006年12月9日

Posted by hibi at 18:40 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●どうしてこんなに多くの企業が研究するのでしょうか。

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いつも思うのですが、マーケットを理解していないのでは。
他社が研究しているからといって、同じ商品を開発する必要はないのです。

 「中小企業総合展」の会場では同じような新商品が多数展示されてました。たとえば、風力発電装置で、私が発見しただけで4社ありました。この会場だけで4社も風力発電装置を開発しているのですか、全国には数十社以上もこのマーケットに参加している企業ガ存在しているのではないかと推測されます。
 しかし、こんなに風力発電装置が必要でしょうか。なるほど、風力発電では炭酸ガスを発生せず、公害の原因とならずにこれからの循環型社会にはピッタリの商品かもしれません。だが、百万円以上する装置を購入しても、せいぜい数百ワットの発電量しかありません。電気代で換算して投資金額を回収するには百年はかかるのではないでしょうか。そもそも、このような小型の風力発電を必要とするのは、絶海の孤島や送電線を架設できない山奥でしかありません。そのような地域は日本国内でも極く限られた場所となります。そんなに多くはありません。このように多くの企業が参入してもマーケットが狭いために売れないはずです。これから風力発電装置を開発して参入するのは考えた方がいいのではないでしょうか。
2006年12月9日

Posted by hibi at 18:33 | Comments [0] | Trackbacks [0]

●中小企業だけの見本市です。

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モノ造りに限定した中小企業の年一回のお祭りです。
これを見なけりゃ日本の中小企業が理解できません。

 皆様お待ちかね?の「中小企業総合展」です。これを見なければ全国の元気のある中小企業が判らない、と巷で言われている著名なものです。主催者は中小企業基盤整備機構であるため、補助金を使って盛大に開催されてます。いわば、中小企業庁、経済産業省が音頭をとった中小企業のための、年一回のお祭りといえるのではないでしょうか。
 出店者の制限は特になく、「中小企業・個人業」であればだれでも参加できます。極めて曖昧な出店者の資格なのですが、第一次産業と第三次産業の企業の出品はできません。主催者が工業、生産業を監督する中小企業庁、経済産業省であることから、「モノ造り」に主点を置いているからです。このため、他の中小企業を対象にした見本市と違って、生鮮野菜や食料品などの出品はなく、隙間商品の発表や観察にはピッタリと言えます。
 二段目の写真は会場内のブースですが、今回の出店者は420社を越えた大がかりなものであり、各社平等に同じ広さのブースが割り当てられています。日頃の見本市では、中央に大企業が出店した大きな区画が目立ち、壁の回りに中小企業のブースが並べられるというのではなく、広い会場を正確に碁盤の目のように細かく区分してありました。なるほど、役所が主催するとこんな風に区画していくのか、と関心しました。丁度、無機質のコンクリートの建物が規則正しく配置された、住宅供給公社のニュータウンの公団住宅を連想させられました。しかし、これだけの出店者のブースをくまなく見て歩くのは大変な作業でした。
 中小企業ばかりの出店なので、ユニークな商品や独創的な商品が出品されていて、見て回るだけでも楽しいものです。三段目の写真は木製の時計なんですが、これは完成品であり、組み立てキットを販売しているそうです。これから増える定年退職者の趣味のために開発した、とのこと。青森県の企業でした。
 三段目の写真は災害仮設住宅で、段ボールで組み立てるものであり、結構丈夫にできていました。モンゴルのパオのような構造で、防水段ボールを使っているので断熱性もあり、内部は結構広いものでした。今まで仮設住宅は数多く見てきましたが、このような完成度の高いものは有りませんでした。私としては、仮設住宅よりも、夏のキャンプ場での使い捨てテント、建築現場での仮事務所に使った方が面白いと思うのですが。
 四段目の写真はいつも見かける落第商品です。段ボール製の便所と便器です。災害時にこのような仮設便所を組み立てて使用すれば、被災者にとって便利だと考えたのでしょう。実際に災害があれば、被災地では便所が必要となりますが、空き地などに穴を掘ったり、川で用をたすのが現実的です。こんなヘナヘナの段ボールの便所なんて風が吹いたら飛んでいってしまいます。第一、便器の中に排泄した屎尿は、誰が何処に持っていって、どのように処理するのでしょうか。実際の災害になったら、見栄えがよいものよりも、処理が簡単な方法に頼らざるを得ないと思います。そろそろ、こんな使えそうにない商品の開発は止めたらどうでしょうか。
2006年12月9日

Posted by hibi at 18:27 | Comments [0] | Trackbacks [0]

2006年12月08日

●最先端の分析、合成機器の展示会でした。

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来場者は背広姿の人ばかりで、優秀そうな顔をしていました。
しかし、ニッチ商品は見当たらず、寂しいものでした。

 「全日本科学機器展」という見本市にでかけてきました。分析機器や試験機器がだけが展示されていて、「科学」というよりは「化学」と言った方が適切でないかと思うのですが。ここでは、大学、研究所、分析機関などの研究者が対象となっていて、来場者はみなさまお利口様のような男ばかりでした。どこかの大学の教授か、民間会社の研究室からこられた人ではないでしょうか。化学に関する機器であることから、石油関係、無機化学関係の試験器具が多いのですが、最近はバイオについての研究が盛んとなっていることから、バイオについての試験器具の出品も見かけられました。
 極めて特殊な業界と言え、出店者の多くは大企業が多く、技術的なレベルが高いと思われました。また、外国からの出店も多く、世界の最先端の分析機器の展示となっていました。なお、私は化学については全くの門外漢であるため、展示された商品についてはチンプンカンプンでした。というよりも、機器の用途、分析の能力が全く理解できないので、商品の面白さが理解できなかったというのが正しいでしょう。
2006年12月7日

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