2006年07月24日
●ファッションの見本市に出かけてきました。




現金を持っていけば誰でもブティックが開業できます。
量販店にはないものが沢山ありました。
世界の衣料メーカーが出店する「ファッション・フェア」に出掛けてきました。この見本市は「ファッション」に関する全ての企業が進出したもので、特に固定したしばりはありません。つまり、身にまとう商品に関するものなら何でも出店することができるもので、衣料だけに限定されたものではありません。このため、会場には毛皮、ブーツ、バッグ、下着、小物、傘など何でもアリなのです。女性が外出する時につかわれる商品の全てが並んでました。
この見本市では、どちらかといえば大量生産には向かない企画物のファッションがメインになってました。個性的なデザインのものが多くあり、量販店では見かけられないような商品が目につきます。この会場にくれば、ブティックや個人商店に必要なファッション製品が全て揃います。会場には地方から来場したブティックや個人経営の衣料品店の経営者が多数みかけられました。そうです、軍資金を持ってここに来て、スーパーやデパートには無いファッションを買いつけなければ地方の個人衣料品店は生き残っていけないのです。皆様、一生懸命商談していました。
一段目の写真はフランスからきた衣料品のメーカーです。デザイナーが経営者で、ブースで商談していることもあり、多品種少量生産の衣料品を販売していました。
二段目の写真は手袋だけのブースで、ありとあらゆる種類の手袋が展示されてました。個性的なデザインのものが多いようです。
三段目の写真はバッグ専門の業者で、主にジーンズ地のバッグを扱ってました。生産はタイ国ですが、デザインを送って現地で生産させているようです。
四段目の写真はオカマやホストではありません。新デザインの下着を販売しようと意気込んでいるメーカーです。下着を着けて立っているのはその会社の営業部員だそうです。奇抜な展示なので皆様驚かされますが、これって労働基準法違反ではないでしょうか。しかし、本人もなんだか楽しそうに裸で立ってました。
2006年7月24日
●茨城県による大商談会です。




茨城県の県庁が音頭をとって開催しました。
地方から東京に向かうのが現在の見本市の潮流です。
茨城県が主催した「いばらぎ産業大県フェア」です。協賛は、地元金融機関、中小企業育成公社、公共団体などが多数であり、地方公共団体の主催としては大がかりな見本市でした。茨城県にある企業(大から中小零細まで含めて)が参加でき、東京で大きな商談を期待して出店していました。茨城県の地域の産業が沈滞したので、全国に地元企業の技術力や特色を発信しようとするものでしょう。なお、茨城県が東京に進出した他の理由には、県内に規模の大きな展示会場が無いこともあります。しかし、このように東京に打って出るのはいいことです。茨城県は今年が始めての開催ですが、これから毎年恒例になるでしょう。
会場内は多数の企業を出店させるために、ブースを細かくしてあり、通常の半分の面積でした。しかし、商談にはこれだけの広さがあれば十分です。まずは東京で出店してみて、来場者の反応を見ることが大切です。
三段目の写真は工業団地の売り込みでした。茨城県では、公社が各地に工業団地を造成し、企業を誘致しているのですが今のご時世では中々進出しておりません。県庁が主催するのですがから、当然のように県が造成した工業団地の売り込みも一生懸命でした。なお、このブースは入口正面に設けられていて、いやでも目につくものでした。
四段目の写真はビジネスマッチングの会場です。会場に待機している茨城県の企業に対し、商談をしたい来場者が打ち合わせする場を設けたものです。一回の商談は15分程度で、来場者が順次交代して面談してました。民間の見本市ではこのような商談の場は設けられていないのが通例で、やっぱり公共団体が主催したためにこのような面談会場を開設したのでしょうか。
2006年7月23日
2006年07月23日
●通学にも防衛を考えなければならなくなったようです。


子供の誘拐や殺人が多発しています。
日本も外国と同じように自分の身は自分で護ることになりそうです。
「自治体総合フェア」でみかけた子供用の防護チョッキです。上段の写真は着衣したとこに状態で、それほど違和感のないチョッキです。しかし、下段の写真から判るように、表地の下には特殊繊維で織られた防御のための胸当てが隠されています。この胸当てではナイフでも貫通できない強度があり、既に公安、警備関係には使用されている素材と同じものだそうです。
似たような商品はすでに数社あるようで、輸入品も見かけられるようになってきました。世の中が物騒になり、子供であっても危害が加えられる可能性があるようになりました。通学や外出する時にはこのような防護チョッキを着用しなければならない時代になってきたのでしょうか。
2006年7月23日
2006年07月20日
●人間は同じようなアイデアを考えるのでしょうか。


不便を感じると人間は同じような商品を開発するようです。
しかし、これは売りにくいでしょう。
7月に、東京ビッグサイトで「自治体総合フェア」と「モダンホシピタルショウ」という異なった見本市が同時に開催されてました。2つの見本市には偶然ですが、異なった企業から似たような商品が出品されていました。それは二枚折りのドアーで、上段の写真は自治体総合フェアに出品されていた鉄板製の外ドアーであり、下段の写真はモダンホシピタルショウに出品されていた木製の室内用ドアーです。
何れのドアーもその目的は車椅子でも出入りが自由にできるように開口部を広くできるように考案されたものです。つまり、アコーデオン式のカーテンではなく、厚いドアーで同じような開口部を広くする効果を狙ったものです。従って、用途としては車椅子を使用する障害者の家庭や病院、介護施設などに限定されるものです。
これらのドアーは全く別々の企業から発案されたものですが、用途や狙いは同じものです。社会が必要としている商品であることから、異なった人から発案されたものです。同じ時期に同じようなアイデアが発案される一つの事例です。
これらの商品としては決して悪いものではありませんが、販売先が限定されることから売り難い商品でしょう。また、生産量が少ないことから単価が高くなる欠点があります。開発された方はこれから苦労されるでしょうが、販売先を開拓するために頑張って下さい。
2006年7月20日
2006年07月19日
●いつも見かける売れない新商品


防災関係の見本市には毎年のように見かけます。
開発した人は見本市で他社が出品しているのを研究しなかったのでしょうか。
7月に、東京ビッグサイトで「自治体総合フェア」と「モダンホシピタルショウ」という異なった見本市が同時に開催されてました。2つの見本市に全く同じ商品が展示されていました。それは段ボールで作られた「簡易便器」で、災害などの非常時に組み立てて使用するものです。段ボールを折り曲げて立体形に組み立て、内部にビニール袋を入れ、上面に便座となる段ボール板を被せるものです。何れの出展者も「オリジナルの新製品で、これから大々的な販売をしていきます」と力説していた。
しかし、このような簡易便器は、毎年のようにあちこちの中小企業から防災用品として開発されているもので珍しいものでもなく、有効性のある商品ではありません。全く失敗の商品開発と言えます。どうしてこのような商品が毎年のように出品され、消えていくのでしょうか。それは、開発する人(会社)の勝手な思い込みが大きいからです。
まず、このような防災商品を買ってくれる人はいません。便利そうなのですがいざ災害の時までにどこにしまっておくのでしょうか。ビニール袋に投入した屎尿は誰が、どのようにして処理するのでしょうか。一見すると有用な商品と思うのですが、よくよく考えてみると不思議な商品です。実際に災害が発生したらこんな玩具のような便器では使い物になりません。阪神大震災のときは下水が詰まってしまい、町のあちこちに野糞の山ができていたそうです。もし、このような商品を購入してくれるとしたら、地方自治体の防災関係部門でしょうが、そこでも一回購入したら二度と新規に購入してくれません。
このような大外れのアイデア倒れの商品が、毎年のようにどこかの中小企業から発表されるのは、思いつきで開発されるからでしょう。また、段ボールを加工するだけのため、開発費用が安価であることです。簡単に手が出せるため毎年のように防災商品フェアに出展されることになるようです。
なお、上段の写真は70歳位のおばちゃんが商品化したもので、私が「こんな商品は売れないから止めた方がいいよ」と忠告したところ、大変激怒してました。開発した側からすればこれで大設けできると力んでいるのでしょう。
繰り返して言います。『こんな商品は絶対に売れません』
2006年7月19日
2006年07月10日
●文具紙製品展ではアナログですが根強い人気があります。②
文具紙製品展では面白い商品が多いのです。
アナログ商品であることからの特徴でしょう。






文具・紙展では色々な商品が展示されてます。
一段目の写真はハシコーポレーションが販売しているエンゲルスという硬貨計数器です。橋社長はコンビニ・ストアーを経営していたのですが、硬貨を勘定するのが面倒なため、二段目にあるような計数器を開発しました。カマボコのような溝に硬貨を入れ、その長さで金額を計数できるものです。今はどこの商店でもお目に掛かることができ、ヒットした商品です。なお、写真に写っている橋社長は、歌手の橋幸夫の甥っ子になります。
今回見てきた商品のうちで面白かったのは、三段目、四段目にある注文タオルです。インターネットで図柄を送ると、特製の織り機によりその図柄を織り上げたタオルを製造してくれる会社です。これはタオルにインクで図柄を染めたのではなく、ジャガード織りにより図柄を起毛させているので、洗濯しても図柄が染落ちることはありません。贈答品には面白い商品となりそうです。
次いで面白かった商品は、五段目と六段目にあるクッション入り段ボール箱です。段ボール箱の中に細かい紙片を枝のように収めておき、壊れては困るような商品をこの細かい紙片によって保護しようとするものです。使い捨てでありますが、全て紙製品なので廃棄が簡単になります。今年からの新製品だそうですが、これからが楽しみとなりそうな商品です。
2006年7月10日
●文具紙製品展ではアナログですが根強い人気があります。①
毎度の文具紙製品展ですが、大きくもならず、小さくもなりません。
コンピューター化社会になっても文具は会社の必需品でしょう。



オフィス用品の見本市である、文具・紙展に出掛けてきました。今年は、オフィスの情報漏洩防止のためのオフィスセキュリティ展とオフィスで使用する機械のオフィス機器展が併設されてました。最近では企業から名簿などの情報漏洩事件が何度も報道されています。このため、パソコンなどを利用した入場者制限やファイル管理などの機器が多数出品されてました。ノートやボールペンなどの消耗品を含むオフィス用品や機器は会社があるかぎり必需品で、文具・紙展では毎度のように展示されてます。これからコンピューター社会になっても無くなることはないでしょう。この見本市の規模は毎年変わらず、それだけ根強い需要があるからではないでしょうか。
出品物で面白かったのは二段目、三段目の写真にある重要書類の処理装置です。重要書類はシュレッダーで切断しますが、その後の紙屑の処理が大変です。シュレッダーで切断した後の紙屑は嵩が張り、大きな容積となります。この機械はシュレッダーと圧縮機を一体化させたもので、重要書類を投入するとシュレッダーで細かく切断され、次いで圧縮機で押しつぶされて円筒形のペレットに加工します。ペレットは三段目の写真にあるように、ウンチのように出てきます。この形であれば容積が小さくなり、廃棄するのが簡単になります。なお、このペレットはそのまま焼却できるので、ストーブなどで燃やすことができるそうです。
2006年7月10日
●文化を伝えるブックフェアなのですが。 ②
掘り出し物があるかもしれません。最終日は一般人も入場できるので、出かけられるのもよいかもしれません。



あまり知られていませんが、ブックフェアの楽しみに本の安売りがあります。会場内では定価の二割引き、三割引きで書籍が売られています。これを目当てに出掛ける人も多いようです。日本では定価販売が強制されていますが、外国では人気の無い書籍は割引で販売するのは常識となっています。国内でも、町の書店で割引販売すればもっと売れるのではないでしょうか。ただし、私の執筆した書籍は割引では売りませんが。
今年のブックフェアの特色として、英語教材の出店が増えたことです。文部科学省が来年から小学校から英語教育を始めることを決めたため、これを勝機と考えた出版社が多いからです。ありとあらゆる英語教材が展示されていました。しかし、小学生から英語を教える必要があるのでしょうか。英語が話せない私にとっては大きな疑問です。
二段目、三段目の写真はそのような出版社の一つです。母体は英会話学校らしいのですが、今回は紙芝居を教材として出品していました。小太りの外人がその作者です。日本古来の紙芝居に外国の物語を入れ、これで小学生にも馴染みやすく英単語を解説するのだそうです。なかなかユニークなアイデアですが果して成果があるでしょうか。
その内に、食い詰めた外人が小学校の前で英語の紙芝居をすることになるかもしれません。昔のように自転車の荷台に紙芝居道具を乗せ、飴を売りながら「Listen to me,long long ago ・・・」などと説明する日も近いかもしれません。
2006年7月9日
●文化を伝えるブックフェアなのですが。 ①
書籍、雑誌の見本市であるブックフェアは年々下火になってきたようです。



出版社、印刷会社、編集プロダクションが出店するのが「ブックフェア」なのですが、最近の活字離れにより書籍、雑誌の売れ行きが年々減少しています。このため、この見本市も年々規模と出店数が減少しています。10年程前に、幕張メッセで開催したときは盛大なもので、幕張メッセの施設をぶち抜きで借り上げていました。その頃は出版社も勢いがあったのでしょう。大小の出版社、編集プロダクションがそれぞれ趣向を凝らしたブースを設置していました。それに比べると、今年の会場は昨年の半分程度、幕張メッセで開催した時の五分の一程度でした。こうなると日本の出版文化、いや、将来の日本の知識産業が衰退してしまうのではないか、と少なからず心配してしまいます。
そんな中で、「農漁山村文化協会」のブースは人目を引くほど広いブースを借り上げていました。この出版社は食品、料理などが得意な出版社であり、昨今の食育ブームにあやかって多数の商品を展示していました。そのブースの角でゴザを敷いて何やら手作業をしている叔母さんがいました。これは各地にある昔ながらの手作りの玩具の実演でした。こんな演出も面白いものではないでしょうか。
2006年7月9日
2006年07月02日
●ニッチ企業についての論文。
私の著書を引用した論文が増えてきました。
ありがたいことなのですが、それよりも実地の調査をお願いします。
拙著「下請けやめてニッチをめざせ」は発売以来4年を経過しましたが、今もポツポツと売れています。現在四刷で、年内には五刷を目指しています。ニッチ企業をまとめて特集した書籍はどうも存在しないようで、ニッチ企業について書かれた資料・書籍には必ずと言っていいほど拙著が引用されております。零細企業であっても市場を独占できるのは隙間商品である、という私の理論が世間で認知されてきたようで、有り難いことです。
最近発見した論文に、「中小企業のビジネスモデル策定に関する調査研究」があります。この論文は東洋学園大学の4人に教官による共同研究で、下請け企業から独立型商品供給企業への変換を図った企業の研究です。論文の前半には私の著作の要旨をまとめてあり、ニッチ企業の特徴などが掲載されてます。また、アンケート分析による下請け脱皮型企業の特徴などが解析されており、企業の動向が判りやすく解説してあります。
http://www.tyg.jp/tgu/school_guidance/bulletin/K14/images/kyoudou.pdf
大変良く研究されているのですが、注意深く読んでみると大学の研究者らしく研究室の机の上での学問なのです。複数の資料を集め、それらを比較したり分解したりして組み立ててあるのです。実際に市場に出向いて調査したり、聴き取り調査したものではありません。私が一冊の単行本をまとめるために、三年間あちこちの企業に出向き、経営者から聴き取りを行ってきました。取材費は限られていたため、飲まず食わずの取材旅行であり、悲惨なものでした。血の滲むような取材の結果をまとめてできたのがこの本なのです。
しかし、大学の研究では現地調査や技術調査も行わず、他人の論文を切り貼りしたようなまとめ方でした。「まとめ方にも努力がある」、と言えばそれまでなのですが、これでは論文を読んでいても深みも面白さもありません。研究者の方に言いたい。他人が汗を流して努力した書籍をそのまま集めるだけの論文はお止めになって下さい。そんな論文が沢山できても中小零細企業の繁栄にはなりません。
2006年5月12日