2006年11月27日
●クリーニング業者だけの見本市です。






クリーニング業界も機械化の波にさらされています。
細かいところまで工夫された機械でした。
クリーニング業者だけを相手にした「クリーンライフビジョン」という見本市にでかけてきました。クリーニング業界では大変な戦国時代となっているようで、商店街で個人的に経営している小さな店は高齢化と跡継ぎ不在のために減少しています。その代わりに、クリーニングの取次店が街に増殖しています。取次店では契約した工場に洗濯物を渡し、工場で洗濯をしています。洗濯工場では機械化が進んでいて、大量の洗濯物を効率良く処理できる工夫がされています。どの工場でもパートを採用し、素人であってもマニュアルに沿って作業できるようになってます。こうした業界の背景から、この見本市では、どちらかと言えば工場向けの大がかりな設備機械が展示されてました。昔のように、アイロンとプレスだけでクリーニング店を開業できるような状況ではなくなったようです。
二段目と三段目の写真はワイシャツに半自動的にアイロンがけをする機械です。両側の袖口を固定し、ボタンを押すと蒸気が内部に送り、同時に袖口をプレスします。すると、袖口がプレスされ、本体と袖が瞬時に乾燥されます。1時間に数十枚のワイシャツをアイロンがけできるそうです。こんな方法でワイシャツを乾燥させていたとは知りませんでした。
四段目と五段目の写真は衣類を折り畳む機械です。ホテルにあるガウンや浴衣のような衣類をベルトに沿って送り込むと、後ろからは折り畳まれた衣類が出てきます。この間、30秒以内です。ホテルや旅館にある浴衣がこのようにして折り畳まれるのでしょう。
六段目の写真に注意して頂きたいのですが、ドライクリーニングの機械です。これらは全て中国製です。デザインなどにはまだ野暮ったいところがありますが、工場で使用するには何ら不便のない機能を持っています。ドラムを回転させてクリーニングするだけの機構なので、それ程高い技術は不用なのでしょう。機械の仕上げはイマイチなのですが、これからはこのような産業機械も中国製が参入してくるでしょう。
2006年11月27日
2006年11月26日
●中国からの安い家具の殴り込みです。

こんなに安くては日本製はかないません。
国内のメーカーは早急に対策を考えなければならないでしょう。
「東京国際家具見本市」に展示していたソファーセットです。後ろの価格にご注意下さい。一人用、二人用、三人用の3つで1組となったソファーの価格が220ドルなのです。この価格はFOBであり、東京港渡しの値段なのです。20フィートコンテナーでは、26セットを梱包できるそうです。つまり、誰でもこの価格で発注することができ、港まで取りにいけばこれ以上の金額にはなりません、ということになります。表面はビニールではなく、本物の牛革を使ったものです。この価格では国内の家具メーカーは太刀打ちできないでしょう。海外から安い家具が日本の市場に殴り込みをかけているのです。
この業者はオーストラリアに本社があり、中国の工場に製造を依頼しているのだそうです。デザインや大きさなどにまだ難点はありますが、これらの欠点も直ぐに解消されるでしょう。すると、日本の家庭のあちこちにはこのような中国製のソファーが陣取ることになることは目に見えてます。価格破壊は大変なものですが、逆に言えば、収入が低い家庭であってもそれなりの家具を揃えることができる時代になったのです。
2006年11月26日
●家具の見本市ですが、家具ばかりではありません。




日常使う商品なのですが、ここでは高級品が多いのです。
「東京国際家具見本市」にでかけてきまました。この見本市は家具が主体であり、特に机、椅子といった洋家具が大半です。といっても、ホームセンターなどで販売している安価な家具ではなく、デザイナーによるデザインの優れたものが主流です。スーパーや特売の家具はこのような見本市とは販売ルートが違っているようです。
二段目の写真は、銘木を販売する業者であり、数十万円もする一枚板が販売されていました。三段目の写真は襖を販売している業者で、各種のデザインの襖を販売していました。昔は街の建具屋が注文に応じて襖を製作していたのですが、現在は完成品をカタログ販売しているのです。四段目の写真は会場内の仮設のカフェテリアなんですが、机と椅子を注意してみて下さい。どれも木製の立派な商品ばかりです。いつもの見本市ではスチール製の安価な折り畳み椅子なのですが、この日だけはお得意の木工製品でした。多分、出店者から貸与してもらったものではないかと思うのですが、こんな洒落た配慮も楽しいものです。
2006年11月26日
2006年11月21日
●医療向けの特殊な見本市でした。



高度治療のための医療機器の見本市です。
しかし、このような医療機器のお世話にはなりたくないのですが。
「HOSPEX」という見本市で、医療福祉設備学会が学会発表するのに併設されたものであり、医療関係者が学会発表するのと平行して関連する最新医療機器を展示しているものです。来場者は、当然医者、病院関係者であり、医学の知識のない一般人にとってはチンプンカンプンの機械ばかりです。病院関係しか納入できない特殊な商品であることから、出店者の方も心得ていて、通常の見本市でありがちな説明員の呼び込みやパンフレットの配付などはありません。極めて紳士的であり、会場内は呼び込みの掛け声も無くて静かなものでした。
二段目の写真は最新のMRIの検査室を模して設置されたもので、患者をどのように検査させるかの作業を実物を使って説明してました。三段目の写真は、高度治療の手術室を再現したもので、器具が実際と同じように配置されてました。どの機械も医療器具というよりは、高度な精密機器という感じがして、最近の医学の進歩に驚かされました。
多分、この会場内では商談は行われず、出店者が医療関係者に機器の操作、機能を説明するだけに終わっているのではないかと思います。最新の医療機器の知識を伝えるのが先決で、数億円もするような医療機器であっては簡単には販売できるはずがないからでしょう。
2006年11月21日
●住宅を建設するための見本市です。




広い会場には仮の住宅がスケルトンで建てられたました。
住宅がどのようにして建設されるかが良くわかります。
「JAPN HOME & BUILDING SHOW 」という見本市に出掛けてきました。英語で表示していますが、要するに「住宅・建築関係見本市」という意味であり、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートを含めて人が住む建造物に関した業界の見本市です。主に、建物の躯体、構造体に関する業者が出店しており、内装や家具などの業者は別のインテリア関係の見本市に出店しています。このため、来場者は工務店、設計事務所に限られています。建築関係といっても大工さんだけが関心のあるものではないため、設計事務所で図面を描く女性も多く、結構若い女性も来場されてました。
住宅・建築に関するものであるため、商品そのものが大きくなり、会場内には実物大の住宅や建造物の見本が仮設されてました。すると、各出店者が使用するブースの面積も広くなり、通常の数倍の広さのブースを借り上げていました。会場内のあちこちには展示用の小屋が建てられているので、街角を歩いているような錯覚に陥ります。展示してある商品の殆どは、新技術、新工法で製作されており、これから新しく建築される住宅に採用されるものばかりです。従来技術の素材や工法であっては既に工務店に周知であるため、見本市に出店する必要はないからです。
二段目の写真は、屋根の下地に使う新商品の展示で、ほぼ実物大の屋根が見本として組み立てられていました。二段目の写真は、壁の外壁に使う新素材であり、半分だけ塗りおえた状態が展示されてました。三段目の写真は、内壁に塗る新素材の実演であり、佐官屋さんと同じような作業をしてました。
2006年11月21日
2006年11月18日
●老人だって周りの目が気になるんです。


老人にも人格があるんです。
恥ずかしくなるような商品は使いたがらないはずです。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。歩行補助車(車椅子ではない)に簡易便器を付けたものです。筋肉の弱ってきた老人がこの車を押しながら歩行し、疲れたら椅子に腰掛けて休むことができます。便意をもよおしたなら座席を持ち上げて、ビニール袋を入れた簡易便器を露出させて用を足します。要するに、今まで介護用品として知られている、歩行補助車と便器付き椅子を組み合わせたような商品です。この会社の社長の老母が要介護者で、おむつをするのは嫌がるが、外出をしたい、という要望に答えて製作したものなんだそうです。外出先の何処ででも用便をすることができ、おむつをしなくても済むことになります。
だが、このような商品を利用する老人はいるでしょうか。衆人の視線がある外出先の道端や町中で、排泄するような老人はいないでしょう。一応は、補助車の周りを遮蔽するようにカバーが用意されていますが、老人であっても町中での用便は嫌なものでしょう。使う老人の心理を考えていない商品ではないかと思います。また、排泄物を投入したビニール袋はどのようにして持ち運ぶのでしょうか。まさか、道端のバケツに捨ててくるようなことはしないかと思いますが、自宅まで持ちかえってくるのでしょうか。介護する人の労力までも配慮していないと思われます。
2006年11月18日
●これでジャンプが高くなるでしょうか。

日本人の発想では商品化できないものです。
とにかく、形にしてしまうところが凄いのでしょうか。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。スニーカーにバネを取り付けて、ジャンプしながら歩くと筋肉を増強させることができる商品なんだそうです。漫画などにはよく見られる靴なんですが、実際にこのように商品化する人がいるのは驚きです。どうも韓国製のようですが、韓国ではこのようなユニークというか突拍子もない商品が出てくるようです。私の憶測では、韓国国内向けに開発したのではなく、米国などに輸出するために製品化したのではないでしょうか。
なお、このような靴に似た商品は随分前に見たことがあります。
2006年11月18日
●中途半端な機能のステッキでした。

便利そうなんですが、実際には不便ではないでしょうか。
「東京ビジネスサミット」の会場で見つけた新商品です。ステッキなのですが、握りの中にあるレバーを引くと4本の棒がタコ足のように広がり、ステッキを安定化させるのだそうです。通常はステッキとして使い、老人が疲れたときには棒を広げて多点杖となるものです。二つの利用方法があるため外出には便利になりそうです。
しかし、このステッキは売れないでしょう。全体が重いのです。中心の棒にはレバーと連動したロッドが仕込んであるため、約700グラム以上あります。ステッキとしては重くなり、持ち運びに不便となるはずです。一石二鳥を狙ったアイデアなのですが、ステッキでもなく、多点杖でもなく中途半端な商品となってしましました。
このステッキを見た私が説明員に「これは売れないよ」と返事をすると、説明員はカンカンになって怒り始めました。試作品が出来たので、始めて一般に披露する見本市で売れないといわれたのですから怒るのは当然でしょう。今まで研究してきた新商品を発表し、これから全国に大きく販売できるはず、と夢を持っていたところに冷水をかけられたようなものですから。
しかし、新商品の欠点を早い内に指摘されるか気が付いて、マーケットでは需要が無いと判断したら早期に撤退することも重要です。売れ行きが悪いと感じながらも、あまりに自分のアイデアに惚れ込んで深入りすると大きな傷になってしまいます。実際、新商品の開発にのめり込み、投資を続けたために会社そのものが解散してしまった実例が沢山あります。商品開発もいいのですが、諦めて撤退するのも重要なことです。
2006年11月18日
●東京ビジネスサミットに行ってきました。その3。


会場には面白い工夫がしてありました。
他の見本市では見かけなかったものでした。
「東京ビジネスサミット」の会場では面白い仕掛けがありました。一段目の写真は出店者のブースの見学マニュアルです。この会場には750社の出店があり、しかも出店者のブースは通常のブース(3×3メートル)に比べて狭い(2×2メートル)であるため、目的とするブースを見つけにくいのが欠点です。通路も少し狭いため、見通しができにくく、なおさら見にくくなってます。丁度、上野のアメ横のような雰囲気であり、どこに何があるか判らないが、変わった物を見つけ出す面白さはあります。しかし、短時間で希望するような商品、企業を見つけて商談するには不便です。このため、今回は目的別、業務別の攻略マニュアルを作成し、来場者が素早く目的とするブースに到着できるようなサービスをしていました。すなわち、来場者の業務に合わせて関連すると思われるブースを集め、それらを目立つように編集した案内図を提供していました。全てのブースを記載した案内図は細かすぎるが、この攻略マニュアルの案内図であれば必要とするブースだけをピックアップできることになります。短時間で来場者と関連があるブースだけを見学できるのですが、同業者が同じパターンで各出店者のブースを廻ることになります。すると、来場者は皆同じ情報を入手することになって、マンネリになるのかと危惧しました。
二段目の写真は、大学の学生食堂ではありません。会場の一部に設営された模擬店です。或る飲食業のフランチャイズ本部が設営したもので、自社の加盟店が展開してる食堂をそのまま営業したものです。価格は街中で営業している店舗のものと同じであるため、ビッグサイトにある既存のレストランよりも遙に安いものでした。私は試食してみなかったのですが、来場者であふれた盛況でした。「高くてまずい」と悪評判の高い東京ビッグサイトにあるレストランに対抗して、こんな息抜きができる空間を設けて欲しいものです。
2006年11月17日
●東京ビジネスサミットに行ってきました。その2。




地方からの出店者なので食品関連のブースが多いのです。
東京では知名度が低いので、これから頑張って下さい。。
「東京ビジネスサミット」では、出店者が中小企業・個人事業者であることから種々雑多な業界から出店されてます。以前は、マルチまがいの怪しげな会社や、内容のよく判らない商品を出品する会社もありましたが、昨今では淘汰されてきて、まとも?な企業からの出店となりました。まとも?というのは語弊がありますが、地方で製造している商品であって全国に通用する商品を出品する出店者のことです。言い換えれば、隠れた地方の名産というところでしょうか。生産量が少なかったり、知名度が低くて今までは東京でも売られていなかったような商品が多くなってきました。これはいい傾向でしょう。
出店者のブースを見てみますと、地方の企業であることから生鮮野菜、精肉類、加工食品が多く目立ちます。一段目の写真は地元の特産の清酒を並べているブースで、二段目の写真は鹿児島で生産される食品を展示しているブースです。出店者の7割程度がこのような食品、調味品に関連した商品を展示していたような気がします。しかし、これからは国産の安全な食品が選ばれるため、全国から各種の食品が出店されてもいいのではないでしょうか。
そんな中で、三段目の写真は便秘に効く健康食品を販売している会社のブースです。壁一面にウンコの図柄が貼られていて、来場者に強烈な印象を与えていました。しかし、販売してる商品は極めて真面目なものです。四段目の写真は、地方の霊能者による占いをするブースです。その地方では著名な霊能者とのことで、これから東京に進出されるのでしょうか。なお、霊能者がブースに出店するのは、私は今回始めて拝見しました。
2006年11月17日
2006年11月17日
●東京ビジネスサミットに行ってきました。その1。






出店者も来場者も中小企業主の見本市です。
昨年に比べて出店者が多くなったようです。
ベンチャー・リンクというコンサルタント会社が運営する「東京ビジネスサミット」にでかけました。この見本市は「中小企業・個人事業者」が出店者の対象となっており、街の無名の小さな会社のみが出店できることが特色となっています。別に、大企業がこの見本市に出店しても構わないのですが、来場者が同じような中小企業・個人事業者ばかりであるので出店するメリットは無さそうです。この「東京ビジネスサミット」のように中小企業という枠で出店者をくくっている、似たような性格の見本市には「中小企業総合展(11月29日に東京ビッグサイトで開催)」があります。このため、「東京ビジネスサミット」は民間主催であり、「中小企業総合展」は官庁主催ということになります。
同じ中小企業を出店者対象としているのですが、両者の性格は全く違っています。「中小企業総合展」の主催者は経済産業省傘下の中小企業基盤整備機構であるため、第2次産業の中小企業が出店者の対象となっていて、出品物は工場で生産されるような加工品、量産品、新規企画商品などに限定されてます。いわば、中小企業の新製品のショールームといった感じとなります。これに対して、「東京ビジネスサミット」での出店者はどんな職種、業務でも構わず、中小企業同士の交流と商談の場という性格があり、出品物は第一次産業に関した食品、食品加工品が多いのが特徴となっています。2つの見本市では性格が大きく違っているので、中小企業を出店者の対象としていてもそのエリアは全く異なっています。
この見本市の出店者は、大きく分けて次の3種類に分かれます。
①中小企業が単独で出店する(通常の見本市と同じ)
②金融機関により地域の企業がグループで出店する。
③加盟店・代理店を募集する企業が出店する。
①と③はどの見本市にもある典型的なスタイルですが、来場者が中小企業主、個人事業主ということからそれに対応する内容の商品・サービスを提供する企業が出店していました。特色のあるのは②のグループ参加の出店であり、地方の信金、地銀が音頭をとって、その地域にある元気な中小企業を選んで出店させてました。つまり、金融機関がベンチャーリンク社からまとまった広さの床を一括して借りて、その床を分割して地元企業に又貸しするようにして出店させているのです。つまり、会場の特定のエリアには地方の金融機関の関連するブースだけが並んで出店している光景となり、その地方の特色のある産物、商品を一度に陳列することができるのです。
現在、どの地方の金融機関でも融資先などの地元中小企業を集めたビジネスクラブを運営しています。クラブの会員の中で、全国に販路を広げたいと考えている元気のある中小企業を出店させています。各会員が払うブース代はどの程度のものかは、それぞれのクラブの方針なので千差万別ですが、通常の見本市での出店料金に比べて遙に安価なようです。このため、日頃は東京では見かけないような地方の小さな企業が出店していて、会場は熱気に溢れていました。
各金融機関グループでの出店しているエリアでは、それぞれ特色を出そうとブースの付近の装飾に工夫を凝らしていました。二段目の写真は富山銀行などの北陸街道、三段目の写真は山梨中央銀行の風林火山ロード、四段目の写真は第四銀行などのにいがたゾーン、五段目の写真は静岡銀行などの静岡夢街道、六段目の写真は倉敷信金などのふるさと山陰街道です。
この東京ビジネスサミットは、今年で20回目となったのですが、毎年参加企業が増えているようです。今年の参加企業は750社となっていて、一日では全てのブースを見ることは難しいようです。
2006年11月17日